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2017.4.30★ブロマガ短編連載の小説「プール開きで」を配信しました。「プール開きで」のプレビュー版は5月5日こどもの日にこのブログで更新します。
2017.4.25★ブロマガ長編連載の小説「男子VS女子」の新章を配信しました。
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『輪投げされちゃってバカにされる』後編2017-05-06(Sat)

 黄色の輪っかがひゅんと勢い良く飛んできた。
 輪っかは縦に回転しておちんちんに上手く嵌まらなかった。勢いがついて輪の外側が凶器となり、僕の包み込まれた亀頭にぺんっと当たったのだった。

「いっ…」
 輪っかは床にカラカラッと落ちた。
 亀頭を指でおはじきされたような痛みが走った。内股になり腰を引いてしまう。僕の肉棒は無様にゆらゆらゆらーんと揺れていた。

「あー。くっそー。入らんかった!」
「きゃはは」
 彼女たちはそれでも笑った。おちんちんに輪っかが当たったのがおもしろかったのだろう。
 刺激されたのが原因なのか尿道口からじわとガマン汁が溢れ出てくるのだった。

「あっコイツ、ガマン汁垂らしてる!」
「興奮しすぎじゃね」
「も一回やらして! 次は入れるから」
 赤い輪っかを持った絵里花が真正面に立つ。
「駄目だよ。次は私ね!」
 机から降りた雪流が絵里花の輪っかを取り上げる。短いスカートがめくれてパンツが見えそうだ。僕は目を血走らせて注目した。
 うつむき加減の僕の顔が少し上がる。雪流の白い太ももから目が離せなくなってしまった。

「いやっ なんか足見てるっ こわっ!」
「雪流、外すなよっ」
「でもうまく入れると興奮しちゃうよコイツ。ほら見てっ 先っちょから汁がいっぱい。床が汚れてっし!」
「おかしいよね? おちんちんで遊ばれたら男子のプライドってズタズタなんじゃない? こんなに興奮して悦んじゃうなら罰にならないよー」
「いやでも泣いてるじゃん。悔しいみたいだぜ?」
「そんなことないよっ 嬉し泣きだよきっと。あんなにおちんちん反り返ってるし、ガマン汁もだらだら垂れ流しなんだもん。嫌だったら小さくすればいいんだからね」
 三人娘は言いたい放題だ。

「写メ撮ってやったら恥ずかしいんじゃね?」
「あイイね。みんなにも見せてやろ」
「じゃ、あたしムービー撮るわ」

 雪流が構える。隣で絵里花が動画モードで撮影し始めた。ブルマ姿の綾乃が僕の周りでカシャリン♪カシャリン♪と写真に収める。

「とりゃっ」
 雪流が輪っかを投げると、勢い余ったそれは僕の顔に向かってきた。鼻先にコツンと当たって落下する。
 しかし奇跡的にスポンと肉棒に嵌った。

「やっりー♪ 入ったー♪」
 バンザイして飛び上がる雪流。

「着替えを覗こうとしたやつの末路な。この包茎チビッ」
 吐き捨てるように絵里花がムービーを回し続ける。

「きゃはっ おちんちんを輪投げの棒にされて、泣いて悦んでまーす。ボク変態でーす」
 綾乃が解説を加える。ムービーを見る女子に向けてのナレーションだろう。

 挿れる膣もないのに、女子の前でみっともなくガチガチに勃起した肉棒だ。情けない音を立てながら輪っかが嵌ったのだ。根本にオレンジと赤の輪っかが下げられ、その間抜けな姿はしっかりと記録されるのだった。
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『輪投げされちゃってバカにされる』前編2017-04-29(Sat)

「いくよー」
 ひゅんと小さな輪っかが飛んでくる。レクリエーションゲームで使っていた備品の輪っかだ。本来は輪投げをして遊ぶものである。
 それをこいつらは間違った遊び方をしていた。

 僕は全裸でおちんちんをギンギンに勃たせている状態だった。見事に反り返って牡鹿の角のように立派なおちんちんだよ。
 その硬く屹立した男のシンボルを、3人の女子たちは鼻で笑っていた。

 全裸の僕に対して絵里花と雪流はセーラー服姿。綾乃は体操服姿だ。紺色ブルマの女子が僕の真正面に立っていた。
 綾乃が小さな輪っかを投げたのだ。弧を描いて、すぽんと勃起した肉棒に嵌まり込んだ。
 かららんと輪っかは肉棒の周囲を回って根本へと落ちていく。ちょうどフラフープで遊ぶ女の子のような感じだった。

「きゃははっ 入ったー!」
「やるな綾乃っ」
「うまいっ あははっ」

 女子たちは手を叩いて輪投げが成功したことを喜んだ。
 僕のおちんちんは女子にバカにされているにも関わらず勃起したままだ。日常的な恰好の女子に対して僕は生まれたままの姿。すっぽんぽんという恥ずかしい恰好。靴下と上履きだけを身につけることが許されていた。
 ガッチガチに勃起した肉棒にはオレンジ色のおもちゃっぽい輪っかが下げられている。

