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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(8)2018-08-18(Sat)

△リュウシン


「ほらもっと足開いて見せなよ!」

 奈々が竜心の足首を抱きかかえて吊り上げる。嵌められたことに相当 怒っているようだ。

「やめろ! こんなことしていいと思ってんのか!」

 竜心はクラスの代表であることを誇りに思っていた。みんなからも一目置かれ、尊敬されていることは知っていた。顔や身長、成績や運動能力はトップクラス。それなのに翼をもがれて地に落ちてしまった。歯車が狂った。

 教室はフルーツバスケットが中断されてパニックとなる。

 もう片方の足も誰かに持ち上げられてパカッとVの字に股が割かれる。


「コラッ。ヤメロ! そんなことして後で先生に怒られるぞっ」

 辛うじて両手でおちんちんを覆っているが、その手も引っ張られて、このままでは大開放するのも時間の問題だ。女子たちが周りを囲み、男子たちは近づけない。女子たちは溜まりに堪ったものをぶつけるかのごとく、竜心の手足の自由を奪った。

「それっ」

「委員長っ 男の癖に往生際悪いわよ!」

 メガネのマリリンや子どもみたいな奈々が他の女子を先導する。マリリンに左手を、靖奈に右手を奪われた。

 再び無毛のおちんちんが顔を出す。


「きゃー! やった!」

「委員長ぉ、わざわざ隠すほどのものじゃないじゃーん」

「あははっ 隠すから無理やり見られるんだよ!」

 取り囲まれて口々に嘲笑われる。仲間の男子たちは誰も助けにこない。


「少し大きくなってない?」

 ラリ子のやつが指摘をする。男子の生態に一際興味のある彼女だ。正常時より興奮状態にあることを周りに吹聴していた。

「エッチなこと考えてたんだ。ちょっと幻滅~」

「あぁあっぅ」

 エッチなことなど想像もしていないのに、こういうときくらい男子にはあるんだ。と、弁解したくても口は回らない。

 今まで築き上げた優等生像は今日で終わりだ。明日からも顔を合わすクラスメイトにお尻の穴まで余すところなくしげしげと見られている。


「皮被ってるけどオシッコの穴だけ見えてるのね。これって普通なの?」

「色が白いわー。肌がきれいね。さすが委員長っ」

「日焼けで水着の跡が残ってるね。なんだかエッチぃねー うふふっ」

「やだー、お尻の穴見ちゃった。こんなふうになってんだ。恥ずかしい~」

 どこを見回しても女子ばかり。味方は一人もいない。勉強や先生のお手伝いをしてきた毎日が明日から無駄になる。明日からはみんなの前ですっぽんぽんにさせられた可哀想な男子だ。チビ太と同じレベルにまで堕ちたということ。


 暴れてもおちんちんがブラブラとするだけでしばらく解放されないだろう。

「堂々と見せない委員長が悪いのよ?」

 マリリンは竜心が悪いのだと言うことで、自分たちはまったく悪くないと主張する。

「ざまーないねー、いいんちょー。エッチなこと考えるのコレっきりにしなっ」

 きゃははっと奈々は勝ち誇った顔をする。心底愉しそうだ。


 耐えられそうにない。竜心は涙を零してリタイアを決意した。


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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(7)2018-08-11(Sat)

 △リュウシン


「トイレに行った後、手を洗う人!」

 鬼の提示したそのお題に女子たち全員が動いた。中には手を洗わなかった人も居るのかも知れないが男子たちの目がある中でカミングアウトすることはできないだろう。反対に男子の一部はなんと思われても構わないという連中も居る。トンタや夏男、冬彦などは動かなかった。


 竜心はブリーフ姿で走る。

 後藤雛子が座ろうとした席にタッチをした。絶望の表情を浮かべる雛子に竜心は容赦なく席を奪うことを決断した。

「動かなきゃよかったのにね?」

「ひーん」

 雛子のような面倒くさがりは手を洗わないのではないかという偏見だ。竜心の小声の呟きは雛子の足を竦ませた。


「このっ」

「!?」

 奈々が低空タックルを仕掛けていた。


「てやー!」靖奈が竜心のシャツを掴んで引き倒す。「ヒナっ。今のうちに座りな」


「くっ…」

 竜心は死角からの攻撃に這いつくばる。奈々はヒットアンドアウェイでスカートをひるがえして逃げていった。竜心が立ち上がる頃には席が埋まってしまう。

「卑劣な…」

 まさか学級委員長の自分に卑劣な行為をされるとは思ってもみなかった。なんだ、この女子たちの連携は…。まるで竜心を籠目システムに嵌めようとしているかのようじゃないか。

 竜心はハッと気づく。


「狙われていたのか」

「委員長。残念だけどルールだよ」

 マリリンが哀しそうな顔で告げると他のバカ男子たちはヤンヤヤンヤと「脱げ脱げ」コールだ。連続して鬼になった者はシャツも脱がなければならない。

 竜心はごねても仕方ないとシャツを脱いだ。パンツ一丁になる。

「クスッ。委員長がこんな恰好になるの初めてじゃない?」

 奈々が足をブラブラとさせながら周りの友だちに大声で話し、羞恥を煽る。

「やだよ。まともに見れないっ」

 雛子などは恥ずかしがって顔を背け、これもまた羞恥を煽られた。


 竜心は狙われるようなキャラじゃない。イジメられる側になったことはないし、弄られて笑いを提供するようなキャラではないのだ。それなのに、この女子の結束はなんだ?

 このままではまずい。

「今日、体育の授業受けた人!」

 ノーマルなお題だ。これなら男子も大半が動く。竜心は狙う席を女子と争わないように心がけた。男同士なら嵌められるような真似はされないだろう。

 しかし、誰かの足が引っかかる。


「うあっ!?」

 片足でバランスを取りながら転けるのを避けた。ブリーフ一枚で千両役者のようにコート内を立ち回る。

 竜心は見た。

 足を引っ掛けたのは下平瑠璃香(しもひら るりか)、通称ラリ子だ。

 偶然のバッティングを装い近づいてきたようで彼女も転けている。だが空いている席が目の前にあったのでラリ子は席を奪取していた。計算されていたということか?

 竜心はまたしても鬼となってしまう。

「おぉい、委員長! まさかの3連続鬼かよ! しゃーねーな。とっとと脱げよ」

「いや… ちょっと待ってくれ。今のは足を引っ掛けられてだね…」


 マリリンが興奮したように充と竜心の間に入ってくる。

「イイワケは委員長らしくないよ! 前田さんだって脱いだんだからね!」

「そうよそうよ」

「男なら潔く脱ぎなさいっ」

 女子たちから総攻撃に遭い、竜心の言い逃れの道は塞がれた。

「だけどフェアじゃない。足を引っ掛けられて。さっきだって…」

 だが、なおも竜心は粘る。だって、みんなの前でパンツを脱ぎたくない!


「まだイイワケしてるのね。見損なった、委員長。時間がないんだから、みんなで協力して脱がしてあげましょうっ」

「よしきた!」

 マリリンと奈々が先導をきって竜心に駆け寄った。パンツを脱がそうという気がマンマンの目だ。

 他の女子たちもルールに従わない竜心に襲いかかる。

 竜心はラリ子の二マァという表情を見逃さない。彼女は確実に狙っていた。充のパンツを盗んだのもきっとアイツだ。


「手離しなさいっ」

「往生際の悪い委員長ね!」

「男子の癖に何を恥ずかしがってんのっ?」

「おちんちんなんて見せたって減るもんじゃないでしょ!」


「ちょ、ちょっとやめてっ」

 ずりっぶりんっ


 必死の両手のガードも虚しく、女子たちにパンツを引き下ろされてしまう。縮こまった陰茎がぶららりーん! と女子たちの目の前で踊った。

「うわっ」

 竜心はパンツを膝まで下ろされて立っていられなくなり転んでしまった。

 おちんちんがぴょこ! と跳ね上がる。

 両手を後ろに付き、尻もちをついた竜心。女子たちがキャー! と歓喜の悲鳴を上げた。ブリーフはしゅるしゅるっと足首から抜けて、完全に奪われてしまった。

「はっ!? 見るなっ」


「へえ委員長でも半分被ってんだ?」

 奈々は逆襲するようにみんなに聞こえる声で話す。


「うふふ」

「くすくす」


 身包みを剥がされたクラスの代表たる優秀な竜心が女子に囲まれて素っ裸を晒す。竜心は両手で股間を覆って女の子座りとなり、背を丸めて赤面した。

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(6)2018-08-04(Sat)

 △リュウシン


 『誤算』

 としか言いようがない。


 マリリンや靖奈たち女子の協力を得ながら、その彼女たちを窮地に追い込む結果になったことは如何ともし難い事態だ。竜心の描いた策『籠目システム』は充にも提案したわけで、ほとんど全員の意思でもあったはずだ。チビ太を嵌めて自分たちは安全圏に回避できるという提案に、チビ太以外、反対する者はいないと思われていた。だが実際にはマリリンや靖奈もパンツ丸出しという憂き目に遭っている。靖奈などはパンツも脱がなければならない状況にまで追い込まれたのだ。ここまでくれば、もはや誰が餌食になってもおかしくない。


「朝食がパンの人!」

 鬼になった中目 奈々(なかめ なな)はスカートを脱いだ状態、パンツ丸出しの恰好で叫んだ。モジモジッと腰をくねらせて恥ずかしそうにシャツを伸ばしできるだけパンツを隠している。

 だが三角形のスポーティな下着は男子たちの目を釘付けにしていた。

 鬼が出した条件に半数近くの人が席を立ってバラバラにコートの中を走る。奈々は手で人垣をかき分けるようにして、プリプリのお尻を振りながらパンツやおヘソがかなりオープンになるのを厭わずに全力で駆け抜けた。

「どいてよ! もうっ」

 人前でパンツを丸出しにするのは男子ならまだしも、女子はキツイだろう。学級委員としてこうならないように配慮し協定を結んだつもりだったのに。

 それならば彼女を新たな『生け贄』にするしかない。

 これ以上の被害者を出さないためにも奈々を籠目システムで鬼にし続けるのだ。


「取った!」

 竜心は奈々が座れないように奈々の妨害をした。肘鉄が奈々の胸の辺りに当たったような気がする。竜心とバッティングした奈々は裾にメロン色のラインの入ったパンツを丸見えにしながら「きゃあんっ」と弾き飛ばされる。

「ちょっとそこアタシの席!」

「僕のほうが早かったよ」

 竜心の思惑を何人の生徒が理解しているだろうか。奈々を新たな生け贄として嵌めるつもりだと気づいてくれるのは充くらいではないか。

「こっちはパンツいっちょなんだよ!?」

「関係ないね。これはゲームなんだからルールが絶対だ」

「もうっ」

 顔を真っ赤にして怒る奈々。普段のおちゃらけたキャラはどこにいったのか。この地獄ルールは人を狂わせる作用があるらしい。



 竜心は奈々に恨まれていた。

 次のターンで奈々は「学級委員の人」とかなり限定した条件で攻めてきたのだ。動く人数が少なければ奈々が鬼を回避できるチャンスは少ないはず。だがそんなことはお構いなしに奈々は竜心を狙い撃ちした。竜心が座ろうと思った席に、奈々はパンツやおヘソが丸出しになるのを恐れずに突っ込んできたのだ。

「うあああ!」

「わっ」

 竜心は勢いに気圧されてしまった。イスに接触しながらも無理やり奈々に席を奪い取られてしまう。奈々はイスごとびたーんと大開脚しながら倒れて、なおイスを離さない。パンツを男子に見せつけるような恰好でイスをカニバサミしている。あられもない恰好だ。

「どうだっ! 意地悪学級委員長めっ」

「くっ」

 他のイスを探そうにも動いた人数は元々少ないので既に空いている席はない。

 竜心が鬼となってしまった。

「ぎゃははっ リュウシンばっかでー! 鬼になってやんの」

「女子なんかに席取られてんじゃねーよ」

 男子たちから野次が飛ばされる。

「次のターンで回避するさ」

 クールに竜心はセンターサークルへ赴く。

 そして恥ずかしいという感情を捨てて鬼の証であるパンツ一枚の姿へ。ズボンを脱いで真っ白なブリーフを公開した。


「やだ、委員長が鬼になっちゃった」

 マリリンが心配そうに竜心の股間を見つめた。もっこり具合をうっとりと目に焼き付ける。


「やん。恥ずかしいよぅ」

「森谷くんが… え、マジ?」

 女子たちは竜心が汚れ役を担うことに戸惑いを感じているようだ。普段からハズレくじを引かない彼がこの地獄ルールにハマること自体、おかしな状況なのだ。


「ざまぁ! へへーん」

 空気を読まない奈々はスカートを穿いて鬼を回避できたことに安堵しているようだった。普段の笑顔が似合うキャラにもう戻っていた。

「次も鬼になったらおちんちん丸出しなんだよね!?」

 根に持っているのか奈々は次のターンも竜心を狙い撃ちするようだ。というより、女子たち全員に暗示をかけたと言ってもいいだろう。

『委員長のおちんちん…』

 ゴクリと女子たちの喉が唸る。

 クールでイケメンで文武両道の竜心を丸裸に。竜心が画策しても充くらいしか意図を理解しなかった作戦を、あろうことか逆に食らうことになろうとは。


 みんなで協力して竜心を籠目システムに嵌めよう。女子たちは目だけでお互いにそう会話しているようだった。


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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(5)2018-07-28(Sat)

▽中川鞠鈴(マリリン)


「いやーんっ」

 後藤 雛子(ごとう ひなこ)、通称ヒヨコとマリリンが席を取り合った。


 チビ太の提示したお題、「昨日、お風呂に入ってない人」の枠に入ったわけではない。それに嘘を吐いても構わないはずだ。「入浴した」ことにすればいい。

 だが身体は動いていた。

 理由は後藤 雛子(ごとう ひなこ)、通称ヒヨコが動いてしまったから。バカ正直にも程がある。ヒヨコは根暗なところがあるし、お絵かきや読書に集中すると風呂に入らないということがよくあると日頃から友だちにも話していた。少しトロい子だから、周りからも「風呂くらい入りな」と注意されることが多かった。

 彼女のことなど放っておけばよかったという話だが、しかし持ち前の正義感がそれを許さない。


 ヒヨコの風呂嫌いは男子たちには漏れたことのない秘密だ。バカ正直に自分から動いてバラすこともないだろうに。今度から「醜い鶏の子」などと男子たちに揶揄されるに違いない。

 席を取り合うのはヒヨコと全裸のチビ太、そして丸太トンタのやつと奥平 玄樹(おくひら げんき)。普通に考えれば誰も動かないだろうお題なのに、バカ正直な3人はチビ太の戦略に乗ったわけだ。

 チビ太は目ざとくヒヨコが動いたのを見つけた。おちんちんとお尻を手で隠しながら内股でヒヨコの座っていたイスに向かってくる。男子たちと席を取り合うより楽なのは間違いないだろう。ヒヨコはトンタの座っていたイスに向かう。しかし先に玄樹に取られてしまった。

 チビ太、玄樹は席をゲットできた。

 この時点で『籠目籠目』が崩れたことになる。マリリンは話が違うじゃないかと激高して席を立ったのだ。


 だがタイミングが遅かった。

 マリリンの役目はトンタの妨害だ。残るイスは玄樹の座っていたイス。

 マリリンはそのイスに座って、ヒヨコは自分が座っていたイスに座らせようと思ったのだ。


 だが、抜けているヒヨコはマリリンと同じ方向に走った。

「ああっ、やんっ」

 取り合う形になってマリリンは席をゲットしてしまう。振り向いたときには涙目のヒヨコがコケているではないか。

 トンタはその惨状を見て引き返し、悠々とマリリンのイスをゲットしてしまった。


 マリリンは完全に着席するのを途中で止めた。


「ヒヨコさん、立って。席に座って」

「ふぇ?」

 バカな子だ。バカ正直に席を立たなければいいものを。ヒヨコのことだからブルマなんて穿いていないだろう。マリリンは準備してきたから大丈夫だ。席を譲るしかないじゃないか。

 ヒヨコを救う、そのために席を飛び出したのだ。


「うははっ こりゃいいや。マリリン副委員長、脱げ脱げ!」

 充が有頂天になって嘲笑っていた。


 マリリンはブルマを穿いているからと、躊躇なくストレッチパンツを脱ぐ。学校指定の黒色ブルマが晒された。

 意外に恥ずかしい。

 体育のときに見せているものなのに、どうしてこんなにも顔が赤くなるのだろう?


 一人だけブルマ姿なのは羞恥の極みなのではないか。同性であっても恥ずかしい。ましてや大勢の男子の前で脱衣する行為も気持ちのいいものではなかった。

 彼らの目が見開かれている。モジモジするマリリンのモリマンをチラチラと見ているようだった。


「ふんっ、席を譲るとはな」

 充がニヤニヤとマリリンのお尻を眺めている。マリリンはサマーセーターで腰回りを深々と隠した。

 充のニヤつきは、次の籠目システムのターゲットがマリリンであることを示している。


「よし、ここからチビ太に適用した特別ルールを全員に適用すっぞ!」

「いいねー」

「ぎゃははっ 鬼畜の極みやんっ」


 マリリンは死刑宣告を受けた気分だ。

 協定が結ばれたはずのフルーツバスケットがぐちゃぐちゃになっていくのを充のやつは愉しんでいるようだった。

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(4)2018-07-21(Sat)

 △ミツル


 荒れるな。

 充は異変を感じ取っていた。このフルーツバスケットは何かおかしい。

 富澤秀吾(とみさわ しゅうご)という男子が『鼻血を出して保健室に運ばれる』役だったはずだ。彼を血糊で流血沙汰にし、担任の先生を保健室へと付き添わす(教室から追い出す)という重要な役目。

 先生が居てはパンツ丸出しフルーツバスケットができない。だから最初の鬼、アンコに「青い服」と言わせるように指定したのだ。秀吾は青いラインの入ったシャツを着ていたので、充は遅れて動くフリをして秀吾の足を引っ掛けようとした。

 しかしその初動で誰かに妨害されたような気がした。青い服を着ている誰かが秀吾と充の間に入って、その隙きに秀吾は席に着いてしまった。


 しかたなく狙いを里見富美加に変えたのだ。


 結果として富美加が転び、スカートが捲れてガチの鼻血を出すことになる。さすがに焦ったが充は悪役を演じきるしかなかった。一流のサッカー選手を尊敬する充は、彼らを真似してあからさまなファールでも「触れてないデスヨ!」と潔白をアピールした。

「引っ掛けてねーよ? コイツが勝手に転んだだけだし!」


 鬼になったチビ太は連続してイスに座れない『籠目システム』に嵌っていた。

 充が急遽、ノリで追加した彼だけの特別ルール、『イスに座れなかったらズボンだけでなく上着やパンツも脱げ』。これによってチビ太はおちんちん丸出しという憂き目に遭っている。


 ぶりゅりゅーん

 未発達で完全皮被りのおちんちんが女子たちの前で振り回された。

 クラスメイトの前で完全脱衣に追い込まれた後、さらにイスに座れなかったチビ太はトカゲダンスを披露する。

 ぺたぺたっ

 ぺたぺたっ

 股間を隠すことなく両手を窓拭きでもするみたいに上下させ、足をガニ股にしてカエルスタイルで飛び跳ねる卑猥なダンスだ。股にぶら下がった金玉袋や小さな肉棒がぺちんぱちん、ぶらぶらと滑稽な動きを見せた。充の仕込んだ恥ずかしいイジメの全裸ダンスはクラスメイトたちを恐怖させた。

「やだ、なんか可哀想」

「充の言うことなんて聞く必要ないよっ」

 女子たちから憐れみの言葉をかけられるチビ太。しかし長年『手下』として充に従ってきたチビ太は充が「いい」と言うまで止めないのだ。

 嘲笑っているのは充を始めとした仲間の男子だけ。


 ぴょこぴょこ!

 ぺたっぺたっ

 ぶらんぶらん!

 ぺちんっ!

 ぶりゅん!


 いつもの光景とは言え、着衣したクラスメイトに囲まれているという特殊な状況でフリチンチビ太の全裸トカゲダンスは地獄の映像に見えた。ゴクリと生唾を呑む一般の生徒たち。要するに笑えないわけだ。


「もういいでしょ? 早く次のお題言いなよ」

「チッ…。チビ太、次のお題」

 女子は男子の全裸ダンスなんかに興味がないらしい。アンコが似非の正義感を出してきたので充はチビ太のダンスを静止させた。


 チビ太は背を丸めて「ハァハァ」と息切れしながら股間に右手を当てる。左手はお尻を隠した。悲壮感が漂っている。


「時間もったいない。早くしろっ」

 もたもたしているチビ太に命令した。

 充は支配者だ。ゲームマスターでなければならない。


 実際問題、女子をパンツ丸出しにさせて恥晒しをさせるのは実現しないだろう。充にしてもノーパンなので鬼になるのは避けたい。

 落とし所としては籠目システムでいつものヤラれ役、チビ太に犠牲になってもらうのが正解なのだろう。

 どんなお題を出されても全員で協力してチビ太の足を引っ掛けるだけだ。自分が鬼になりたくなければそうするしかない。


「き、き、昨日…」チビ太は内股で下を向きながら叫んだ。「お風呂に入ってない人!」


「!?」

 一瞬にして全員が視線を交錯させていた。

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お楽しみ会で 解決篇(1) プレビュー版2018-07-15(Sun)

▽ 前田 靖奈(アンコ)

 

 地獄は既に始まっていたのだ。

「もし日本代表が勝ったら、逆立ちして廊下を歩いてあげてもいいわっ」

 その一言が男子たちのプライドに火を付けた。

 

 前田靖奈(まえだ やすな)は冷静に客観的な判断をしたつもりである。日本が世界で勝てるわけがない。どうせ次の試合で敗退だろう。その日はスカートを穿いてきたが、それも含めて逆立ちしたって構わないと豪語したのだ。だから靖奈は最高に小馬鹿にした表情で充たち男子を煽ってやった。

「んぁんだと? ぉルあっ!?」

 ほら釣れた。効果てきめんだ。男というのは単純な生き物である。

「ふんっ」

 鼻で笑ってやった。

 

 靖奈が男子たちを煽ったのには理由があった。

 彼らは親友・雛子(ひなこ)の顔面にサッカーボールをぶち当てたのだ。わざとではないと主張するが、以前から近くを通ったというだけで怒鳴って威嚇シュートを撃ってきたこともある。ウチのクラスには乱暴な男子が多いのだ。だから雛子の件もわざとに違いない。当てるつもりはなかったと言い逃れしようとしていたが、どいつもこいつも、まったく男らしくない。つい「ヘタクソ!」と言ってしまった。

 これに男子たちが反発する。売り言葉に買い言葉で諍いがエスカレートし、最終的に日本男児すべてを敵に回して「逆立ち」発言に至ったわけだ。

 

「お前スカートのままやれよ! できんのか!? あ?」

 クラスのお調子者、夏男(なつお)が牙を剥いてくる。だが自分よりも背が低い相手は怖くもなんともなかった。

「パンツ丸出しだぞー!」

 クラスのインテリバカ、冬彦(ふゆひこ)のやつも、もう勝った気でいるらしい。男子って「おめでたいわね」、という気分だ。

 

「もし勝ったらね! ま、勝てるわけないけどぉ」

「くぬぉお!!」

 男子たちは自分たちが虚仮にされたかのように怒り狂った。そんなに球を蹴るのが面白いのだろうか。そんなにお前ら祖国のことが好きだったっけ?

 だが豪語した以上は靖奈も引っ込みがつかない。でも、まぁ十中八九、大丈夫だろう。そう踏んでいた。

 

 

「……………………」

 深夜、日本代表が奇跡的に勝利を収める。靖奈は今朝、テレビでそのニュースを知った。

 青ざめる。

 学校を休もうか、それともスカートを穿かず、ジャージかハーパンで行くか。間をとってキュロットなら文句は言われないだろうか。下に体操着を穿いていけばスカートでも問題はないか? いろいろ考えた。考えた挙げ句に『体操着+キュロットスカート』で行くことにした。

 

「話が違うだろ! さっさとパンツいっちょになれ! そのまま逆立ちで廊下行ってこいやーっ」

 男子たちは冷酷だった。靖奈の顔を見た途端にザマァ顔になって靖奈を取り囲む。

 日本代表が奇跡の勝ちを拾ったことで、彼らはお祭りムードだ。ほぼ全員が高笑いしている。特に充は「スカートのままやることを承諾したはずだ」と言ってきかなった。

「その股んとこ繋がってるやつはズルいぞ! スカート脱げ脱げっ!」

 

 確かにあのとき靖奈はスカートでやることは否定しなかったが…。肯定だってしていない…。だがスカートのまま逆立ちなんてリスクを負っても問題ないと頭の中で計算していたのも事実だ。その負い目が女子たちの地獄を招くことになるなんて…。

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(3)2018-07-14(Sat)

△チビ太


 仕方がないことだ。自分が我慢をすれば済む話じゃないか。

 それでうまくやってこれたし、これからも円滑に行くことだろう。みんなが喜んでくれるなら、充の言う通りにしよう。


 一人目の犠牲者、チビ太はそう考えた。いつも通りのことだ。


「青い色が入ってる服を着てる人!」

 フルーツバスケットが始まって最初の鬼である靖奈が声を張り上げた。その瞬間に青い色の入った服を身に着けた6人が動く。

 自分の服にワンポイントで青が入っていたことに遅れて気づいた者が2人。

 キュロットスカートの靖奈はチビ太に狙いを定めていたようで、チビ太が退いたイスに向かって突進してきた。青いジャージを穿いていたチビ太は自分が条件に当てはまるとすぐに判断できたものの、靖奈の勢いに道を譲らざるを得なかった。足がもつれて転ぶ。

「あ…」

 鬼を含めて既に5人が座席を取っていた。残りは遅れて動いた2人とチビ太の三つ巴だ。一人はTシャツの胸に青いブランドロゴの入っていた充。もう一人は里見富美加(さとみ ふみか)というクラスイチの可愛い女子。ポニーテールのシュシュが青いので彼女でも該当するのだ。


 時計で言えば12時の方角に充。9時の方角に富美加。5時の位置にチビ太。

 チビ太は靖奈に道を譲ったことで『終わった』と思った。転けるようにしてぺたんと床に座ってしまい、『鬼』は決定的だ。立ち上がる頃には彼の座るイスがなくなっているだろう。


「けっ、ノロマめ」

 充がそう呟いたような気がした。ずっと充に付き従ってきたのに、酷い言われようじゃないか。チビ太はすぐに絶望的な気持ちに陥る。


「きゃんっ!?」

 びたーんと富美加が盛大に転ける。


「え?」

 いったい、何が起こった? チビ太は目を疑った。

 まだイスが空いているじゃないか。

 富美加が座る予定だったイスだ。チビ太はよろよろと立ち上がって空いているイスを悠々とゲットできた。

 当然のように充も富美加が始めに座っていたイスに収まっていた。

 これで次の鬼の決定する。


 転んだときにスカートが捲れてパンモロしている里見富美加が鬼になった。


 ライトピンクのボーダー柄が眩しい、深穿きパンツだ。少し足を開いて股間の辺りが露わになり、セクシーポーズとなっている。前のめりに倒れたのでお尻の形が丸わかりの恥ずかしい恰好だ。

 クラスメイトたちから「ぎゃはは」と「大丈夫っ?」の2種類の声がかけられる。


「だっせー、パンツ丸出しでやんのっ」

 充を始めとした悪乗り男子たちが手を叩く。

「酷いっ。今、ミツル、足引っ掛けたでしょー!?」

 女子たちからは抗議の声が上がった。


 何にしてもチビ太は助かったと胸を撫で下ろす。充はひょっとして自分を助けてくれたのだろうか? チビ太は嬉しくなる。やはり子分を守ってこその親分だ。ズボンを脱がなくて済むと安心した。


 だが緊急事態。富美加は鼻血を出していたのだ。

 保健室へと退場処分となる。担任の先生が付き添いで教室からいなくなった。


「じゃ一番最後に座ったお前が鬼な!」

 そして無情に充はチビ太に宣告する。


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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(2)2018-07-07(Sat)

△ミツル


 今日の5、6時間目は学期末恒例の『みんな大好き、お楽しみ会』だ。

 だが、いつもと様相が違っていた。


 充はノーパンなのだ。


 1時間目のプールの授業が終わった後、その事件は起こった。着替えのとき、ブリーフがなくなっていたのだ。これは前代未聞の事件である。いったい誰が、あんなものを盗む必要があるのだろうか?

 だがこのクラスにパンツ泥棒が居るのは間違いない。捕まえてやる。

 落ち着かないのを我慢しつつ、クラスメイトの面々を見回す。まだ2時間目の授業中だが、充は目を光らせて挙動のおかしいヤツ、教室内の違和感を探していた。


 着替えのときにこちらを見てニヤニヤしているようなヤツはいなかった。ただの悪戯なら気配で解るはず。仕掛けてきたヤツは困っている充のリアクションを見たいから悪戯をするわけだから見ている気配というものは少なからず「ある」ものなのだ。

 だがそれがないということは本当にただの『盗難』である。『盗難』? ただ欲しいから盗んだ? 男子のパンツなど欲しいヤツなんて本当にいるのか?

 疑問は拭えなかった。

 充は誰がやったんだと騒ぎ、喚くことはしない。バスタオルを巻いてスク水を脱ぎ、パンツを穿かずにズボンを身に着けた。たんたんと、ごく自然に、何食わぬ顔で。


 朝のホームルームが始まる前、アンコと喧嘩したことは関係しているのだろうか? お楽しみ会のフルーツバスケットで『鬼』の間は『ズボン及びスカートを脱げ』と提案したことが誰かの反感を買った。充分あり得るだろう。充も、もし鬼になればルールに従いズボンを脱ぐことになる。そのときノーパンならフルチンフルーツバスケットに挑むことになるわけだ。

 犯人の狙いはソレだろう。充に恥をかかせようというわけである。

 そんなことでは動じないさ。

 逆にそんなヤツは返り討ちにしてやろう。鬼にならない自信はある。あぶり出して全裸にして逆立ちさせて歩かせてやればいいのだ。


 犯人の目星は何人かピックアップできる。

 筆頭は今朝の喧嘩の相手、前田靖奈(まえだ やすな)だ。通称アンコ。

 近所に住む腐れ縁の女子で、何かと言うと上から目線で突っかかってくる生意気なヤツ。充は彼女が嫌いだった。アンコも充の乱暴なところをいつも怒ってくるので嫌いなのだろうと思われる。

 男子の着替えは教室を使う。鍵は学級委員長が持っている他、職員室にも予備がある。それを使えば女子にも盗みを働くことは可能だ。有力な容疑者である。


 二人目の容疑者はリュウシン。森谷竜心(もりたに りゅうしん)だ。

 彼は充の友人である。

 学級委員長を務め、正義感のある男。こいつは友人として仲がいいのだが、充の無茶苦茶な提案には平然と異を唱える。決して同調したりしないわけだ。友人だからこそ間違っていると全力で当たってくる熱いヤツ。異常なルールの提案に反対したリュウシンなら、充に諦めさせるためにパンツ泥棒をしたとも考えられる。

 彼は正義のためなら何でもやる。


 三人目の容疑者は下平瑠璃香(しもひら るりか)。通称ヘンタイラリ子だ。

 男子のパンツがただ欲しくて盗んだ説が成り立つとすれば間違いなく犯人はラリ子だろう。彼女は低学年の頃、男子が体操着に着替えるのを盗み見ていたことがあった。プールのときも股間を注目されていたような気がするし。暗い性格で何を考えているか解らない怖さもある。

 実行に移すだけの度胸があるかは怪しいが、ヘンタイラリ子の名を冠するだけあって“可能性”は捨てきれなかった。

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(1)2018-06-30(Sat)

△薬師丸 充(ミツル)


 犯人は、この中にいる――。


 薬師丸 充(やくしまる みつる)は思考を巡らせた。犯人を捕まえて逆に『解剖』してやれ。そして『恥祭り』の刑だ。それほどクラスの代表的存在である自分に楯突いた罪は重い。

「最高に恥ずかしい思いさせてやんよ!」

 充はクラスメイトの顔を順に見渡していった。皆、真剣な目をしている。

 『俺を陥れたのは誰だ?』という疑心暗鬼で、もはやクラスの誰も信用ならない。

 誰が犯人で誰が味方なのか。すべてを看破するなど無理な話だ。


 充は蒼空の顔をチラリと覗き見た。彼女なら犯人が誰か解っているのかも知れない。あるいは眠そうな目をしている彼女なら信用できるのかも知れない。『深海蒼空(ふかみ そら)め、知っているなら真相を言いやがれ』、この地獄を終わらせてくれと願う。

 充は姿勢を低く保った。


『俺のパンツを返せっ』

 犯人――パンツ泥棒は必ずこの手で捕まえてみせる。両手で股間を隠しながら、充は血沸き肉踊る思いで最後の勝負を仕掛けるのだった。



△パンツ泥棒


 最低な遊びだと思った。

 通常のフルーツバスケットに加えて悲惨なルールを提案した充を許してはいけない。だから逆に自分の提案したルールで苦しんでもらうことにしよう。

 私は充のブリーフパンツを顔面に押し当ててクンカクンカした。

「ハァハァ…」

 なんという美臭…。


 今日の5時間目、『お楽しみ会』が予定されている。

 演目はフルーツバスケットだ。通常のこのゲームはあらかじめフルーツの名前を割り振られる。《鬼》がフルーツの名前を言って、該当者は席を立ち、別の席へ移動しなければならないというものだ。ウィキ●ディアで調べたから間違いない。今は「黒い靴下履いてる人」などの条件を提示して、該当者が席を移動するアレンジのほうが一般的である。


 充はこれに『《鬼》はズボン、及びスカートを脱ぐ』というルールを加えてきた。鬼は常にパンツ丸出しでいなければならないのだ。


 鬼は席を奪取できたら、新たな鬼となった者からズボンなりスカートを奪って履くことができるわけだ。それ以外は通常のフルーツバスケットと同じである。

 つまり、もしいつまでも席に座れなかったら、男子女子問わず、皆の前で下着姿を晒し続けることになるのだ。


 この恥ずかしいルールをあろうことか女子側も受けてしまった。

 自信があるのだろう。仕方ない。それならば充には《鬼》になってもらおう。永遠にね。


 私は頬が緩んでしまった。

 そう、我々が残酷なのは《鬼》となった者を全員で協力して鬼のままにしておくことだ。通称 籠目(かごめ)システム。誰だって自分が新たな鬼になりたくない。制限時間いっぱいまで、パンツ丸出しのやつなんて一人で充分ということ。新たな鬼をつくらないのは暗黙の了解である。このイジメにも似た恥晒しの籠目システムに充は嵌ってもらう。

 フルチンでね。


 名付けて『フルチンフルーツバスケット』だ。


「充…」

 クンカクンカ。

「あぁ、いい臭い♡」

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【プレビュー版】正義のためにセクハラ冤罪で女子たちに恥辱すぎる解剖の刑に処される僕2018-05-25(Fri)

 教室を支配する僕たち5人のメンバーは、ほんの少しの亀裂から瓦解に至ってしまった。これは『最強男子軍団』が一人の女子の卑怯な手に負けてしまう物語―。

※パブーのブロマガに載っけてる短編です。若干胸糞な展開をします。プレビュー版で冒頭シーンを掲載しました。本編は本日25日20時に配信されます。


正義のためにセクハラ冤罪で女子たちに恥辱すぎる解剖の刑に処される僕


 僕は皆口凛(みなぐち りん)というクラスメイトの女にはめられたのだ。


「何もしねぇんだったら帰れっ!」

 暗くて大人しい小島純子(こじま じゅんこ)を社会活動のグループに入れてやった。純子は見た目キレイなのにお嬢さま育ち過ぎてポンコツなんだ。壁新聞をつくるのに企画案も出せないし作文も書けない。写真だってまともなものが撮れない。取材に行ってもICレコーダーのスイッチを押し忘れてしまう。何をやらせてもダメな女子だ。

 僕は肩をどんっと押して向こうに行ってろという意味で「帰れ」と言ったのだった。


「酷ぉい」

 リンはムッとした口調で僕を責めた。肩甲骨まである長い黒髪に太い眉。普段は大人しいのに意志の強い目、口元。ショートパンツから伸びた健康的な太い足。背は小さいけど小麦色の肌でスポーティな感じだ。女子たちの中では頼れる姉さん的なポジションの女である。


「こいつ居たってなんの役にも立たないだろッ」

「そういうことは言っちゃダメなんだよ!」

 リンはすぐさま純子の元に駆けつけた。

 僕たちの班は男子2・女子2で構成されている。もう一人の男子は城島(しろじま)というやつで学級委員長も務めている。

「おいおい山田、今のはお前が悪いぞ。暴力はダメだ」

 城島は僕をたしなめた。

 この城島を中心にして『最強男子軍団』と言われている5人のメンバーがいる。僕はその一員だ。修学旅行の班決めや給食の配膳管理に至るまで主導権を握って和を乱すやつがいないか睨みを利かせているんだ。警察的な役割を担っているような感じかな。


「ちょっと山田っ! どこ触ってんの!?」

「は?」

 リンを見ると純子をかばうようにして僕をキッと睨んでいた。純子のほうは胸の前で手をクロスさせてうつむき加減で耳を赤くしてる。そのおかげで教室中が一気に騒然となった。


「なんだなんだ」

「乳揉んだのけっ!?」

「どうしたの??」

 男子も女子も集まってくる。そしてなぜかおっぱいに触ったという話になって盛り上がってしまった。


「なんでこんなことするのッ?」

「はぁ? 触ってねえぇし!」

「確かに肩を押したように見えたけどな… まぁ、ちゃんと見てなかったけど」

 近くに居た城島とリンでもハッキリと現場を目撃したわけではない。


「お前ら煩いぞ! 二人ともやめろっ。みんな自分の班に戻れっ」


「エロ男子のことだから触ったに違いないわよ!」

「山田酷ぉーい」

 城島の制止でも騒ぎは止まなかった。クラス中は俺を悪者にするのだ。

「大丈夫? 純子ちゃん」

「ぐす…」

「“せくはら”だわ! こんなの!」

「そうよ。そうよ。せくはら! せくはら!」


 騒ぎになって社会科の授業は一時中断となった。だが先生の「騒ぐんじゃない!」という一喝で僕たちはやっと黙った。この事件をきっかけに僕は山田メンバーと言われることになったのだ。


 まったくガキだな。覚えたてのセクハラという単語を使いたいばかりに僕を貶めるなんて。純子はこんな嘘をつけるようなタマじゃない。リンが入れ知恵して仕掛けてきたに違いないさ。

 僕は確かに肩を押したはずだし、感触だって硬かったはず。だが僕の普段の素行が横柄なところもあって“疑惑”は既成事実として広まっていった。

 先生はこの事件に一切 関知しない立場をとる。僕はしばらく腫れ物扱いで誰も話しかけてこなくなった。クラスの支配者である最強男子軍団でも騒ぎを治められなかったこともあり、城島などは責任を取ってやめろと言われるようになってしまう。どうして城島があんなに言われなきゃいけないんだ。文句があるなら僕に直接言えばいいのに。汚いやつらめ!


 城島を含めた僕たち5人の男子はそれまでとても仲がよく、いつも一緒に遊んでいた。バンドをやったりバスケをやったり、チームワークは抜群だった。でも僕の『おっぱい触った』疑惑はメンバー間にも亀裂が走る。運動神経や頭もいい、何をやらせても最強と言われた僕たちは自然と瓦解していくことになったのだ。

 ただ僕が瓦解と思ってるだけで、城島たちは4人でやって行こうとしている。何かあっても連帯責任だと言っていたメンバーも居たのにな。僕を切り捨てることで女子たちからの批判を躱そうとしているらしい。

 そんなのは許せない。

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【不定期コラム】女子に泣かされる快感(18禁)2017-06-09(Fri)

 「女子の横暴に泣く小学男子」という記事が某サイトに掲載されていました。

 さっそく食いついて記事を読んでみると「男子VS女子」の対立をテーマにしているものでした。好物です。
 投信1というところが書いているものです。(6/8配信)
 あえてアドレスは貼り付けません。

 極めて真面目な記事で少子化問題を論じているものであります。
 僕の場合はCFNMという視点からしか見ていません。

 これから書く内容は記事発行元とはまったくの無関係であり、公序良俗から外れたものなので良い子は読まないように。僕みたいに頭がおかしくなりますよ。


 さて記事では男子と女子がいがみ合う構図を今と昔で比較しています。
 昔は「男子が女子に暴力をふるう、心を傷つけられて女子が泣く」というものでした。最近ではデリカシーのない女子の横暴に泣かされる男子、というのが多いらしいのです。はぁはぁ…。好物です。

 子どもであってもプライドは持ち合わせていますからね。女子に偉そうにされれば男子より偉そうにするんじゃねぇと思うのは当然です。これはもう生物学的というか生理的というか、眠くなったから寝るくらい当たり前のこと。
 男というのはプライドしかない生き物なので、誰にも偉そうにされたくないのです。それをないがしろにされれば存在理由そのものを問われるわけです。

 記事では(おっぱいの大きい)塾の女性講師(23歳)が小学生男子にインタビューする形で進んでいきます。
 その男子は女子が嫌いだと言い、自分より背が高く、声も大きく歯切れもいい女子にコンプレックスを感じていました。
 その男子は女子の名字を「さん」付けして呼ぶが、対する女子は男子の下の名前を呼び捨てにする。そのことにも憤りを感じています。

 男子はルールや礼儀を守り対等であろうと務める。しかし女子からすれば「なに? そんな小さいことで悩んでるのぉ? バッカじゃないw」て感じなんでしょうね。
「男子は弱いよ」という話は女子の間で飛び交ってるそうです。僕からすればご褒美です。「くっそ…」と思いながらも全裸で礼を言います。

 インタビューを受ける男子曰く、「女子はズルい」そうです。
 男子同士のケンカであれば暗黙のルールというものがあり、負けそうになってもルールを破ることはしない。
 しかし女子が負けそうになるとバーリトゥードらしいです。何でもアリ。ケンカの原因とはまったく関係ないことを持ち出して責めてくるそうで。今の政治みたいですね。
 陰で悪口を言いまくって、関係ない女子まで巻き込む。男子が忘れた頃になって集団で仕返しにくる…らしいです。羨ましいです。小学生男子には耐えられないことでもおっちゃんにはご褒美ですね。

 読んでいる限りでは今も昔もそんなに変わりないなと思うわけですが、こういった話は小説づくりの参考になりますね。

★ ★ ★ 閑話休題 ★ ★ 

「えい! ズボンとパンツおろしちゃえ!」
「や、やめてよ」
 女子たちはノボルを公園に連れ込んでいた。円形の壁で周りを囲まれたコロシアムのような遊具の中だ。丸や三角の穴があり、完全に壁の中が見えないというわけではないが、大人たちからは死角になっている。

「男子は弱いんだから抵抗するだけ無駄なんだよ!」
「わーん」
 押し倒されたノボル。
「きゃははっ それっ」
「えーい!」
 4人の女子たちに囲まれズボンとパンツが脱がされてしまった。ノボルの両サイドから組み付かれ、山本さんがノボルのズボンとパンツを戦利品のように空高く掲げている。
 もう一人の女子は高みの見物だ。
うふふっ」
「あはっ 小っさ! おちんちん縮こまってんじゃん!」
「そんな程度でよくもあたしたちに生意気な口聞くわね!」
「ぅぅウワー! 返せー!」
 ノボルは恐怖でブルブル震えていた。顔を真っ赤にして性器を見られた恥辱に頭がパニックだ。女子にこんなことをされたのは初めてで、改めて女子の陰湿さや集団の力に怯えてしまった。
 だからといって男としてビビっている姿は見せられない。虚勢を張って大声を出すしかなかった。

「きゃははっ 見てっ。足震えてるよ。ほらっ」
 ノボルの気持ちを見透かしているようだった。

「だっさーい。お母さんに買ってもらった白ブリーフじゃーん」
 お母さんに買ってもらったと言うことで男として自立していないことをバカにしているのだ。

「あんた、女の子に抑え込まれるなんて力弱すぎなんじゃないのー」
 集団でかかればいかに男子でも敵うはずがないと知っていて、それでも女子は男子のプライドを砕くことを目的にわざわざ言葉にするのだ。

「これで女子に逆らったらどうなるかわかったでしょ!」
 彼女たちはおちんちんになどまったく興味ない。
 思春期のおちんちんを女子の前で晒すことが、男子への一番の懲罰になると信じてやまないのである。

 ズケズケと男子の心を傷つける女子たち。だが彼女たちにしてみればこれが正義なのだ。
 理不尽である。

「ハッ…」
 ノボルは仁王立ちでそびえ立つ山本さんのスカートの中を見てしまった。白いクマさんパンツがチラリと輝いた。
 ぴこーんと速攻で勃起してしまった。おちんちんが女子たちの見てみる前でムクムクと大きくなっていく。
 男の哀しい性である。
「きゃー! なにコイツ!」
「変態!」
「やだーっ」
「きもーい!」
 女子たちは口々に罵りながら情けなく勃起してしまう男性器を小馬鹿にする。嫌がりながらも目を逸らさずにしっかりと小さいおちんちんを見てやるのだ。
 それが男子にとって最大のダメージになると思っているから。
 ご褒美になるなど夢にも思わないのだ。

 なぜ勃起してしまうのかはノボルにはわからない。今はただ情けなく悔しいだけで、女子なんか嫌いなことに変わりはない。

 だが心に植え付けられた女性への恐怖や勃起してしまった事実は彼の人生へ大きな影響を及ぼすだろう。
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お知らせ 2016.12.242016-12-24(Sat)

 今週・来週の「修学旅行で」はお休みになります。

 今回の更新はコマーシャルです。
 明日25日に更新予定のパブーブロマガでは新しい作品に取り組みます。
 「一年戦争で」をベースにして男子と女子の戦いを描こうと思っています。

battle01_s.jpg 
 短編連作形式でクラスの少年少女たちの群像劇になるといいなと思っとります。

 今回はクラスの目立たないポジションにいる主人公【風馬駿輔の章】でCFNMを中心にしていますが、今後は女子の18禁描写も積極的に取り入れていきたいですね。「一年戦争で」で描ききれなかった女子側の視点や裏切り行為、暴力表現を追求したいと思います。

 パブーにて試し読み設定で1話が公開になります。
 こちらのブログにも掲載したかったのですが規制がかかって掲載不可のようですね。厳しくなったんですねー。

 年内の更新はこれで最後。
 次回は1/7からになります。
 来年も「男子厨房に入ってCFNM」をよろしくお願いします。

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一年戦争で(16)2015-08-08(Sat)

「カギまだぁ? ふぁぁ…」
 ヒナ先生が目覚めたようだ。カギのことしか頭にないらしい。あくびをしている。

「せ、先生っ、起きてらしたんですか? …まだ捜索中ですが…」
「あら委員長ちゃん、何これ?」
「これは…」
 イチジクの足元に転がるイーグル。ところてんにより女子たちの前で、精子をまき散らして僕たちのリーダーが戦死したのだ。

「これはエッチな臭いね。何してたのよ」
「えと、あの…お尻を調べる過程で…」
「それでカギは出てきたの?」
「いえ…」
「ダメじゃん。遊んでる場合じゃないでしょーが!」
「は…はい」
 イチジクは気をつけの姿勢で固まってしまった。学校権力の犬だから先生に怒られても素直に返事をするしかない。
「ったくもう。先生の責任問題になっちゃうでしょう? カギを無くしましたなんてつるハゲ教頭に言えないのっ。あんたたちっ一列に並びなさい」
 ヒナ先生はおもむろに男子たちに向き直り指図する。
「ほら早く。四つん這いになってお尻こっちに向けなさい」
「はい…」
 僕らは言うなりになるばかりだ。服を着た女子たちの前で恥ずかしいけど言うとおりにする。

「チッ」
 ドラゴンが舌打ちをする。納得がいかない様子だが、しぶしぶ膝をついてお尻を上げた。

「ちゃっちゃと調べるわよ。のろまは嫌いよ。ゴム手袋使えるのは4人分ね。誰でもいいから装着して4人ずついっぺんに調べなさい」
 ヒナ先生がちゃきちゃきと指示を出して、イチジクの他にリンゴとレモンとイチゴがゴム手袋を持っていく。イチジクは面白くなさそうだ。

 既に戦死した僕のお尻も調べられる。イチゴが人差し指を無造作に突っ込んでくるのだ。隣でバードやタカも指を挿れられて表情が歪んでいた。
「誰がカギ持ってるのよ? 隠してないで早く出しなさいよ」
 ゴム手袋をしてない方の手でお尻をぎゅうっと鷲掴みにしながら、イチゴがこそっと僕に耳打ちした。
「知らないよぉ…」
「ちょっといい加減にしてっ。いつまで続けるつもりよ?」
「くぅぅ…」
 そんなことを言われてもいつ終わるのかこっちが聞きたいよ。細い人差し指が縦横無尽に僕の穴をかき乱す。まったく無遠慮に、いくら痛がっても配慮を見せる様子もない。

「ないなら次! もたもたすんなっ」
 ヒナ先生が腕を組んで背後に立っているだけで、男子たちが被(こうむ)る痛みなど構っていられないのだ。

「うひぃ」
 白鳩の番だ。背後にはイチジクがついていた。白鳩が教室突入時にカギを開けたのだから最初から彼を調べれば済むのだ。誰も仲間を売らなかったけど、僕なんかは何度も言いそうになったね。でもこれでカギはほじくり出されるに違いない。

「ないですねー」
「!?」
 白鳩が持ってないだって?

「ないなら次ー」
「はい」

 次々と男子たちのお尻に指が突っ込まれていくがカギを誰も持っていない。白鳩の奴どこかに隠したのか? よくよく考えたらお尻の穴に隠す時間も隙もあるわけないか…。どこかに盲点がある。


「ふざけんな!」
 ドラゴンが憤る。

「先生の命令だからってやってられるか!」
「そこうるさいわよ。カギ持ってるなら出せば済む話じゃないの? 指突っ込まれたくなかったらとっとと出しなさい」
「こっちが聞きてぇよ! 誰だっ持ってんのは!?」
 ドラゴンは指を突っ込もうとしていたレモンを突き飛ばして立ち上がる。
「きゃっ」
 その際にレモンが足を広げて転んだもんだから股間の辺りがおっぴろげになってよく見えた。ブルマがお肉に食い込んだ様子を僕は食い入るように見てやる。

「あと調べてないのはアンタだけよっ。持ってるのはアンタね。クサイ芝居やめなっ」
 赤い彗星のリンゴが詰め寄る。サイドからイチゴがサポートに入る。

「くぉお! うがあっ おりゃー!」
 二人の女子に取り押さえられたドラゴン。僕だったらリンゴとイチゴに両腕をとられた時点でいっかんの終わりだよ。でもさすがにパワーだけはすごいね。両腕に絡みついたリンゴとイチゴをぶん投げてしまった。
「きゃあ!」
「ぅくっ」

「何してるの! 取り押さえなさいな」
「はいっ」
 イチジクが素直に返事をして力の弱い女子たちまで動員され、ドラゴンに向かわせる。

 レモンはささっと足を閉じて隠す。顔を赤くして僕を睨みつけてからすばやく立ち上がった。

「汚い手でさわんな!」
「大人しくなさいっ」
 リンゴが再度立ち上がってドラゴンに向かった。

 女子たちが一斉に素っ裸のドラゴンに襲いかかる。
「うぉぉ…」
 腕を取られて、足に絡みつかれ、背後からスイカに羽交い締めにされ、髪の毛を引っ張られてしまう。
 さすがのドラゴンもここまでだ。
 いくらケンカが強くて力のある男子だとしても、あんなにガッチリ固められてしまっては脱出は不可能だ。
 ドラゴンは顔を赤くして抵抗してるよ。恥ずかしさってよりもフルパワーを出しているから頭に血が上っている感じだ。
 足を持ち上げられて股を開かされた。ドラゴンも興奮しすぎたのかおちんちんがムクムクと大きくなり始める。屈辱だろうな。
 あんなに複数の女子に襲われても勝てると豪語していた奴がやっぱりダメだったって哀れすぎて笑い話にもならない。

「早くお尻を調べて!」
 レモンがイチジクに指図した。
 むっとするイチジク。それでもドラゴンの股の間にイチジクが入り込む。

「…」
 ドラゴンは黙ってしまって口をモゴモゴとさせていた。

「これで終わりよ。アンタも大したことなかったわね。パワーも… ちんちんの大きさも…」
 リンゴがみんなに聞こえるようにドラゴンを蔑んだ。

 僕ら他の男子たちも先生を前にして助けにもいけないなんて情けない。
 女子たちに屈したためか、どんどんとドラゴンのおちんちんは上を向いてしまう。

 クスクスと女子たちが勝利の笑みを浮かべたそのときだった。

「ペッッッッ!!」
 ドラゴンがツバを飛ばした。
 
 右手を押さえていたリンゴの顔に、塊のようなツバがべったぁと貼り付いていた。
「ぅあぁっ!」
 リンゴは思わず手を放してしまった。

 右手がフリーになるドラゴン。
 すかさず握られた右拳は左手側にいるレモンに向かって振り回された。

 シュッ!
「っっ!??」
 レモンの顔面にゴツンとヒットしていた。
 一瞬のことで何が起きたのかわからない。レモンは押さえていたドラゴンの左手を放していた。悲鳴も上げられずに鼻から血が流れ始める。白目をむいて後ろに倒れていく。

「レモンちゃんっ!?」
 みかんは片手でドラゴンの髪を掴んでいたが、もう片方の手で倒れるレモンのカバーに入った。意識がレモンに行ってしまったためにみかんの束縛力が弱まる。

 ブチブチッ
 ドラゴンの髪が何本か逝ってしまった音だ。
 みかんの手がドラゴンの髪から離れる。
 ドラゴンが首を前に振って無理やり離脱して、みかんが「えっ?」と動揺している。

 だが、まだドラゴンの胴にはスイカの両腕が巻き付いている。ドラゴンはこれも首を後ろへ思い切り振っていった。スイカの顔面へヒット。
 低く鈍い音が教室中に響いた。
 アゴに入ってしまったのかスイカの拘束が緩む。

 目の前のイチジクに向かってドラゴンはニヤリと笑う。
「えっ!? 嫌ぁ!」
 イチジクは頭をドラゴンの両手に掴まれてそのままヘッドバットをかまされる。
 ゴンッという鈍い音と共にイチジクが沈む。

 イチジクもブッと鼻や口から血が出る。

 ドラゴンはその調子でなりふり構わない暴力で女子を殴り倒していく。

 よく見るとおちんちんがギンギンに勃起していた。

 屈辱による勃起じゃなかったんだ。純粋に獲物を狩る興奮。ドSの喜びによるものだったのだ
 僕は真逆の人種に恐怖した。
 女子たちの悲鳴が響く。
 完全に女子たちの拘束を振りきって、おちんちんをギンギンに勃起させたドラゴンが立ち上がる。
「騒ぐんじゃないわよっ。こんなんバレたらどうするのよ!? 先生は知らぬ存ぜぬで通すからね!」
 ヒナ先生が後ずさる。

 もう誰も止められないよ。あれは男子にだって無理だ。


「し、白鳩さん…」
 イチジクがつぶやく。
 

 イチジクの声が騒然となった教室に重く響く。
 その声に反応した白鳩。副委員長である白鳩がなぜイチジク委員長に反応するんだ?
 答えは簡単だった。

「う、ぅおおおっ! いけっペンギン!」
「ぉ…」
 皇帝ペンギンが動き出す。白鳩に背中を押されて。どすどすと走ってドラゴンに向かっていった。
 スイカと対をなす巨塔である皇帝ペンギンの巨体がドラゴンに組み付く。

 僕は、始めは暴れるドラゴンを白鳩たちが男女戦争とか関係なく、正義感から取り押さえるためだと思っていたが、違った。

 パインが前に進み出る。
 涼しそうな表情だ。

「そのまま抑えててくれ」
 パインはドラゴンに立ち向かう。ドラゴンは皇帝ペンギンとガッチリ組み合って四苦八苦していた。素っ裸で相撲をとっているみたいになったよ。

 これは白鳩派の裏切りだ。イチジクの指示で白鳩が動き、白鳩の指示で皇帝ペンギンが動員されていた。白鳩派の動きは女子たちの利に沿っている。目配せだけで連携が早い。

 パインがドラゴンの背後にみるみる近づいていく。つかつかと躊躇なく、まるで皇帝ペンギンを信頼しているみたいだ。ドラゴンは背後からの気配に焦る。
「な、なんだ!?」

「エイッ!」
 シュパァンッッッ!

 パインの細くキレイな足が、ムチのようにしなった。
「うぃぎゃああ!」
 皇帝ペンギンを相手に相撲をとっていた格好のドラゴンは後ろからの金蹴りに対応できなかった。おちんちんは無防備なのだ。蹴り上げられて2つの金玉がぐちゅううぅと醜く歪む。
 ドラゴンは飛び上がり、両足を閉じてうずくまる。皇帝ペンギンが上からのしかかるようにしてそのまま押さえ込んだ。
 タックルに行って失敗したレスラーのようにドラゴンは皇帝ペンギンの懐に包み込まれる。
 ドラゴンは痛みに耐えつつも押し潰されないように皇帝ペンギンの重圧に抵抗していた。
 しかしおちんちんへの攻撃は致命的な損傷になる。潰されるのも時間の問題だ。

「よくやったわ。ちょっとお仕置きするから、おちんちん出しなさい」
 ヒナ先生が近づいてくる。

 皇帝ペンギンは言われたままにドラゴンを持ち上げる。パイルドライバーのようにドラゴンは逆さまに持ち上げられ、おちんちんとお尻がみんなの目線の高さにさらされた。

 ヒナ先生は教壇から出席簿を取ってくる。そしてドラゴンの前に立つ。固そうな黒ツヤの出席簿だ。あれが凶器になるなんて誰も思わない。
「まったく。騒ぎ起こして問題になったらどうしてくれんのよ!」
 ヒナ先生の怒りは頂点のようだ。

「うぅぅ…」
 ドラゴンは危機を感じたのか、おちんちんがまだ痛むのか足を閉じていた。イチジクの目配せで白鳩が反応し、今度はチキンまでが動き出す。白鳩とチキンがドラゴンの両サイドに回って足を引っ張った。

「なによ、あんたたち。察しがいいわね」
 ヒナ先生の前に勃起したおちんちんがさらされる。
 出席簿をバックスイングする。

 ブンッと風を切って出席簿は後ろへ回りギリリと力を貯める。
「これは教育よ! けっして体罰でなく!」
「うぉぉ…や、やめ…ぅぅ」
「おりゃあああ!」
 ホームランヒッターのようにガニ股で鋭くスイングするヒナ先生。

 ブォン!
 スパァァァァンッ!!

「いぎゃああああハぁイ!」
 出席簿は遠心力をもってギンギンに勃起した竿を直撃した。おちんちんの先っちょが吹っ飛んでしまったんじゃないかと思った。
 素手や素足なんかよりよっぽど痛いだろう。
 竿が反動でばいぃぃんっと情けなく滑稽に揺れた。

 皇帝ペンギンがドラゴンを下ろす。
「ひぃ…」
 ゴツンと頭から下ろされ、ドラゴンは床に転がった。

「ふう、すっきり」
 ヒナ先生は満足したのかそれで下がっていく。
「先生、私が代わります!」
 イチジクが立ち直り、率先して申し出る。ヒナ先生から出席簿を奪うようにしてもらい受け、ドラゴンの前に立つ。ドラゴンはヒクヒクとおちんちんを抑えて倒れていた。
 目配せで白鳩派を従わせ白鳩たちがドラゴンの両足を開かせ、再び自由を奪った。皇帝ペンギンに押さえ付けられたら敵わないよ。

「すぐ校則にさからってぇ! このぉっ」
 イチジクは暴力を受けたせいで自分を見失っていた。
「うぉお!?」
 ちんぐり返されて金玉がイチジクの前に無防備に差し出された。再びさらされたおちんちんに向かって出席簿が振り下ろされる。

 スパァン!スパァン!スパァン!スパァン!
 スパァン!スパァン!スパァン!スパァン!

「このぉこのぉっ」
 おちんちんをむちゃくちゃに叩きつける。やられた腹いせでドラゴンを痛めつける。ドラゴンは悲鳴を上げて、腰をくねらせ逃げようと必死だ。金玉の形が醜く歪み、竿がお腹に何度も叩きつけられる。

 僕は見ていられなくなって目を伏せた。

「はぁあ…はぁあ…」
 イチジクは我を忘れて暴力にのめり込んだ。マラソンを走りきったかのように汗をかき、紅潮した顔でおちんちんを見下ろしていた。

「ぅぉぉ……」
「ふんっ。手こずらせてっもうっ。規則に従わないみんなが悪いんだわ!」

 イチジクはむちゃくちゃだよ。権力を自分の力と思い誤っている。


「ところでカギは?」
「あ、はいっ。先生」
 イチジクが再びドラゴンの前にしゃがみこんで、無造作にお尻の穴に指を突っ込んだ。
「ぅくっ」
「ないわね」
 イチジクが適当に一回こっきり指を突っ込んだだけですぐにないと判断した。まあ、そもそもそんなところに隠すわけないしね。
「先生、男子たちはカギを持ってません」

「あっそ。じゃあ次は女子ね」

「!?」
 イチゴが目を見開いてヒナ先生を見た。イチゴだけじゃない。他の女子も同様だ。それどころか男子に至っては呆気にとられる。

「えっ? ど、どういう…」
 レモンが口をわなわなさせて問いかける。みかんやザクロだって口をパクパクさせていた。

「わかりました。じゃあ次は女子を検査します」
 イチジクがふんっとリンゴ派やザクロを見やる。なるほど、イチジクの本意が見えたぞ。

「はじめに女子も念のために持ち物検査するって言いましたからね」
 イチジクはほくそ笑む。

「女子はみんな、ちょっとそのまま動かないでください」
「え? …なに? ぇ?」
 戸惑うイチゴを始めとするリンゴ女子軍。

「副委員長。男子は散々調べましたけど、そう言えば女子の体操服袋の中とかまだ探してなかったですよねー」
「見てないです」
「副委員長、お願いしていいですか?」
「わかりましたでやんす!」
 素っ裸の白鳩が嬉々として女子の体操服袋を調べ始めた。

「ちょっと! なに見てんの!」
 リンゴは自分の体操服袋から調べられて嫌悪感を露わにする。
「持ち物検査ですから」
「ないですね〜。次々っと」
 イチジクと白鳩は予定された段取りで芝居をする。白鳩がイチゴの体操服袋を手にとって中に手を突っ込む。
「あっこれはー! あった!」
 白鳩が教室のカギを掲げた。これみよがしにヒナ先生に見せつける。
「ふうっ。やっとか。先生疲れたー」

「…」
 イチゴは入れた覚えのないものが出てくるという現象に呆然と立ち尽くす。

 イチジクは始めからリンゴ女子軍を陥れよう画策していたのだろう。
 男子たちが女子の着替え中に教室に踏み込んだそのとき、女子がカメラを構えて待ち受けていたって話からしてあやしかったんだ。タカが言うように本当に白鳩派という裏切り者がいた。彼らがイチジク女子軍に情報を流し、共謀していたのだ。

 カギは白鳩が持っていたはずで、女子の着替えていた教室の中にそのまま置いてきたのだろうな。そういう手はずだったんだ。それを拾ったイチジクか誰かがこっそりイチゴの体操服袋に忍ばせたに違いない。

「じゃあ、緊急ホームルーム終わり。あとはアンタたちで好きに処理しなさい」
「はいっ。イチゴさんが何でカギを持ってたのかわかりませんけど、男子たちを覗きに導いた罪で何らかの処分はさせて頂きます」
「…な… あ…」
「さしずめ男子たちの前でストリップショーの刑でもしてもらおうかしらフフフ…」
 イチジクは不敵に笑うのだった。

 
 男子と女子の戦争は終結したよ。
 でもこの後もイチジク女子軍とリンゴ女子軍はいがみ合いは続くんだろう。僕らは奴隷か兵士として卒業までそれに付き合わされるんだろうね。
 望むところだ。
 僕は期待に胸も膨らみ、おちんちんも膨らませてしまうのだった。

(完)
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一年戦争で(15)2015-07-25(Sat)

「では早速調べましょう。あなた達、悪いけどトイレからゴム手袋を持ってきてください」
 壇上で淡々とホームルームを進行するイチジク。彼女はマスカットとびわに指示を出す。

 二人が出て行って教室内はしばし沈黙する。
 これから行われること、されることへの警戒と期待、様々の思いが交錯しているようだ。
 教室の前の方に集められた裸の男子たちは、おちんちんを手で隠すことも許されず、手は頭の後ろへ組まされたままだ。
 カギを持っていないことを証明したはずなのに、まだお尻の穴に隠しているのではないかと疑われている。屈辱だし理不尽だしバカげてる。

「持っているんなら今のうちに出しなさいよ」
 保身のことしか考えていないヒナ先生が怖くて誰も逆らえない。

 ヒナ先生の後ろに隠れるように女子たちは僕たちのおちんちんをジロジロと観察していた。みかんは恥ずかしそうに顔を赤くしてちらちら見てくるが、レモンなんかは遠慮なしにガン見してくる。

 こんな状態でも撮影さえされなければまだ助かる道はあるかもしれないと思っていたが、無情にもなすびの奴が無音カメラで僕らを撮影していた。暗くて目立たない女子だから撮影役に選ばれ先生にバレないように撮影していたようだ。
 ちなみに果物しばりのコードネームの中で一人だけなすびと名付けられるほどだ。誰かに命令されて仕方なくやってるんだろうな。

 これで万事休す。男子軍は全メンバーの裸が女子たちにコレクションされてしまった。
 男子軍の敗北が決定し、卒業までの半年間は女子たちの奴隷になる契約が発動されることになる。


 やがてマスカットとびわが獲物を持って帰ってきた。
 水色のなんてことないゴム手袋を二組、トイレ掃除に使うくらいしか用途を思いつかないものだ。今はそれが禍々しく見える。
「ありがとう」
 一つはイチジクが受け取り、もう一つはスイカに渡された。
 リンゴ派に一切の仕事がないことからも女子軍のいざこざが感じられる。

「じゃあ主犯のイーグル君からよ。そこで四つん這いになってください」
 イチジクが教室の中央付近を指さす。そこには腕組みして待っているヒナ先生がいる。
「チッ これでいいのか?」
 イーグルはぺたぺたとヒナ先生の前に歩み出て膝をつく。土下座でもするような格好になる。
 堂々とした態度だよ。
 裸で恥ずかしいはずなのに男らしく胸を張ってぶっきらぼうに対応していた。一片の恥ずかしさも感じてないんだぜと言っているようだ。
 確かに必要以上に恥ずかしがったら女子たちの嘲笑の的。威風堂々としていればいい。ほどよく筋肉のついた細マッチョな体だから見られても平気なんだろうし。

「違います。そんなに足を閉じていたのでは調べられないでしょう? それにお尻はちゃんと先生の方にむけてください」
「…ち」
 だけど何だかんだで言われるがままに命令される姿はどんなに堂々としていても格好悪いものだ。僕らの代表であるイーグルがそんな尻に敷かれる姿を見て、今後もついていけるのだろうか。

「そう、そうやって足を開いて」
 イチジクはイーグルのお尻に近づいた。イーグルがヒナ先生と女子たちにお尻を向ける。ほどよく開いた股の間からぶら下がっている金玉が女子たちから丸見えになっていることだろう。
 小さくクスクスとした笑いが漏れていた。
 あんなに威張っていたイーグルがか弱い女子の前におちんちんもお尻も差し出して跪いている姿は、女子たちにとって勝利の証であり、僕らからすると雄としての本能的なものまで全否定されてしまった敗北の証だ。
「みんなもっと近寄ってカギが落ちてこないか注意して見ててください。それから一列に並んでる男子たちも誰か見張っててください。そこのぼーっとしてるリンゴさんたち、お願いします」
 イチジクはほんの少しだけ唇の端が上がる。

「…ちぃっ…」
 リンゴ率いるリンゴ女子軍が一列に並ぶ僕らの前に移動する。カギをどこかに隠す隙を与えないためだ。
 男子処刑のさなかでも女子同士の牽制が熾烈に行われる。

 ヒナ先生はイスを持ってきて一人足を組んで腰掛ける。ミニスカートから覗くきれいな足が強調された。


「でははじめましょう」
 このクラスで唯一、ブルマの中にシャツを入れるというスタイルのイチジク。三つ編みでメガネというまじめ委員長。正反対の男子、イーグルのお尻を両手で掴んでグッと広げた。お尻の穴を無理やり広げられる。力なき者が学校権力を傘に力のある者を征服する瞬間だ。
「どうですか? 見えますか?」
「暗くてわかんないわよ。ほじくり返してみなさい」
「わかりました」
 イチジクの右手の中指がお尻の穴に突き立てられる。

「うぉっ」
 思わず声が漏れるイーグル。

「ふむふむ」
 パインはそんなイーグルの表情を興味津々といった様子で観察する。
 なすび や びわは恐る恐るイチジクの言いつけ通りお尻を覗き込み、カギが出てこないか見張る。
「…」
 マスカットは朝顔のつぼみでも見るかのように、夏休みの観察日記のために仕方なく見るかといった様子でちょこんと膝を抱え、座り込んでおちんちんの先っちょを見つめる。ベンチの裏側を覗くように首をかしげて不思議そうに口を開けた。

「スイカさん、暴れないように腕を捻り上げてやってください。相当痛いと思いますから」
 イチジクは淡々と進める。
 スイカが命令に頷いてイーグルの四つん這いになった背中にまたがる。そしてイーグルの腕を無理やり掴んで引っ張りあげた。
「うぅっ…くっ」
 イーグルは両手の支えを失い顔を床につけることになる。右頬を床に擦り付け、腕はチキンアームウィング状態に捻られ、お尻はより高く突き上げることになる。
 さらにスイカの太い足がイーグルの広げた股の間に滑りこむように絡ませていく。もろにスイカの体重を載せられて今にも潰れそうだ。
 
「パ…パロスペシャルだ…」
 僕は思わずつぶやいていた。
 スイカは戦闘マシンのように無機質にイチジクの言うことを聞くだけ。スイカであっても女子にあんな技をかけられて、全裸をみんなに観察されるなんて…。
 僕のおちんちんは技もかけられてないのに硬さを増していく。僕の前にいるイチゴはつまらない映画を見るみたいに白けた目でそれを眺めていた。


 ぶすっ!!
「っ!? …ぅぅくぉおぁ!」
 突然イーグルの表情が苦痛に歪む。

 イチジクが中指を予告もなく突き刺していた。
 お尻の穴にゴム手袋の中指が埋まっている。
 ローションもなしに一瞬にして埋(うず)められた細い中指。
「カギはないみたいですね〜」
 イチジクだって本当にそんなところからカギが出てくるなんて思っていない。男子を蹂躙することだけが目的なのだ。