「きゃはっ 間抜けだねー。女子の前でちんこ勃たせて輪投げされちゃって!」
 綾乃がぴょんと飛び上がって喜んでいた。
「首飾りみたいだなっ てゆーか、ちんこ飾りっ ひひっ」
 上着のポケットに手を突っ込んだ絵里花が小さく笑う。

「くっそ…」
「なに? 言いたいことあるの? 嫌なら勃起してないで萎ませたらいいでしょ!」
 雪流が机の上に座ったまま足をパタパタさせて、可愛らしい顔をニヤニヤと歪めた。

「そうそう! ホントは遊んでもらえて嬉しいんだよね? 変態ちんぽくん?」
 綾乃が僕を下から覗き込むようにして聞いた。
「だってそんなにカチンカチンに反り返らせるなんて、好きでやってるに違いないよ」
「綾乃と雪流の言う通りだ。自ら進んで大っきしてんだからよ!」
 フッと鼻で笑う絵里花。

 僕が生きた人間であることを除けば、彼女たちは単純に輪投げを楽しむ若い女の子たちだ。こんなことが許されるだろうか。
 男としては許せるはずもない。
 おちんちんは男の子のプライドの代名詞なのだ。強い男性を象徴するものであって、女子たちはうっとりと挿れてほしそうな表情をするのが流儀である。

 それをこの同級生のバカ女子どもはおもちゃ扱いだ。
 悔しくて情けなくて堪らない。
 僕は気をつけをしたまま少しだけ腰を引いた状態で涙を堪えた。

「次はあたしな。そらっ」
 普段は見せない笑顔を絵里花は垣間見せてくる。笑うとけっこう可愛いんだなと思う。
 色気づきやがって。
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帰り道で(1)2015-08-16(Sun)

「こらっ 何 読んでるんだ?」
 本屋で立ち読みしていた僕の背後から、ぬっと手が伸びてきた。
 あからさまな先生口調だったので心臓が どっきんと跳ね上がる。

「あっ…」
 焦る。
 この場所は誰にもバレることはないと思っていた。家や学校からは随分と離れた本屋だし、僕と帰り道が被っている知人はいなかった筈だ。だからこそ 意を決して実行に移したのだ。

「うわ。神木ぃ、こんなの読んでたん?」
 吉井 美空(みそら)が僕から取り上げた本を ぱらぱらと眺める。二つに分けたお下げ髪で理知的なメガネの優等生。僕のクラスメイトで、そして特別な存在でもある。
「あ、ちょ、ちょっと返してっ」
 手を伸ばして取り返そうとする

「返してってあんたのもんじゃないでしょ? お店のものよ」
 美空は僕の手から逃れて身をかわす。

「どれ どれ 見せて 見せて」
 新たな影が割って入って来た。
 戸田 なつ。始めに先生の口真似をしていた少女だ。着崩した制服、ほのかにブラウンに染めた髪。前髪を切りそろえていて、ぱっつんで艶やかな髪質が特徴的だ。キューティクルで天使の輪っかが見える。こっちはタダの僕のクラスメイトだ。

「これはいけませんよ〜。どう思いますか、なつサン?」
「アウトー。神木あうとー。完全にアウト。これは先生に報告しないといけませんね!」

「ちょ、やめて。返して」
「返してって、だから まだ買ってないんでしょ?」
「じゃあこれはまだ神木のものじゃないじゃーん」

「でも買うつもりだったんだ?」
「やだー こんなエッチな本を?」
「ぁゎ…」
 からかう口調で二人は僕を問いつめる。
 そう、少しだけ肌の露出の多いだけの、健全な普通の本を買おうとしていただけだ。だけど誰にも知られたくなかったから警戒していたのに。どうしてこの二人はこんなところに居るんだ?

 僕はどちらとも親しくもない関係だ。というかクラスの女子たちからは暗いやつと僕は思われている。女子の友達なんていない。というかズケズケと「くらーい」などとみんなから言われてからかわれるだけの存在だ。

「いや…あの…じゃ、さよなら」
 もはや作戦失敗な状況で長居することはない。僕は逃げるようにその場を後にした。が、首根っこを掴まれた。
「ぐっ」
「どこいくの?」
「買えばいいじゃん」
「後ろで見ててあげるから」
「い、いや、いいよ。気が変わったし…」
「ふーん。なつー、女子みんなにメール回そうか」
「うん。そうしよー」
「神木がエロ本 買おうとしてたよーってメールするね」
「い? いやだ。やめろよっ」

「えぇ〜? どうしようかな〜?」
 ちょっと意地悪な笑みで僕をからかう美空。

「この本 見て何しようとしていたのかな〜?」
「ぇっ…」
 僕は言葉に詰まる。美空も次の言葉に迷っている様子。
 なつは直接的な言及はしないものの、間接的に踏み込んでくる。