 くい
 指を動かして犯す。

 くい
 指が動いて犯す。

「ぃぃぃ… 」
 イーグルは歯を食いしばって屈辱に耐える。
 倒れたくてもスイカのパロスペシャルは死神のようにイーグルの上にのしかかるんだ。ぷるぷると震えるイーグル。小刻みに揺れておちんちんもふるふると振動する。

 それを面白そうに観察するマスカット。
 びわは初めて見る光景に口に手を当てている。なすびは無表情だが目は見開いたまま。彼女たちは一度はスカートをめくられて下着姿を写真に撮られたんだ。撮影を指図していた主犯のイーグルの逆レイプショーを見ることで溜飲は下がっただろうか。

 パインは脂汗をかくイーグルにハンカチを当てて拭き取る。それでも脂汗が止めどなく吹き出てくる。そんな苦痛にゆがむ表情を優しそうな目で包むんだ。

「もうちょっと調べましょうね」
 結合部が卑猥でイチジクは顔を赤らめていたが、自分の権力と指一本で男子をここまで押さえ付けて蹂躙できたということが彼女にとって自信となる。
 表情に余裕が生まれ始めていた。

「うふふ」
 ゆっくり指を抜くと見せかけ、さらに押しこむ。
「ぬぐぁ!?」
「うふ」
 イチジクは男子の痛みを想像することなどしない。首根っこを押さえ付け、自分たち女子の方が上であるということをイーグルだけでなどなかった。

「ここですかね?」
 指を曲げて縦横無尽にイーグルが弱るポイントを探している。
「ぅぐうぅ…」
「うふふ」
 滑りの悪いはずなのにお構いなしに指がピストンされていく。無造作に何度も突き立て、無遠慮にかき回して、イーグルを犯す。見ていて辛いよ。僕らのリーダーがあんな情けない姿に…。

「…!」
 マスカットはイーグルのおちんちんに変化を認める。
 知らないうちに前立腺でも刺激されたのかおちんちんがむくむくと膨張し始めたのだ。
 初めて見る男子の生理現象に胸をときめかせるマスカット。

「ん?」
 パインはイーグルの目に涙が浮かぶのを確認した。
「す、すいません…した」

「委員長、何か言ってる」
 パインの呼びかけにイチジクが動きを止めた。
「なんですか?」
「すいません。戦争は俺達の負けです。女子に生意気言ってすいませんでした… もう…」
「はぁ?」
 イチジクは背後のヒナ先生を横目で見る。イチジクはムッとした表情になる。確かにこのタイミングでそんなことを言い出して、戦争のことが先生にバレたらイチジクたちだって立場が危うくなるからね。

 いや、イーグルからしたらそれが狙いなのか?
「もう…やめて…ください…」
「はぁ? 調べてるだけでしょう? 許す許さないなんて関係なくないですか?」
「ごめんなさい…。もう…」
「ちょ…黙らないと、もっとひど…」

 ガタッ
 イチジクの背後でヒナ先生が動く。

 みんながそぉっとヒナ先生を注目する。


「すぅ」
 ヒナ先生は口を半開きにしてうたた寝しているようだった。組まれた足がほどけて音を出しただけのようだ。


「先生寝ていらっしゃるわ。残念だったわね… 戦争のこと言ったらただじゃおかないんだから…」
 イチジクはイーグルに向き直る。表情にサディスティックな笑みが灯っていた。

「ぅう…」
「ほら」
「うぉ!?」
 ねじねじと指を押し込まれ、穴を押し広げようとする。
 おちんちんが勃起してしまい、それはイチジクの視点からも確認できる。垂れ下がる金玉の向こうに立派に反り返った陰茎。少し皮が被っているけど僕やバードなんかより立派な一物だ。
 
 男子がお尻を犯されて勃起させられるという事態に教室中の誰もが(ヒナ先生以外)目を見張る。
「ちょっとぉ、まじめにカギを探してるだけなんですから、何を大きくさせてるんですか?」
 わかってるくせに非難めいた言い方でイチジクはにやにやと笑う。

「これこそごめんなさいって言いなさいよっ」
「ご、ごめんなさい…」
「何がごめんなさいなんですか? わかりません」
「ぼ、勃起させて…ごめんなさい」
「まだわかりませんよー? ちゃんとみんなに聞こえるように言ってくださいね」
「ぅ… くぅ」

 ペチイィン!!
「ぁぐっ!」
 イーグルのお尻がイチジクのゴム手袋をはめた左手ではたかれた。

 ペチイィン!! ペチイィン!!
「ぅっぐうぅぅ!」
 痛みに耐えるイーグル。
 予告なく何度も打ち付ける。

「わ、わかった!言う! 言うからっ」
 イーグルの懇願にイチジクの左手が止まる。

「せ、先生のために、みんなでマジメにカギを探しているのに、俺だけ…ふざけてチンコを勃起させてしまって本当に申し訳ございませんでした!」
「ふんっ。よく言えました。許してあげますね」
 ずずずっと指を抜いていくイチジク。

 終わった。
 男子軍のリーダーを完膚なきまでに従わせ、蹂躙して、負けを認めさせる。さらに恥ずかしいセリフも自分で考えさせられ、それを大声でみんなの前で発表させられる。
 イーグルの、男子軍のプライドは粉々だ。

 僕は男子のプライドにあんなにズケズケと入って傷つけてくるイチジクに怒りを感じるが、哀しいかなおちんちんは誰よりも勃起していた。涙が流れる。悔しいから涙が止まらないんだ。
 でもおちんちんの先っちょからも我慢汁があふれ始めていた。
 力の弱い女子に蹂躙されるなんて屈辱に我慢汁と涙があふれた。

 ちょっと力が強いだけの男子が弱い女子に楯突いたためにこんなことになってしまったんだ。


「カギはここに入ってないってことはわかりました。他を探しましょう。痛い思いさせてごめんねイーグル君。耐えたご褒美に気持よくさせてあげるわ」
「…!?」
 イーグルはイチジクの言葉にそれがどういうことか考える隙もなく地獄に突き落とされていた。

 イチジクの人差し指が中指と合体して再度イーグルのお尻に突き立てられたんだ。
「ぅぎぁあっ!!」
 鋭利な刃物のように突き刺さる。
 指の根元まで押し込まれた。
 お尻の穴に埋(うず)もれる。
 おちんちんがわなないた。

 高速でピストンされる。
 指が二本になったことで先ほどまで水平だった手は垂直になり、人差し指が上、中指が下になる。薬指と小指が必然的に金玉に突き刺さる形になった。
 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ
 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ

 思い切り突き立て、征服欲を満たしていくイチジク。

 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ
 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ

「ぅぅぅ…」
 イーグルは苦悶の表情を浮かべ耐えていた。パインがイーグルの頭を撫でてる。優しい目で見守るパイン。
 犯されて金玉を刺激されてさらに勃起してしまったおちんちんを興味深そうに眺めるマスカット。
 イチジクの隣で びわ と なすび が、宙をぶらぶらと情けなく揺れ動くおちんちんを、男子の生態を、余すことなく観察し、イチジクと同じように余裕が生まれてきていた。

 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ
 パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ

「ぅ…ぅ…ぅ… もう だ…め…」
「これで最後っ」
「ぁ…」

 イチジクはできるだけ指を引き抜いてから、体重を載せてズボッと二本の指を差し込んだ。

 どぴゅっっっっ!

 おちんちんが一際わなないた。
 ぴゅっぴゅっ
 ぴゅっ

 イチジクは倒れこむようにしてイーグルのお尻にのしかかる。薬指が金玉を刺激して絞り出される。

 …ぴゅっ

 …ぴゅっ

 白濁した液がそこら中に飛び散った。


「さ、まだ全員分あるんですからね。みんなで手分けしなくちゃ」

 まだ、終わってなどいなかった。

 戦後処理はこれから始まるんだ。


◆男子軍:敗北
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一年戦争で(14)2015-07-19(Sun)

 僕が戦死したというニュースは瞬く間にみんなのケータイに配信された。

 この事件をきっかけに戦局は大きく変化する。
 いや、男子が気付かない内に既に変化は起きていたといった方が正しい。

 ピーチ派が居なくなって以降、実は女子軍は分裂状態にあったのだ。

 それは頭を潰せば女子軍は勝手に壊滅の道を辿るだろうという、タカが読んでいた通りの展開になっただけではある。

 新リーダーになったイチジクは平和主義に拍車がかかり、これに異を唱えるリンゴ派という構図らしい。
 勝手に休戦協定を結んだイチジクにリンゴ派は怒っていて反旗を翻し女子軍を離れていた。

 これはすべて夏休み中のできごとだ。細かく何があったのかは知らないが、そこで女子同士の激しい戦いがあったらしい。

 イチジクに付き従う配下はほどんどおらず、戦力として見れるのはパインぐらいだね。そのパインも相変わらず一人で勝手に行動しているみたいだけど。
 あとは隣のクラスや下級生たち数人が正式メンバーとして加入したようだ。僕が体育館で処刑されそうになったときに居た連中だろう。

 一方、リンゴ派はザクロとバレー部の後輩バナナとチェリーをメンバーに加えたようだ。
 平和主義で戦力のほとんどないイチジク女子軍がなんでこんなにリンゴ女子軍に対抗できるのだろうか。平和主義と言いつつ何か“核”を隠し持っているんじゃないか。



 2学期が始まってすぐ、イーグル派が集まり、教室の隅で緊急会議が開かれる。速攻で女子軍を殲滅させようという話になったようだ。
 ちなみに戦死した僕は影から見守るしかできないんだ。

「か、鍵を手に入れて来たでやんす!」
「声が大きいぞテメー」
 ドラゴンは白鳩の胸ぐらをつかむ。「よこせ」といって白鳩から鍵を奪い取った。

「でかしたぞ白鳩」
 イーグルがニヤリと口元をあげた。
「次の体育の時間が待ち遠しいなぁ」
 タカが人差し指でメガネをくぃくぃと上げ下げする。

「女子同士でいがみ合ってる場合じゃないのにねっ。くくくっ」
 バードは嬉しそうにイスをガッタンガッタンと揺らした。

 タカの立案した作戦はイチジク女子軍・リンゴ女子軍と面倒くさく分裂した女子軍を一挙に葬るものだった。
「一網打尽ってやつさ」
 体育の時間前の放課、着替え中にソコへ踏み込んでやるというのだ。内側から鍵をかけられた教室に、職員室から黙って盗ってきた鍵を使って踏み込むんだ。
 体育は他クラスと合同だから下級生女子以外はこれで葬ることができるぞ。


 強襲チームは僕とファルコン以外のイーグル派+白鳩だ。早着替えをした強襲チームは隣の教室へ向かう。

 そして、時は満ちる。
「ウォラー!!」
 ガララッ バァン!
 鍵を開けた途端に、まずは白鳩が放り込まれ、ドラゴンが続いて教室に入る。

「きゃー!!」
 一斉に女子たちの悲鳴が上がる。着替え中に踏み込まれた女子の悲鳴に歓喜する強襲チームだが、すぐに様子がおかしいと気づいた。

 女子たちは既に着替え終わっていたのだ。ブルマ姿の女子たちがウソ悲鳴をやめてニヤリとほくそ笑んだ。
「な!?」
「んだと!?」
「うそん!?」

 カシャッ
 パシャッ
 チロリロリーンッ

 カメラを構えて侵入した男子たちだが、カメラを構えて待っていた女史たちに虚を突かれた。

 女子の着替えを堂々と覗きにきた現行犯たちとして証拠写真を撮られ、ヒナ先生に通報されてしまうという結果に終わる。

「くそっ! なんでアイツら知ってたんだ!?」
「決まってる。僕たちの中にユダ(裏切り者)が居るんだ!」
 ドラゴンとタカが声を荒げる。
 強襲チームはすぐに逃げ出したがしっかりと写真を撮られた白鳩、ドラゴンは職員室に呼ばれることになるだろう。最初に放り込まれ、一番逃げ足の遅かった白鳩は確実に吊るしあげられるよ。

 隣の教室に逃げ帰るも顔は割れているんだ。逃げ場所なんかなかった。
「チッ何考えてんだ。先生たちに知られたら何もかも終わっちまうってのに…」
 いかにイーグルでも今回の事態の収拾は付けられなかった。

「こりゃー! お前らー!」
 そしてヒナ先生が怒りの表情を浮かべて飛んできた。

 ヒナ先生の独断で2組だけ体育の授業がキャンセルされ、体操着のまま2組の面々だけ緊急ホームルームが開かれることになった。

「先生!」
 イチジクがピーンとキレイに手を上げて発言許可を求める。
「なによっ? 委員長ちゃんっ!」
「持ち物検査をするべきだと思います」
「なんでよっ?」
「教室は内側からしっかり鍵を閉めてました」
「それがなんなのさっ?」

「ぇ… つ… つまり職員室から勝手に鍵を持ちだした人がいると思います」
「…っえ! マジでっ!?」
 ヒナ先生は男子の面々を見る。
「こりゃー! お前らっ なんばしょっと!? 先生のかわいい経歴に傷がつくじゃないの!」

 教室中が凍りついた。
「教★委員会とかPT★とか大きら★なのよ! 監督不行き届きなんて言われたくないのよ!」

「せ、先生。あの…進行を…」
「む…。そうね。委員長ちゃん、持ち物検査しよっか。早く鍵を見つけて返してこないとね!」
 ヒナ先生は急に笑顔になる。
「進行は委員長ちゃんに任せるわねっ」
「はい」
 イチジクはブルマの中にシャツを入れるというオールドスタイルで壇上に登る。
「では、緊急ホームルームを始めたいと思います。ランドセルの中身を机の上に出してください」
 イチジクの進行でみんな嫌そうに応じる。
「女子もです。念のためですから」
 この言葉にリンゴ女子軍がピリついた。潔白なのに疑われるのは気分が悪いだろうね。リンゴやレモンの目がキッと釣り上がる。みかんの頬なんか膨らんでいるよ。みかんみたいだ。

 ランドセルに続いて机の中、私服のポケットの中まで調べられることになる。
「これは身体検査をするしかないですね」
 イチジクの言葉に、教室中からさすがに反発が起こるがヒナ先生にキレられたら怖いので、みんな結局言われた通りに動くことになった。机が後ろに下げられて、みんな前の方に集まる。

「まずはイーグル君、自分で体操服を脱いでください」
「なに!?」
「のぞき実行犯のリーダー格なんでしょう? あなた。罰も兼ねてるんだから早くしなさいよ」
「て、てめぇ…」
 イーグルは苦虫を噛み潰す。この持ち物検査&身体検査で男子軍を全滅させようとする作戦だったことが明白になった。
「脱げないんですか? 女子の着替え覗こうとしてた癖に卑怯だわ。自分だけは見られない側に居るとでも思ってたんだですか?」

 ヒナ先生が処刑を許可しているのだ。さしものイーグルも学校権力に屈する。
 ガバっと上着を脱いで上半身を晒した。
「こちらに」
「チッ」
 体操服をイチジクに差し出す。
 鍵が服の裏側にテープで止められてないかと疑っているようだ。入念に調べる。
「下もですよ?」
「…」
 みんなが見守る中、イーグルは短パンを脱いでいく。するするっと落ちてグレーのボクサーブリーフが現れた。みんなが息を呑む。

 女子軍の誰も辿り着けなかったイーグルのおちんちんまであと一歩だ。
「では次、ドラゴン君」
「ぅくっ… 俺か?」

 このままパンツも下げろって言われるんだろうと思っていたが意外にもパンツ一枚のまま立たされることになる。

 ドラゴンも同じように上着を脱いで短パンを下げる。体操着を入念に調べられてイーグルの隣に並ばされた。最高戦力2人がボクサーブリーフとトランクス一枚という姿で晒された。

 ボクサーブリーフはおちんちんの形がわかりやすく出てるなー。女子の前でこれは相当に恥ずかしいよ。

 続いてタカ、バード、ファルコンと同じようにパンツ一枚にされていく。
「次、ホーク君」
「うぇ? 僕っ?」
 戦死してる僕にも容赦なしかよ? でもヒナ先生にしたらそんなことは関係ないから、ここで避難の声を上げたら戦争のことが先生にバレてしまう。
 僕も同じように上着を脱いで短パンを下ろす。何度経験しても女子の前でブリーフ一枚になるのは恥ずかしいよ。おちんちんの形もくっきりだし。しかも女子の皆さんはブルマ姿なんだよ。すらりと伸びた足、むっちりとした太もも、そんな女子に脱げと命令されておちんちんが勃たないわけがない!

 僕は知らない間にM心が目覚めていた。
 おちんちんがむくむくむくと大きくなってブリーフの前を膨らませていく。形がはっきりしていて遠目にも勃起してるってバレてるだろうな。

「あの中に鍵が入ってるんじゃないの?」
 くすくすっと小さな笑い声が聞こえたが僕もそのまま膨らみを手で抑えたまま、みんなの横に並ばされた。

 こうして戦死した僕やつぐみちゃん、ツバメやハヤブサまで次々とパンツを披露していく。戦争に無関心だったモズやカラスもお構いなしに巻き込まれ、パンツ姿を披露した。

「まだ、脱いでないのは… 白鳩君だけね。さぁ脱ぎなさい」
「は、はいぃ」
 どこに鍵を隠し持ってるんだコイツ。鍵が出てこないと終わらないんだよ。

 上着を脱いで、短パンをずらす。
 上着の裏側、ポケット、体操着が調べられる。

 しかしついに鍵は出てこなかった。

 男子たちがポーカーフェイスを装って驚く。バードは顔に出してたけど。
 そんな…。
 白鳩が鍵を持ってないとしたら、鍵はどこにあるんだ?
 まさか、本当にブリーフの中に入れてるんじゃないか、白鳩のやつ。

「あんたたち気をつけ!」
 怒気を込めたヒナ先生の命令。勃起を隠していた僕も両手は太ももの横へ持っていかざるをえない。

 こうしてパンツ一枚という屈辱の格好を体操着の女子たちの前に晒すのは敗北に等しい。
 野球の試合後の並んで挨拶するときに似ている。女子と男子が向かい合い、一方は体操着。一方はパンツ一枚。
 僕なんか勃起してるのを見られたままなんだよ。

「うぬ」
「どうしましょうか? 先生」
「出てこないのはまずい。どうしよう」
「ひょっとしたらパンツの中かもしれませんよ」
「そうかもね。でもさすがに女子の前で全裸は恥ずかしいでしょ男子」
 ヒナ先生の温情なのか男子たちはウンウンと頷く。
「それはかわいそうだもんね」
「で、でも先生っ。鍵がっ…あの…その…」
 イチジクが食い下がる。男子軍全滅まであと少しだからだろう。ヒナ先生を誘導しようと必死だ。
「男子たちもいっちょ前に年頃の男の子なんだから、年頃の女子の前ですっぽんぽんはキツイわよ〜」
「は…、はい…でも…」
 イチジクは男子を全裸にさせるための言葉を探す。

「男子〜、そろそろ鍵が出てこないと本気で先生切れちゃぞー。女子の前ですっぽんぽんになるけどいいのかなー」
 やはりヒナ先生の笑顔の奥に鬼が潜んでいた。

「先生っ」
 女子軍がほっとする。先生はやっぱり女子の味方だ。

 結局それが最後通告になった。
「鍵を隠されるかもしれないわ! 男子たちは両手を頭の後ろに!」
「女子〜鍵を出さない男子のパンツおろしちゃいなさいっ」
 ヒナ先生の号令で女子軍が一斉に襲いかかる。

 僕の前にブルマ姿のイチゴが飛んでくる。
「ぅふふっ。バカね。早く鍵出しちゃえばいいのに?」
「そんなこと言ったって…あっ!」
 躊躇なく、ブリーフがずり下げられる。イチゴの右手が勢いよく床へと向かう。勃起したおちんちんが強力なバネとなって勢いよく飛び出しずっぺーんっ!とお腹に跳ね返った。
 僕は腰が引けてしまって、ブリーフを引っ張るイチゴにバランスを崩されて、そのまま後ろにひっくり返ってしまい、足首からブリーフを取り上げられてしまった。
「ちょ返せっ」
 情けない醜態だ。両足を開いてしまってイチゴの前に勃起したおちんちんがぷらんぷらんと横揺れした。靴下も脱がされて、生まれたままの格好にされてしまう。
 得意げなイチゴの表情。
 隣でバードやチキンも容赦なく同じようにパンツを下ろされておちんちんを晒していく。

「これで戦争はおしまいよっ」
 リンゴの両手がイーグルとドラゴンのパンツを引っ掴み、引き下ろす。
 まだ一度も戦死していないイーグルやドラゴンたちも平等に脱がされいく。
 無情にもおちんちんが晒されて、足首から強引に引き抜いていく。

「ふんっ。何それ? ちっさ!」
 イーグルに向かってリンゴが吐き捨てる。体格にしては小さめの縮こまっているおちんちんをバカにされてイーグルはギリリっと歯を鳴らす。

「あんたはリーダーより大きいのね。毛もぼうぼうじゃない」
「…」
 ドラゴンは大人しくなって下を向いた。顔を赤くしている。

 こうしてファルコンもタカもモズやツバメ、ハヤブサもカラスも例外なくパンツを下ろされて取り上げれる。
「みんな調べてっ。靴下の中かもしれないわっ」

 両手は頭の後ろへと律儀に持っていったままだから、男子は全員おちんちんを丸出しにさせられて、隠すこともできず耐えるだけだ。

「なんかパンツに染みがついてる。ほらちょっと黄色いよ」
「やだっ」
「見てイーグルは左曲がりよ。他は右曲がりが多いね」
 女子たちはブリーフの裏側を調べるふりをしてチラチラと横目でおちんちんもチェックしていた。
「ホークだけなんでオッキしてるの?」
「コイツドMなんだよ」
 みかんが僕の勃起したおちんちんをしげしげと観察しながら疑問を抱いて、イチゴが解説する。

「ちょっと鍵わ!?」
「あ、あれ? 結局出てこないね」
「誰も持ってない…?」
 さすがに女子たちも訝しがる。

 男子たちは横目で白鳩を見る。白鳩は僕と同じように隆々と勃起させたおちんちんを晒していた。我慢汁まで垂らしていた。僕よりマゾ体質らしい。
 でもコイツが持ってないとしたら誰が持ってるんだ。

「お尻に隠してるのかもしれないです! 先生」
「…うーん。となると、直腸検査になるわ!おもしろそ… 仕方ないわね! いい加減カギを出しなさいよ男子! どんどん恥ずかしいことになるぞっ」

 男子たちの表情が一斉に青ざめていく。いったい誰がどこに隠し持ってるんだ!
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一年戦争で(13)2015-07-12(Sun)

 体育館倉庫での処刑を終えて以来、ピーチは学校を休んでいる。

 一日だけかと思ったらもう一週間以上だ。学校を休み続けて戦争のことが大人にバレたらどうするつもりなんだよ。ツバメ&ハヤブサやツグミちゃんでも恥を忍んで登校だけはしているというのに。
 女子って勝手だな。

 ちなみに僕はというと体育館倉庫での一件以来、オナニーを覚えて毎日のように自分磨きに勤しんだ。どうでもいいよね。

 何にしても僕たちの人質解放作戦は大成功に終わる。女子軍のリーダーであるピーチ一派を葬ったことで勝敗はもう決したようなもんだ。

 しかし女子軍はまだ諦めていないらしい。残党が鳴りを潜めて僕たち男子に睨みをきかせてるよ。
 そんな女子軍は新たにメガネのイチジクさんがリーダーとなったようだ。
 彼女は学校権力を傘に今まで男子に対抗してきたけど、武力の後ろ盾が弱まったことで完全にパワーバランスが崩れてきたんだ。
 ピーチ派の最大武力であるブルーベリーとメロンが殺やられたことで女子軍の武力は半減以下だろうからね。僕らが弱い女子の言うことなんて聞くわけがないよ。

 それでもイチジクさんは男子軍のところへ交渉に来た。休戦協定を結びたいと言うのだ。男子軍としてはメリットの少ない協定だけど夏休みはみんなずっと一緒に居るわけじゃないし、単独のところを襲われたくないからね。
 みんな家族旅行とか塾で居ないこと多いし。
 休戦協定はそうして結ばれることになった。

 で、夏休みに突入。
 8月の後半まで何事もなく平和に過ごしたんだ。戦争なんてなかったことのように。
「あれ、イチゴじゃん。何やってんだ」
「あ…、待ってたんだよ」
 イチゴは浴衣姿で髪も結んでうなじがよく見える。いつにも増して色っぽいな。
 僕の家の前で待っていたらしい。うちわを片手に小さい子どもを連れていた。
「…ぅー」
「ミーコ。これ私の幼なじみのお兄ちゃんだよ」
 イチゴは子どもに僕を紹介しているようだ。ミーコとやらは警戒心丸出しで僕を睨んでいた。
「ホークさぁ、祭り一緒に行ってくれない?」
「え…、う…、あー… 休戦中だからいいのか。いいけど何で僕なんか?」
「いやなの?」
「あ、行くよ。僕も浴衣着てこよっと」
 僕は一旦家の中に引っ込んで浴衣に着替えた。イチゴの奴、何だか可愛く見えてきた。あいつあんなに大人っぽかったっけ…?
 リビングにあった飴を持って外にでる。
「よぉし、子どもー。飴やるぞー」
「!? メー!!」
 ミーコは飴を視認するとイチゴの手を離れ僕に向かって突進してきた。
「おぼっふ!っとと…」
 衝突されて倒れそうになるのを耐える。ミーコが僕の手から飴を奪って口に放り込んだ。
「お兄ちゃんお兄ちゃん!」
 ミーコが僕の手を引いてイチゴのところへ戻る。よし、手なづけたぞ。
 イチゴはミーコの手を取り一緒に歩き出した。ミーコを間に挟む形で祭りのやってる公園まで歩く。

「せ、戦争の作戦とか考えてんのか?」
「んー? 特にないよ。みんなとしょっちゅう会ってないし。戦争のことはいいじゃん今は」

「もーいーくつ♫」

「ああ、でも2学期始まったらまた戦争(ケンカ)か…」
「んー、そう言えば何でいがみ合ってたんだっけ」

「ねーると―♫」

「えーと僕がいろいろ容疑をかけられて…」
「あぁそうか。でもレモンにもいろいろ聞いたけど大したことしてないんでしょ?」
「そうだよ。レモンは大げさなんだ」
 意外にイチゴは話せるな。一年以上もこうして話してなかった気がする。

「まーつーリィー!」
 ミーコが突然ダッシュする。しかしイチゴは手を離さない。
「こらミーコ! すぐ迷子になる癖に! ミーコ見てないとすぐどっか行っちゃうから、ホークも目離さないで欲しいんだ」
「あぁ、そういうことか。わかった」
 僕はミーコの手を取って拘束する。犬を散歩かのようにミーコはダッシュし続けた。僕とイチゴというリードで繋がれてるけど、それでもダッシュを諦めない。
「子どもってすげえな」


 その後、祭り囃子の音を聞きながら金魚すくいや射的なんかをやって遊んだ。
 僕らは戦争で激しくぶつかっていたことも忘れて久しぶりに友達同士に戻って遊んだんだ。

 遊び疲れて神社の境内へ足を伸ばした。
 公園は丘になっていて階段をどんどん上に登って行くと神社があるんだよ。裏手の方は人気もなくて静かだ。
 正直ずっと大人っぽいイチゴに見惚れて僕はのぼせていたんだ。
「おにい…ぐー」
 ミーコはイチゴの膝の上で急に完全脱力して眠ってしまった。さっきまであんなに騒いでいたのにね。

「…あのさ。戦争が終わったら…」
「え? なに?」
「あ、いや… このままだと男子軍が勝つと思うよ。力で制圧すると思う」
「うん… まあわかってたけどね。売り言葉に買い言葉だからここまで来ちゃったけど」
「このまま行って男子の奴隷なんてことなったら、イチゴどうする?」
「どうするって仕方ないじゃない。アンタの言うことでも聞くよ」
 イチゴは嘘か本当かわからないけど含み笑う。

「いやぁ、マジで? エ、エエッチなことでもかぁ?」
「そうだね。私も体育館でアンタのおちんちんいっぱい見ちゃったし」
「ぉお、ぉお…」
 そう言えば僕は今まで一方的に見られていたんだ。恥ずかしいおちんちんを見られて挙句イチゴの前で生まれて初めての射精まで見られてる。
「そのお返しだと思うしかないよ。ウチらも悪かったんだし」
「見せ合いっこみたいなもんだよな」
「2学期が始まったらすぐに決着ついちゃうよね、きっと」
「まあな」

「ホントはね…」
 イチゴは目線を逸らして頬を赤らめていた。
「ミーコをダシに…。親戚の子ダシにしてアンタと二人で遊びに来たかったんだ」
 そう言って完全に目を伏せる。
「ぅうお…。ホント? ぼ、僕も戦争なんてやってなかったらずっと仲良くしたいと思ってたんだ…」
 僕は戦争なんて子どもじみたことは終わりにしたいと思った。でも大勢は変えられない。

「私もアンタにいっぱい恥ずかしいところ見られちゃうのかな?」
「し、し、し、し、し、し、し、し、かたないよぅー」
 バレてないと思うけど僕はできるだけ平静を装う。

「嫌だなぁ…。今からもう恥ずかしいよ。ねぇ今だけでいいからもう一回ホークの射精するところ見せて…」
「おぉ。うん。うん。お安いごよ…んえ!?」

「オナニー… してるんでしょ? 毎日…」
 イチゴは目線を伏せたまま刺激的な言葉を吐き出す。攻撃的だけど耳まで真っ赤だよ。
「卒業するまで私たち奴隷なんだから私もいっぱい見せるわ。いっぱい命令していいよ。でも…だから今日だけ…今日だけでいいから、その見せて欲しいの」
「お、おな… え… でも。子ども…」
「熟睡してるよ」
 イチゴはミーコの頭をなでる。
「こ、ここで?」
「誰も居ないから」
「そぅそうか…」

「実は川遊びのときとか体育館で見たときも思ってたんだ。おちんちんってかわいいなって。先っちょからね。こう、…お汁が… その…白い…。出てきたの見て…忘れられなくて…」
「おぉう」
「ちゃんと飛ぶところを見たいの」

 バッ
「任せろ!」
 なら仕方ないな。僕はさっそうと浴衣の前をはだけさせた。
 浴衣の下はシャツを着ていない。すぐに白い薄い胸とピンクの乳首が露出される。
 半ズボンのひもを引っ張ってチャックを下ろし、ストンっと地面に落ちる。

 一瞬にしてブリーフ一枚となる。

 いつもより大人っぽいイチゴの前にブリーフ一枚で立ちはだかる。イチゴを見下ろすと可愛く結われた髪やうなじがキレイで、赤く染まった耳や頬がとても可愛らしい。
 おちんちんが反応し始めた。
 ブリーフを突き上げ始める。
 急速に恥ずかしくなってきた。
 遠くに太鼓の音が響く。
 暗がりで光源は月明かりだけ。

 女にここまで言わせたんだ。
 ここでやめたら男がすたる。
 ブリーフを早く脱いで射精を見せてあげたい。
 でもやっぱり恥ずかしい。震える。ブリーフに手をかけたまま体が言うことをきかない。

「手伝うよ」
 イチゴがすっと手を伸ばして、その細い手が僕のブリーフに触れる。
「ひぇ?」
 僕が固まっている間にブリーフがすっと膝まで引き下げられる。

 ぽーん

「あ…」
 ブリーフに引っかかった半勃起のおちんちんがバネ仕掛けの人形のように飛び出し、びっくり箱みたいにイチゴが驚く。
「あ、ああ」
 こんなに剥けているなんて思ってなかったんだろう。僕は毎日オナニーしている甲斐もあって一皮剥けたんだよ。
 少し大人のおちんちんがイチゴには予想外だったんだ。驚いて手を引いた。
 二人の間に会話はなく、二人の間で静かにおちんちんだけが上下に揺れ動いていた。

「き、巾着モチだった癖に…ちゃ、ちゃんと剥けたんだねー。おめでとうっ」
 イチゴは口元に手を持っていって微笑む。
「あぁあぁああったりまえだろ?」
 僕はブリーフを脱ぎ去って地べたに正座した。

 そしておちんちんを軽く握り締める。

「へえ、そうやってやるんだね?」
「お、おう。何か変かなぁ…」
 座っているイチゴに見下されてる感じがして、なぜだか心が踊りだす。見下されてるのにだよ。イチゴは僕を見下ろして目線の先には天を向いたおちんちんができるだけ反り返ってけなげにも睨み返していた。

 見られてる。
 浴衣姿の女子の前で僕だけすっぽんぽんになって、見られてるんだ。
 恥ずかしいけどがまんだ。戦争に勝利するから2学期になったらイチゴの裸もいっぱい見るんだ。だから今は見せてやるよ。
 これからずっと見せ合いっこの関係になるんだ。
 卒業してもそんな関係が続けばいいな。

「なにしてんの? はやく扱いてよ。それじゃ射精できないでしょ?」
 イチゴはすっと足を前に突き出して、草履がおちんちんにコンと当たる。

「うぅ」
 足蹴にされたおちんちんがビクぅっと跳ねた。おちんちんは完全に勃起してしまう。
 まだ一往復たりとも扱いてないのに、見られて足蹴にされただけで我慢汁が奥底から湧き出始めた。

「うふ」
 先ほどまで恥ずかしがっていたイチゴは頬は赤らめたままだけど余裕が出てきたみたいだ。ミーコ越しに前のめりになって僕の表情を、おちんちんを覗きこんだ。

「すごい。なんかぴくぴくしてる。生き物みたい」
 イチゴは僕の恥ずかしがってる表情を、感じてしまってるおちんちんを観察する。
 しげしげと首をかしげながら角度を変えて横から覗きこんだり、離れて俯瞰から覗きこんだり。
 僕は自然と右手が上下に動き始めた。
 一往復、二往復…一気に高まってもう射精感がこみ上げてきた。
 駄目だ。
 いつもよりも早く逝ってしまいそうだ。
 いつもなら50往復以内なら耐えられるのに。今日は見られてるってだけで三往復で限界がきてしまった。

 僕が扱き始めたのにすぐに止まってしまったのが不満なのかイチゴの口がきゅっと結ばれる。
「どうしたの?」
「い、いや、その…」

「…」
 イチゴは無造作にシュッと再びつま先を突き出す。

 コンッ

 鋭く強めに竿を蹴られて思わず「あっ」と叫んだ。
 こみ上げるマグマ。
 我慢するんだ。
 出しちゃ駄目だ。
 出しちゃ駄目だ。

 自然と腰が浮き上がって、後ろに倒れないように左手を後ろについて、ブリッジでもするかのように反り返る。
 僕は耐えた。
 落ち着けばあと10往復くらい見せてあげられるはずだよ。

 イチゴはミーコを膝から下ろしてベンチにゆっくりと寝かした。そして僕の前に立つ。
 口の端が上がって少し意地悪な表情を見せた。

 座っている女子よりも立っている女子に見下ろされるほうが、距離がある分、屈辱感が増した。
 イチゴは浴衣の裾をちょっとだけ持ち上げて足首を見せる。
 ちらりと太ももなんかも見えたりして、その白さにときめいた。
 そして右足を上げる。
 どうして裾を広げたのかって言うとそれは動きやすくするためなんだ。
 右足がすっとおちんちんめがけて投下されてきた。

「んふふっ♪」
 きゅうううっとおちんちんが押し潰されて変形する。
 押されてバランスをとれなくなって僕は右手をおちんちんから離し、左手と同様に地面についた。おちんちんをイチゴに差し出す形のブリッジになって、僕は一気に射精感がやって来る。

「だ、だめっ!らめえ!らぁめ!あめー!!」

 イチゴは草履の裏でおちんちんをこすりだした。
 が、我慢!!

 意外になほど高速でこすられて、広範囲に押しつぶされ、金玉の方まで草履がやってきた。
「ええええ? い、いたい!?」
「あ、ここがいいんだ?」

「らめェ!!」
「えいっ」
「ソコあめぇ!!?」
 こんなに警告したのにイチゴはグググッと体重をかけて金玉を押しつぶす。
 グイッ

 ぴゅっ!!
 ぴゅぴゅぴゅっ!

 ぴゅぴゅぴゅぴゅっ!

「ぅ…」
 押し出されるように白い液体がそこら中に飛び散る。
 草履におちんちんが押し潰されてそのまま、僕は地べたにへたっと尻餅をついていた。
「ぁ…ぁ…」
 境内に大の字で寝転がり、お腹や胸、頬や髪の毛にまでマグマは飛び散っていた。

 イチゴはなおも白濁の汁をを絞り出そうと体重をかけてくる。
「ぁあぁ!」
「まだ出る?」
「いゃやああ!」
 おちんちんの先からお腹の上へ白濁の汁が押し出される。
 絞り出されたのにもかかわらずイチゴは体重を載せる。

 重い! 重いよ! 女の子って重いんだ!

 射精でしびれていてわからなかったけど金玉に痛みが走る。
 潰されちゃう!
 このままだと潰されちゃう!

「いぃいいいいいぃ!」
「ぜんぶ出た♪」
 最後にちょろっと白濁の汁が出て足が退けられた。
 草履で汚されたおちんちんが無残に横たわる。

「ぁ…ぁ…」
 僕は放心状態でビクンビクンと体を震わせる。よだれを垂らしていた。

 ゴソゴソとイチゴが何かしている。

 カシャッ!

「!?」
「これで心置きなく戦死できるね?」


「ぁ…ぁ…?」
「戦死の証拠撮ったよ」
「ぁ…!?」
「やっぱ戦争は勝たないと意味がないもん」
「…ぁぁ」
「じゃあ、私帰るね」
「ぁ…ぁ…ぁ…」
「あ、楽しかったよ? 今日。久々に戦争のこと忘れて面白かったよ」
 イチゴはスマホを仕舞ってミーコをおんぶする。
「ほんとだよ。じゃあね、また二学期」
「ぁぁ…」
 イチゴは帰っていった。浴衣の後ろ姿がキレイだ。うなじがかわいいな。

 イチゴぉ好きだぁ。

◆イーグル派:ホーク 戦死
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一年戦争で(12)2015-07-05(Sun)

 苦しい戦いだった。
 苦しいのは主に僕なんだけど。
 ついに敵の大将を討ち取ったのだ。これでこの戦争も集結に向かうだろう。

「倉庫連れてくぞ」
 ドラゴンはピーチの左足を掴んで引きずりだした。
「や、いやんっ。放してっ!」
 放心していたピーチはあられもなくめくり上がっていたスカートをサッと戻した。僕とバードがすかさず駆けつけてピーチの両腕を片方ずつ掴む。
「放せっ!このおっ」
「今までいたぶってくれたお礼はしっかりさせてもらうよ!」
 僕はいつになく興奮していた。
 ピーチは仰向けでバンザイする格好で、ドラゴンが勢いよく引きずっていくもんだから必然的にピーチの黒いパンツが露出する。

「おほっおほほっ」
 白鳩が嬉々としてカメラを構えてピーチの股間のあたりを激写しまくっていた。

「そいつらも連れてこい。スイカは戦死の証拠だけ撮影して帰らせろっ」
 イーグルは笑みを浮かべることなくみんなに指示していた。どんなに有利になっても隙を見せないんだ。
 白鳩は言われてスイカの元へ向かう。副級長の癖にまったく動けない奴だな。

 男子軍の作戦では、女子の戦死写真を撮りつつも女子軍には捕虜だと嘘を通告するのだ。交渉の材料とするためにね。絶対的に優勢になった今でもそれは変わらない。
「なすびとびわも帰っていいぞ」
 はじめに連れてきた捕虜二人も既に戦死写真を撮られてる。
 今からスイカとメロン、ブルーベリーのパンモロ写真も頂くから、現在女子軍の6人を葬ったことになる。女子軍の認識では殺られたのはピーチだけで他の5人は捕虜だと思っているはずだ。

 体育館倉庫を開けて見張りの皇帝ペンギン以外、全員で中に入る。
 小窓から採光しているだけの薄暗い空間だ。得点ボードや跳び箱、大縄跳びにフラフープ、マットにバスケットボール。平均台もある。備え付けられたライトを点灯させると暗がりの中にオレンジ色の光が揺れ動いた。
「よし、手っ取り早く済ませんるぞ。まずそこの二人の戦死写真だ」

「ちょっ… 触るなっ」
「ィヤッ!」
「脱がせーいっ」
 僕らは人形の服を脱がせるようにメロンとブルーベリーの衣服を乱雑に脱がせにかかる。僕はブルーベリーの体に触れて、思った以上に華奢な体つきなんだとわかった。ジャンバーを脱がせてサマーセーターに手をかける。ゴクリと生唾を呑んだ。
 そのとき、不用意にバードがブルーベリーの正面に立ってしまった。
 バカッ何やってんだと言う前にシュッと鋭いブルーベリーのカミソリのような足が跳ね上がる。

スパーン!!
「はぅぐぇっっ!?」
「ばかっ」

 バードはおちんちんを両手で抑えて転げまわった。
「ふんっお前らの金玉、全部潰してやる!」
「こいつ!!」
 僕は倒れたバードを助け起こすようなことはせずに、また見ようともせずにブルーベリーの服をまくりあげていく。
「い、ぃやめて!」
 ぺったんこの胸が見えた。なだらかな荒野だ。白いスポブラを着けてやがる。そんなもの不要の癖に!
 スカートのホックを探して引っ張るとタイトスカートはストンとあっけなく落ちる。
「おぉっ」
「キャー!」
 ブルーベリーは今日一の甲高い悲鳴をあげた。
 まっ白い地のパンツだ。よく見ると世界的に有名なあのネズミのキャラがあしらってある。
「ダッセー!!!」
 僕の声に反応して男子たちからは失笑が漏れた。さすがにこの歳でそのパンツはないな、という全員の意見だ。
 ブルーベリーの顔は紅潮して耳まで赤く染まっていた。
「どうだ! 裸にされた気分は?」
「うっさい!! 死ね!!」
「死ぬのはお前だあっ!」
 僕は調子こいてブルーベリーをからかう。横から白鳩がほふほふっと言いながらデジカメを構えてパシャパシャとフラッシュを焚く。

 それにしてもごぼうみたいな細い体だ。股間やお腹の辺りだけミルクみたいに色白。今どき小学生でもこんなパンツ穿かないよっていうキャラクターもののパンツ。
 遠慮無く観察だ。観察された分、観察するんだ。今日は女子の体を余すところなく見てやる。

 イーグルがメロンに近寄っていって、後ろから両手を抑えているファルコンと一緒に服を脱がせていく。
「いやだ! 何すんのよっ 訴えてやる!」
 メロンが涙ぐみながら暴れていた。ファルコンの力は侮れないぞ。力のあるメロンが暴れたってファルコンはびくともしない。
 淡々とイーグルはメロンのシャツを剥ぎとってやる。驚いたのはブルーベリーと雲泥の差のおっぱいのボリューム。
 双房(ふたふさ)のメロンがたわわに実っていた。逃れようとするメロンが体を揺するたびにおっぱいが揺れ動いて僕たちの好奇心を煽った。
 スカートも下ろして奪い取る。メロンは淡い黄緑のブラとパンツで揃えていて、ふくよかな身が下着の中に収まりきらずにはみ出していた。
「くそっ」
「お前は捕虜管理官だったな。これで正式に捕虜解放だ」
 イーグルが告げるのを待たずに白鳩はデジカメをパシャパシャやっていた。

 これで二人の女子を戦死に追いやった。
「もういいでしょ! 放してっ! ゴミ野郎どもっ!放せよっ!」
 ブルーベリーの声に涙が混じっていた。哀れとしか言いようがない。

 ほんの少し冷静になって周りを見てみると男子は例外なく股間が膨らんでいた。みんな勃起しちゃってるんだ。僕のおちんちんも痛いくらい大きくなっている。

「ハッ冗談だろ!? これからメインディッシュだっつーの! 大将は大昔からさらし首にすんのが習わしなんだからよ!!」
 ドラゴンがにやりと叫んだ。
 それを合図に男子たち全員の目がドラゴンの腕に拘束されるピーチに向いた。
「…ひっ…」
「ピーチ! 僕らのことをさんざんおもちゃにしてくれたな!?」
「おー、そうだ一生分恥かいたんだぞ! お前もおんなじ目に遭わせっからな!」
 僕とバードが吠えた。

「おい、チキン。お前が脱がしちまえよ」
「はひ?」
「はひじゃねえっ。今から貫通式だ」
「はぁ?」
「来い。ぶん殴るぞ?」
 ドラゴンが目を逆立てるもんだからチキンは狭い倉庫を走り寄った。
「キャー!! ヤダー! やめっ… おやめに… 触らないでよぉ!」
 ピーチの声量にビビるチキン。
「情けねえな。おらっ、ホークとバードぉ抑えてろ」
 ドラゴンは言いながらピーチをマットに押し倒した。
「ああっ!」
「へっへっへっ」
 ドラゴンがピーチのシャツのボタンを一つ一つ丁寧に外すわけがない。ビリリっ引きちぎる。
「キャー!」
 ピーチは自由になった両手両足をめちゃめちゃに暴れさせてドラゴンを蹴ったり押したりするがドラゴンの巨体はびくともしない。やがて僕とバードが両手両足を押さえつける。
「おい縄跳びだ! 縛るぞ!」
「へい!」
 白鳩が率先して動いた。こういうときだけ気が回るんだな。

 ドラゴンは白いシャツを剥ぎとって、そうしている間にピーチの美しかった縦ロールの髪が乱れに乱れてバラける。そしてピーチのフレアスカートをぐいっとめくって黒いパンツを露出させた。

 戻ってきた白鳩は縄跳びをドラゴンに渡して、自分はまた撮影に専念し始めた。露わになったピーチの白桃のような肌を接写するようにして撮影する。
「ィヤァッ! お金払いますっ! いくらでも!! 助けてっ!」
「うるせえ奴だ。今から処女喪失するからって叫ぶんじゃねえぞ」
「ヒィ!?」

「やめなさいよ!」
「ホントに訴えるわよ!」
「外野はすっ込んでろ!! 男子に生意気な口聞いて逆らった奴はどうなるか教えてやる! 二度と男子と戦争なんてできると思えねえように体でわからせないとな!」
 ドラゴンはピーチの両足をぐいっと広げさせてパンツに手をかける。
「へっへっへ… へ?」
 その途端にドラゴンはさっと手を引いた。

「ヒィ! ぃやあ…」
 ピーチがイヤイヤと腰を振る。顔は今までに見たことないくらい真っ赤だ。
 何が起こったんだ?

 倉庫が静かになる。
 オレンジの光がゆらゆらと動いてピーチの裸体を艶めかしく照らす。
 淀んだ空気。
 いけないことをしているんだと僕は一瞬だけど思ったんだ。

 じゅわ〜…
 音だ。
 確かに聞こえる。
 僕はピーチの手首を握りしめながらピーチのパンツを見ている。

 プしゃっ
 ちょろちょろちょろ…
 
 ピーチの股間から湧き水のように光るものが溢れ出る。

「うわっ こいつションベン漏らしやがった!」
 ドラゴンが大声でみんなにアナウンスする。男子たちは「え?」「嘘だろ?」「マジで?」などと騒ぎ始める。
 僕は間近で見下ろしていたからわかる。黒いパンツが汚れていくんだ。染みは徐々に広がっていくし、ピーチの股の間を中心に水たまりが生成されていく。
「うわわっ」
「わっわっ!」
「はわはわっ」
 マットの上だから川が流れるようにおしっこがふもとへと流れた。
「きったねえ!」
 ドラゴンは慌てて離れる。バードとチキンはおしっこを避けるためにピーチの足首を持ったまま僕の方へ回ってきた。つまりピーチはまんぐり返しのポーズとなる。
 我慢していたのかピーチの放尿はまだ終わらなかった。水たまりはやがて湖に、そして海へと変わり、湯気が立ち上る。暗い倉庫の背景にはっきりと見える。温かそうなおしっこだ。

「チッ! 汚えな! このションベン財閥がっ。これじゃもう挿れられねえだろ!」
「ひっ…ひっ…ひくっ…」
 ピーチはやっと放尿を終えてぴくぴく震えていた。
 男子たちの前でおしっこを漏らすなんて、もう財閥ですわなんて生意気なこと言いながら大手を振って歩けないだろう。一生お漏らした女子として黒歴史に残っていくんだ。

「仕方ねえ。バードとチキン、パンツ脱がせ。俺もう触りたくねえわ」
「えぇ!?」
「は、はふ」
 バードたちは言いながらも逆らえずに足首を掴んだままパンツに手をかける。両サイドの汚れてないところを掴んでゆっくり引き下ろしていった。
 恥丘が見え始めて、薄い縮れた毛が繁っているのが確認できた。
 まんぐり返しだからパンツは上に登っていく。
 女子の股間にはおちんちんが付いていないんだ。代わりに小さな割れ目が見える。初めて見る女子の股間。性器はどこからどこまでが性器なんだろう? 童貞の僕には口を開けて見ているしかできなかった。

 パンツは引き上げられて足首まで登った。ゴムが伸びきっている。たどたどしくバードが引き抜いてチキンはやっとの思いで引き抜く。
「よし、ここだとションベン臭えから跳び箱に縛り付けるぞ」
 ドラゴンは僕らにピーチの運搬を指示して自分は一切触れたくないようだった。

「ひくっひくっ…」
 ピーチは抵抗力をなくして力なく身を預けている。顔は涙でボロボロだ。僕らは苦労してピーチをうつ伏せに跳び箱に乗せた。シャツを完全に腕から剥ぎ取ってブラジャーが完全に露出する。
 パンツと違ってブラは白だ。シャツを脱がせてるうちにブカブカだからなのか、ブラがずれて乳首が見えてしまっているのを僕は見逃さない。

 次にドラゴンの命令で縄跳びをグルグルとピーチに巻いていく。後ろ手に手首を縛って、そのまま体にも巻きつけ、両足も広げたまま跳び箱ごと固定していった。
 ポーズだけ見たらスピードスケートの選手のようだ。

 跳び箱の位置は奥の方だから、この場にいる全員に対してピーチは今まで誰にも見せたことのない大切な箱入りの体を惜しげも無くさらしている。
 ひくひうと蠢くお尻の穴はもちろん、割れ目もくっきり見えた。おしっこの後だからしとどに濡れているよ。

「ど、ど、どうするの…? ドラゴン…」
「お前ケツマンコ犯してやれ」
「うぇ?」
「散々酷い目遭ったんだろ?」

「ハァ ァハ!」
 白鳩が興奮してカメラを股間に向ける。戦死した上にさらし首をさらに撮影するんだ。女子の恥ずかしいところを遠慮無く撮影しまくった。

 僕はドラゴンに背中を押されてピーチの背後に立った。みんなの前でズボンを下ろすのは恥ずかしいな。さっきいっぱい見られたけど。
 僕はズボンとブリーフを下ろす。
 おちんちんは真っ赤っ赤に膨れ上がっていて僕史上最高の勃起率だろう。先っちょから我慢汁が止めどなく溢れでて、おしっこを漏らしたピーチのことを笑えないよ。
 ネタにするけどね。
 ふと、この場にはメロンとブルーベリーも居るのだったとちらりと見やると鬼の形相で僕を睨んでいた。
 ブルーベリーなどは我がことのように泣きべそをかいている。二人とも歯を食いしばって脱出しようと足掻いていた。押さえつけられて、男子の力に敵わないと戦争になったことを後悔していることだろう。

「ご…ごめんなさ…い… もう… やめてぇ…」
 ピーチが力なく泣いている。僕はいきり立ったおちんちんをピーチのお尻に近づけて、ゆっくり触れた。
「ヒィッ!」
 ビクッとピーチの体が跳ねた。おちんちんがぐにゅっと押し戻されて、僕は腰を引く。だけど男子の支配下の中ではどんなに強気な女子でもひれ伏すしかないんだ。
 当たり前のことだ。だって女子より男子の方が力が強いんだぞ。

 僕はそれを証明するためにも強さの象徴である勃起したおちんちんを再びピーチのお尻の穴に近づけた。
 いや、待てよ。

 僕の童貞喪失が女子のお尻で良いのか?

 間違ったふりして割れ目の中に挿れてもいいよね?

 「はぁ…はぁ…」
 僕は自分で言い出した誘惑にあっさり負けて、おちんちんを割れ目に方向転換した。
 肉棒はどくどくと我慢汁を吐き出して潤滑油も充分。ピーチだってお尻より割れ目の方がいいに決まっている。
 そうだ。そうに違いない。
 おちんちんを割れ目にあてがう。
「はぁ…はぁ…」
「ヒィッ!! イヤッ!」
 ピーチはビクゥッと一際大きく体を跳ね上げておちんちんを跳ね返そうとする。だけど今度は猛進するだけだ。

 亀頭がにゅるっと本当にほんっの少しだけ…割れ目に埋もれた。
 その瞬間…。

 ぴゅっ
 どぴゅっ

 ぴゅぴゅっ
 ぴゅっ
「ぇ? あ…? ぁぅ?」

 ピーチの白桃のような形の割れ目や白桃のような色の桃尻に、白いどろっとした液体が飛び散っていた。

 情けないことに為す術もなく果てていた。
 僕はこんなにも早漏だったんだ。


◇ピーチ派:ブルーベリー 捕虜(戦死済)
◇ピーチ派:メロン 捕虜(戦死済)
◇モブ子ちゃん派:スイカ 捕虜(戦死済)
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一年戦争で(11)2015-06-28(Sun)

 すっぽんぽんの男子三人組は女子たちの前で屈辱の歌とダンスをやりきった。

 バードは相変わらず切れのある動きだ。疲れ知らずだな。恥ずかしいおちんちんが異性の前で丸出しになっているにもかかわらず手で隠すようなことはしなかった。
 ピーチが全力でやらないと処刑は終わらないって言ったからね。

 だから僕も射精してしまったばかりだけど丸出しのまま全力で踊ったんだ。
 おちんちんは逝ったばかりであっても若いせいなのかずっと勃起していた。それを見て女子たちが手を叩いて笑っている。
 年下の女子も居るってのに、情けなくて恥ずかしいよ。

「さて、どう致しますか? みなさん…」
「もうこれ以上はただのいじめよ。さすがに可哀想だわ」
 イチヂクがピーチの言葉に割って入るように発言した。

「でもチキンの奴が恥ずかしがってへっぴり腰過ぎじゃない? 生ぬるいわ」
 メロンの指摘に僕はチキンを睨んだ。
 三人で決めポーズを決めていたと思ったけど、彼一人だけしゃがみこんでおちんちんを手で覆っていたのだ。頼むから、もっと全力でやってるって女子にアピールしてくれよ…。

「まあ、許してやらない? チキン君はイーグル派の二人ほど重罪じゃないんだし」
 リンゴが珍しく口を挟んだ。
「それよりも、男子軍のリーダーが一人でノコノコやってきたんだから、戦争を終結させるチャンスよ」
「そーよ、イーグルをここで処刑すれば男子軍は崩壊したも同然だもんね。女子の勝ちだよね!」
 ブルーベリーの声が心底嬉しそうに弾んだ。
 同時に体育館中の女子たちの目がイーグルに向けられた。イーグルは捕虜二人を擁したまま女子軍に囲まれている。

「みなさん相違ないようね?」
 ピーチがイーグルの前に歩み出る。
「では、そちらの捕虜は男子軍に預けますわ。そしてイーグルさんはこの場で服を脱いで頂こうかしら」

 僕ら全裸三人組はおちんちんを手で隠しながら見守るしかなかった。チキンなどは舞台袖にまで引っ込んで身体を隠してるよ。

「チッ」
 これだけの女子に囲まれて、イーグルはさすがに逃げ切れないと観念したのか言葉を切り返せない。
「ご自分でストリッパーするか私達に無理やり脱がされるか、どうぞお選びになって?」
「お前らが今から俺にすることは、こっちの捕虜二人にもまったく同じ目に遭ってもらうからな。それでいいんならかかってこい」
「女子に無理やり服を脱がされるなんて男子にとってはさぞ屈辱でしょうね? それを望んでるというのなら望み通りにして差し上げますわよ」
「上等だ!」
 イーグルは踵を返して走りだす。イーグルを取り囲む女子たちは全員が鉄壁というわけではないはずだ。
 ガシッ
 1組のメガネをかけた女子に向かってキックを繰り出す。それはメガネっ娘のお腹にめり込んで後ろへふっ飛ばした。
「…!?」
 メガネっ娘は強烈な蹴りにお腹を抑えて倒れる。

「このぉ!」
 ブルーベリーがいち早く反応してイーグルに飛びかかっていく。
「みんな取り押さえて!」
 メロンがイーグルの前に回り込んだ。
 イーグルはブルーベリーとメロンに挟み撃ちにされる形となってしまうが怯まない。ベアハッグを仕掛けるメロン。イーグルはひょいっと躱して背後に回ってメロンの髪の毛をわし掴みにする。
「痛っ!」
 メロンは引き倒されてサッカーボールキックで脇腹を蹴られる。

 向かってくる武闘派ブルーベリーに対してもお腹に向かって拳を繰り出す。彼女はそれを躱してイーグルを掴みにかかる。右肩側からイーグルのTシャツを引っ張るように掴んだ。
「うぇっ!!」
 ブルーベリーは膝をついていた。
 イーグルの肘鉄がブルーベリーのお腹へ突き刺さる。ブルーベリーはそれでも右手だけはTシャツから離さなかった。
 女子軍の戦術は基本的に「複数人で掴んで引き倒す」に集約される。イーグルのように躊躇なく暴力に訴える相手はそうやって動きを封じるのだ。
 レモン、イチゴ、みかんがイーグルの衣服を掴む。全員で飛び掛かればいかにイーグルといえどガリバー旅行記のように貼り付けにされてしまうだろう。
 スイカがイーグルに近寄っていく。メロンも立ち上がっていた。重量級に捕まったらいよいよゲームオーバーだよ。

 だがイーグルは余裕顔だった。両手を抑えられてなお、涼しい顔をしている。
「ふんっ」
「あんっ」
「きゃあっ」
 イーグルはゾンビのように群がってくる女子を腰の回転を使って振り払う。自らのTシャツがビロビロに伸びて破れてしまったが、お構いなしだ。
 複数人に取り押さえられてまったく動けなかった僕とは大違いだ。

「何だ、こんなもんか?」
 イーグルは女子たちに囲まれてはいるが負ける気がしない。
「…」
 ピーチは不満そうに戦況を見つめていた。

「そんじゃ、こっちも戦力を投入するか」
「!?」
 ピーチの余裕の表情が崩れる。

 イーグルの言葉を合図に舞台袖から複数の足音が響いてくる。ぞろぞろと男子軍が現れた。
「ぎゃははっ、お前ら情けねえ格好だな!」
 ドラゴンがニタニタしながら僕らをからかってきた。
「遅いよ。あらかた処刑終わってから解放されてもさ…」
 僕は恨みがましく文句を言うがこれで形勢逆転だ。

「窓を開けてくれるのが遅かったのは僕らの責任じゃないからねー」
 タカが口角(こうかく)と眉とメガネのフレームをくいくいと上げながら入ってくる。
「隙を伺ってたんだよ」
 僕は舞台袖に隠れたチキンをちらりと見る。一番影の薄いチキンに舞台裏の小窓を開けてきてもらうというのは初めから打合せていたことだ。体育館で処刑されるってのは連れてこられる前に書き置きを残してきたからね。男子軍はそのメモを見て駆けつけてくれた。
 とにもかくにも2組の男子全員がここに集結したのだ。

「ぎゃはっ。暴れてやるぜ」
 ドラゴンが先陣を切る。

「…みなさん、分が悪いわ。退却よ!」
 ピーチは初めて焦った顔を見せた。イーグルから一番離れた場所にいたピーチ。それはすなわち舞台から一番ちかいところに居る女子ということになる。
 自分だけ安全な高みからの見物をしていたピーチは一転ピンチに陥る。ドラゴンは一直線にピーチに向かって走りこんでいた。

「ああっ…」
 逃げ遅れたピーチは突き飛ばされていた。
「ピーチさん!」
「助けないと!」
「ダメ! もうダメよ! みんな逃げて!」
 イチジクが叫んだ。それはピーチを見捨てて逃げるべきだということ。女子たちの敗走が始まった。

 体育館中に女子の悲鳴が響き渡る。

 男子軍はファルコン、タカは舞台から一番近い扉に向かう。無理やり動員された白鳩、皇帝ペンギンも別の扉へ。
 モズとフクロウ、カラスまで来てくれたんだ。彼らも扉へ走っていって女子軍の退路を塞ぐ。舞台から一番遠い出口にモズがたどり着く。同時にピーチ派以外の女子たちが滑りこんできた。
「どきなさいよっ」
「うおっ」
 モズはなだれ込んだ女子たちを避ける。勢いに気圧されたのだ。もともと戦争に積極的ではなかったからね。みかんとレモンが急いで鍵を外す。
 だがそこへ皇帝ペンギンが走りこんでくる。
「ぅぉぉぉぉぉぉ」
 皇帝ペンギンは目をつぶったまま闇雲に女子たちの中へ突っ込んだ。悲鳴と怒号が交錯する。
「何よアンタ!」
「キモいっ」
「うぅぅ」

 最終的に扉はイチゴの手によって開け放たれ、下級生たちを優先して外へ逃す。
「ぅりぃぃぃぃぃ」
 皇帝ペンギンは置物のように佇んだ。押されても蹴られてもびくともしない。

 最後にイチジクが体育館から出ていき、メロンとブルーベリー、スイカだけが残された。
 男子軍の捕虜となった びわ と なすび はどうしていいかわからず隅の方に身を寄せ合っている。
「うはっ。あっという間に味方がいなくなったな! お前信頼されてなかったんじゃねえのっ!?」
「…ぅ」
 ピーチは震えていた。数で優っているのだからと甘く見過ぎていたようだ。
 イーグルとドラゴンの戦力に危機感を抱くイチジクの判断が正しかったようだ。

「さぁて素っ裸に剥いてやるか」
「…な? え?」

「そんなことしたら反則負けよ!あんたらっ」
「お前ら二人は捕虜だ。つまり女子軍はここで戦死するピーチを黙って見ているだけしかできないな」
 イーグルがメロンとブルーベリーの背後に立つ。

「自分で脱ぐか俺らに脱がされるか選べよピーチ!」
「イヤですわ! 何でお前ら…あなた達の前で私がっ」
 ピーチは身を起こして、後ずさる。

「触らないでっ」
 後ろ手にメロンとブルーベリーを拘束するファルコンとタカ。
「黙って見てろ」
 イーグルが冷たく言い放つ。
 全裸三人組の僕らは散乱していた自分たちのブリーフや服を拾っていそいそと着込んでいた。僕らももっと近くでピーチの処刑を見たいんだ。

 ドラゴンは前進する。
「あっ」
 無造作にピーチの両足は掴まれる。彼女の股の間にドラゴンが滑り込み、持ち上げる。
「いくぞぉい!」
 ぎゃははっと笑いながらドラゴンはピーチの身体を浮かせた。

「カメラ用意しろ」
 イーグルは白鳩を睨む。白鳩は腕を組んで両足を肩幅に開くというイーグルと同じポーズで処刑を見ていたが、慌てて「うん、わかった」とカメラを取り出して構える。

「な、何をしや…するおつもり!? やめなさい! 私が誰かわかってらっしゃるの!!?」
「知ってるぜ! ピーチ財閥のアホピーチ姫だろ?」
 ドラゴンは身体を回転させる。
 ジャイアントスイングだ。

 ピーチの身体が宙を舞う。
「きゃああああっ」
 ピーチたち女子軍は男子軍を舐めすぎたのだ。戦争が始まってからこっち、彼女たちは僕らの前にスカートで闊歩し続けていた。今ここでその報いを受ける。

 回転のスピードが上がってピーチのスカートがめくり上がる。
 僕は見たぞ!
 両手でめくり上がらないように抑えてはいるが見えるぞ。ピーチのパンツは黒のレースのついたちょっと大人っぽいやつだった。
「ぉお」
 男子軍から歓声が上がる。

「イヤァッ」
「おい、両手は頭にやってないとマジで危ないぞ?」
「イヤァッッ」
 ピーチは両手でスカートを押さえていたがあまりのスピードに怖くなったのか片手だけは頭へとシフトした。

 男子軍に笑みが溢れる。
 黒いパンツの露出度が上がって男子軍は食い入るように見入った。
 
「両手頭に持ってかないとそろそろ放り出すぞ!」
「キャー!」
 ピーチはおそらく体験したことのないジャイアントスイングに怖気づいて、ついに両手を頭へ持っていく。
 必然とスカートは完全に逆立った。黒パンツが丸見えになる。

「えへへへっ うふふっ」
 白鳩のカメラが連続してシャッターが切られる。

 ドラゴンはピーチの足を離して放り出す。
「あぁん!」
 体育館の固く冷たい地べたに放られて背中をしたたかに打ち付けるピーチ。
 回転が止まってスカートがめくり上げられたまま、つまりパンツ丸出しで倒れる女子に僕たちは目が釘付けだ。静止したおかげでじっくりと観察できる。
 身体はガキのくせにイヤラシイパンツダナ!

「クククッ」
 ドラゴンはやがてギャハハッと吹き出してピーチにゆっくりと近づいていく。


◆ピーチ派:ピーチ 戦死
◇ピーチ派:ブルーベリー 捕虜
◇ピーチ派:メロン 捕虜
◇モブ子ちゃん派:スイカ 捕虜

◇イーグル派:ホーク 生還
◇イーグル派:バード 生還
◇ハト派:チキン 生還
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一年戦争で(10)2015-06-20(Sat)

 放課後の体育館にこそこそと人が集まってきた。

 普段はザクロたち高学年の女子バレー部が使用しているところだ。

「やっとこの日が来たよ」
 レモンが口元を上げた。だが目は笑っていない。

 バレー部のキャプテン、ザクロがゆっくりとバレーボールをついていた。館内に音が響き渡る。

 今日は夏休み前の職員会議の日。
 年に数回あるもので、今日は16時から予定されている。従って顧問の先生は本日の練習に参加できないのだ。生徒だけで自主練習を命じられている。

「たくさん来てますねぇ」
 何が始まるのかと期待するバナナがザクロに話しかける。
 バナナは一学年後輩のバレー部員だ。サイドポニテでまん丸の目がかわいい。茶髪がかって見える髪色は生まれつきのもの。天然系のほんわかした雰囲気で男子たちからは人気がある娘だ。

「公開処刑だからな」
 ザクロが淡々と返す。

「練習したいんだけどなぁ…」
 少し口を尖らせて不満そうなチェリーがレモンの隣でつぶやいた。バナナと同じく後輩で、彼女は細いくびれの割に大きなお尻と先輩たちなんかよりも大きく成長したおっぱいが魅力的だ。厚めの唇に切れ長の目。長めの髪をゴムで縛りまくって運動の邪魔にならないようにしていた。バレー部の時期エースが噂されるほどの娘だ。


 2組の女子はほとんど集合している。バレー部のザクロとレモンはもちろん、友達のリンゴ派、2組のリーダーチームのピーチ派、級長であるイチジク派。
 そして連れて来られただけのモブ子ちゃん派のスイカ。

 バレー部の部員は1組と3組、そして4・5年生を合わせて30名近くもいる。さすが強豪校だね。

 バレー部以外では1組と3組からも女子が数人やってきていた。この戦争に参加する意志のある女生徒たちだ。当然イケメン黄金コンビ、ツバメ&ハヤブサのおちんちんが大写しにされた写真やラブリーなつぐみちゃんのブリーフを脱がされた情けない写真を見ていることだろう。
 女子軍が優勢であるという大本営発表に、それなら自分も参加してみようと名乗りを上げたわけだ。
 まったくイヤラシイ女子たちだな。
 逆に負けてる男子軍はその事実を恥ずかしくて言えないから援軍の期待も薄いんだ。悪循環と言うしかない。

「さぁ時間ですわ」
 映画監督のようにパイプ椅子に腰掛け、美声を館内に響き渡らせるピーチ。

「男子軍は来ませんでしたね。それでは今から捕虜たちの処刑を始めますわ」
 ピーチが立ち上がる。その動きに合わせて、「はーい」とみかんがどん帳を上げるスイッチを押した。
 どん帳がゆっくりと上って舞台上にはチキンとバードとそして僕の姿があった。もちろん三人共ブリーフ一丁だ。
 軽快な曲が流れ始める。
 女子たちの歓声が上がった。
 僕たち三人は曲に合わせて激しい踊りを披露するのだった。
「こいする〜♫」
 流れてくる歌に合わせて歌う。
「ふぉう♪」
 こんなに大勢の前で何かするのは学芸会以来の緊張感だ。ブリーフ一丁に慣れ始めていたところなのに、他のクラスのあまり顔を合わせてない女子や初めて会うかもしれない後輩たちの前で、情けない格好をして歌って踊って…今までの比ではないくらい恥ずかしかった。
「ちゅんクぅーキぃー」
 全力で踊る三人組を見て女子たちはケラケラ笑っていた。手を叩いて「いいぞ〜」などと茶々を入れてくる。
 去年まで同じクラスだった1組の女子は久しぶりに見た僕の姿に涙を流して笑っているよ。
 あどけない顔のきょとんとした後輩やませた表情で笑っている後輩もいる。
 くそっ。
 年下の女子の前でこんなことさせられるなんてっ。
 屈辱過ぎて涙もでねぇ。

 曲が終わって三人で決めポーズする。
 バードなんかピシっと指先を伸ばして悦に浸った表情をしていた。やりきった感がすごい。

 だがまだ終わっていない。僕たちが練習させられた曲はもう一曲あるんだ。
 それを踊ってから、その後に公開処刑という段取りだ。大勢の女子の前でブリーフを無理やり脱がされて、恥ずかしいおちんちんをみんなに見られてしまうんだ。

 拍手が鳴り止んでピーチが歩み出る。
「良かったわ。あなたたち、じゃあ、次は全裸でやってもらおうかしら」
「…え?」
 僕はピーチが一瞬何を言っているのかわからなかった。次はぜんらでって言ったのか? 何をやるんだ?
 まさか…。

 レモンが舞台にとよじ登ってきた。
 ブルーベリーとメロン、みかん、そしてバナナとチェリーが後に続く。
 レモンとみかんは僕の前に。ブルーベリーとメロンはチキンの前、後輩二人はバードの前に立った。
 初めから打ち合わされていた動きだ。

「えっえっ!? ちょ…ちょ…ちょ…」
「なんだよ? えぇ!?」
 僕とバードは動揺が激しかった。
「ひぃー」
 チキンは屈みこんで頭を抱える。

「戦死した状態で踊ってもらうと言いましたのよ。その方が盛り上がると思いましたの」
 ピーチは目を細めてゆっくり舞台に上がってきた。
「きっ聞いてた話と違うっ」
「どの道戦死するんですからどっちにしても変わりないですわよ」
「くそぅっ」
「では、そっちのチキンくんからよ」
 ピーチの視線が鋭くチキンを射抜いた。
「うぇっ?」
「じゃあ、準備はいいですか? いきますわよー? それえっ」

「ひぃぃっ」
 ピーチの合図を機に、ブルーベリーとメロンが同時にチキンのブリーフを無造作に掴んで引っ張った。屈みこんで丸くなっていたチキンだがブリーフを女子たちとは逆ベクトルに引っ張って必死に抵抗した。
「ぅひいっ」
 しかし、いとも簡単に後ろへくるるんとひっくり返るのだった。背中を舞台につけて転がる。ブリーフは引っ張り上げられて膝まで上がった。ぎゅっとブリーフを掴む手に力を入れて足をばたつかせる。そんな抵抗むなしくチキンの指は離れて、ブリーフは足首をすぽんっと抜けて取り上げられた。

 体育館内でただ一人全裸の人間となった。

「ひぃぃぃぃ…」
 恥ずかしがるチキン。すぐに身体を起こし、おちんちんを両手で隠して亀になる。

「ふんっ。張り合いのないっ」
「ちんこよく見えなかったけど、包茎だったよねー?」
 ブルーベリーとメロンだ。
 近くでバナナがうふふっと、チェリーがくすりと笑う。先輩のくせにまだ皮かぶってるんだ〜と思ったのだろう。

「次はレモンさんを暴行したホークくんの幇助をした罪でバードくんよ。さあ、脱がしちゃって良くてよ」
「は~い」
「あ、はい」
 ピーチの号令でバナナとチェリーが、バードのブリーフに手を伸ばす。

「うぉい! やめろっお前らあ」
 バードは思わず逃げ出す。どこにも逃げ場などないというのに。見知らぬ年下の女子にブリーフを脱がされることになるなんて気持よく踊って決めポーズを決めていた頃のバードは思いもしなかっただろう。
 機動力のあるブルーベリーとレモンがいち早く動いてバードを取り押さえた。

「くっそがっ!」
 直立のまま、両手の自由を奪われてしまうバード。
 観衆はいつの間にか舞台の方へと近づいてきている。もっとよく男子の裸を観察するためだろう。
 そんな彼女たちに対してバードは背を向けた状態だった。
「やっちゃって!」
 レモンに促されて後輩二人はバードに近寄り、背後からブリーフを掴んだ。バードはジタバタ足を動かして少しでも抵抗する。でもやっぱり、ブリーフはあっさりと脱がされていって、女子たちの前に生っちろいお尻が丸出しになった。

 ブリーフが膝まで下げられる。そのまま引っ張るもんだから足が持ち上がって4人の女子に持ち上げられる形となったバード。
 そんな足をバタつかせるバードを無視して彼の最後のプライドを足首から抜き去る。
 こうして彼は、今日初めて会ったばかりの後輩の女子にブリーフを脱がされるという屈辱を与えられたわけだ。あれが僕でなくて良かった。
「うう…」
 バードは解放されてチキンと同じようにおちんちんを両手で抑えて隠す。
 メロンが近寄っていって右手を振り上げた。真っ白なお尻に向かって振り下ろす。
 パチィィーン!!
「ヴィエ!!!」
 お尻にもみじがくっきりと浮かび上がった。痛そうだ。
 そのとき、舞台下のイチジクの眉がぴくりと動く。

「あんたは逃げないよね」
 レモンが怖い目で近づいてきた。

 ああ、逃げても無駄だってわかってるけど…、せいいっぱい抵抗させてもらう!