 そんなの決まってるじゃないか、健全な男子がこの本を使ってやることなんて。


 寄り道はしてはいけないというのは校則にある通りだが、そんなの誰もちゃんと守っちゃいない。だけど買い食いや服などの買い物なんかは誰も大手を振ってしない雰囲気だった。田舎町によくある光景で、表面上だけルールを守っている感じだ。
 それを学友に咎められるなんて夢にも思わない。
 みんなだって こっそり やることだろう。罪の重さは大した問題じゃない。違反しているのを見つかったのが問題なんだ。
 薄っぺらい正義で一連の事実を盾に脅されることになる。


 僕は女子二人に連れられて、正確には二人の前を歩かされて、薄暗い休工中の工事現場に到着した。
「ここなら外からは見えないし、思う存分できるよっ」
「ねえ、ほんとにやらせるの?」

 なつに背中を突かれて僕は前のめりになった。転びそうになる。

「カバンは持っててあげるから」
 なつは僕のカバンを取り上げるとポイッと放り投げてしまった。バサッと床に転がってカバンはホコリまみれとなってしまう。
「あぁっ」

「早くしなよ」
「え、あ、あの…」
「いつもやってる通りやればいいんだよ?」
 僕はそれでも もじもじ していると本の入った紙袋も取り上げられてしまった。それを脇においてなつは僕の制服に手をかけてくる。
「え、え? やめろっ」
「あたしが手伝ってあげるって」

「神木ぃ、なつに見つかったのがまずかったね」
「そんな、いや、でも」

「うるさいな」
 なつは抵抗する僕の手を抑えつつボタンを外そうとする。僕の抵抗が激しいから美空も“ノリ”で手伝いに入る。二人の連携プレーは訓練でもされているかのように、僕の抵抗をモノともしなかった。なつが僕の手を後ろへまわしてロックし、美空がすばやく上着のボタンを外していく。ボタンがすべて外されると、なつが上着を引っ張るようにして脱がしてくる。
「あっ。うあっ。いやだ。やめろよー」
 その間にベルトに手がかかり、ズボンのボタンも外されてジッパーを下ろされた。
「いやっ」
 僕は内股になってズボンが落ちるのを抑えた。
 美空もだんだんと積極的になってくる。

 両手をがっちりと握られてしまって、右からなつが、左から美空がパンツに手をかけた。
「あ、いやんっ。やめて!」
「それ」
「えーい」
 あっけなくズルリとパンツが二人の手によって下ろされた。

 既に勃起していたおちんちんがぴょよ〜んと飛び出した。

「ぷっ。あははははははっ」
「ぷっす〜! 何コレ!」
「やだっ。かわいいっ ちっちゃーい」

 顔が一瞬にして熱くなる。


 本屋を出たときに、なつが「それ使ってオナってるところ見てやるよ」と言い出したのがきっかけだった。今度は直接的に踏み込んできた。

 始めは軽いジャブ程度に「何しようとしていた?」で様子を見て、僕が顔を赤くしているのを見て攻めこまれた。二人の圧を振りきれずに本を購入したことで「本当に買いやがった」となる。相手の弱みを握って、なつは くみしやすしと攻勢に出たのだ。

 気の弱い男子をからかって遊ぶくらいの感覚だった。


 初めて異性に、…女の子に、おちんちんを見られてしまって、僕は味わったことのない感情に支配されていた。
 力づくで制服やパンツを脱がされて、本当なら口惜しい筈なのに、それなのに、おちんちんは勃起している。こんなの見られたくなかった筈だ。こんな恥ずかしくて情けない姿。それでも おちんちんはドクドクと脈打って上向いていた。

「…ぷくくくくっ」
「ねえ? なんでこんななってるの?」
 美空の悪戯っぽい笑みが僕に差し向けられる。

 僕は顔を下向けて二人の視線を避けようとした。なんで勃起してしまうのか。男が女の子に力負けしてパンツも下ろされて、それだけでも屈辱なだけなのに。情けないだけなのに、あろうことか勃起してしまうなんて。

「へぇ。おちんちんはお子ちゃまなのに、ちゃんと勃起できるんだね?」
「駄目だぁ。笑い堪えきれない〜。あはっあははっ」
「じゃあ、このお子ちゃま真っ白ブリーフぱんちゅも最後まで脱ぎ脱ぎしようね〜」
「あははっ」

 なつが踏み込んで、美空がサポートする。二人の息が合っていた。美空 一人だけだったらこんなことになってなかった。
 僕は美空の愉しそうにしている姿を見て抵抗が薄れていく。

「や、やめてっ」
 二人は膝まで下がったパンツをそのまま下ろすのではなく、すくいあげるようにして、ぐいっと上に引っ張った。
 膝を抱えられているような感じになる。パンツが引っ張られると同時に膝も吊り上げられたのだ。僕は二人にお姫様だっこでもされるようになって、両足は宙に浮いたのだ。