 僕は舞台を降りようと身体をひるがえした。
 ドンッ
 いつのまにやらスイカが舞台に上がっていて、僕が逃げるのを見越していたのか待ち構えていたらしい。
「おっぶ!」
 でーんとぶつかって僕は転がり、あっさり女子たちに取り押さえられる。

「短い抵抗でしたわね?」
 ピーチが薄く笑って僕に背を向けた。舞台を降りていく。
「みんなに見えるように舞台の前に行くよー」
 ブルーベリーが先導する。
 みかんとバナナに両手を押さえつけられて、両足をブルーベリーとチェリーに引っ張られる。僕は舞台から落ちそうになるギリギリのところに引きずられていった。

「えいっ」
「ぐふっ!」
 僕のお腹にメロンがどすんと座り込んだ。

「…いっいやっいやだっ!」
 僕は下半身だけだらりと舞台からはみ出した状態になる。
 舞台からひょいっと降りてレモンが僕の前に立つ。

「やっやめっやめてっ!」
 せいいっぱい足をバタつかせてやる。だが足首を誰かに取り押さえられた。がばっと左右に足を開かされる。

「それではレモンさんを襲った主犯の処刑をしましょう。みなさんもっと近くに寄って見てあげなさい」
 パイプ椅子に座って足を組むピーチ。他の女子たちが僕に近づく。興奮した息遣いが聞こえてくるようだ。
 レモンが僕のブリーフを掴んだ。やはりブリーフを脱がす役はレモンなのだ。
「やっとあん時の仕返しができるわ」
 レモンは言ってブリーフをするするっと脱がし始める。

 はっ恥ずかしい。
 久しぶりに会った他のクラスの女子に。
 初めて会う後輩の女子に。
 いつも顔を合わせる同じクラスの女子たちに僕はこれからおちんちんを見られてしまうんだ。
 くっ悔しい。
 ブリーフが土手まで下がって歓声が上がる。
「あっれえ? こいつ毛生えてないんじゃん?」
 レモンが振り返ってみんなに言いふらす。
「成長おっそー」
「まだお子供だったんだ、あんた」
 メロンとイチゴが僕の心を刺してくる。
 でもイチヂクだけは戸惑っている様子だった。

 レモンは「じゃあホークの恥ずかしいおちんちん、ご開帳しまーす」と言って一気にずるっと膝まで下げてきた。

 一瞬の静寂が訪れる。
 メロンの背中が邪魔で女子たちの表情は見えないが僕のおちんちんにみんなが見入っているようだ。
 体育館内の熱気に当てられるおちんちん。さらけだされてしまって悔しくてたまらない。

 ドッ
 永遠とも思える一瞬が過ぎ去って、館内は急激に爆笑の渦に巻き込まれる。
「きゃははっ。かぁわいー。あんたも包茎なんだね?」
「男子って包茎っばかり!」
「見てこれっ! 酷くない!? 巾着袋よこれっ」
「つぐみちゃんより赤ちゃんだなっ。はははっ」
「先っちょがひもで結ばれてるみたーい。ぴったり閉じてる〜」
「わぁ… 先輩なのにねー… クスクス…」
「ポークビッツ先輩って呼ぼうよ」
「金玉も縮み上がってる〜。ちっこーい」


 女子たちは口々に僕の心を串刺しにしてくる。
 リンゴやザクロは鼻で笑っていた。
 
 人生最大の屈辱である。
 あまりの屈辱に僕のおちんちんは勃起し始める。
 えっ!? 待てよっ なんでこのタイミングで勃つんだよ!?

「えっ? なにこれっ? なんかむくむく大きくなってきた!」
「キャー」
「いやー」
「何考えてんだお前っ」

「いぃいやっちがっ…」
 悔しいはずなのに見る見るうちにおちんちんはぴーんと伸びきってしまった。
 大勢の女子に見られて、それが刺激となったようだ。

「…勃起しても剥けてねえじゃん」
「え、これで勃起してるんだ?」
「もしかして真性包茎?」
「やだっくっさーい」
「イヤッ」


 その言葉を最後に女子たちが僕から離れる。


「みんなー、この真性包茎くんが射精するとこ見てみたくない?」
「え? 本当にやるのっ?」
 レモンの発言に女子たちが沸き立った。
「素手で触りたくないからバレーボール持ってきて」
「はいっ」
 チェリーが走ってボールの入ったカゴをガラガラと引っ張ってくる。
 僕を拘束していた女子たちが退いて、スイカが僕を持ち上げた。
 僕はスイカと背中合わせになり、両手を組み合わせた。ストレッチでもするかのようにスイカはお辞儀をして、ぐっと僕の足が舞台から離れ、背筋が伸びる。


「ちょ…ちょっと? そのボールどうする気? ぶつけるのはダメよ。暴力は禁止でしょ!?」
 イチヂクがレモンの前に立ちはだかった。

「え、なに? イチヂクさん退いてっ。私はあいつにレイプされそうになったんだよ?」
「でも… 傷めつけるのはダメよっ。ルールなんだから。仕返しされるよっ」
「級長まじめすぎだよ。男子軍は見てないから大丈夫だって。実際に私も既に殴られてるんだし」
「え…? で…でも…」
「もうっ、バレーの練習に参加させてあげてるってことにすればいいのっ」
「さぁ退いた退いた」
とメロンがイチヂクの手を引っ張る。
「…」
 ルールがあるのにそれが守られてないなんてオカシイとイチヂクは混乱している様子だ。

 レモンがボールを取って数歩離れた。
「フンッ 私のことレイプしようとしたバツよ! 女子の前で射精して詫びろぉ!」

 ポーンとボールをトスしてサーブする。

 バーンッ

 バチンッ
「イッテェ!!」

 ボールを弾く小気味よい音が体育館に響いて、その弾は見事に僕のおちんちんを射抜いた。
「ひぃ」
 勃起したおちんちんの先っちょをかすめるようにして竿を押し倒し、お腹に直撃していた。

「次行くよ!」
 バーンッ

 バチンッ

「イッギャアアア!!!!」
 すぐに2発目。ものすごい命中力だ。下の方に当たる! 金玉が潰れたんじゃないかと思った。それでもおちんちんがますます反り返っていく。

 あまりの痛みに僕は足を曲げて防御した。

「みんなもやってあげなよ」
 レモンが促す。
 イチゴが近づいてするするっと僕の左足からブリーフを引き抜いて、そのまま左足を引っ張った。
 みかんが僕の右足を引っ張る。右足からも引き抜かれるのは時間の問題だ。

 両足がぴーんと開かれておちんちんどころかお尻の穴までご開陳してしまう。
 女子たちの前でなにもかもさらけ出してしまった。

 ボールを手にとったバレー部の後輩女子たち。4年生なんかは今までぽかーんと見ていただけだがここに来て積極的になり、楽しそうなイベント発生にボールをみんなに回していく。他クラスの女子たちも慣れない手つきでボールを持つ。

「徹底的におちんちんを痛めつけてやろうよっ。レイプ魔なんだから遠慮いらないよ」
 レモンがみんなにボールを投げつけるように合図する。

「それっ」
 バチンッ
「うぐぁっ」

「えいっ」
 バチンッ
「へやあっ」
 1メートルほどの距離から僕にパスするかのようにボールを投げる。僕はそれを勃起したおちんちんで受け止める。

「そらっ」
 バチンッ
「ひぐっ!」

 竿に当たるのはまだ我慢できる。

「やーっ」
 バチンッ
「ふがっ!」

 だけど、金玉への刺激はやばかった。竿への攻撃なんか比じゃないよ。

「じゃあ次私やりたいっ」
 チェリーがボールを強めに僕にパスする。だけどそれを手で受け止めることはない。シュッとおちんちんめがけて飛んできて金玉を押しつぶした。

 バチンッ
「ぁっ…」

 体中に電撃が走った。何か漏らしてしまった。
 それは初めての精通だと後になって知ることになるんだけど、何も知らない僕は何だか味わったことのない快楽が無理やりやってきて、何か大切なものを喪失した気持ちになった。

 僕は女子たちの前で見せてはいけないものを全部見せてしまったのだ。

「あ、待ってみんな! 餅巾着おちんちんの先から何か白いの出てるよ!」
 イチゴがみんなに報告する。

「え、射精したの?」
「うそっ?」
「早くない? 早漏じゃん」
「もっとぴゅっって出るもんじゃないの?」
「ええー、射精する瞬間よくわからなかった。がっかりー」
「射精って初めて見るけど、もっとぴゅって飛ぶんだと思ってた」
「巾着だからしょーがないのよ」


 みんなが集まってくる。
 い、言いたい放題、い、言いやがって…。



 ダンダンダンッ!
 そのとき、体育館の扉を叩く音がした。みんなの心臓が跳ね上がる。バレー部のバナナとチェリーが扉の前に駆けていく。

「開けろっ」
 扉の向こうからイーグルの声がした。
「捕虜を連れてきた。男子は俺だけだ」
 バナナとチェリーがザクロの方を確認する。ザクロが頷き返して、それを確認してからバナナとチェリーは扉の鍵を外した。

 扉は静に開け放たれ、イーグルが息を切らして中へ入ってくる。
 館内を目を動かせて見回す。

 そして後ろから男子軍の捕虜である びわ と なすび がついてきた。

 捕虜二人の入館を確認して扉が再び閉ざされる。
「あら、今さら何をしにいらしたの? たったお一人で」
 ピーチがなにやら不満そうだ。

「うるさいっ。何が今さらだっ。16時に処刑開始だなんて1分前にメール寄越したってすぐに来れるわけねえだろうが!」
「1分もあれば教室から飛んで来れますわよ。むしろ20分も過ぎてるのになにをもたもたしてらしたのかしら?」
「…くそっ、もう三人とも… こっちの帰ろうとしてた捕虜をとっ捕まえてくるのに時間かかったんだよ!」
「あぁ、そう言えば確か捕虜が云々かんぬんとかグループチャットが来てましたわねー…」

「捕虜交換だ。応じろっ」
「でも、もう戦死してますわよ?」
「グループチャットにまだ写真上がってないだろ!」
「写真なんて今すぐに撮れますわ。それに3対2の交換では成り立ちませんわよ」
「チッ…。ホークとバードだけでも解放してもらう。チキンには悪いがその二人は戦力だ」
「戦力ねえ…」
 ピーチは困った顔を見せる。
「それで言うならそこのお二人なんて女子側の戦力とは換算しておりませんのよ? なんだかこの取引、不等ですわ」
 だけどそれは本当に困っていたわけではない。そういう演技だ。

「…!? な、なんだと?」
 イーグルは意表をつかれた。必ず交換には応じると思っていたのだ。

 びわとなすびも見捨てられたと思って顔が引き攣った。

「交渉決裂かしら? では放っておいて2曲目を踊ってもらいましょう」
「…く」

 そうして僕は解放される。当然このまま2曲目を踊らされるためだ。
 すぐに軽快な曲が流れ始める。
「ちゃんと踊れたら処刑はここで終わりにしてあげてもよくてよ? 踊れなかったらまだ続きますわっ」

 僕は射精したばかりだけど何故かまだ勃起したままだった。それでも早くこの処刑ショーを終わらせるためにもこの1曲を全力で踊る決意だ。それはバードとチキンも同じで恥ずかしくても早く終わらせたいのだ。
「ぽーり♪」
 僕のブリーフは左足に引っかかったままだけど、奇跡的に脱げてない。つまりまだ生きている。なんとか足をつっぱらせて変な踊り方になったけど全力には変わりないぞ。
「りずむりずむりずりず…♫」
 だけどブリーフはひょいっと足先からすり抜け、靴でも飛ばす要領で前にすっ飛ばされた。
「あ…」
 これで三人の全裸男子ユニットが完成してしまった。
 一人は完全に勃起したおちんちんを激しく振り回して踊っているし。
 バードは開き直ったのか、赤い顔をしながらもキレッキレの切れのあるダンスを披露していた。

 イーグルなんかは呆れている様子だったね。仲間ががんばって女子を捕まえている間、僕やバードはダンスレッスンに忙しかっただなんて言えないよ。

 そして曲が終わると同時にイーグルは女子たちに取り囲まれる。

◆イーグル派:ホーク 戦死(証拠未アップ)
◆イーグル派:バード 戦死(証拠未アップ)
◆ハト派:チキン 戦死(証拠未アップ)
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一年戦争で(9)2015-06-13(Sat)

 課外授業は終わってみれば男子たちにとって最悪の結果となった。

 男子軍の第二の勢力であるツバメ&ハヤブサ派があっけなく戦死させられたのだ。
 彼らの下位組織であるハト派はツバメとハヤブサが女子軍に捕まったときに敗走し、遠くから殺されるところを見ているしかできなかったらしい。なんて役に立たない奴らだろう。

 僕とバードも同じように見てたけどね…、それは誰にも内緒だ。僕たちも大変だったんだよ。結局フルチンで雑木林を駆けて、遠回りをして服のあるところまで戻ってノーパンで帰ることになったよ。
 ブリーフはイチゴに盗られたままだ。
 でも写真を撮られることはなかったから戦死は免れた。

 ちなみにツバメとハヤブサは一日だけ休んで学校に出てきてる。長いこと休んだら怪しまれるからだ。表面上は大人にバレないようにするために先生の前では無理やり明るく振舞っているけど、ギスギスしているのは伝わってくるね。なにせ彼らは大人になったんだ。複雑な関係を築いたし。そしてサッカーの成績もぐんぐん落ちていくことになる。

 イーグルはあの後、レモンとみかんを返り討ちにして、全裸にひん剥いたのかどうかはなぜか教えてくれないけど、レモンとみかんは泣きべそをかいてた。
 ぜひとも詳しく聞きたいところだ。

 ファルコンとタカはリンゴからずっと逃げまわっていたようだ。女子軍のエースを長く引きつけてくれたのは大きな功績だ。
 モズとフクロウ、それからカラスは戦争に巻き込まれたくなくてどこかに消えていたよ。帰るときになってしれっと顔を出したけど。

 最後にドラゴンだけど、ツバメ&ハヤブサ派を助けに下流に行ったはずなのに、姿は最後まで見えなかった。
「パインのやつと戦ってた。あいつなかなかやるな…」
 ドラゴンはらしくないトーンで語った。
 下流に行く途中でパインに足止めされたという。

 なるほどイーグルの読みは正しかった。
 女子軍の強襲部隊はリンゴ派だけだと判断して、リンゴ派以外の女子全員がツバメとハヤブサを襲う。そしてハト派は役に立たないと見限っていた。
 それでドラゴンを行かせたのだけど、女子軍も男子の応援部隊を想定してパインを投入した。結局パインの活躍でドラゴンは仲間の救出に行けなかった。
 パインってそんなにやり手なんだ…。


 そして翌日、戦争は小康状態となっていた。
 ツバメが男子軍の作戦を喋ってしまったから、イーグルたちはモブ子ちゃんたちをつけ狙うことができなくなったんだ。ピーチたちはモブ子ちゃんたちをそれとなく護衛しているようなんだ。しばらく男子と女子のにらみ合いが続いていたんだ。
 そこでタカが新たに作戦を考えてきた。

「今だっ」

 ガララッ
 男子トイレのドアが開いて中からドラゴンが飛び出してきた。
「!!?」
 ビクッと肩を震わせて驚くびわ。
 ドラゴンはびわの手を掴んで引き寄せた。簡単に中に連れ込まれて、ピシャっとドアが閉まる。

 モブ子ちゃんたちを襲うという既定路線はそのままに、男子トイレに引き込むということを付け加えただけではある。
 連れションに立つ女子は無視。一人でトイレにいく女子を狙うんだ。建物の構造上、女子トイレに入るには男子トイレの前を通ることになる。グループチャットツールで連携して女子が男子トイレの前を通過するときに監視役のタカが「今だ」と投稿して、中からドラゴンが引き入れるんだ。

 びわは怯えすぎて声も出さなかった。
 足がガタガタと震えて既に泣き出しそうになる。
「お前は捕虜にする」
 イーグルがびわに宣告する。
「こっちはホークとバードを捕虜にとられてるんだ。安心しろよ、交換要員だ」
「…ぅん…」
 びわはコクコクと頷く。
「…ただし、偽装のな!」
「?」
 びわが理解するより早くドラゴンがびわのスカートを強引に捲り上げた。両サイドからたくし上げてすぐにびわのパンツが見えてしまう。
「ひっ!」
「オラ!! 大人しくしてろっ!」

 カシャッ
 イーグルはケータイのカメラでびわのパンツを撮影した。
「これでびわは戦死だな。この画像は俺ん家のパソコンに送信しておく」
「ぃ…ぃゃ…」
 びわはぐすぐすと泣き出した。顔を真っ赤っ赤にして、たくし上げられたスカートをぐいっと戻そうとするがドラゴンの力の前に無駄な努力だよ。流れ落ちる涙を手で拭って、細い足は内股になり、なおもけなげにスカートを戻そうとする。
 びわのパンツは白で、シンプルな無地だ。五角形タイプのお子様仕様。それは何度も撮影されてしまった。

「よし、びわを捕虜にしたことを全員に通知するぞ。ただし戦死済みは隠してな」

 イーグルとドラゴンはそれでびわを解放してやった。
 「このことは黙っていろ」と念押しして「喋れば全裸の刑だぞ」と脅すのだ。
 タカ発案の卑怯な作戦だよ。

 でもこの作戦でモブ子ちゃんたちの びわ と なすび の二人を捕虜にした。
 なすびはとても暗い子で女子たちの中でもいじめられっ子だ。捕虜にするには持ってこいだよ。
 男子軍はこれで2対2の捕虜交換を持ちかけることになる。捕虜解放戦線を仕掛けられる。



 一方、戦争に参加できない僕とバードはピーチ派の連中に連れ回されていた。
 放課後になるとほぼ毎日のように呼び出される。今やピーチたちの城となっている例の建設中のマンションにだ。だいぶ完成に近づいて、地下の駐車場、一階のテナントスペース、二階から最上階までの居住区、屋上のスペースとキレイに整備されていた。

 屋上はキレイでだだっ広い。ガチャンと入り口の鍵を閉められる。すぐに僕とバードは服を脱ぐように命じられた。
 ブリーフ一枚になるのはもうピーチたちの前にいるときのユニフォームのようなものだ。

パンパンパンパン
「はいっ」
パンパンパンパン
「はい回ってっ」

「「ポーリ♪」」
 僕は右足を上げ下げし、左足を上げ下げする。
「「リズムリズム…♫」」
 バードがぴょんぴょん跳ねまわった。

 ピーチたちの手拍子と熱の入った指導。メロンなんか率先して歌ってリードする。こんなに真剣にやってるのに終始ブルーベリーは笑い転げてる。
 僕とバードは音痴なんだけど歌いながらヘタな踊りを披露した。恥ずかしい限りだ。
 パイプ椅子に座るピーチ派の三人、後ろには課外授業での戦果を得たスイカが突っ立っている。

「やっぱりもう一人必要ねー」
「今、捕まえに行ってるからもうそろそろ、いらっしゃるんじゃありませんかねぇ」
 ピーチが腕時計を見ながらそう言うと、タイミングよく屋上のドアがノックされる。ブルーベリーが鍵を外してやり、やってきた人物を中に入れる。
 入ってきたのはパインと、ハト派のチキンとつぐみちゃんだ。パインが前に進み出る。

「さすがですわね。パインさん、約束の時間より5分も早くてよ」
「まあ、あなたの頼みだからな。父も母も世話になってるし、でもこれっきりにしてほしいと思っているよ。正直なところ」
「まあ、そうでしたの? ではこれからはあまり無理強いしないようにせいぜい努めますわ」
「私は帰るよ。男子のいじめなんて興味ないし」
 そう言ってパインは屋上を後にする。ブルーベリーが再びドアを施錠して戻ってきた。

「なによ。あの子スカしてさ」
「放っておきなさいよ。それより三人目はつぐみさんが良いのでは?」
「いいねー。一番かわいいのがセンターね」
「三人共同じバカ面ってのもいいと思う。チキンがセンターに入ればとっても面白いわ」
「ああ、それもいいねー。迷うねー」

 チキンとつぐみちゃんは所在なさげにもじもじとしていた。
「何してるのよ。早く脱ぎなさいよ。それとも脱がされたい?」
「ひっ」
 チキンはメロンに脅されて颯爽と服を脱ぎ始めた。尊敬に値するほど早脱ぎで一瞬のうちにブリーフ一枚になった。隣でつぐみちゃんが動揺している。
「あんたは?」
「あ、あの… ぼく… おれは…いやだ」
「チッ仕方ないわね」
 メロンが動き出す。
「オーディションやるんだから脱がなきゃ始まらないでしょ!」
 ブルーベリーもつぐみちゃんに近づいた。
 二人の女子に両サイドから掴みかかられるつぐみちゃん。残念だけど既にブリーフ一枚の男子たちは誰も助けに行かないよ。

 かわいい顔したつぐみちゃんは強がって「なにすんだ!」「やめろオラー」なんて言ってるけどネズミが猫にいたぶられるかのように服を剥ぎ取られていく。
 持ち上げられて引っ張られて転がされて押さえつけられて、つぐみちゃんの必死の抵抗も敵わずブリーフ一枚にされてしまった。
 なぜか彼だけは白い靴下だけは残されていたけどね。

「返せっ」
 盗られたズボンを果敢にも取り返しに行く。
「めんどくさいな」
 ブルーベリーがズボンを持って屋上の柵へ近づく。メロンがつぐみちゃんの髪の毛をがっしと掴んで動けなくする。
「いたたたっ!」

 酷いことにブルーベリーはズボンを屋上から投げ捨てた。以前の僕のときと同じでズボンは中庭に落ちていく。
「返してほしかったらオーディションに参加しなよ」
「くっそ…」
 つぐみちゃんは悔しそうだ。今にも泣きそうだし。

 そうしてヘタレ男子アイドルユニットのオーディションが始まる。
 最初にチキンが僕とバードの間に入って手拍子に合わせて歌って踊るんだ。ひょろひょろの身体。ロボットダンスのようなキレのない動き。風に飛ばされる歌声。

「もういい、次」
 メロンが早々とオーディションを打ち切る。

 次はつぐみちゃんの番だ。
 彼はかわいい顔してプライドの塊だ。男が女子に命令されてこんな屈辱ダンスを受け入れるわけがない。
 10分間グズった。しかし結局はズボンを取り返すため。屋上から出るために現実を受け入れるしかなかった。

 そして歌い始める。
 妖精がいるのかなと思うほどティンクルな歌声にピーターパンのような軽やかな動き。僕とバードはさっきまで早くブリーフ一枚に慣れろよなと先輩ヅラしていたことを恥じるのだった。
 母性をくすぐるよね。

「やっぱりぼくイヤだ。ぼ…、おれはこんなことしたくないよ!」
 つぐみちゃんがキレた。
「みんな! 一斉に飛びかかれば鍵なんてすぐに取り返せるよ!」
 そう言ってつぐみちゃんは一人立ち向かう。
「一緒に戦おうっ」
「ほお」
 ブルーベリーが立ち上がって身構えた。

 さすがはヘタレ男子だ。チキンはもちろん、僕とバードも動かなかった。
 だいたいスイカとメロンには勝てる気がしない。ブルーベリーの凶暴さは噂に名高いからね。
 つぐみちゃんは背も小さいし、年齢よりも幼く見える。
 ブルーベリーの手とつぐみちゃんの手がガッシと組み合う。ロックアップだ。

 ぐ…ぐ…ぐ…
 意外にもつぐみちゃんがブルーベリーを圧している。
 あんな細い腕のどこにそんな力があるんだ。
 まあ、あれでも男の子だからな。相手は女子。…そうか。僕も勝てる気がしてきた。

「いい度胸してるね」
 メロンがつぐみちゃんの背後から腕を回す。ヘッドロックでブルーベリーから引き離す。
「うあっ…い…」

 離れ際につぐみちゃんのおちんちんに、ブルーベリーの膝がシュッと伸びた。
 バシッッ!
「ィいイイっ!!?」
 つぐみちゃんはおちんちんを膝蹴りされて身体を丸める。手が離れおちんちんをすぐにカバーする。つぐみちゃんの膝がガクッと落ちてうずくまろうとするけど、メロンはそれを許さず、首を持ち上げた。
「ぅぅーっ…」
 内股になっておちんちんを抑えるつぐみちゃん。可哀そうだけどやっぱりあいつらに勝てる気がしない。
「もう怒った。いっちょまえに逆らっちゃって。殺してもいいよね? ピーチさん」
「そうね。カメラ用意しなきゃ。スイカさん撮ってくださる?」
「や…やめ…ろお」
 おちんちんを片手で抑えつつもキックやパンチで応戦するつぐみちゃん。
 ブルーベリーはつかつかと近づいていって躊躇なくつぐみちゃんのブリーフに手をかける。そして無造作に引っ張った。
「うぅ…」
 おちんちんを手で抑えていられなくなって、必死にパンツを下ろされるのを両手で防御した。前蹴りでブルーベリーを追いやろうとするが彼女は物ともしない。
 ブリーフのゴムが伸びてお尻が丸出しになる。力が拮抗してビリ…と生地が引き破れる音が聞こえてくる。
 悲痛な音だ。
 ブルーベリーは爪を立ててつぐみちゃんの指を引き剥がそうとする。
「いぃぃたぃ…」
「ほら、さっさと手を離しなよ」
 メロンはヘッドロックのまま上体を反らし、徐々につぐみちゃんの足は地面から離れていく。

 必死の抵抗だが、ついにつぐみちゃんの指がブリーフから離れてしまった。
 抵抗がなくなって一瞬のうちに勢いよくブリーフはずりっと下げられ、おちんちんがあらわになった。足をばたつかせるもブリーフはスムーズに裏返り、両足首から同時にすぽんと引き抜かれた。

 女子の力と男子の力はそれまで拮抗していたはずだ。
 2対1となって不利となり、それでも彼は立派に戦ったよ。仲間の男子は近くに三人もいるのだから助けに行くことだってできたのに。
 いずれにしても女子に力で負けるという男の子としては最大の屈辱を受け、結果恥ずかしいおちんちんを見られてしまうという恥辱。

「ぷぷっ 思った通りのちんちんだねー。お子様じゃん」
 にやりと笑うブルーベリー。言葉がつぐみちゃんの胸に突き刺さる。
 つぐみちゃんはすぐに両手でおちんちんを覆った。
 ブルーベリーはすかさず彼の手首を掴んで捻り上げる。
 一度負けてしまうとずるずると簡単に負け続けるものだ。つぐみちゃんの両手は顔の横に持って来られてしまう。「にゃーん」ってセリフを言わせたらきっと似合いそうなかわいいポーズになった。

「つぼみみたいだねー。ちょっと縮こまりすぎじゃない?」
 つぐみちゃんのおちんちんはブルーベリーに観察された。
 確かに縮こまり過ぎて少し陥没ぎみだな。
「くっ離せっ!」
「それにつるんつるんじゃん。一本も毛生えてないよー」
 みんなに知らしめるように大声で解説されてるよ。
「でもハヤブサよりオシッコ出る穴がちゃんと見えるじゃん」
 蛍光ピンクかと思うほどきれいな色だしね。肌も白くてきれい。惚れ惚れする。
「見るなー!」
「3センチぐらいしかないんじゃない?」
 陰茎が小さいからか、金玉が大きめに見えるよね。ブルーベリーに同意する僕だった。

「ぅぅくぅ…」
 プライドの高いつぐみちゃんが泣き出してしまった。

 スイカがのそっとデジカメで撮影する。女子に手篭めにされた情けない格好を写真に収められる。男子軍三人目の犠牲者となった。

「ねえねえあんた射精できる?」
「…」
「まだ精通してないんじゃないの?」
「…」
 つぐみちゃんは顔を真赤にして目をつぶる。
「オナニーはできるかな?」
「…」
「そもそもちゃんと勃起できるのー?」
「…ぐすっ」
 泣くのを必死で堪えるつぐみちゃん。もう見ていられない。

「喋んなくなっちゃった。かわいそだから離してやるかー」
 ブルーベリーとメロンはつぐみちゃんを解放した。

 つぐみちゃんはぺたりと女の子座りで座り込んでおちんちんを手で隠した。顔をうつむけている。
 ブルーベリーはブリーフを拾い上げて柵に向かって歩き出す。
「!?」
 異変に気づいてつぐみちゃんは立ち上がった。
「返せえっ」
 片手でおちんちんを隠しつつ、ブルーベリーからブリーフを取り返そうと手を伸ばした。ブルーベリーはひょいっと手を上げて、つぐみちゃんの背の高さでは届きそうにない。周りをぴょんぴょんジャンプしている。服を着た女子の周りをすっぽんぽんの背の低い男子が跳びまわってる。情けないったらないけど何かのマスコットみたいでかわいい。

「やめてっ。なにすんだよっ!?」
「うるさいなぁ」
 ブルーベリーは柵の向こうへ手を伸ばして、その指先にはブリーフが引っかかっていた。
 背の低い男子が手を伸ばしても届かない。
「ねえ、またオーディション続きやろっか? 合格だったらこれ返してあげる」
「え?」
「全力で踊ればきっと合格できるよ」
 ブルーベリーの言葉につぐみちゃんは悔しそうに頷いた。

 悔しそうに全裸のつぐみちゃんはおちんちんを隠したまま僕とバードの間に入る。

「ほらいくよ」
 メロンたちの手拍子に合わせて恥ずかしい踊りの再開だ。
「手で隠してたら全力とは言えないよ?」
「くっ…」
 そしてつぐみちゃんはおちんちんを丸出しにして全力で歌って踊った。竿がぺちんぺちんと振り回されて、金玉はぷるんぷるんと弾む。
 情けないがブリーフを返してもらうために必死だ。
 屈辱を味わって、やがておちんちんは勃起し始めた。
 ぴょこんと勃ってしまったおちんちん。お腹にぺちんっ。太ももにぺちんっ。
 屈辱なのに勃起するなんてありえるのか?
 陰茎が自分の肌にぺちぺち当たるのが刺激になったのかもしれない。

 その様子はデジカメで撮影されてスイカを除く女子たちは大いに喜んで笑った。
「かわいいー」
「あっはっはっ。ちんちんがぺちんぺちんってなってる〜」
「靴下を穿いたままなのが芸術点高めかもね」

「でもダメね。不合格ですわ」

「え!?」
 つぐみちゃんは耳を疑う。あんなに全力を出したのに。

「じゃ、不合格ってことで。残念でしたぁ」
 ブルーベリーの指先からブリーフがするっと離れ、落ちていった。
「あぁ…」
 つぐみちゃんはショックのあまり、おちんちんを隠すことも忘れて立ち尽くしてしまった。
 勃起したまんま、しばらく遠くを見つめていた。

 女子にここまで心をズタズタにされてつぐみちゃんはこの先の人生をまともに生きていけるのだろうか。
 心配だ。

 ちなみにこの後、チキンは自ら懇願して捕虜になるのだった。土下座までしてたよ。

 そして、
 つぐみちゃんのブリーフが中庭に落ちるのと同時に男子軍がモブ子ちゃん派の びわ と なすび を捕虜にしたことが全員のグループチャットに通知された。
 いよいよ男子軍の捕虜解放戦線が決行されることになる。

◆ハト派:つぐみ 戦死
◇ハト派:チキン 捕虜
◇モブ子ちゃん派:びわ 捕虜
◇モブ子ちゃん派:なすび 捕虜
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一年戦争で(7)2015-05-29(Fri)

 完全に勃起しきってしまったおちんちんを隠すように、僕は前かがみになる。

 両隣の女子、マスカットは気づいていないようだけど、びわは気づいていて横目でちらちらと僕を伺っているのがわかる。
 僕は赤面してきた。
 小さいおちんちんを見られるのとフル勃起した状態のおちんちんを見られるのではたぶん後者のほうが恥ずかしいと思う。だって相手もいないのに挿入準備完了だと宣言しているようなものだ。バカ丸出しだよ。

「じゃあ、せんせーはここでやすnd…監視員してるからみんなは仲良く水かけあってあそんでなさーい」
 ヒナ先生はやけに荷物をいっぱい持ってきているなと思っていたら、ビーチパラソルとビーチチェアを広げてくつろぎだした。ビーチチェアの缶ジュースを入れられる穴にアルコール的なジュース… を入れ、足を組んでタブレットで本を読み始める。

 そうして準備体操が終わって、僕の準備は収まってないけど、男子と女子はお互いににらみ合いながら、自然と一箇所に固まるように集まっていく。僕はおちんちんを隠すようにして前かがみに男子たちの陣地へ急いだ。
 びわは逃げるように僕から離れていった。マイナーな果物の名前を付けられても何も言えない、引っ込み思案でクラス一大人しい娘だ。あまり喋ったことがない。運動も得意とは見えないから、ぜひあの娘は捕虜に欲しいと思った。

 途中でザクロ、レモン、みかんとすれ違うが僕の股間を見て一様に驚いていた。
「ねえねえ、あいつ今勃起してたよね?」
「いやだー。なんでそんなことになるのー?」
「理由もないのに大きくなるのか?」
 彼女たちは僕を横目で見て、ひそひそと話す。

「脱がして確認してみるか」
「あいつ捕虜だからまだダメだよー」

 僕は急ぎ足でイーグルのところまで戻る。
「おい、お前勃ってるのか?」
「ちょ…ちょっとだよ」
 同じ男子に見られてもやっぱり恥ずかしいものだ。僕はバードやドラゴンにからかわれながらも奥へ引っ込んだ。木を隠すには森の中って言うし。

「まあいい…。今日はみんなヒナ先生の目の届く範囲に居ることだ。適当に遊ぶフリをして、背後に気をつけるんだ。いいな」
「「おう」」
 男子たちはそのまま一箇所に集まって動かなかった。
 対して女子たちは普通にきゃっきゃと川に入っていって遊び始める。戦争をしているとバレないようにヒナ先生の前で無邪気に遊ぶんだ。
 リンゴたちだけは意味ありげにこちらを見てくるけどね。

 見た感じヒナ先生の死角になるポイントは4つある。川上の木陰、川下の岩陰、向こう岸の山林の中、川上の飛び込みができる大岩。
 あまり遠くには行くなって言われてるから、ヒナ先生は戦場の中心にいるし、目の前の開けたところで遊んでいるのがベストなわけだ。だがあいにくそこには既に女子たちが占拠して遊んでいる。

「こら~あんたたちー! めざわりよー! そんなところでパンツ一枚になってつっ立ってるだけって、なにしにきたんだー。川にはいってあそべー!!」
 ヒナ先生が動かない僕らを見て、大声で僕らを注意した。

「…ま、ヒナちゃんが言うのももっともだ。俺らは向こう行って女子捕まえてこようぜ」
「そうだな。大人しそうなのを二三人すぐに捕虜にしてきてやんよ。ヘヘッ」
 はじめに反応したのはツバメ&ハヤブサ派のイケメン二人組。
 ツバメとハヤブサは「俺らは行くぜ」と集団を離れた。彼らを慕う事実上の構成員であるハト派の男子たちも後に続いた。

「おい、待てよお前らっ。固まってないと意味ないだろ! 女子の思う壺だぞっ」
 イーグルが呼び止める。
「だけど、イーグルさー。このままこうしてたって女子に舐められっぱなしじゃん」
「まあ、見てろよ。力の違いを見せつけてやるわっ。ヘヘッ」
 ツバメとハヤブサの黄金コンビは川下に向かった。

「待ってよ〜ツバメ君たち〜」
 ゴムのゆるそうなブリーフを穿いたオカッパ頭のメガネ君、白鳩がツバメとハヤブサを追った。
 ハト派の4人はクラスの副級長を務めるその白鳩を筆頭とする平和主義の派閥だ。実際はどの派閥にも入れない寄せ集め集団である。
 白鳩は副級長のくせに存在感がまるでない。いつもイチジクさんの言いなりだ。お飾りだよね。
 二人目、皇帝ペンギンはとても身体が大きい。ぬぼーっとしていて人と争うのは見たことがないね。真っ先に殺られるよ。力がありそうなだけに残念だ。
 三人目、チキン君はひょろひょろの男子だ。名前の通り風の音にもビビるような奴だ。あれもターゲットにされたらイチコロだろうな。
 最後のツグミちゃんはちょっとなよなよした男子で、非常に大人しい。一番背が低いね。目がくりくりしてて肌のきれいな男子だ。争いごとは絶対にしないタイプだよ。

 この4人はイーグル派やモズ派のような実力派よりもツバメ&ハヤブサ派のカリスマ性を選んだ。直接的な相手を抑える”力”よりもアイドル的な人気のあるツバメとハヤブサの“政治力”に命を預けたわけだ。アイドルといっても二人ともサッカー部だから力もないわけじゃないし。クラスの中であの大物二人を脱がしに来る女子なんて、まずいないだろうというのが大方の予測だった。イケメンの前では女子もおしとやかになるに違いないからね。

「どうする?」
「ヒナちゃんがキレると面倒だ。俺らは女子連中から遠い川上に行って固まっていればいい。あいつらは勝手にすればいいさ。行くか」

 イーグルは諦めて僕らも彼の後に続いて川上へと歩いて行く。

 カラス派、といっても彼一人しかいないのだがカラスも後をついてくる。戦争にあまり興味のない暗い男子だが、ハト派に入るというわけでもないし。ちょっと変わった子だ。
 モズ派の二人が一番最後に続く。モズとフクロウは戦争が激しくなってきても静観を続けていた。女子も不用意に近づかない、不良にカテゴライズされる二人だが今まで特に目立った行動もなかった。
 そういえばいつも、いつ間にかどこかに消えてしまう。戦争にもほとんど興味がないみたいだ。

 川上の岩場は隠れ蓑になる岩が多く、飛び込みのできる大岩と木陰がある。
 岩陰からタカが中央付近を覗き見た。
「あいつらこっちに来る様子はないみたいだよ」
 タカはフレームと口の端と眉を上げながら報告した。

「とりあえず捕虜である僕とバードは何もできないから、女子が来たらすぐ隠れるよ」
「ああ、そうしろ。捕虜は命令を何でも聞かなきゃいけないから、俺らを後ろから羽交い締めにしろとかあいつら言ってくるかもしれねえしな」
「こういう捕虜の扱いって酷いよね。自由なのはいいんだけど」
「逃げるときは上流に行け」
 イーグルは何とも困り果てた様子だ。それはたぶん僕やバードなんかがヘマばかりするからだろうな。それに加えて統率を乱すツバメ&ハヤブサ派もいる。

 あ、やっと勃起が収まってきたな…。

 ガサッ

「それっ」
 ゲシッ

「いっテェ!?」
 背後の木陰から突然レモンが現れて僕の背中を蹴った。
「えっっ!?」
レモンはよろけた僕のブリーフをひっつかんだ。
「はうっ!?」
 強引に引っ張ってきて、僕は脱がされまいと抑えるが立っていられなくなってバランスを崩した。
 ドボンっ
 そのままドンッと押されて、浅瀬に突き落とされて水を飲んでしまう。ブリーフは膝まで下げられていて半勃起したおちんちんが丸出しになっていた。レモンの方から見たらお尻が丸出しだ。
「もがががっ」
「あははっ。お尻見えたよっ。マヌケー。あんたさっき勃起してただろー。見てやるからこっち向きなよ!」


「奇襲だ!」
「舐めやがって!」
「ホークを守れ!」
 タカとドラゴン、イーグルがレモンに向かっていった。すると逆方向の木陰からイチゴとリンゴが走り出てくる。

「わっ お前らっ ヒナちゃんの近くで遊んでたんじゃっ…うわぁ!?」
 バードはリンゴにドンッと押されて僕と同じようにドボンっと川に突き落とされた。そしてリンゴとイチゴの二人でファルコンを取り囲んだ。


 一方、カラスは一人そそくさと岩陰に身を隠していた。
「…」
「カラスくん見っけ」
 今度はみかんが木陰から現れ、カラスに近づく。
「…くっ」
「待てえっ」
 みかんは逃げるカラスを追いかけた。

「深追いしなくていいわ。みかんっ。レモンのサポートしてっ」
 リンゴがファルコンを正面に捉えたまま指示を出した。
 リンゴは水泳部のユニフォームを着ていた。紺色ベースのハイレグ競泳水着にキャプテンマークである赤いラインが一本デザインされていた。一人だけ水泳帽にゴーグルという完全武装だった。
「覚悟はいい?」
「勘弁してほしいな… もう…」
 ファルコンはリンゴとイチゴに迫られてジリジリと下がった。

「さあどいつから脱がしてやろうか?」
 レモンがにんまりと笑った。
「いきがってんじゃねえぞっ。ホークとバードはさっさと離脱だっ。タカはファルコンを援護」

「わ、わかった!」
 イーグルとドラゴンを背にしてタカはファルコンの方へ戻る。

 タカが急いで戻ることでリンゴたちの歩みが止まった。タカとイチゴ、そしてファルコンとリンゴが睨み合う。


 レモンの元へみかんが走り寄ってきた。イーグルは鼻で笑う。
「よし、ここは俺一人でいい。ドラゴンはツバメたちの方へサポート行ってやれ。あいつらの方もきっと攻撃されてるぞ」
「おう。あっちの方が数が多くて面白そうだ。じゃここはお前に任せたぜ」
 ドラゴンはにやっとして川上の岩場を離れた。

「あんた、自分一人でいいとか調子乗ってんじゃん。私たちは今スカートめくれないんだよ? 見られるパンツもないんだからね。逆にあんたはゴムのゆるいパンツ一丁だってこと忘れてるんじゃないの?」
「はんっ 俺がお前らなんかに遅れを取るかよ。かかってこい」

 僕は水に濡れて穿きにくいパンツをなんとか引き上げながら穿いて、バードと一緒に浅瀬から川の中央付近にまで避難した。

 バシャッ
 イーグルは川の浅瀬に降りた。水の中で勝負するようだ。
 レモンとみかんが追随して川に入る。みかんが「えいっ」と目眩ましのつもりなのか手で水をすくってイーグルにかけた。
 怯まないイーグル。
 レモンがイーグルの背後に回ろうと動くが、イーグルも背後を取らせないように移動した。
 みかんは果敢にもイーグルに突っ込んでいった。パンツを見られる心配がないということは戦死しない無敵状態ということだ。恐れることなくイーグルを倒しにかかろうとするみかん。
 イーグルはすっと身を引いて触れさせない。
 レモンも同じように突進してくる。バシャバシャっと水しぶきをあげて近づきイーグルの腕を掴もうとしていた。
 イーグルはやはり触れさせない。軽く躱している。

「このぉっ」
 みかんがイーグルの背後に回っておもいっきりタックルした。
「おっ」
 イーグルはみかんに背後から抱きつかれた。みかんは腕を回してガッチリロックする。イーグルの両手は塞がれてしまった。

「つ、つかまれた! イーグルーっ!」
 僕は先日、女子につかまれただけで身動きがとれなくなってしまったんだ。意外にも女子の力は強いのだ。思わず叫んでいた。

「レモンちゃんっ。今のうちに!」
「よぅし、みかん、そのまま抑えててっ」
 レモンがイーグルのパンツを取りに行く。

「ふんっ」
「きゃあっ」
 みかんが振り回された。

 イーグルが身体のひねりだけで軽々とみかんの身体を振り回したのだ。
「イヤっ」
 そこへレモンが近づいていたためにレモンとみかんがぶつかってしまう。
 みかんを抱えるように尻餅をつくレモン。

「ふふんっ」
 イーグルが勝ち誇った笑みを見せる。僕とバードは「やった」「いいぞっ」と手を取り合って喜んだ。

 レモンとみかんは悔しそうに立ち上がって、再び挟み撃ちを仕掛けようと、みかんがイーグルの背後へ移動する。きっとそれ以外の作戦を考えてきてないんだろう。女子って浅はかなんだよ。

「今度こそっ」
 レモンがタックルに行く。同時にみかんも動いていた。
 イーグルは動かずにレモンを待ち受けた。余裕が伺える。低めに構えて飛び込んでくるレモンに対して一閃。

 ドスッ!
 重そうなグーパンチをレモンのお腹に突き刺した。
「っえぐぅ!?」

「ぇ? レモンちゃん!?」
 みかんが怯んで足を止める。イーグルが崩れ落ちるレモンを突き放して、みかんの方へ振り向いた。
「ぇ? ぇ…?」
 目の前で禁止されているはずの暴力を振るわれたことで、みかんは完全に怯えていた。逃げることも忘れて「ひっ」と腰が抜けたようにぺっしゃんと浅瀬に座り込んでしまう。口に手を当てて、青ざめている。
「男に刃を向けるってことがどういうことか… 教えてやるぜ」
 イーグルは冷徹な笑みを浮かべてみかんの水着の肩紐をぐいっと掴んだ。
「えっ?」
 みかんも何が起こっているのかわからない様子だった。見ている僕とバードも息を呑んだ。
 みかんの肩紐は無情にもずりずりっと力任せに下ろされた。隠されていた胸の部分が見えそうだった。

「きゃあっ!?」
 我に返ったみかんが自分の乱れた格好に気づく。イーグルは構わずに尚もずりずりと引き下ろしてスクール水着がお腹の辺りまで下がっていた。

 男子にとって、未知の領域が開かれた。スクール水着の下がどうなっているかなんて昨日までの僕では想像もつかない。男子と違う身体の作りになってるってことに、自分の目で見て初めて知ったよ。

 小さな小さなおっぱいが丸見えになった。
 淡い色の乳首だ。

 少しだけぷっくら膨らんでいるように見えるけど、男子とそんなに変わらないよ。水着でわざわざ隠す必要なんてないよね。
 でもはっきりと女子の身体だってわかる。
 なぜだろう、女子の身体って不思議だ。

 僕は初めて見る女子の胸の形を目に焼き付けるのだった。
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一年戦争で(5)2015-05-17(Sun)

 ルールが制定されてその翌日。
 つまり僕がリンゴたちに襲われた次の日だ。朝にはグループチャットでルールの詳細が交付された。

 ルールをもう一度読みなおしておこうっと。
 女子の戦死条件がただ“パンツを見られる”だけに対して、男子の戦死条件が”パンツを脱がされる”というのは事前に聞いた通りであった。
 新しい情報としては戦死の際にデジカメや写メで戦死している姿を記録するってことが義務付けられていること。これをグループチャットにアップして誰と誰が戦死しているのかを把握する。要は相手を屈服させた証拠として残す必要があるということだ。

 ということは女子のスカートをめくった瞬間にシャッターを切らなければならないってことか…。けっこう難しそうだな。
 男子の場合は昨日の僕のように手足を押さえつけられてズボンとパンツを脱がしておちんちんを写真に撮られるわけだ。
 ふむ。
 基本方針の通り男子が単独行動をとらなければ大丈夫そうだな。そんな手間のかかる作業を機動力のある男子たちが見過ごすはずないし。 基本は二人一組、スカートをめくる役・写真を撮る役に分担し、手足を押さえつけられてももう一方がすぐに助けに行けるだろう。

 僕は今日から単独行動を絶対にとらないようにしなければと強く思った。
 捕虜だけどね。

 ちなみに誤って女子のパンツを脱がしてしまった場合、逆に男子の方が戦死ということになる。女子の裸は男子の裸なんかとは価値が違うんだからねという理論に基いているらしい。
 僕ら男子からしたらトンデモ理論なのだが女子はその一線をどうしても守りたいようだ。確かにそうでもしなければ冷静になった多くの女子連中は戦争に協力しないだろう。「戦争なんてバカバカしい」となる。貞操を失ってまでやることじゃないと。

 戦死になった場合、戦争への参加は不可となり静観だけが許されるとある。戦死者がもしバトルに加担するようなことがあれば、その時点で自軍の敗北となる。
 これはまあ戦死したのにズルはするなよということだ。
 連絡を取り合えないようにグループチャットからも外される。

 そして僕の気になる捕虜の定義だが、捕虜は人質と同義だ。
 女子軍に男子捕虜がいる場合、男子軍がむやみに女子軍を攻撃すれば報復で捕虜は処刑される。つまり今は僕とバードが女子軍に捕まった状態だから、男子軍が女子軍に何か仕掛けたらそれだけで僕とバードを処刑しても構わないということになる。
 マジか。
 戦ってもないうちから戦死するなんて嫌だな。
 男子軍は一回目の攻撃でなんとしても女子軍から二人を捕虜にしてイーブンの状態を作らなければならないわけだ。それも相手のリーダー、ピーチに伝わる前に手早く済ませる必要がある。
 そうなればめでたく捕虜同士を交換して僕は助かることができる。
 失敗すれば公開処刑の動画をアップされるんだろうね。

 まったくどっかで聞いたような嫌な大人の世界の縮図だよ。

 捕虜になる条件としては相手を戦死直前に追い込むことだ。戦死させられる前に「捕虜にしてください」と相手に頼むか、相手から「お前は捕虜だ」と宣言する。
 いたいけな女子を囲んでスカートをめくられるか捕虜になるかを選べと言うわけだ。戦死は免れることができるが自軍には不利ということになる。これは忠誠度が試されるのではないか。
 僕だったら迷わず捕虜を選ぶな。もう捕虜だけど。


 そして誰と誰が捕虜なのかを管理する役として捕虜管理官なる役職が作られた。

 捕虜を人質交換なしに解放するにはこの捕虜管理官を攻撃することだ。つまり捕虜管理官が収容所そのものであり、戦争のキーマンだ。
 捕虜管理官を戦死させればその時点で逃げ出すことが可能で、捕虜は全員解放という運びにになる。

 なぜ捕虜管理官なんて作られたかというと、戦死者もそうだが捕虜は基本的に自由に動き回れる。普通に学校生活を送れるのだ。それもそうだ。捕虜になったからといって本当にどこかに監禁するわけにもいかないし、戦死したから一歩も動いちゃだめとはならない。
 先生や親の目があるのだから表面上は平和でなければならないのだ。
 最初の管理官は男子軍からはファルコン、女子軍はメロンが選ばれた。


 それから捕虜は呼び出されたら、いつでも相手軍の元へ飛んでいかなければならないというのはルール制定前と同じだ。
 人質でもあり奴隷でもあるらしい。捕虜がその場で戦死させられることはないがジュースを買いに行かされたりパンツ一枚で正座させられるくらいは覚悟しておかなければならないな。


 それと暴力について。
 ズボンやスカートを脱がしあい、パンツを見る・脱がす行為には取っ組み合いになることが予想される。それで基本的には痕が残るような暴力は絶対に禁止だ。顔へのグーパンチやビンタはダメで、病院送りになるような”酷い”攻撃なんか特にダメだね。そんなの男子が圧勝だからね。
 柔道技、関節技などが主体になるだろう。

 だけど結局は大人にバレなければ何でもありという暗黙の了解はある。交付されたルールにはそんなことは書いてないが各自の良識に任せるという感じだろう。
 服の下の隠れた部位に対する攻撃、正当防衛での攻撃、威嚇など戦術として必要なときは使うってことだ。
 ルールとして厳然と決まっていることでも信号を守ってる大人なんて見たことないから、きっと大人の世界でもルールを守らなくてもバレなきゃいいって常識なんだよ。


 そして最後に敗北した軍がどうなるか。

 相手の占領下に置かれ、学校を卒業するまで奴隷だそうだ。


「奴隷…」
 僕がスマホでルールの中身を確認しながら教室に入ると、中は殺伐とした空気になっていた。男子と女子がまったく口を利かない状態はいつも通りだが、今日はあからさまに目を合わせないし距離を置いている。
 一見平和だが、ホームルームが始まる前で既に両軍が睨み合っている状況と言い換えてもいいだろう。

 ちらりとリンゴグループの集まりに目がいった。イチゴとまったく目が合わない。昨日もそうだけど、女子連中はまったく僕らをバカにしている。ほぼ全員が示し合わせたようにスカートなのだ。ズボンなのはザクロと大人しいマスカットさんだけだ。


 キーン…コーン…カーン…コーン…

 予鈴が鳴って、
 戦争が始まった。

 静かな立ち上がり。
 みんなの表情に緊張が走る。

 僕は自然と男子の固まる方へ歩いて行った。
「おはよう」
「おう、いよいよだな。俺らの強さを見せつけるときが来たぜ」
「を…、おう…」
 これはプライドをかけた戦いである。イーグルの自信に満ちた表情が頼もしかった。

 昨日、散々な目にあった僕はみんなの目を見られない。
 「ごめんなさい昨日こっぴどくやられました」と言おうかどうか迷う。恥ずかしさから言えないでいるとやがてホームルームが始まってしまった。

 せっかくファルコンの言うようにスパイして女子軍の情報もいくつか握っているというのに、それを言えば芋づる式にすべて白状することになるからな。
 まあ、こんな情報なくてもイーグルとドラゴンがいれば勝てるから問題ないし。

 今は5月、進級前の冬に始まったこの戦いも泥沼化を避けてルールが決まり早期の終結が望まれた。どちらの軍もプライドを掛けて挑むことになる。
 初めのうちは口喧嘩が主体だったな。
 いくつかの鉢植えを割るような犯人の特定できない陰湿な攻撃もあった。
 昔とった杵柄とばかりに僕はたまにスカートめくりの素振りを見せたこともある。威嚇のつもりだよ。本当にはやらない。バードはバカだから本当に女子の胸をタッチしにいったっけ。
 報復で凶暴な女子は金玉潰し攻撃を仕掛けてきた。実際の被害者はバードぐらいなものだけど。
 そしていつしか解剖が流行りだした。みんなの居る場所でしか勃発しなかったから、すぐに仲間の助けが入って誰も全裸に剥かれることはなかったけど。
 決定的な軋轢は「リンゴレイプ未遂事件」だ。戦火にあっても好きだ嫌いだのお盛んな連中は居るからな。僕はそいつに頼まれて犯人役を買って出たけど、おかげで裏クラス裁判で「はりつけの刑」にされた。
 振り返ってみると口喧嘩も含めて女子からの攻撃が多かったと思う。ピーチ財閥の権力もあるから男子の方から大きな攻撃はなかったんだ。
 そして「リンゴレイプ未遂事件」で女子たちは男子をマジで敵視するようになった。
 僕ら男子が負けるわけがないけど、このままプライドがぶつかり合ったらどうなるだろう。

 考えたくはないが奴隷になったら何をされるだろうか…。
 開戦前から既に戦死寸前に追い込まれている僕は、ビ…ビビってなんか…いるわけがない…。

 あのとき、イチゴにおちんちんを見られてしまっただろうか? 後ろからはリンゴたちに生尻を見られたのは確実だろう。
 あの時点で戦死と言えなくもないがルール制定直前なのだし、パンツが脱がされきってないのだからセーフだろう。

 一瞬のトラブルとはいえ同じクラスの女子の前でおちんちんを丸出しにさせられるなんて悔しい。絶対に仕返ししてやる。僕はルール制定前にレモンを戦死に追い込んだんだ。自信はある。
 イーグルたちが解放してくれるのを待って一気に相手に攻め入ろう。



 男子軍はまず相手の様子を見ることする。相手がどう出てくるのかをうかがう。開戦の時点で既に僕とバードが捕虜になっているんだ。いきなり奇襲はかけられない。水面下での作戦は一応動いているけど。
 でもそれはイーグル一派の方針だ。


 一方、僕らのことなんて気にしないツバメとハヤブサのコンビは戦争に積極的だった。
 彼らは戦争の初期の頃から口汚く女子を罵ることで有名だ。女子のことは基本「まな板〜」と呼び、おっぱいの大きな娘に対しては「乳牛」と呼び慣わす。
 スリムに見える娘にでも体重が増減に関係なく「チャーシュー食いてー」「デブったんじゃね!?」と連呼したり、意味もなく「赤飯炊こうか」などとわざわざ女子の近くで騒いだりする奴らだ。

 2組の派閥の中では2番めの勢力である。二人ともサッカー部でガタイもいい。彼らの周りには比較的スポーツも勉強もがんばるような平均的な男子が慕っている。それにサッカー部というバックもあるから、それらを合わせると実は最大の勢力と言える。

 そうそう、このルールも付け加えて置かなければね。
 この戦争は2組にだけ適用されたルールではあるが、援軍の参加は許可されていた。その場合、戦死の証拠である写真の公開範囲が広がるわけだ。援軍は敵軍の恥ずかしい写真を見ることができるが、同時に自分も恥ずかしい写真を撮られる対象にもなる。
 参加の制限は同じ学校の生徒に限られるとのことだ。
 最高学年は僕らしかいない。自分たちより上の年齢の人が参加したらさすがに規模がでかくなりすぎて問題になりそうだしね。


 で、このツバメとハヤブサ、憎まれ口を叩いてる割に人脈もあるし人望もある。先生たちからも模範的な生徒だって思われてる。実は一部の女子からは人気だってあるんだ。顔もジャニーズ系だって言われてるし。
 サッカー部の後輩たちが参加する可能性があるってことを、頭の弱い女子たちは考えもしないでこのルールを飲んだんだろうな。

 彼らはお笑いコンビみたいに下ネタも言うし毒も吐くけど息のあった笑いに変えて、本当に楽しい奴ら。いわゆる”悪い奴”ではない奴らだ。
 戦争もおもしろがって積極的に下敷きうちわでスカートを扇いだり、大人しい娘を泣かすまでちょっかい出したり。

 運動神経もいい、成績だって上位なこのカリスマ二人が、まさかの最初のターゲットに選ばれるなんて男子の誰も予想すらできなかった。

 それは悪夢のプール開きin課外授業での惨劇だった。
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一年戦争で(3)2015-04-25(Sat)

 ザクロは散切りなショートカットが特徴的な女子だ。
 ボーイッシュと言えば聞こえはいいが、実際は男っぽい女子なのだ。
 長身で低い声、冷徹な目、肌の浅黒さ、腕組みした姿、どれをとってもバレー部のキャプテンとしての貫禄が凄い。
 昔からスポーツ女子で、体育祭や部活に大活躍。ゲームでは司令塔の役目になることが多いことから、紺色のブルマ軍団を束ねる”総長”なんて、男子からは陰口を言われたりしている。

「…ったく。なんでデジカメ一つでそんなことになるんだよ…」
「いや…。悪い…。そんなつもりなんてなかったんだ…」
 僕はイスに座るイーグルを前に弁解していた。

 「レモンレイプ未遂」事件のニュースは瞬く間に、学校中に広まっていった。もちろん先生や他の大人の耳には入らないようにだが、イチジクには伝わっているだろうから、いつ先生に報告されるかわかったものではない。

 事件翌日から、女子たちからの目線が刺々しかった。
 「リンゴレイプ未遂」事件とはわけが違う。
 先の事件では第三者たる目撃者がいなかったのだ。だからクラス裁判にもなった。
 だが今回は、あのザクロに目撃されているのだ。噂の信憑性は信頼感のあるザクロの証言で保証されてるし、目撃者はバレー部の後輩たちも居合わせたから、事件は現行犯ということで言い逃れできない事態だった。
 クラス裁判をするまでもない。

 僕とバードは「捕虜」扱いになり「女子たちから呼び出されたらいつでも駆けつける」というルールを強いられることになった。
 刑はきっと重くなるだろう。ザクロは「死刑」だなんて言っていたし。
 あのときは「早く離れろ!」と凄まれる程度で済んでいるが、ここ数日は動きがなかった。きっと重い重い刑罰が準備されているに違いない。
 外見上は平和に見える。
 怖いくらい何もない。
 その実、女子たちからの視線が非常に刺々しい。それは僕とバードだけではなく、男子全員に向けられている。ほとんど口も聞いてくれない状態である。

「とにかく、これじゃあ弁護もできないし、大人しくあいつらの裁定を受けるしかないよな…」
 イーグルは諦めたようにつぶやく。弱りきった様子だ。確かに自分の仲間が僕みたいな無能だったなら腹ただしいだろう。

「女なんか囲まれたってぶっ飛ばせばいいだろっ」
 ドラゴンが不敵な笑みで入ってきた。
「ひとまず様子見ってとこだ。相手の出方次第で手を打とう…」
 タカが机に突っ伏したまま意見する。

 イーグルの机の周りにはイーグル一派の面々が集っている。
 イーグルの前に立たされている僕とバード。
 後ろの席に参謀役のタカ。黒縁メガネのすまし顔男子だ。
 そしてイーグルの背後には、元々はホーク派のファルコン。僕の親友であり本好きの男子で戦争とは無縁な存在。細目でひょうひょうとしている奴だ。
 バカで無鉄砲な僕とは大違いだ。

「来たらぶっ飛ばせばいいんだ。しばらく俺が一緒に居てやるぜ」
 最後にイーグルの右隣の席、つまり立たされている僕の後ろの席だが、厳つい顔のドラゴンがイスではなく机に座っていた。太めのがっしりした体で目がギラついている。イーグル一派の最大武力。なんでも力で解決するタイプだ。
 鳥類でまとめようって言ってるのにコードネームを”ドラゴン”にするあたり、わがままな性格が伺える。人に合わせようとしないし、イーグルの言うことだってすんなり聞かないし。
「あぁ、助かるよ…」
 僕はホッとするがしかし一抹の不安は覚える。火に油を注ぐような奴だからな、ドラゴンは。
「まあ、任せろって」
 ぎゃははとドラゴンは笑った。

「対策はしておく必要があるな」
 イーグルが静かに口を開く。
「実はピーチの奴から昨日直接申し出があったんだが…」
「え?」
「この戦争は泥沼化してきた。早く終わらせるためにもルールを設けて勝ち負けをはっきり決めたいと言ってきた」

「ふーん、停戦ってわけじゃないんだ。まだ相手は余裕なんだね」
 タカが口元と眉とメガネの柄をくいくい上げながら言った。
「俺はそうじゃないと思う。女子たちは力ずくで、しかも個別で報復されるのを恐れてるんだ。レモンの事件が効いたんだろう。今のところホークとバードに刑を下すのは確定みたいだが、今度はその報復を恐れてるんだろう。続けていけば報復合戦になるからな」

「じゃあ黙ってろって感じだよな」
 ドラゴンがせせら笑っていた。
「具体的には?」
「”戦死“の定義だ。戦死したら戦争への参加はできないこととする。ホークみたいに”はりつけの刑“にされても生き続けて攻撃してくるのは女子たちは納得できないらしい」
「あぁ…なるほど」
 僕は妙に納得してしまった。
「その点については俺も合意してもいいと思う。問題は何をされたら戦死になるかだ。ここの話し合いがもつれてな…」

「なんだよ。何されたらなんだ?」
 ドラゴンは楽しそうだ。
「いくつか案はあるが、今濃厚なのは女子側の戦死条件が”下着を見られたら戦死”。それに対して俺ら男子側の戦死条件は”下着を脱がされたら戦死“だ」
「な!?」僕は戸惑う。
「何だよそれ!?」バードが素っ頓狂な声を上げる。
「なるほど…」タカが何かを考えながら納得していた。
「…」ファルコンは少し口を開けて目をしばたかせた。

「ぎゃははっ。俺はそれでもいいぜっ」
 ドラゴンは膝を叩いて笑う。

「条件が不平等じゃ…?」
 僕は不安になる。男子はパンツを脱がされたら負けって、その場でおちんちんを女子に見られてしまうことになる。それに比べて女子の戦死条件がパンツを見られたらだって? 女子たちは恥ずかしい下半身を見られるリスクがない。
「まあ、平等ではないな。俺も最初はそう思ったがよくよく考えてみるとリスクが大きいのは向こうだ」
「え?」
「男がパンツを脱がされるにはズボンと下着の二段階の作業が必要だろ。それに比べて女子はスカートをめくればそれで終わりだ」
「ぉお…そういうことか。…でも大抵の女子はブルマ穿いてたりするんだろ、どーせ」
「このルールが決まったら女子たちも防御が硬くなるだろうし。そうだろうな。ズボンを穿いてくるようになるだろうし、そうでなければブルマで対応するだろう」
「じゃあやっぱり俺ら不利なんじゃ?」
 バードが心配そうになる。おちんちんを見られてしまうことに恐れをなしているんだ。

「仮に一対一の脱がし合いになったとしよう。力尽くなら俺ら男子が女子に負けると思うか?」
「いや、負けるわけないけど、一人で行動しないじゃん」
「確かに女子が単独行動なんてめったにないが、だったらこっちも単独行動しないようにすればいい。常に二人一組で行動する。基本は派閥単位で固まっていればいい」
「俺だったら一人でも女なんかに何人囲まれても負ける気がしねえけどよ」
 ドラゴンはにやりとする。そりゃあんたは負けねえだろうよ。

「最大のメリットは、ピーチの奴だ。ピーチはスカートの下にブルマを穿くことはないって自ら宣言したぜ。仮に穿いたとしても自分はブルマを見られても戦死でいいと言っていた。しかも余裕なことに戦争中はスカートで押し通すそうだ」
「ハッ。なめられたもんだ」
「な…超余裕こいてんじゃねーか…」
 僕はさすがにバカにされた気持ちになって怒りが湧く。

「女子の司令塔はピーチだ。あいつを一点集中して狙えば頭を失った軍隊なんか役に立たないだろう。あとは残党狩りするだけだ」
「そういうことか」
「ぉお、いけそうな気がしてきた」

「細かい協議を今日にも話し合うが、俺はこの条件でいけると思う。どうだ?」
「乗ったぜ」ドラゴンはすぐに返事する。
「ピーチを襲う作戦を考えよう」タカが余裕そうに笑う。
「うはっ。ぜってー勝てる!」バードは何も考えてなさそうに笑う。
「…」ファルコンはやはり何となく不安そうだが異論はないらしい。

「やるしかないか…」
 恥ずかしいおちんちんを見られてしまうリスクはあるけど、僕はイチゴやピーチのパンツが見られるのかと思うと反対する理由なんてなかった。戦争を理由に女子のスカートをめくっていいし、ブルマも脱がしていいし。
 何よりもイーグルとドラゴンが居れば、この戦争に負けはない。

 あれ、でも捕虜ってどうなるんだ…?
 まあその辺もイーグルが細かく詰めてきてくれるだろう。

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一年戦争で(2)2015-04-10(Fri)

 「ホーク はりつけの刑」事件が口火を切って男子と女子の対立が明確になっていた。

 お互いがお互いを目の敵にしていて、至る所で口喧嘩が勃発することになる。
「ドスケベ女軍団〜 ひひゃっ」
「うるさいっ向こういけ! あんたも「はりつけ」にされたいの!?」
「おーこわっ」
 バードが単独飛行でリンゴグループの集まる島…、4つの机を囲んで談笑している女子たちをからかっていた。ボーズ頭のバカそうな男子だ。
 彼は僕の壮絶な「はりつけの刑」を見て、我がことのように怒っていた。級友の受けた屈辱はバード自身が受けたも同然なのだ。バカだけどいい奴だな。
 ダッシュで逃げ帰ってきてリーダーであるイーグルの背に回った。
「お前は無駄な体力使ってんじゃねーぞ」
「おお…」
 バードはイーグルにたしなめられて小さくなった。

 イーグル一派は僕を含めた6人で構成されている。
 厳密に言うと僕ともう一人、ファルコンという男子は元々二人だけで活動していた。活動というか本好きという同じ趣味で、よく二人でつるんでいたのだ。
 「リンゴ レイプ未遂事件」を機にイーグルが僕の弁護をすることになって僕とファルコンはイーグル一派に吸収合併される形になった。
 本好き人間の僕らに武力などないから、安全保障の面でイーグルという強国の後ろ盾があるというのは実に心強い。

 僕は自分の島というか席で大人しく座っていた。刑に処された僕は生きているのか死んでいるのかよくわからないが、恥を忍んで出席だけはするようにしている。休んだりなんかしたらホントに死亡扱いになるだろう。そもそも休む理由を親に言えないし。
 ただ、女子たちの僕を見る目が怖かった。
 グループチャットのアプリで僕のブリーフ一丁という滑稽な写真が広まっているのだ。写真とご本人である僕の顔を見比べているんだろう。
 ブリーフの前の膨らみからしておちんちんの大きさは、なんだこんなもんか。みんなの前でパンツ一枚にさせられる間抜けな男子の顔は、なるほどこんな間抜け面かー、などと声に出さないまでも彼女たちが僕を蔑んでいるのがよくわかる。
 僕は服を着ているのに、常に彼女たちの前ではブリーフ一丁なのだ。クラス裁判に出席していないリンゴはもちろん、他の女子たちにも、ひょっとしたら他のクラスの女子たちにも僕の裸が出回っているんだろう。
 僕は常にパンツ一枚で出歩いていることになる。
 女子たちは優越感を持って僕を、いや男子全体を見ていることになる。
 女子たちの頭の中にイメージされた僕の裸が、僕の顔を見ることによって瞬時に再生される。いくら服を着ていたとしても、彼女たちの前では常に裸でいるのと同じなんだ。

 屈辱に打ちひしがれる僕だけど、いつまでもこうしてはいられない。頭にこびりついた「はりつけの刑」を払拭するためには女子たちも同じ目に遭わせてやればいい。

 同じ屈辱を味わってもらおうじゃないか。
 ケータイにはケータイを。
 デジカメにはデジカメだ。

 放課後になり、誰も居なくなった教室で僕は席を立った。チラリと出入り口を確認する。教室の後ろの方へ移動して周りを見回しながらロッカーの前でしゃがみ込んだ。
「よし」
 三段ある一番下のロッカーに、重ねてある体操着をどかして、その下に隠してあったデジカメをささっと取り出してカバンにしまい込んだ。
 完璧だ。

 外で見張り役としてバードが待っている。僕は教室を出て彼と目を合わせた。
「か、帰ろうぜ」
「お、おお」
 僕とバードは誰も見ていないのに芝居がかった言葉を交わして廊下を歩く。

「あなたたち、まだこんなところでうろうろしてたの?」

ビックぅ!!