 両腕は美空となつが抱え込むようにしていたが、ここにきて二人はそれを解放した。支えがなくなってしまい、どこにも掴まれず、僕の身体は後ろに倒れそうになる。こちらは抱っこしてくれる王子様なんていなかった。

「わわわっ」
 僕は頭を床に打ち付けると思い、落ちないように咄嗟に美空となつの制服を掴んでいた。それでも勢い余って後ろへごろんと転がってしまう。両足だけは膝に引っ掛かったパンツのおかげで持ち上がったままだった。

 しかし無情にも王子様たちはもう片方の手を離そうとしていた。つまり彼女たちは僕の両足からパンツを引き抜こうと、するするっと天に向かって引っ張る。

「あ、あ」
 パンツが脱がされてしまえば、僕は衣服という衣服をすべて剥ぎ取られることになる。文字通り全裸だ。獣と同じだ。人が人であるためには、文明社会を営むためには、衣服は必要不可欠なものの筈。それを無理やりに奪われてしまうことは、文明社会からの追放を意味する。

 それだけはなんとしても防がなければと思った。おちんちんは見られてしまったけど、僕が文明人として生きるためには、服を着た人たちの前で、僕だけが全裸になるという事態は避けたい。

 服を着ている普通の女の子の前で、男である僕が、僕だけが一方的に裸んぼという辱めを受けるのは悔しすぎる。僕だって男だ。ささやかなプライドがあるんだ。

 僕は最後のとりでを、脱がされまいと、精一杯 足をばたつかせて怒涛の抵抗を見せるが、無駄な努力だった。
 二人はそんな抵抗なんて、なかったかのように、簡単に、あっさりと、パンツを足から引き抜いてしまった。

「ああっ…」

 彼女たちの手に、僕の身をを隠して覆うための、最後の布が握られていた。
 取り上げられてしまった。

 性器を丸出しにして、僕は服を着ている女子たちの前に寝転がる。
 美空の悪戯っぽい笑みと、男を屈服させたというドヤ顔のなつの表情が僕の脳裏に焼き付いていく。
 二人の高等な文明人の視線が、服を着ていない野蛮な僕のおちんちんを突き刺す。

 なんでだろう?
 女の子に手ごめにされて悔しいのに。
 おちんちんは経験したことのないくらい、カチカチに硬く勃起してしまっていた。

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秘密の部活動で(10)2013-10-27(Sun)

 深藍はつかつかと教室に入っていった。隣のクラスだが躊躇はない。
 紗季はドアのところから中を覗う。どうやら騒ぎがあったというのは本当のようだ。先ほど麻理璃が紗季と深藍のクラスに駆け込んで来たのだ。話によると郁彦がまた酷いいじめに遭っているという話だった。確かに見ると郁彦らしき人が全裸で床に転がっていた。顔の部分はシャツを捲りあげられて見えないがその他の部分は全部露出しているという、なんとも恥ずかしい格好だ。
いじめってよくないよね」
 深藍は海太の方を見て話し出す。人の目をあまり見ない深藍にしては珍しい。
「何だ?」
 深藍と海太が対峙する。
「私思うんだけどもね。生徒会長になる人物ってさ、いじめを許しちゃいけないと思うんだよね」
「君は何なんだ、いきなり入ってきて!?」
「どうして人は人をいじめるんだろうと思ってぇ。生徒会長をなるようなご立派な人物はいじめがあったら見過ごさないと思うんだ」
 深藍はチラリとおちんちん丸出しの郁彦を見やった。
「言っておくが、僕は止めたんだぞ。みんな冷静になれよと言っていたところだ。なぁみんな?」
 得意げな顔だ。紗季は以前、海太が郁彦にいやらしいいじめをしている現場を目の当たりにしている。どの口が言うのだろう。海太はみんなの前ではいい人そうな顔を装っていた。
「こんなにエスカレートするまで放っておいたのに、ほんとに止めたんすか?」
「まったく…証拠もないのに変な言いがかりはよしてくれ。僕はずっと止めていたんだぞ」
 深藍はみんなの顔が窺う。「ふふふ」と深藍はほくそ笑む。誰も「そうだ」と海太に同調しない。それだけでこの状況の構造を物語っていた。海太の言葉にも嘘があるのだ。
「生徒会長って、人望なくてもイケるもんなの?」
「クッ」
 勝ち誇ったという深藍の顔に海太の顔が紅潮した。
「上から命令するだけで、人が動いてくれて、自分は手を汚さない。金持ってる権力者ってだいたいそーだよねぇ?」
「チッ。僕がそうだって言うのか? 俺がいじめなんてするわけないだろう!」
「お金チラつかせて手下いっぱい従えて…」
「ぅめ、名誉毀損だ! やってるって証拠あるなら出してみろ!」
「別に証拠はないけどぉ、ねぇ?」
 深藍はクラス中を見回す。実態を知っているクラスメイトたちは目を背けたり口をつぐんでいた。紗季はこのこわばった空気の中、入り口から一歩踏み出し中へ入る。
「なんだよコノッ。俺は間違ってない! いじめてたのはコイツらだ!!」
 海太は男子の数名を指差していく。なんだか軽く取り乱していて痛々しい。
「んー。さっきから私は別に人ってのはー…っとか、生徒会長たるものはー…ってことの一般論を言っているだけでさ」
 深藍は走りだす。誰かの机の上にダンッと飛び乗った。そして海太を指さす。
「別にあんたがやったなんて、さっきからぜんぜん言ってないけどね!」
「お…」
 海太は言葉に詰まった。深藍は机から飛び降りて着地し、つかつかと海太に近づく。
「…クッ…」
「それとも、そんなにムキになるってことは… 本当に酒井郁彦に対してなんかやましいことあんの? もしかしてほんとに命令出してた?」
「バッ、バカな。何言ってるんだよ。クラス委員長である僕がそんなことするわけないじゃないか!」
 深藍は確かに海太に対してというよりみんなに語りかけるような素振りだった。目だけは海太を見て話して、海太を誘導していたのだ。だけど、それではまだ弱い。確証がないと海太の支配は終わらないだろう。紗季は深藍の隣に並んだ。
「ヒソヒソ…あれって全部鬼頭君がやらせてたこと…?」
「まさか…」