 背後から声をかけられるまで気付かなかった。
 この声はヒナ先生だ。
「はやく かえりなさいねー」
 ヒナ先生は前の方の扉から教室に入っていった。

 僕とバードは「はーい」と返事して逃げるように、早足にその場を後にした。少しだけ振り返るとヒナ先生がまた教室から出てくる。何をしに教室に入ったんだっけと言わんばかりの表情だ。
 きっと何かの忘れ物だろう。よく忘れ物をする先生だ。少し丈の余ったスーツにさらさらの長い髪。身長は僕らとほとんど変わらないが有名大学出のれっきとした大人だ。
 2組の、つまり僕らの担任である。
 担当授業をすっかり忘れていたとかで二度ほど授業をすっぽかしかけたという前科があるからな。忘れっぽい性格は直らないらしい。

 とにかく学校から出よう。
 人目の少ないところへ行くんだ。

「あんぶなかったな」
「まったくだよ。見張り役が何でちゃんと見張ってないんだか」
「そ、そんなこと言うなよ。ちゃんと見張ってたつもりなんだけどな…」
 バードはしゅんとなってしまった。

 僕とバードは人目の少ない寂れた公園のベンチに腰を下ろす。
「ま、いいやそんなことよりちゃんと撮れてるかな」
「おおそうだ早く見ようぜ」
 バードがぱっと笑顔になって僕の方をのぞき込む。変わり身の早い奴だ。
 カバンを下ろして中からデジカメを取り出した。辺りをもう一度誰も来ていないかを見回してからデジカメに録画されたデータを再生させた。
 どきどきと心臓が波打つ。
 がやがやと教室の喧騒が聞こえてきた。

「メロンちゃんまたおっぱい大きくなったねー」
 どきりとした。
 ひと際大きな声がデジカメから響く。
 音声はよく撮れているようだ…。
 しかし、僕は角度の悪さに愕然とした。映像は教室の机やイスの足ばかりを映しているのだ。たまに女子の足がちらりと映るぐらいで。

「くそ、何かの拍子にカメラが下を向いちゃったんだ…」
「ぅむぅ」
 バードが何とも言えない表情で僕を見た。
 その後も延々と女子たちのくだらない会話が拾われているぐらいで、下着姿が映るわけでもなく、まして顔が撮れているなんてことはなかった。

 失敗だ。
 一番下のロッカーから上向きにカメラをセットしたはずなのに、カメラが映していたのは女子の足だけ。太もものところまでは素足が見えたがギリギリのところで下着姿は映らなかった。
「く…もう一回だ。ホーク、このままじゃ引き下がれねーよ」
「う…うん」
 僕はもう一度教室にデジカメを仕掛けるというリスクを冒すことに躊躇してしまう。
 最初は自分が屈辱的な思いをしたということもあって勢いで仕掛けにいくことができたんだけどな…。

「あなたたち、またこんなところで道草喰ってる!」
 ビックぅ!!
 この声はイチジクさん!
 僕は慌ててデジカメを電源も切らずにカバンの中に押し込んだ。
「な、なんだよ!?」
「まっすぐ家に帰らないとダメでしょ?」
「うぅうるせい」
「先生に報告するからね!」
「ぅぅ勝手にしろ…」

「背後から近づいてんじゃねーぞ」
 バードが果敢に吠え立てた。
「さっき何か隠したでしょ? 悪いこと企んでるんじゃないの?」
 イチジクさんがバードのことなど無視して僕らの前に回り込んできた。
「勉強に必要ないものを学校に持ってきていいと思ってるの?」
「このっ… いいから向こういけっ」
「先生に言って持ちもの検査でもやってもらおうか?」
 ひるまないイチジクさん。僕は委員長権限、学校権力を盾にするイチジクさんに勝てる気がしない。先生に言ってやる理論で攻められたら僕なんかはもう打つ手がないんだ。
「いぃいこうぜ…」
「覚えてろよぅ」
 バードは雑魚が吐くようなセリフを吐いて僕の後に続く。イチジクさんは勝ち誇ったような表情でメガネを光らせていた。追ってくる素振りはない。
「ふんっ。ちゃんと大人しくまっすぐお家に帰るのよ」
 イチジクさんは手提げカバンを持ってどこかに行くようだ。たぶん塾だろう。規則規則うるさいったらないよ。ずっと受験勉強してろよ。

 精神的にも僕の服をひんむいてやったという心理が働いていて、ブリーフ一丁野郎なんかに負けるわけがないと思っているのだろう。下に見てるんだ。
 悔しい。
 今後も規則を守らない男子に対して一層取り締まりが厳しくなりそうだ。

「バード… もう一回仕掛けよう。今度はテープで固定するんだ」
 ひそ…と僕はバードに耳打ちする。
「おし、やろうやろう。イチジクのパンツ大写しにしてやろうぜ」
 バードもやる気だ。

 僕らはその足でまっすぐ家には帰らず学校に戻った。部活でまだ生徒が残っているだろうがさすがに人気はなかった。
 野球部のかけ声や体育館からボールがバンバン跳ねる音が響き渡っていた。
 先生に見つからないようにこそこそと教室まで戻る。
「次の体育は明日の2限だったな。今度こそうまくいく」
 僕は自分に言い聞かせるようにセロテープを使ってデジカメを固定させた。タイマー録画モード発動だぜ。

「イチジクもメロンもピーチもパンモロいただきだぜー」
「…」
 あれ、なんでバードが後ろに居るんだ?
「バード、見張りは?」
「え? あ… あぁ忘れてた。でもまあ誰も来ないだろ」
 バードは罪悪感ゼロの笑顔だった。

 ガララ
「…」
 レモンと目が合う。

 リンゴグループには水泳部のエース(赤い彗星) リンゴ、
 水泳部の補欠 みかん、
 僕の幼なじみ イチゴ、
 そしてイチゴの親友であるレモンが所属していた。

 レモンはショートボブの基本的には目鼻立ちの整った美人だが、きつめの言動が多いところがたまに傷な女子だ。
「何やってるの?あんたたち」
 レモンは部活でもしていたのか恰好はジャージだ。だけど手には花瓶を持っていた。
 僕はデジカメを隠すようにロッカーを背にする。
「何でもねーよ!」
 バードがあからさまに僕を覆い隠すようにして凄んだ。
「怪しー」
 レモンはつかつかと教室に入ってきて窓際に向かった。バードがそれに合わせてロッカーを覆い隠す。やめろってバカっ。何か隠してるのバレるじゃないか。

 そもそもコードネームからして男子は鳥類でまとめようなって話で、みんなはイーグルとかファルコンとか付けてるのになんでお前だけ鳥そのものなんだよ。
 だからバカって言われるんだぞ。

「あたしはヒナちゃんに頼まれて仕事してるだけだから。怪しいあんたたちとは違うし」
 レモンは花瓶の水を替えにいっていたようだ。先生に頼まれたってことは、ヒナ先生の忘れ物ってのはこれのことかよ。

 レモンは何度か僕らの方を見て怪しんでいたが、仕事を終えるとあっさり帰っていった。僕らは胸を撫で下ろす。
「何とかバレずにすんだな」
「いや、バレてると思うけど…。設置場所を変えるか…」
 僕はデジカメを持ってどこが一番怪しまれずにデジカメを設置できるのかを考えながら教室を歩き回った。
「絶対にバレない場所はと…」
 デジカメを両手で持って歩き回る僕は、次の瞬間に訪れるリスクをまったく考慮に入れていなかった。僕もバカだな。

 ガララっと再び扉が開く。

 蔑んだような表情のレモンが僕を睨んでいた。
「このブリーフ野郎っ!」
 レモンがつかつかっと勢いよく僕に近づいてくる。
「ちがっ…これはっ…そのっ…」
 デジカメを背後に隠すもレモンはデジカメを奪い取ろうと回り込んできた。
「やめろー! 人のもん取るなよー!」
 バードが加勢に来るが、周りを回ってるだけで特に役に立たない。

「ソレで何を撮ろうとしてたんだ? ピーチさんに言いつけてやるっ」
 レモンが僕に抱きつくようにして接近してきた。どぎまぎと慌てるだけの僕は机にガンガンぶつかって、やがて転んでしまった。
 ガタンっ
「いって…」
 その隙にひょいっとデジカメを取られてしまった。レモンは距離をとるように後ろに移動していった。
「これは没収よ。中身確認して問題なかったら返してあげる」
 レモンはデジカメをジャージの後ろポケットに仕舞い込んだ。
「そ、ダメだ! 返せっ」
 僕は立ち上がってレモンに飛びかかった。必死だった。中身をチェックされたら僕は学校生活どころか社会的にも抹殺されることになる。
 大丈夫だ。男と女で力が強いのはどっちかなんて明白だ。
 力づくで奪ってやればいい。
 危機を感じたのかレモンは逃げ出す。それを必死の形相で追う。
「やっちまえホーク!」
 バードがレモンの逃げ道を塞ぐように出入り口に向かった。
「うごあr@がg%ー!」
「イヤー!!」
「返せえ!!」
 もはや女子だからってどぎまぎしてる場合じゃない。こっちは人生かかってんだ。
 逃げ道を失ったレモンを抱きつくように押し倒すようにして床に転がしてやった。反射的にレモンは背を向けて、両手を自分を抱くように防御していた。交尾でもするかのように後ろから抱きつく形になる。構うもんか。
 目指すはケツポッケに入ったデジカメだ。
 レモンは暴れて逃れようとした。僕はレモンのお尻をわっしと掴んでデジカメを探った。
「きゃー!!!」
 超音波かと思うほど甲高い悲鳴が轟いた。
 柔らかな感触と硬い感触。
 ジャージの上からデジカメを掴んだところでデジカメは取れないのにも関わらず、僕はデジカメを取ろうとした。気が動転しているようだ。
 気付かない内にジャージが脱げ始めている。
 レモンは必死に裾を掴んでいた。
「やっちまえ!」
 バードが興奮して叫んでる。
 僕はデジカメを取り返すんだという意識しかない。だけどポケットに入ったデジカメをそのまま力任せに引っぱるもんだからジャージはずるずるうっと脱げてしまった。

「どうだ!」
 男の力ってもんを思い知ったか! デジカメを取ろうとポケットをまさぐる。レモンがすかさず手を伸ばしてくる。デジカメを取り返そうとしているんだな。レモンはしかしデジカメではなく下がったジャージを上げようとする。このっ、デジカメがうまく取れないじゃないか!
「このっ」
 僕はいつの間にかジャージごと奪ってしまえっとジャージを引っぱった。当然僕の力の方が勝っているんだ。簡単にジャージを脱がしてやった。いや足首に裾が引っかかって完全にではないけど、でもポケットをまさぐるには充分だ。
「イヤーーーー!!」
 顔を真っ赤にしたレモンが足をばたばたとさせた。ジャージが裏返ってうまくデジカメが取れない。

 デジカメがーーー!

 バードがレモンの両手の自由を奪うかたわら、どさくさに紛れてレモンの胸のあたりに手を持っていってもみもみとまさぐる。
「うおー」
 バードが暴れるレモンを無視しておっぱいを揉みしだく。

「よし」
 僕はやっとの思いでデジカメを取り出す。
 レモンの足がドロップキックするように僕の腹を蹴った。
「げっふ」
 僕は反射的に暴れる足を取り押さえようと足首を掴んだ。

 目の前には泣きべそをかいたレモン。

「やべー」
 バカ丸出しにおっぱいを揉んでいるバード。

 淡いイエローの肌触りの良さそうな子供っぽい五角形のパンツ。

 右足首を掴んでいるせいで少し足を開いていた。

 デルタゾーンに目が釘付けになって、初めて女子の股間の構造が男子とはこんなに違うのかと思った。
 おちんちんがある、ないという次元の知識しかない僕にとって、下着越しとはいえ初めてその股間になにもついてない、つるんとした形を目の当たりにして、デジカメのことなんかどうでもよくなるくらい衝撃だった。

 ガララ
 勢いよく扉が開いた。

 級友で、女子バレー部のキャプテン、ザクロが立っている。そうかレモンは確かバレー部か…? 後ろに続く部員たちもいる。
「なんだよコレ?」
 ザクロがぽつりと僕に問う。

「いやコレには深いワケが…」
 しかし、そこには暴れても男子の力に敵わない女子が哀れに泣き伏せている姿があった。
 子供っぽいパンツ丸出しで。
 うーん、この背徳感。

「戻りが遅いから後輩に呼びに行かせたんだ。そしたら大変なことになってるって聞いたから」
 たんたんとザクロが喋る。目つきが怖い。
 後ろの後輩たちが怯えて僕とバードを見ていた。
「先生は呼ぶなよ」
 ザクロがチームメイト、後輩たちに指示していた。

「ワケってのは一応聞いてやるけど死刑は確定だぞ?」
「え、あの…」

「お、お、お、俺たちが被害者だぞ!」
 レモンのおっぱいを揉みながら、バードは言うに事欠いて…。血迷ったか。

「被害者…? いいから離れろよ。被害者がチンポコおっ勃ててんじゃねーぞ!!」
 長身のザクロの怒号が僕らの心臓を射抜いた。
 金縛りにあったように動けなくなる。

 ザクロが指摘したように、僕とバードのおちんちんはギンギンに勃起していた。
 いつの間にか、傍目にもそれとわかるぐらいズボンを突き上げて男子を主張していたのだ。

 こ、これは確かに死刑確定か。
 僕は静かに足首を離した。
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一年戦争で(1)2015-03-28(Sat)

 その戦争は些細なことから突然始まった。

 授業の一環でイチゴが育ててた朝顔の鉢植えが割られていたのだ。

 イチゴというのはあだ名だ。
 大人しい娘で、髪の長い、整った顔立ち、クラスで一二番を争う美人だと思う。
 その娘とは家が近いこともあって、犯人は何故か僕だということにされていた。確証はないのに。
 そういう根も葉もない噂は広がりやすい。
 実際に僕はやってないが、必死に弁解する気にもならないから放っておいた。


 過去をさかのぼってみよう。
 僕は小学2年生までスカートめくりの常習犯だった。
 そういう子供だった。
 そのときもイチゴはターゲットだったのだ。
 小学2年のときのイチゴは髪が短くてバカそうに見えたから、ターゲットにしても大丈夫だと思っていたんだ。距離が近いというか、僕もバカだからな。幼なじみでもあるし。

 今ではもちろんそんなバカげたことはしないが、女子というのはそういうことをいつまでも覚えているものだ。
 そういうこともあって、鉢植えを割ったのは僕という説が補強され、有力視されていく。

 それは火種だ。
 こういう類いの事件は実は頻繁に起きていることで、一つ一つは取るに足らないこと。
 でも積み重なることで、負の感情は溜りに溜っていくのだ。

 そして気付いたら、男子と女子の間に深い溝ができていた。

 僕のクラスの水面下では知らない内に派閥が形成され、いくつもの内乱が起き、大きな流れを作っていった。

 そして決定的な火種がクラスの中に放られる。
 水泳部の部室でリンゴが誰かに襲われたという事件が起こった。
 リンゴというのはコードネーム…まあ、ただのあだ名だ。
 彼女は水泳部のエースで、一人だけ赤いラインの競泳水着なんか着てるから“赤い彗星”なんて呼ばれたりしていた。
 ゴーグルをつけているときの彼女は本当にマスクを着用しているのかと思うほどカッコいい。
 ショートカットで日に焼けた肌、筋肉質な身体だけどおっぱいはそれなりに大きい。目力もある、体育会系の快活な性格だけど、女性らしい身体のラインがまたそそるんだよね。
 そんな彼女が襲われた。
 この場合、襲われたというのは具体的に何をされたのかが聞きたくなるが、しかし詳細は誰もが口を噤んだ。というより知らないのだろう。
 今までの火種より、ハードな内容の事件だけに噂は急速に広まる。デリケートな内容も含んでいるし、エースがやられてしまうという衝撃もある。未知の領域だ。あることないこと真相を誰も知らないまま噂だけが先走っていった。

 僕はみんなより真相に近いところにいる。
 犯人が誰か知っているのだ。
 しかし実際の現場を目撃していたわけではない。


「はりつけの刑に処します!」
 求刑に対して、ざわざわっと反応が広がっていく。
 即席の裁判官である、メガネ委員長のイチジクさんが「静粛に!」と付け加えた。

 建設中のマンションの一角だった。
 クラス全員というわけにはいかないが半数はここに集まっている。2組のそれぞれの派閥から主要メンバーは出席しているから大局に影響はないだろう。
 放課後だがよくこれだけ集まったものだ。
 剥き出しの梁や木材が置かれている。シートに包まれた建物は外部から遮断されていて、大人には見つからない場所だ。

「異議なし」
「ちょっ待てよっ! なんか知らんけど重いんじゃないのかそれ!?」
「公平な立場から判断したまでですよ。女子のみなさんの溜飲を下げるにはちょうどいいと思いますし」

 現場には脚立があって、その即席の壇上に僕は跨がっていた。被告席だ。
「ダメだ。罪に対して罰が重すぎるぜ」
 男子側、すなわち僕の弁護人であるイーグルが異議を唱えていた。
「女子の受ける苦痛は男子のそれとは比較にならないのよっ。当然の判決だわ」
 検察官役の女子、ピーチがふんっと鼻を鳴らす。

 イーグルもピーチもコードネームだ。いつ頃か男子対女子の戦争に発展していく流れで2組の間ではコードネームで呼び合うようになっていた。
 この非公式のクラス裁判にしろ、大人にわからないようにやる男子女子の戦争にしろ、しょせんはごっこ遊びである。
 コードネーム自体に特に意味はないけど、それっぽい世界観を演出するためにコードネームが採用されたのだ。
 ちなみに僕はホーク。男子は鳥類にちなんだ名前で統一されていた。女子の方は、果物だ。なんだかエロいよね。


「じゃあさっそく執行しましょう。被告人はパンツ一枚になりなさい」
「…は?」
 クソ真面目な委員長…もといイチジクさんの口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった。イチジクさんは僅かに頬を赤らめながらも毅然とした態度を崩さない。
 ざわついていた2組の面々も息を呑む。
 しょせんはごっこ遊びだと思っていた僕は面食らう。
「ちょ、待てや! 何だそれ!? そんな刑あるかよ!」
 イーグルが声を張り上げる。
 男子側の最大派閥をまとめるリーダーであり、今や僕の頼みの綱である。
 頼む、リーダーもっと言ってくれ。

「それくらいやらないと。リンゴさんが受けた精神的苦痛はもっと酷いんですよ?」
「散々話し合ったんじゃなくて? ホーク君が犯人なのは明白ですよ」
 イチジクさんとピーチは女子側の二大権力者だ。

 イチジクさんはどの派閥にも所属しないが、委員長という学校権力に直結するポジション。
 ピーチは父親が地元有名企業の社長とかなんとかで、金にものを言わせた令嬢。

 どちらも僕ら男子が持ち得ない大人な権力がバックについている。
 だからといって男子側が屈するかというと、そんなわけはないのだが、多くの男子はピーチ財閥から仕事を頂いている親世代の立場をわきまえて、大きくは出られないでいた。
 ギリギリのせめぎ合いなのだが、しかしことここに至ると男子は弱い。

 男子と女子の戦いで、男子が圧倒して勝てないのはこういう構造があるからだ。

「くっ…」
 イーグルは両親ともピーチ財閥とは関係がない業界だ。だから一人なら強く出られるのだが、さすがに自分だけのことではないから強くは言えないのである。

 僕はもうあきらめていた。
 冷めた目でこの状況を見ている。
 ある意味死刑だろコレ。

「降りなさいよ」
 メロンが僕に命令する。ふくよかな身体におっぱいも大きいメロンは、怒りに満ちた表情で僕を責めていた。渋りながらも僕は脚立を降りる。
「自分で脱ぐ? 脱がされる? 選ばしてあげる」
「…ぅぐ」
 さすがに脱がされるのは恥ずかしいし屈辱的だから、自分で脱ぐしかないが、それにしても恥ずかしいし屈辱なのは変わらない。自分で脱ぐ方がまだマシってだけで。
 僕はTシャツを脱いで上半身をさらした。

 怒っていたメロンの表情が僅かにひるむ。そりゃ男がいきなり脱ぎだしたら戸惑うだろう。

 イチゴが離れたところから僕を見ていた。目を見開いて驚いている様子だ。
 誰も言葉を発さない。
 男子側は死に行く友を見送るしかできなかった。
「早くしなさい」
 イチジクさんが少しうわずった声で命令した。メガネの奥の目が見えない。
 他の女子も異性の裸にたじろいでいる様子だが、一人だけ表情を崩さない女子がいる。ピーチは、よく手入れされた髪だし、服だってハイセンスブランドで揃えている。箱入り娘だって話に聞いたけど、肝が据わっているというか本当に生娘なのか?
「早くっ。家庭教師が来てしまうじゃないのっ」
「…わかったよ」
 僕は何度も躊躇していた。ズボンを下ろすのは上半身裸になるのとはわけが違う。ボタンを外してジッパーを下ろして、ってところまではいいけど…。
 ここから先は女子に初めて見せることになる。
 水着姿とは別次元の姿。
「脱がせるよっ!?」
「わかったわかった」
 僕の顔は自分で気付かない内に真っ赤になっていた。メロンの見ている目の前で、幼なじみのイチゴが見守る中で、2組のほとんどの女子の前で、僕はズボンを下ろした。

 ひざまで下ろして、いそいそと足首まで下げる。

 ジーパンなので足首から引き抜くのに手間取った。
 いつも以上に手間だ。
 一人で脱いだり履くときはもっとすんなりいってたはずなのに。

 僕がズボンと格闘している間に、みんなの目線は僕の白いブリーフに集中していた。
 さっきまで、一緒に授業を受けていたクラスメイトの前で僕は何をやっているのだろう。ただ一人衣服を脱いで裸をさらしている。異性だっているのに。
「ぅおっ」
 僕はバランスを崩して転んだ。座り直してジーパンを足首から引き抜いた。

 ゆっくり立ち上がると僕にはもうやることがない。
 立ち尽くした。

 ブリーフ一丁という情けない恰好を、恥ずかしくない普通の恰好をした同世代の人々を前にさらしているのだ。

 思わずおちんちんの辺りを両手で覆い隠した。
 見られている気がした。

 みんな何も言わない。これは刑罰なのだからこうやって、無言でみんなに見られること、さらし者になることが刑の執行になる。

「リンゴさんは今日は欠席です。彼女のために証拠写真を撮りましょう」
 イチジクさんが静寂を破った。
「んなっ!?」
 僕は反論しても無駄だとすぐにあきらめた。今は彼女たちの命令のままやるしかない。

「そうね。写真をリンゴさんに見せることで少しでも溜飲を下げることになればいいわね」
 ピーチがほくそ笑む。
「私のデジカメで撮りましょう」
 これまたブランドもののカバンの中からデジカメを持ち出してきたピーチはデジカメを僕に向ける。
「両手はバンザイしてください。はりつけの刑なんだから。本当にはりつけにされるよりマシでしょう?」
「言う通りにしなっ」
 ピーチとメロンが矢継ぎ早に囃し立てる。

 僕はおちんちんをさらすようで恥ずかしくて目を閉じて下を向いた。両手は言われた通り、間抜けにもバンザイする。
 内股気味で腰が引けた。

「顔を上げなさい」
 イチジクさんがうわずった声で命令した。

 男子側はみんな一様に悔しそうな顔をしていた。

 ピーチのデジカメが大きなシャッター音を鳴らす。
 僕の恥ずかしい恰好が記録されてしまった。

 背景には即席のクラス裁判に負けた男子たちの悔しそうな顔が並ぶ。負け犬の情けない顔を容赦なく白日の下にさらそうというのだ。
 女子たちは勝利を噛み締めるように安心しきった表情である。

 この屈辱は忘れてはいけない。
 女子に負かされた屈辱を晴らさなければ僕は生きていけない。

 男子側は僕の犠牲を乗り越えて、哀しみを乗り越えて強くなる!
 男のプライドをここまで傷つけたのだ。
 このまま黙っているわけにはいかないのだ。

 男子の力というのを教えてやる。
 見せつけてやる。

 このクラス裁判は更なる火種となって、女子側に報復することになるのだった。
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掃除当番で(9)2013-03-24(Sun)

「あれ…」
 佳苗はけんじのおちんちんにある変化を認める。もっと屈んで下から覗き込むように観察する。なんと小さいと思っていたおちんちんがむくむくっと大きくなっていくではないか。下を向いていたのに上向きに反り返っていく。クーちゃんとテリオにも目を向けてみるが彼らに変化はない。
「勃起してる」
 佳苗の横でしゃがんで見ていた麻耶が指摘する。
「え?」
 良奈が麻耶の言葉に反応した。もう一度屈んでけんじのおちんちんを覗き込む。
「あー!」
 けんじは土下座をやめて両手で手早くおちんちんを隠した。隣で麻耶が立ち上がってトイレの入口に歩いて行く。
 勃起とは何か。知らないわけではなかったが佳苗はそんなものを初めて見た。もっとよく観察したいと思った。
「なに大きくしちゃってんのぉ!?」
 クーちゃんとテリオも頭を上げてけんじを見る。けんじは顔を真っ赤にさせて俯いていた。両隣の2人にしらーっとした様子が窺える。リーダーと認めていた男が恥を上塗るように勃起してしまっているのだ。
「これはだめだよね? 隣の2人はいいや。もう許してあげるけどあんたは駄目」
「なっ…」
 何でなんだと抗議したいのだろう。けんじは顔を上げて良奈を見る。
「勃起するなんて反省してない証拠じゃん。ふざけてんの?」
「ちげーよ!」
「何が違うっての?」
「これは… 何にもなくても勝手にこうなるときもあんだよ!くそっ」
 けんじは下を向いて真っ赤な顔を隠す。
「信じらんない。何にもないのに勃起するわけないでしょ!?」
「見られて興奮したんだろ」
 亜美が口を挟む。
「それって… 変態ってこと?」
「さぁ?」
「違う!」
「人に謝るときにちんちん勃起させるなんて、わざとそうやって私たちのことコケにしてるか変態かのどっちかなんでしょ?」
 見られて屈辱な筈なのに勃起するというのは佳苗にはよく解らないが、確かにおちんちんを上向かせて頭を下げても、謝る態度としてどうなのかと思う。わざと勃起させてるのだとしたら許せない。
「これ使いな」
 麻耶が戻ってくる。しゃがんでずっーーとおちんちんを観察していた佳苗に箒を手渡す。佳苗たちが持ってきていた箒だ。麻耶は相変わらず視線は合わせてくれないが少しほくそ笑んでいるように見えた。
 箒を持って立ち上がる。もう、それをどうすればいいのか佳苗には解っていた。
「ん、朝倉さん… それどうするの?」
お尻叩き…」
 怒っていた良奈の顔が笑顔に変わる。
「ふははっ。いいじゃん、やっちゃえ」
 けんじが怯えた顔で振り返って佳苗を見る。佳苗は既にバットを持つようにして箒を構えていた。
「10発耐えたら許してあげる。それまでにあそこ元に戻さなかったらもう10発よ」
「う…くっ…」
 けんじはそれに納得したのか佳苗から視線を外し元の体勢に戻る。佳苗はけんじがお尻叩きに耐える覚悟ができたのだと了解した。佳苗は箒をバックスイングさせる。ゴルフのスイングに近い形になるだろうか。けんじのお尻をロックオンする。
「いくよっ」
 ヒュンッと風をきる音。
 バシッ!!
「ふグっ!」
 佳苗の振り切った箒がけんじのお尻に当たる。水しぶきが少し飛んだ。あまり痛がっているようには見えない。箒はお尻を叩くための道具ではないのだから痛くはないのかも知れないと佳苗は思った。しかし掃除道具でお仕置きされるというのはある意味で屈辱的なことだろう。むしろ目的はそっちかも知れない。掃除をサボったのだから掃除道具でお仕置きなのだ。
 佳苗は段々と自分の頭がショートしていくのを自覚する。けれどそれは愉しかった。
 バシッ!! バシッ!! バシッ!!
 一度目と同じ動作で二、三、四発目をスイングする。けんじは小さく「うっ!」とか「くっ!」と呻いた。
 箒でお尻を叩かれるけんじを皆が見守る。クーちゃんとテリオはおちんちんを手で隠しながら哀れみの目で見ている。もう、箒でお尻を叩かれるようなこんな情けないリーダーには誰も付いて行かないだろう。
 バシッ!! バシッ!! バシッ!! バシッ!! バシッ!! バシッ!!
 続けざまに佳苗は箒を振り回した。けんじのお尻を見ると若干赤くなっているのが解った。うっすら線状に箒の形が見える。
「どう? 小さくなった? 手、離してみんなに見せてみなよ」
 けんじはしかし手をどかさなかった。まだ勃起しているのかも知れない。
「見せろって。まだ勃起してるって見做してお尻叩き続けるよ?」
 けんじは観念してそっと両手をどかした。女子みんなで屈んで覗き込む。
「あ~駄目だねー。まだだ」
「…」
 深智は引いてるように見えた。
「あと何10発やったら小さくなるんだろうね?」
 良奈がやれやれといった具合に呆れて笑った。
 亜美がつかつかと佳苗の方に回った。手を差し出して箒を要求している。佳苗は従った。
「面倒だから、これが最後の一発でいい」
 亜美は箒を構える。佳苗は邪魔にならないように後ろへ下がった。亜美は軽く練習で二度スイングした。ビュンと佳苗のスイングより鋭い音がする。けんじはまた両手でおちんちんを隠して素直にお尻をクンッと突き出す。箒で叩かれるぐらい痛くもなんともないと思っているのだろう。
 亜美が静かにけんじが跪く後ろに立った。すっと箒をけんじのお尻に当てる。そこからゆっくりバックスイング。皆が息を呑む。次の瞬間、箒がしなった。
 ビュンッッ!!
 練習の比ではないほどの空を切る鋭い音。
 バキィン!!!
「へギャァーっ!!」
 けんじは両手をお尻に回して飛び上がるように仰け反った。柄に近い部分が当たったのか箒は真っ二つに折れていた。折れた片方は天井まで飛んで激突して落ちてきた。
 けんじはもんどり打って女子トイレの床を転がる。水浸しの床を全裸で転げまわっていた。強烈なフルスイングをした亜美は柄を放り投げる。
「ふんっ」
 女子トイレでの攻防は終わった。けんじの勃起はまだ収まっていなかったけれど、もうそんなことはどうでも良かった。男子をこてんぱんにやっつけることができてそれだけで充分だ。ただ佳苗は心の中で「備品壊しちゃった」と呟くのだった。
〈終〉
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掃除当番で(8)2013-03-23(Sat)