「マジで?」
「鬼頭君、ホントかよ?」
 事情を知らない生徒たちはぼそぼそと喋りだす。
「あんたたちが本当に生徒会長に推していい人物かどうか確かめてみたらっ?」
「ハッッ… 証拠がないなら教室から出てってくれないか。まったく!」
「証拠ってこれでもいい?」
 紗季はケータイを取り出していた。それを掲げてムービーを再生する。海太が郁彦にオナニーをさせているシーンが映った。郁彦には申し訳ないが決定的な証拠ではある。
「おっ…おっ…」
「ほぉ、こんなの撮ってるとは…。やるね紗季」
 海太が手を伸ばして紗季のケータイを奪おうとした。誰かに取り押さえられる。いつのまにか愛衣乃と麻理璃が海太の両サイドに回り込んでいた。
「クッ何だ!?お前ら、離せっ」
「うわ…これは鬼頭君…引くわ…」
「やだ…最低ね」
「なんだよコレ」
「気持ち悪」
 紗季のケータイの周りに人が集まる。一目見た生徒たちは同じような感想を漏らした。ムービーは海太が立ち去るところまで映っていて、後ろ姿が主だったが顔もばっちり出ていた。
「いやっ違うだろっ!合成だろが!お前らの部活でもあいついじめてんだろ!こんなもん作って訴えるぞコラ!」
「私、そんな技術ないし、やりかた知らない」
 でも郁彦が部活でどんな目にあってるかをみんなに知られたらマズいのは自分たちだと紗季は思った。
「私たちの部活はいじめなんてしてないよ。科学的な実験だからっ」
 それは初めて聞いた紗季だが、まぁ何とか言い逃れ出来そう…か。

 海太は「嘘だ!」とか「やってない」とか叫んでいたが、周りの男子たちが愛衣乃と麻理璃に代わって取り押さえ始めた。「よくも俺たちを騙して…」「なんだよ、お前結局やってたのか」「マズいこと人に全部押し付けるなんて…」「お仕置きが必要でしょ」と次々に声が上がる。
「くにちんと同じ目に遭わせてやったら?」
 深藍が世論を誘導する。「そうだ」「そうよ」と生徒たちの声があがった。男子たちは郁彦にしたのと同じことを海太にやり始めた。
「ヤっちまえ」
「クソッヤメろ!」
「大人しく女子のみなさんに見てもらえよお前」
「散々アゴでこき使いやがって」
 海太は床に倒されてネクタイをはずされシャツを脱がされて、ズボンもあっさりと脱がされた。真っ白いブリーフが顕になる。それはみんながイメージしていたような格好いい男子のパンツではなく、デパートで売っているような安物のブリーフだった。きっとお母さんに買ってもらってきたものだろう。
 紗季はちらりと郁彦が気になって見てみる。彼は数名の優しいクラスメイトの女子に介抱されていた。未だに全裸ではあったが、頭部と腕に巻かれた複数本のネクタイを女子たちが丁寧に外していた。深藍が傍らに立っている。何ごとか優しそうな表情で話しかけていた。
「紗季、あなたが最期の一枚殺っちゃってよ」
 麻理璃が紗季の肩を叩く。
「え?」
 紗季は愛衣乃に背中を押されて人垣の輪の中心に入っていく。そこにはメガネをずらされて髪型もめちゃくちゃな海太の姿があった。身につけているのは純白のブリーフと白い靴下だけで上履きは取られていた。郁彦よりも細い身体だ。多少のスポーツはしているようで胸板は郁彦よりも厚い。日焼けしているのは腕や顔だけでその他は白かった。それだけ見れば郁彦のような虚弱体質ではなく、一般的な男性の身体付きだと解る。一般的な男子の力を持ってしても複数の押さえ込みは逃れられないらしく、今彼にできるのはわめくことだけだった。
「離せっ!お前らこんなことしていいと思ってるのか!お父さんがに言いつけてやるからな!」
 何を言っても周りの男子たちから「あ~そう」「もう誰もお前の言うこと聞かねえって」などとからかわれていた。もう居丈高だった鬼頭海太の姿はどこにもなかった。海太がどんなに勇ましいことを言っても間抜けな格好では説得力もない。
「さ、最期の一枚殺っちゃってください姐さん」
「姐さんの為にとっておきましたっ」

「…ね、姐さん?」
 男子たちはおどけているのか本気なのかみんなが紗季のことを姐さんと呼び始めた。そして海太の両足を持ち上げてちんぐり返しさせる。お尻がくんと上向いて天井を眺めた。程よく肉の付いたお尻だ。ブリーフ越しでも隆々とした男性の筋肉の動きが解る。郁彦と違い、こんなにしっかりとしたガタイの男を身動きできないようにしてしまって、すっぽんぽんにしてやろうと言うのだ。今までにない加虐にゾクリと身体に電流が走る。紗季は自分の弱い力でも男を屈せられるのだと思ってしまった。
 紗季は屈みこむ。ブリーフを脱がそうと腰部分の裾を掴んだ。間近で見るとおちんちんの形がくっきりと浮かび上がっていた。滑らかな曲線を描きゲレンデのような銀世界が広がっていた。海太がまた暴れ始めた。女に脱がされると解って足掻いているのだ。どんなに全力で暴れても完全に押さえつけられて、お尻を少し振る程度にしか身体を動かせないようだ。いたずらしたくなって紗季は人差し指をゲレンデに沿って滑空させる。びくぅっと海太の身体が跳ねた。シュプールを描きふもとまで降りきった。
「うわっ何してんだ!クソッ!」
 彼はこそばゆいのか、可愛くお尻を振ってイヤイヤする。紗季は海太の言葉を無視して再び裾を掴む。
「やめてくれ!」
「何を?」
「お願いだ…やめてく…」
 紗季は躊躇なくブリーフを上にずらしていく。ちんぐり返し状態なので、まずお尻から顕になった。ぷりっとした白いきれいなお尻だ。ブリーフよりも白いのではないか。続いてお尻の穴が披露された。毛がなく汚らしい感じはなかった。そう言えば男性にしては全体的に毛が薄い。白いお尻を堪能したら、あとは勢いよく膝までずらしてやった。

 紗季は海太のパンツを思い切りズルッと脱がした。
「きゃ…」
「うそっ…なにこれ?」

 周りで歓声が上がる。同時に抑えた悲鳴も聞こえた。
 海太のおちんちんはぷるるんっと顔をだす。これは勃起しているんだろうなと思った。紗季の目の前でおちんちんの先っちょがおへそに着こうとしていた。まったく郁彦にしても海太にしても、何でこんな恥ずかしい状況で勃起するんだろう? 男は馬鹿なんだと紗季は納得することにした。
 海太のおちんちんは小さいながらもしっかりと反り返ってプライドを強調していた。普段の彼のふんぞり方にも似ている。どんな弱い牡鹿にもツノがあるように、どんなに貧弱なオスカブトムシにもツノがあるように、海太のおちんちんは小さいけれども、皮を被って亀頭が少ししか見えないけれども、辛うじて「僕は男の子だぞ」と、おちんちんを精一杯勃起させて威勢を張っているようにしか見えない。
 残念ながら紗季には幼児のおちんちんとしか認識できなかった。最大の原因はおちんちんの周りに毛がなく、つるつるだったからだ。
「まだ生えてなかったんかよ…」
「赤ちゃんみたーい」
 紗季たちの年代でまだ毛が生えてないというのは成長が遅いと一言で言えるものではなかった。郁彦だって少しは生えているのだから。
「これは剃ってますな」
 学者のように指であごをさすりながら深藍が背後から品定めしていた。
「そうなんだ?」
 紗季は言いながら膝までブリーフをずらしてやった。後はみんなが協力してブリーフをずらしていって足首から引き抜いた。主を失ったブリーフはひらっと放られて教室を舞った。女子たちが「きゃっ」「いゃあ」とはしゃぎながら避けていた。誰かがふざけて「ほり~」と摘み上げる。そうこうしているうちに開いていた窓からひらりと出て行ってしまった。
「すん…、すん…、うぇっ…」
 海太は見る影もなく情けない格好をさせられていた。両手両足でバンザイする形で拘束され、白い靴下を除けば、生まれたままの恥ずかしい格好を、今まで自分が支配下に置いていたクラスメイトたちにお披露目しているのだ。そんな悔しい筈の仕打ちなのに郁彦同様におちんちんは硬く反り返ったまま。そしてついに海太の目から涙がこぼれ落ちた。もう生意気な口を利いていた海太はどこにも居ない。顔を歪ませて鼻水を垂らしよだれが溢れ、声を上げて泣いてしまった。
「しっかりしなよっ。男でしょっ?」
 紗季は平手でお尻をぺっちぃんっと弾いた。和やかな笑いが起こる。充分過ぎるお仕置きだ。紗季は満足してその場を離れた。深藍が肩を寄せて小突いてくる。
「どうなることかと思ったけど、まあまあスカッとしたねっ」

〈終〉
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秘密の部活動で(9)2013-10-20(Sun)

 僕はまともに立てなかった。勃っているからだ。
 授業中はとても眠くて、パンツを突き破ろうと熱り立ってくるおちんちんが痛かった。でもそれが刺激になって何とか起きていられたけど。
 海太の「起立」という号令で僕は席からお尻を10cmほど浮かび上がらせるだけに留めて、おちんちんが勃っていることが周りにバレないように努めた。みんなが帰り支度を始める。ザワザワと退屈な授業が終わった安堵の息と、放課後に何をするか計画を立てる高揚感が広がっている。僕はしばらく数学の問題を思い浮かべ背中を丸めていた。
「酒井くん、ちょっと」
 僕の席の傍らに海太が立っていた。心臓が跳ねて鼓動が早くなる。僕が全裸で一人相撲をとって以来、このクラスで僕に話しかける人間は誰も居なくなった。まるで空気のような扱いだ。それはそれでありがたいとも思っていたが、仲の良かった大人しい男子友達とも口が利けなくなって、寂しくもあったんだ。
 見ると勝利を確信しきった表情の海太が僕を見下ろしていた。
「号令のとき、ちゃんと立たなかったそうじゃないか? まったく…。困るな。ルールはきちんと守るべきだろう?」
「そ…。あいえ…。うん」
「君だけだ。ちゃんとやらないのは。大体、ちゃんと礼をしないなんて、先生に対して感謝の気持はないのか?」
「あ、あ…あぁ。あのえと…」
「お前チンコ勃ってんじゃねぇ?」
 隣の男子が指摘してきた。僕は首を振って否定する。
「そうか。それで立てなかったのか?」
「ハハッなるほどな」
 周りのやつも段々と参加してきた。マズい流れだと思う。僕は勃ったままだけど、早々に立ち去ろうと教科書を仕舞い始める。早くしないと…。一冊二冊と鞄の中へ教科書を放っていく。
「まだ話の途中なんだけどね。酒井くん?」
「あ…の…部活…」
「真面目な話をしてるんだ。君は人の話も聞けないのか?」
 厭な雰囲気だ。みんなが海太の批難に同調している。机の中に手を伸ばすと教科書の硬い感触とは違う雑誌のような手触りがあった。あれ、何かの資料集か? こんなプリントの束あったっけ? とにかく何でもいいから早くカバンに仕舞おうと取り出すと、普段めったに見ないピンクと肌色のビジュアルが目に飛び込んできた。女の人が裸に近い格好で僕を挑発していた。童貞くん、こっちへ来なよと誘っている。まじまじと見てしまった。
「何だよソレお前?」
「エロ本か?」
「何持ち込んでんだよ」
「マジか、お前?」
 周りの男子が囃し立てる。僕はハッと我に返って「違う」ということを主張した。こんなもの持ってきてもないし、買った覚えもない。僕は海太を見た。コイツがきっと…。しかし思ったより言葉になってなかった。
「ちが… あぅっ。こんな…あの…れ?」
「ハァ… 真面目にやるつもりあるのか、君は?」
 呆れたという海太の顔。
「お前ソレ見てチンコ勃たせてたのか。最低だな」
「うはっ。授業中に何やってんだっ」
「やっぱり勃ってんだろぅ?どうなんだよ?」
 近くの男子が僕の腕をグイッと引っ張る。誰かがもう片方の腕を取ってきて股間を隠せないように仕向けた。近くに居た男子たちも僕の股間を覗きこんでくる。僕のおちんちんはズボンの上からでも解るほどもっこりとテントを張っていた。
「へへっ。おいっ女子~見てみろよー」
「おもしろいぜー」
「あうっ」
 僕はできるだけ前屈みになって防御の姿勢をとる。でもこのままエスカレートしていくだろう。解っていたけど抵抗はできるだけしなければ。
 さすがに女子たちは積極的には見に来なかった。でも教室を出て行かない娘ばかりだ。何を期待しているというんだ。でも一人だけ出て行くのをチラリと見逃さなかった。
「勃ってんだろ?」
「ちが…」
「確かめてやろうぜっ」
「ゃ…っめてぇ」
 仕組まれている。全部海太が描く絵図通りなんだ。
「おーいお前らも確かめてやってくれよー」
 粗暴な男子が女子のグループに声を掛ける。
「俺たちじゃ判断つかねえからなー。勃ってるか、勃ってないのか女子の目で判定してやってくれよー」
 女子たちの反応は「いやだー」「ふけつぅ」「かわいそー」と聞こえてきたが、でも帰ろうという気配はない。誰かの手が僕のベルトにかかる。ネクタイが解かれて取られた。シャツを捲りあげられてバンザイする格好になり、上の方でシャツの裾ごとキュッと結ばれた。ネクタイを使ったようだ。目の前がホワイトアウトして、人々が嘲笑う表情が薄ぼんやりとだけ見えた。
 男子版の茶巾とでもいうのか、僕は自由を奪われて、目隠しされ、乳首が露出してしまった。
「あぁあぁ!」
 僕は全力で暴れて抵抗した。このままじゃまた全裸だ。この前は下半身だけだったけど、今度こそ全裸にさせられる…。椅子から転げ落ちて机の角に腰を打ち付けて、でも何とか立ち上がる。逃げなきゃと焦燥感だけが募る。女子の悲鳴が聞こえた。亡者のようにいろいろなところから手が伸びてきて僕の動きを止めようとしてきた。
「ひひ」
ズボンがズルりと下ろされた。白いパンツが露出する。
 いやだ。助けて。もうこんな惨めな思いはしたくない。僕の脳裏に何故か深藍の憎たらしい顔が浮かんだ。いつも僕に対して意地悪なことをしてくる幼馴染み。「コイツをいじめることが出来るのは私だけだ」と僕がいじめられているときにはいつも助けてくれた。無茶苦茶な理由だが、昔、学級委員長だったあいつは何度も僕を助けてくれた。
 でも今は状況が違う。同じ学校に進学はしたけど今までのようにクラスは同じじゃない。自分で何とかしなければ…。でもどうしたら…。
 そのとき、教室のドアが…

 静かに開いたらいいのになと思った。
 ズルッ
 僕のパンツは無情にも脱がされて、おちんちんが再びクラスメイトたちの前に踊り出た。パンツを脱がされた反動でおちんちんがびよよ~んとバネ仕掛けの玩具のように上下に揺れた。本当にそんな情けない効果音でも付けたら似合いそうなくらいの勢いだった。下半身が空気に触れてスースーする。
「いやぁん!」
 叫んだのは僕だけで、甲高い女子の悲鳴はもう上がらなかった。失笑の方が多い。僕はしゃがみ込んで最期の抵抗をする。が、足首を持ち上げられて、ゴロンとひっくり返され、両足をガバっと広げられる。僕はミミズみたいに身体を捻ってうつ伏せになろうと試みる。側の机や椅子に身体をぶつけながら逃れようとみっともなく足掻いた。ジタバタと。僕が男である為に持てる力のすべてを使って暴れるのだ。プライドを取り戻すために…。だけど複数人による拘束は解けなかった。
「ハハッ見てみろよ勃ってるよな?これ?」
「えー?」
「さぁ…?」

「小さすぎて解んねぇんじゃね?」
 僕の周りに人が集まっている。女子たちが僕のおちんちんをひと目見ようと立ち位置を移動しているのが解る。冷静に観察して勃起しているかどうかの判定をしているようだ。そんな判定しなくたって充分勃ってるだろ。こんなにみんなに見られて、何故かおちんちんはさらに硬度を増していった。痛いくらいに張っている。
「いい加減にしておけよ。先生が来ちまうだろ?」
 海太が司令を出す。彼自身は手を汚さずに、ニヤニヤと笑っているのだろう。海太の合図で両足首が解放されて、僕うつ伏せになってから動かない頭と腕を床に固定してやっと立ち上がった。僕はまたパニクっていた。逃げなければと、茶巾された格好でよろよろと走った。
「いゃ!!」
 ドンッ
 僕は女子グループに向かって走っていったらしい。僕は女子に突き飛ばされて、バランスを崩しまた床にゴロォンと転がった。あまりに滑稽な醜態をみんなが笑っていた。女子たちの前で勃起させたおちんちんを晒したまま、情けない格好で笑われて、僕はこの先どうやって生きていったらいいんだろう。悔しくても反撃の糸口も掴めない。
 バァンッ!!!!
 そのとき、教室のドアが大きな音を立てて開かれた。反動で引き戸が一度閉まったぐらいだ。
 ガラッと引き戸を静かに開け直して誰かが入ってくる。
「おぉ、ちょっと遅かったか!」
 タイミングの悪い深藍の声だった。
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tag : CFNM 官能小説 男性羞恥 いじめ

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 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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