「土下座してっ」
 佳苗は思い切って口にしていた。心臓がドキドキと高鳴っているのが解る。
「3人とも並んでここで土下座」
「か、佳苗ちゃん?」
 意外という顔で深智が呟く。
「…そしたら服は返してあげる」
 佳苗は言ってから自分がとんでもないことを命令していることに気付く。今までの佳苗ではあり得ない発言だ。男子3人の服を脱がしてすっぽんぽんにさせたことで勝ち得たもの。それが具体的に何かは解らないけど佳苗は多くのことを学んでいた。
「いいねそれ」
 亜美がとろんとした目つきで穏やかに言った。
「おぉ…。朝倉さんなんかキャラ変わってない?」
「え、そんな…」
 良奈がニタニタと小突いてきた。
「お前そっち行って並べ」
 亜美がテリオに命令した。テリオは「はいい」と素直に動く。
「ほらあんたもっ」
 パンッ
 良奈がおちんちんを手で隠して突っ立っていたクーちゃんのお尻を蹴った。
「うくっ…。くそ…」
 全裸にさせられては抵抗する意思も弱まるのだろう。クーちゃんもおとなしく従った。彼らは女子トイレを素足でぺたぺたと歩いていって、まだ蹲っているけんじの横に並んだ。
「ぷっ!なんかおもしろい!」
 良奈が吹き出す。3人のすっぽんぽんの男子がおちんちんを手で隠しながら並ぶことは確かにとても滑稽な姿だった。
「早くスカートめくりしてごめんなさいって言いなよ」
「チッ」
 クーちゃんが小さく舌打ちする。
「お前もいつまで痛がってんだ?」
「うっ」
 良奈に頭を足蹴にされてけんじは後ろへごろんと転がった。その拍子で手を離してしまったためにけんじのおちんちんが丸見えになった。それどころかお尻も丸見えでおちんちんの裏側も恥ずかしい穴も佳苗はしっかり目撃してしまった。
「アハハハッ」
「いやーっ。クスクス」
 亜美は冷ややかな目で見つめているだけだった。佳苗はもっと近くで見ようと前に出る。しかしけんじは恥ずかしいところが全部丸見えになっていることに気づいて慌てて体勢を立て直す。3人ともおちんちんを手で隠して真っ赤な顔をして立っていた。
「ほら早く土下座しなよ。朝倉さんも前に出て待ってるんだから」
「え?」
「早くやんないと何時まで経っても素っ裸のままだよー」
 良奈が濡れた服をチラつかせる。
「くっそ…」
 けんじは悔しそうに床に膝をついた。だがそこからもう一歩が踏み出せない。女子トイレの床に手と額を付けるのだ。屈辱だろう。佳苗は我ながら何てことを考えるんだと自分に驚いていた。
「手は?」
「く…」
 けんじは意を決したようにおちんちんを覆っていた手を離して床に手をついた。そのまま頭を下げる。
「うふふ。ほんとに土下座してる~」
「横の2人は?」
 クーちゃんとテリオは驚いていた。失望の色も見られる。リーダーのけんじが陥落したのだ。彼らも従わざるをえないだろう。けんじを見習って同じように膝をつき、手をついて頭を下げる。
 そのとき佳苗はとんでもないものを見てしまった。テリオのおちんちんだ。彼のおちんちんは大人だった。佳苗が想像していた異生物そのものだった。亀頭が露出していたし黒くて毛もジャングルのようだ。佳苗だけではない、他の娘たちもテリオのおちんちんを見た筈。誰かが息を呑むのが解った。
「でかっ…」
 良奈が亜美に耳打ちしていた。しばらく時間だけが過ぎる。
「くっそ… まだかよ!」
 しびれを切らしたけんじが顔をあげる。
「まだ一言も謝ってないじゃん」
「チッ…」
 けんじは再び頭を下げる。
「ごめ…、ご、ごめん…」
 横の2人もおずおずと「ごめんなさい」と合わせる。佳苗は全裸で土下座する男子に満足した。亜美たちのおかげだが男子たちを屈服させることができたのだ。
「あれぇ。額が床についてなくない?」
 良奈がしゃがみ込んで覗いた。「どれ?」と深智も覗き込む。佳苗も続いて見てみると確かに額を付けていなかった。
「これはやり直しだね~」
 意地悪そうに良奈が言い放つ。額のことは気にしていなかったが、佳苗は覗き込んだときに3人のおちんちんが並んで見えることに気づいた。リーダーのけんじが一番小さくて皮被りでしかもまだ毛も生えていない子供のようなおちんちん。クーちゃんも負けず劣らず小さいがけんじよりは大人な感じがした。身体が小さいのだから適正な大きさなのだろう。逆にけんじは身体の割にはちょっと小さすぎる。リーダーの癖に一番小さいのだ。偉そうにしている癖にけんじが一番情けないものをぶら下げていた。一番大人しいテリオが、一番大人だった。
 良奈も深智も額がどうのこうのというよりおちんちんの方を観察しているようだった。ふと見上げるとけんじたちの背後に麻耶が突っ立っていた。まるで死神のようだと佳苗は思った。麻耶は佳苗を見て人差し指で何かを指し示す。そしてクスリと嘲笑った。
「ごめんなさい…」
「ご… ごめんなさい」
「ごめんなさい」
 けんじは額を床に擦り付けて謝る。佳苗は麻耶が何を言いたいのか一瞬で理解した。けんじたちの背後に回り込む。後ろから覗くとやはり思った通り壮観だった。
 3人のお尻がくんと上向きに突き出されて、少し開いた股からぶら下がったおちんちんがよく観察できた。なるほど、生意気な男子のおちんちんの裏側はこうなっているのか。お尻の穴も丸見えだ。
「よーし許してやっか」
 良奈は立ち上がって満足気に言った。男子たちの情けない格好や醜態を目の当たりにして佳苗も満足だ。威張った男子を屈服させることにある種の快感が芽生え始めていたのだ。
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掃除当番で(6)2013-03-17(Sun)

 佳苗は満足だった。悪戯されて腹の立っていたけんじに仕返しできた。しかも倍返し以上の成果だ。だがあんなに否定的だった暴力に加担してしまった。力づくでけんじのブリーフを脱がしたことはやりすぎだったのではないか。佳苗はけんじの小さなおちんちんを見つめながらも考えこんでしまった。
「これに懲りたら二度とスカートめくりなんて幼稚なことやんなよ」
 良奈はけんじの鼻をグイッと摘みながら言い放った。これで仕返しの解剖は終わりだと佳苗は思った。良奈は立ち上がり、深智も掴んでいたけんじの腕を離す。亜美もチョークスリーパーを解いた。
「でもアソコは幼稚園児だから無理な話かもねっ」
「アハハッ」
 良奈と深智は笑いあった。
 女子に囲まれて恥ずかしいところを見られてしまったけんじ。その情けない姿を佳苗はまだ間近で鑑賞していた。萎んだけんじのおちんちんを観察していると深智も中腰で覗き込んできた。
「ちんちん見るの初めて? あたしは幼稚園行ってる弟ので見慣れてるけど」
「え、あ…うん」
「最初はもっと大人なのが出てくると思ったけどね。ドキドキして損しちゃった」
「そう…」
「佳苗ちゃんも何だかんだ言って見たかったんじゃん? 協力的だったし」
「や…違うよ」
「それにしてもまだ毛も生えてないなんてねー。同級生とは思えないよ」
 佳苗たちがこそこそクスクス話していると、そこへ「わー!」と突然声が上がった。
 クーちゃんだ。亜美にビンタされまくってダウンしていた彼が走って突っ込んできたのだ。
「けんじから離れろー」
 クーちゃんは良奈にタックルしてきた。「きゃあん!」と良奈は不意を突かれて壁に激突してしまった。良奈が床に崩れ落ちる。
「うわー」
 続いて深智を両手で突き飛ばす。深智も「やんっ」と悲鳴を上げて窓際まで後退させられた。そしてしゃがみ込んだまま臨戦態勢をとれない亜美に対してもローキックを放って退けようとさせる。亜美はそれを腕でガードした。クーちゃんは怯まずに何度かローキックを放つ。「っつ!」とガードで耐え続ける亜美。
「けんじにげろー」
 クーちゃんはぱんぱんに腫れ上がった顔をけんじに向ける。けんじはその声に反応して暴れだした。両足で佳苗を蹴ったのだ。
「きゃっ!」
 佳苗は尻餅をついてトイレのドアにガタンッとぶつかる。けんじは膝まで下げられたブリーフを急いで履き直した。
「くっそー!覚えてろよ!!」
 けんじは佳苗に蹴りを入れてから捨て台詞を吐いて逃げ出した。ちゃんと衣服を回収してブリーフ姿のままトイレの入り口へと向かう。クーちゃんもそれを見て戦線を離脱した。
「テリオ来い!」
 片隅で怯えながら、もはや空気と化していた彼だが言われて焦り顔で駈け出した。
 佳苗は肩を蹴られてジンジンと広がる痛みを自覚する。やはり報復が待っているじゃないか…。佳苗は自身に向けられた暴力に恐怖した。後日、もっと酷い仕返しされるのではないかと想像した。
 そのとき、プシューッと音が聞こえてきた。何事かと目を向けるとけんじがなぜか踊っている。
「うわっぷ!」
 放水だ。トイレ掃除用のホースから大量の水が噴出されていた。けんじは逃れようと横にずれるが勢いのある放水を浴びせられて滑って転んだ。追い打ちをかけるように大量の水がけんじの顔へと注がれた。
「ぅあっぷあぷ」
 佳苗はけんじのブリーフに注目した。水に濡れてお尻が透けて見える。
「けんじぃ!」
 クーちゃんとテリオが立ち止まった。その彼らにも放水される。
「うわっ」
「あぁー!」
 蛇のようにうねりながら放水が続いた。既に床は水浸しだ。奥にいた佳苗たちは多少とばっちりを受けながらも壁伝いに入口の方へ走って移動した。
「摩耶ーナーイス!」
 良奈が摩耶の元へ駆け寄る。トイレの入口にいた摩耶は無表情で緑色のホースをけんじたちに向けていた。
 佳苗はもう一度けんじのブリーフをみやった。おちんちんは透けて見えないけど形はくっきりと出ている。
「うあー」
 テリオは一人奥へと走って放水から逃げ出す。クーちゃんは右往左往していた。しかしけんじはびしょびしょになりながらも立ち上がって手を盾にして向かってくる。
「やめろてめー!」
 亜美が待ち構えていた。一直線に摩耶に向かってくるけんじを横合いから蹴り飛ばす。
「うがっ」
 けんじはまた滑って転んだ。そこへ良奈が近づいていく。
「もうあんたたち許さないから!」
 怒った良奈は床に転がるずぶ濡れのけんじのブリーフを引っ掴む。今度は躊躇せずに一気にずり下ろした。またしてもけんじのおちんちんが露出する。
「わっやめろぉ!」
 けんじは焦ってブリーフを掴む。しかし良奈は力づくでそれを振り切った。けんじの手が離れる。水分を含んでぐしょ濡れのブリーフは少し脱がしにくそうだったが先ほど引っ張り合ったからかゴムが弛んでいて比較的脱がしやすい。ブリーフはすぽんと足首から引き抜かれた。
 けんじはこれで一糸纏わない姿になる。先程は辛うじてブリーフが膝に引っかかっていたけれどこれでもう彼は何も身に纏っていないことになる。学校の女子トイレで女子たちに囲まれて一人だけ服を身に着けていないのだ。学友の前で一人だけ恥ずかしいところを見られてしまっている彼はもう立ち直れないのではないかと要らぬ心配を佳苗はするのだった。
「ふんっ」
 良奈は剥ぎ取ったブリーフをけんじに見せつけるように掲げた。騎馬戦で帽子を奪い取って勝ち誇る様を思い描く。ブリーフを無理やり脱がされて可哀想だと同情する一方、男子より女子のほうがつよいという構図に胸が高鳴る佳苗だった。
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掃除当番で(5)2013-03-12(Tue)

 けんじの白いブリーフが良奈に引っ張られている。けんじが必死にガードしているのに対し、良奈は半分の力も使っていないように見えた。要するに弄んでいるのだ。いつでもあっさり脱がすことができるとでも言わんばかり。脱がされそうになって顔を赤くしているけんじの様子を愉しんでいるということだろう。
「や… やめろ…」
 亜美が再びチョークスリーパーの体勢をとる。けんじの首に亜美の腕が絡みついた。
「ぅ」
「なかなか脱がせないからみんな手伝ってー」
 良奈が佳苗のことを見た。佳苗は自然と足が前に出る。深智も回りこんでけんじの左手を掴んだ。ブリーフにかかった指を外そうとし始める。
「そうそう手ぇどかして」
 良奈がけんじの右手を外しにかかる。けんじは残った力を振り絞って必死にぷるぷると身体を震わせながら貞操を守ろうとしていた。
「さ、朝倉さん。仕返し仕返し。脱がせちゃえ。けんじのちんちん見ちゃえ」
 佳苗はけんじの下腹部に回りこんでしゃがみ込む。そして恐る恐るブリーフに手をかけた。
「ゃ…」
 消え入りそうなけんじの声。ぐすっと鼻を啜る音。佳苗はけんじの赤くなって恥ずかしがる顔を見る。なんと泣きべそをかいていた。驚いた。いつも威張ってばかりのあのけんじが泣いてしまったのだ。女子に取り囲まれて衣服を脱がされて、身動きできないように取り押さえられている。男子にとってこれ以上の屈辱はあるだろうか? 佳苗には想像がつかない。
「泣いたって無駄なのに」
 佳苗は心臓が大きな音をたてているのを自覚する。けんじの顔以上に佳苗自身の顔も真っ赤になっていることだろう。暑さを感じるような季節ではないのにとても熱い。
「朝倉さん早く」
 良奈が興奮した様子で促す。
「あたしもドキドキしてきた」
 深智も鼻息が荒くなっていた。
 亜美を見ると、とろんとした目が佳苗を見据える。何も言わず頷いた。
 佳苗は意を決して手を引いた。ブリーフがずりずりと下がっていく。もう少しでおちんちんが見えそうだ。そこで佳苗の手が止まる。鼓動が煩くて一度深呼吸をする。
「大丈夫? 思いっきりね。一気にずり下げちゃえ。“せーの”でいこうか?」
「…うん」
「よーし。せーのっ」
「せーのっ」
 佳苗は良奈と深智の掛け声に合わせて目を瞑ってブリーフを引っ張った。ゴムが伸びる感覚。脱がすときに“突っかかり”を感じた。おそらくおちんちんだろう。それがぽんっと飛び出すのを感じた。ブリーフは膝まで下がっていた。
「わー! なにこいつ!」
「いや~っ」
 深智と良奈の声。佳苗は恐る恐る目を開けた。男子の裸がそこにあった。威張っている割には逞しくもない身体つき。現代っ子らしい白い肌。股の間に突起物がある。股間にちょこんとついているのは本当におちんちんだろうか?佳苗の想像とは少し違っていた。もっとグロテスクな生物をイメージしていたのだ。牙を向いて爪を立てて襲ってくるという恐怖感があった。それなのにけんじのおちんちんは小指ほどの大きさで、万が一襲ってきたとしても片手で払い除けられる。
「包茎じゃん」
 先っちょは恐れていた牙もなく、とても大人しそうに皮を被っていた。
「へぇ… つるつるだね」
 ライオンの鬣のような気高さを想像していたのに、まだ毛が生え揃っていないのかつるんつるんだった。
「幼稚園児…」
 亜美がボソリと感想を漏らす。「あはははっ」と深智が笑う。「ぷーっ…くくく…ホント園児並だな」と良奈が同調した。
「ぅぅ…ぐすっ」
 けんじは女子におちんちんを見られてしまってとても悔しいのだろう。目を瞑って泣いていた。
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掃除当番で(4)2013-03-10(Sun)

「け、けんじぃ!」
 情けなく狼狽えるクーちゃん。彼は両手で亜美の服の袖を掴んでいたが狼狽えた隙を狙われ、手を振り払われた。亜美は間髪をいれずに肘鉄をクーちゃんのお腹にお見舞いする。
「はうっ」
 亜美が振り向いてクーちゃんを見下ろす。クーちゃんは蹲ってしまった。そこへ容赦なく亜美の膝が飛んでいく。それは顔面にヒットしてクーちゃんは後ろへすっ飛んだ。
「ふぶっう!」
「いやー! やめてー」
 佳苗の悲鳴に亜美が振り返って反応する。
「いいの?」
「え?」
「それでいいの?」
「…だって、…他にもやり方があるんじゃない?」
「身体で解らせないとまた同じことやる」
 亜美はいつもの眠そうな目で佳苗を見た。問いかけるような目だった。
「佳苗は真面目すぎなんだって」
 深智が目をキラキラさせて「黙ってみていようよ」と提案する。
「朝倉さん、暴力は必要悪だって考えればいいんじゃない?」
 一撃でけんじをダウンさせた良奈が笑顔を向ける。
「女に悪さすればどうなるか、男は身体で学ぶ必要がある」
 亜美はクーちゃんに向き直って歩み寄る。
「ヒッ」
 クーちゃんは後ずさった。亜美は膝を上げてクーちゃんのおちんちんの辺りを狙って勢いよく下ろした。亜美の上履きが、思い切りおちんちんを押し潰す。
「ひぎゃー!」
 グリグリと上履きをねじ込むように押し付ける。
「いひっいひっ!ひぎー!」
 女子トイレに男子の悲鳴が響き渡った。恐怖に満ちたクーちゃんの表情。佳苗は熱くなるものを感じた。
 亜美は全体重をおちんちんを踏みつけている上履きに乗せた。
「いたーぃ!あがー!あがー!」
クーちゃんは内股になって両手で亜美の足を掴んで退けようと必死になって暴れた。それでも退けられないと解ると身体を捻って回避行動をとる。亜美は器用にバランスを取ってクーちゃんを跨ぐように着地した。そしてそのままドカッとお尻を下ろす。左手で胸ぐらを掴んで右手を振り上げる。佳苗は目を見張った。
 パシィィン!!
 乾いた音が響く。亜美がクーちゃんをビンタしたのだ。
「うぶっ」
 それは一回で終わらず連続で行われた。何度も亜美は手を振り上げそして振り抜いた。何度も悲鳴が上がる。まるで母親に叱られる子供のようだ。虐待の光景でも見ている気分。
 パシィィン!! パシィィン!!
亜美は右手で5発叩いたら今度は左手で5発、それを無言で何度か繰り返した。
「いい気味だね」
「えっ?」
 ふと我に返る佳苗。亜美に見惚れている自分がいたことに気付く。
「でも…やっぱり暴力は…」
「ううぅ」
 そのとき後ろでけんじの呻き声が上がる。見ると良奈がけんじのお腹を蹴っていた。
「退屈だから起きろって」
 けんじの顔とお腹を交互に蹴り始める。けんじはほとんど無抵抗になっていた。
「死んだふりしても駄目だよ! ほら!」
 良奈が屈みこんでけんじのおちんちんを狙ってパンチを放つ。シュッと音がして股間に当たった。
「うあうっ!」
 息を吹き返したかのようにけんじが反応した。
「あんたさっきスカートめくりしたんだって? いい根性してんじゃん。でも大昔は流行ってたみたいだけど今の時代にそんなことしたらどうなるか身体で解らせてあげないとね」
 そしてもう一発パンチを繰り出した。もちろん狙いはおちんちんだ。
「うぅ!」
 けんじは身体をくの字に曲げて股間を両手で押さえた。
「朝倉さんは見られたんだから仕返しにけんじのちんちん見てやろうよ」
 良奈はあっけらかんとその言葉を口にした。佳苗は一瞬にして耳まで赤くなる。良奈は佳苗の返事を待たずにけんじのズボンに手をかけた。ボタンを外そうとしている。それに気づいたけんじは「なにやってんだ!」と怒りの声を上げた。
「てめ!やめろ!」
 けんじはおちんちんから手を離し良奈の両手首を掴む。
「もう!汚いとこ触った手で私に触れるな!」
 良奈が姿勢を変えてけんじを足蹴にした。堪らずけんじは手を離す。するとまた良奈がズボンを脱がしにかかった。
「この!やめろ!」
 けんじは急いで立ち上がろうとする。しかし既にボタンは外れており良奈の両手はズボンを引き下げに掛かっていた。立ち上がれば脱げてしまうとけんじは焦ってズボンを掴んだ。この状態では立ち上がることは難しいだろう。けんじは足をじたばたと暴れさせた。
「きゃっ」
 良奈は蹴られて尻餅をつく。だがズボンからは手を離さない。けんじは蹴りが有効とみて無茶苦茶に暴れだした。けんじの乱暴な蹴りが良奈のお腹や胸のあたり膝や腕にも当たった。良奈は苦痛に顔を歪めながらも両手だけはズボンから離さなかった。
「いったーい!もうー!ちょっと朝倉さん手伝って」
「え?」
 傍観者だった佳苗は呼ばれてハッとする。良奈がピンチだ。でもどうやって助ければいい? 佳苗には暴力を止める手立てがない。
 そこへ疾風のように走りこんでいったのは亜美だった。スライディングでもするようにけんじの頭を狙って蹴りが飛んだ。
「ぅぶおぉぉ!」
 けんじは床に頭を打ち付けて暴れるのを停止した。チャンスとばかりに良奈がズボンを引き下げる。ずるずる…。けんじのブリーフが見えた。佳苗はドキッとする。今までの光景はどこか映画的で現実感を伴わなかったのだが、異性の下着と肌を見た瞬間にこれは作りものではない現実だと認識できた。
「くっそ…やめろ…」
 けんじはまだ意識を失っていなかったようだ。朦朧とした様子だが両手をズボンにかけた。脱がされゆくズボンが止められて綱引きが始まる。
「往生際悪い」
 亜美がけんじの頭の方に回りこみチョークスリーパーの体勢をとった。けんじは締められておもしろいように力が抜けていく。ズボンから手が離れて良奈が摺り下ろしていった。
「ふんっ、弱っ」
 良奈は少し怒った風で口を尖らせながらけんじの足からズボンを引き抜いた。そのとき一緒に靴下と上履きも剥ぎ取られる。良奈はそれらを道端にゴミを捨てるかのように後ろへ投げ捨てる。
「はい、次はシャツ」
 けんじは溺れているかのように藻掻いていた。手は空中を漂うだけでまったく抵抗できずにボタンが外されてしまう。亜美がホールドを解いて脱がすのを手伝った。すぽんと頭から衣服を剥ぎ取りけんじの上半身が顕になる。薄い胸板だった。小さな乳首と綺麗な肌。肋の浮いたお腹の辺りは幼児をイメージさせた。子供のような身体つきだった。
「朝倉さん、もっと近くで見てやりなよ」
 良奈に笑顔が戻っていた。
「田村さんも」
「へへへ」
 深智は少し興奮している様子だった。何故か嬉しそうな表情。佳苗は深智に手を引かれてけんじに近づく。
「さ、あとはパンツだけだね」
 良奈がブリーフに手をかけるのと同時にけんじの両手も抑えに回った。けんじは苦しそうな顔をしている。佳苗は自分も昂ぶっていると自覚できた。忌避していた暴力を前に肯定してしまっている自分がいる。良奈がさほど力を入れずにブリーフを引っ張る。けんじは必死にブリーフを掴んでいた。ブリーフが伸びてもう少しでけんじのおちんちんが見えそうだ。佳苗は自分はパンツを見られただけだがその仕返しに今、けんじのブリーフ一丁の姿を見ている。充分けんじは辱めにあった。それでもまだ許されないのは幾多の暴力や悪戯があるからだ。佳苗はもう許してやってもいいと思っていた。だけどこの行為はエスカレートするだろう。止められないとも思っている。そこに自分も加担している。見たいと思っている自分もいる。けんじのおちんちんを見てやることでけんじに勝った気分になれると考えた。
「く、やめ…」
 けんじは顔を真っ赤っ赤にしていた。とても恥ずかしそうだ。
 佳苗は両手で顔を覆いながらも人差し指と中指の間からしっかりとけんじの解剖を目に焼き付けていた。
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掃除当番で(3)2013-03-09(Sat)

 彼らはどうなるのだろう? 佳苗は確かに胸がすっとしていたが暴力を持って従わせるというのは最善の方法ではないと思った。傷めつけられた相手は暴力が嫌だから従う。でも心の中では何も納得などしていない筈。それでは何も解決していないと思う。
「あの娘、あんな強かったんだ。すっげーね。行ってみようよ」
 深智は佳苗の心配を他所にワクワクした様子で、佳苗の袖を引っ張って促す。
「うん…」
 どちらにしても男子たちが女子トイレに連れ込まれるという事態を黙ってみているわけにもいかないと佳苗は歩を進めた。行って何が自分にできるのだろう?
「あいつらボコボコにされちゃえばいいのにね」
 深智は無邪気に笑った。

 佳苗と深智が女子トイレの入り口に顔を出すと、男子たち3人は奥の方にいた。けんじが床に這い蹲っている。お腹を押さえて辛そうな表情だ。亜美は傍らで手を腰に当てて佇んでいる。また蹴ったのだろうか。佳苗は止めなければと思い、女子トイレに入る。
 そのとき、麻耶がこちらに向かって歩いてきた。志倉麻耶。佳苗はほとんど喋ったことがない。亜美よりも暗い娘でいつも黒っぽい服装だった。暑くても長袖シャツにロングスカートで、あまり肌を見せないファッションが好きなようだ。ものすごく無口だしそもそも人と目を合わそうとしない。喋りかけても反応が著しく薄いのだ。何を考えているのか解らないところがある女子だった。佳苗たちの横をすっと通り過ぎ、入り口で立ち止まった。見張り…ということだろう。
「志倉さん… 黙って見てていいの? 暴力なんて駄目だよ。止めなきゃ…」
 無理と解っていても佳苗は言ってみる。予測通りなんの反応もない。無視されてしまった。
「くっそ。おめー!ただで済むと思ってんのか!?」
 クーちゃんが叫んだ。胸ぐらをつかんで亜美に詰め寄る。
「謝る気がないみたいだから」
「んあぁん?」
 あんなに怒るクーちゃんを見るのは初めてかも知れない。彼は3人の男子の中では一番のお調子者だ。いつもへらへらしていて、ふざけて机の上で踊ったりするような頭の悪い男子なのだが、それが今は怒りに身を任せている。
「手離せ」
「うっせーわ。まずお前がけんじに謝れ。今なら土下座で勘弁してやっからよ!」
「手、はなせ」
 亜美は怯まずに腕を組んだまま対応していた。
「亜美ちゃん、コイツら全員同罪だって。やっちゃっていいと思うよ?」
 隣で腰に手を当てて立っているのは帆足良奈。佳苗は少しショックだった。彼女は勉強もできるしスポーツもできる優等生だ。彼女だけは誰とでも仲良くできる性格のようだ。友達も多い。そんな明るい良奈が暴力に加担するなんて…。
「帆足さん、止めないとっ」
 佳苗は訴えた。亜美や麻耶に言うよりは実のある行動だろう。
「え? 何を?」
 良奈はきょとんと佳苗を見る。
「だって暴力はだめだよ。先生来ちゃうよっ」
「先生きてもいいじゃん。悪いのコイツらだし」
「弱いものいじめは良くないと思う」
 その言葉にけんじとクーちゃんのこめかみがぴくりと動く。クーちゃんが亜美から目を離して佳苗と良奈のやり取りに気を取られる。
「えー? 朝倉さん、さっきスカートめくられてたじゃん? こんな奴ら庇うことないよ」
「それはでも… だからって暴力はよくないと思う」
「うグッ」
 呻き声を上げたのはクーちゃんだった。見ると彼もお腹を押さえていた。それと同時に亜美が膝を下ろすのも見えた。きっと亜美の膝が突き刺さったのだろう。亜美はこう見えて喧嘩慣れしているらしい。
「てめ…よくも…」
 やせ我慢をしたクーちゃんは痛みを堪えてもう一度亜美に掴みかかった。だが次の瞬間、床に倒れていたのはクーちゃんだった。掴みかかってきた勢いを利用してクーちゃんの身体はくるりと半回転して足をすくわれた。
「う…くっそ」
「まぁ見てていいよ。恥かかされたんだからやり返さないとね?」
 良奈は屈託なく笑う。
「あたしも賛成。けんじたちいつも感じ悪いし。いい気味じゃん?」
 深智が後ろから佳苗の肩を叩く。
「ね?」
 暴力に対して抵抗感のない彼女たちを説得するにはどうしたらいいのだろうか? 佳苗はオロオロとするばかりだった。
「オラァ!女だからって殴られねぇとか思っんじゃねーぞ!」
 いつの間にか復活していたけんじが叫ぶ。お腹を押さえて立ち上がっていた。
「けんじ!やっちまえ! テリオも突っ立ってないで動け!」
 クーちゃんも立ち上がって亜美の服の袖を掴む。亜美の動きを封じるつもりらしい。クーちゃんに促されたテリオはどうしていいか解らない様子だった。彼は元来大人しい性格なのだ。いつも文庫本を読んでいるし、勉強もできる。しかしインテリなところからテリオなんてあだ名がついてしまった気の弱さが窺える。
「やんぞコラ!」
 けんじはボクシングのように構えてシュッと拳を突き出す。それは亜美の頬にパシッと当ってしまった。
「へっ!もう一発!」
「っく…」
 ストレートが決まる。佳苗は「いやっ」と悲鳴を上げた。こうなることを恐れていた。やればやり返される。報復合戦はお互いにとって不利益な行為だろう。
「おうら!」
「っつ…」
「やめてっ!」
 ボディブローを放ってそれも亜美のお腹に突き刺さる。流れるように3連打を浴びて亜美の表情が苦悶が現れた。
「このっ!」
 佳苗の隣で憤った良奈が動く。前蹴りでけんじを後ろへ押しやる。
「ってーな。なんだコノヤロー。お前もぶっ殺されてーのヵ…」
 シュッ。
 けんじが言い終わる頃には良奈のハイキックがきれいに決まっていた。けんじは再び女子トイレの床にひれ伏した。



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掃除当番で(2)2013-03-03(Sun)

 佳苗はけんじたちに囲まれていた。掃除をまともにやらない男子たちに今日こそは言ってやるつもりがこんな形になってしまうなんて。
「まだ何か俺たちにいうことあるかぁ?」
「あんた、こんなことして… 恥ずかしいと思わないの!?」
 佳苗は振り向いてけんじを睨みつける。しかしまったく意に介さない様子のけんじ。
「うっせー。ばーか。もう俺たち帰るからあとは掃除やっとけよ」
 この男子たちは女子のことを完全に馬鹿にしている。女子のことを下に見ていて腹ただしい。佳苗は悔しさでいっぱいになった。
 けんじたちは佳苗を無視して教室へカバンを取りに戻ろうと歩き出した。すぐに深智が駆け寄ってくる。「大丈夫…?」と心配そうに肩を貸してくれた。
「ごめんね。あたし足がすくんじゃって…」
「大丈夫。深智はあんな奴らの相手することないって」
 普通の女子ではやはりけんじたちに立ち向かうのは難しいだろう。佳苗はもっと自分に力があればと思った。

「見てた」
 けんじたちが去っていった方を見ると何やら様子がおかしい。先程まで下品に笑い合っていた男子3人が静かになっている。
「スカートめくりなんていつの時代の話?」
「あん? なんだよ?なんか用かよ?」
 けんじたちの前に立ち塞がっているのは同じクラスの亜美だ。佳苗は一瞬目を疑った。クラスではいつもぶすっと黙っていてどんな行事にも我関せずといった感じの娘なのだ。そんな娘がけんじと対峙している。
「私そういうの嫌い。あいつらに謝れ」
「ハァ?」
 どうやら亜美は佳苗を擁護しているようだった。亜美は眠そうな目をしていて常に不機嫌で近寄り難い雰囲気の女子だ。長い黒髪が特徴的で他の子に比べて背はすらりと高い。ピチピチのジーパンが身体のラインを強調していて、ゆったりとしたトレーナーが隠している胸は結構大きいみたい。佳苗や深智より大人びた雰囲気を持っていた。
「謝るなら今のうち」
「ホァ? 何言ってんだお前? 頭おかしいんじゃねーの? へんっ」
 けんじたちはやはり女子相手だとあのように小馬鹿にした態度をとるようだ。そのとき、亜美の後ろに2人の人影が現れる。あれは同じクラスの良奈(らな)と麻耶だ。そこは女子トイレの入り口付近だった。彼女たちは確かトイレ掃除担当だったと佳苗は記憶をたどっていた。
 彼女たちはクラスでも浮いた存在で仲良くし辛い雰囲気を持ったグループ。他校の生徒と喧嘩したとか教師を辞めさせたなど悪い噂も聞こえてくる。そんな佳苗と接点のない彼女たちがどうしてけんじたちと向き合っているのだろうか。佳苗には一体何が起こっているのか解らなかった。
「な…なんなんだお前ら?」
「ちょっとこっち」
 亜美がおもむろにけんじのシャツを引っ張った。
「ちょ…。何やってんだ!こらぁ!!」
 けんじは怒って亜美の腕を振り払い、突き飛ばそうと亜美に両手を突き出した。亜美はすっと身を引いて躱してから正拳を放つ。それはガッと見事にけんじの鼻にヒットしていた。無駄のない動き。力強い音。いつもはだるそうで緩慢な動きの亜美からは信じられない動きだった。
「ぶっ?」
「!?」
「え…」
 クーちゃんとテリオから笑みが消えた。すうっと良奈と麻耶がクーちゃんとテリオの後ろに回り込んだ。けんじは鼻を手で押さえて何が起きたのかを把握しようとしている。鼻から血が出ているようで廊下に鮮血が滴った。
「なにしやが…」
 亜美は続けて鋭いローキックを放った。けんじのふくらはぎに当たり、バチンッと音が響く。
「いっっってっ……」
 間髪をいれずに掌底を顎に入れる。ガッときれいに決まり、亜美は距離を取った。そして怯んだけんじのがら空きになっていた股間に向かって、すらりと長い足がシュッと伸びた。一瞬のことだった。亜美の上履きの先がけんじのおちんちんを捉える。
 パァーン!!
「ういっー」
 けんじの身体が浮き上がる。自分で飛び上がったのだろうか。佳苗は息を呑んだ。男子の弱点とされるおちんちんを蹴るというのは佳苗の想像を超えていた。
「うーん…」
 亜美は眉間にシワを寄せて、蹲ったけんじの頭を軽く蹴った。白い上履きでグリグリと頭を押さえつける。

 一連の動きは美しかった。意表を突かれたけんじは何もできずに亜美の攻撃を受ける。そして最後の大きな音でその場にいた皆が呼吸を再開し始めた。
「…う! ぅぅぅ…」
 けんじはおちんちんを手で押さえて蹲ったまま動けない。内股になっていてとてもかっこ悪い。佳苗は亜美に見とれていた。暴力という選択肢は自分の中にはなかった。だから少し胸がすっとしていた。だが自分が求めていた力はそういうのじゃないとも思う。
「いぃぃててててて…」
 亜美はけんじの髪とシャツを引っ掴んで無理やり立たせて引き摺っていく。けんじはみるみるうちに女子トイレに引きずり込まれてしまった。佳苗と深智は呆然と立ち尽くす。
「笠原と寺田も入ってね」
 可愛らしいクマのシャツを着た良奈がさわやかな笑顔でクーちゃんとテリオに言った。残った男子2人はけんじを見捨てていくわけにもいかないようでおずおずと言われるまま女子トイレに足を踏み入れた。


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掃除当番で(1)2013-03-02(Sat)

 佳苗は怒っていた。けんじたちは掃除当番なのに掃除をせずに箒を持って遊んでいるだけだからだ。駄弁ったり箒でちゃんばらごっこをしたり、とにかく協力しようとしない。
「ちょっと、あんたたち! ちゃんとやりなさいよっ」
 佳苗はそうやって度々注意していた。
「ハハッ。んなかったりぃこと言ってっと老けるぞっ」
 けんじは憎たらしい笑みを浮かべて、一度たりともまともに取り合おうとしなかった。
 佳苗は自分のことを真面目過ぎだとは思わない。掃除なんてやって当たり前だし、誰かがサボったとしても結局は誰かがやるものだ。佳苗たちの班は5人で1階から4階までの東階段を担当していた。女子は2名で男子はけんじを含めて3名。だが男子3人はサボってばかりなので階段掃除は実質、佳苗ともう一人の女子、田村深智(みち)の2人だけで行なっていた。だから怒り心頭なのだ。女子だけが真面目に掃除して、男子は免除されてるなんて許せない。何とかして懲らしめる方法はないものだろうか。
 先生に訴えたことがある。しかし見回りに来た先生の前では掃除をしているふりを始めるのだ。これでは効果がない。男性の教諭だからだろうか。あまり深刻に考えてくれていないように思う。
 けんじたちはクラスでは特に目立つわけではないが悪ぶって格好をつけている。不良とまではいかないが、真面目に生活する生徒たちのことは馬鹿にしていた。そのこともあって佳苗はかねてからいい印象を持てなかった。けんじたちのことは女子たちの間では嫌な奴らとして認識されていたのだ。
「もう、あいつらまたサボってんじゃん」
 深智はちりとりを持って腰を屈めながらけんじたちのことを横目で見る。
「私もう一回言ってくる」
「やめときなって。効果ないよ」
 佳苗は箒で掃くのを中断してツカツカとけんじたちの側に寄っていった。
「ヒャッハッハッ」
「お前それ最悪じゃん。ハハッ」
「でも、俺はその娘のこと好きでも何でもないし。仕方ないわ」
 会話の内容は解らないがロクでもないことだけは解る。箒をバット代わりにして振り回してる背の低い男子は笠原、通称クーちゃん。黒縁メガネをクイッと持ち上げてクールそうに振舞っているのは寺田、通称テリオ。そしてリーダー風を吹かせているのが川西けんじ。3人は階段から少し離れた廊下で駄弁っていた。そうやって掃除の時間が終わるまで時間を潰しているのだ。佳苗たちが掃除を終えるのを待ってから自分たちも掃除をやり終えた顔をして帰っていくのだ。佳苗は肩を怒らせて腰に手を当てて仁王立ちになる。箒は金棒のように誇示して持つ。
「おっ、何だよ? 終わったんか? はえーじゃん。よし帰ろうぜっ」
 けんじはへらへらと笑みを浮かべて仲間たちに帰ろうと促す。
「掃除まだ終わってないよ」
「あん? 」
 帰ろうとするけんじたちの足が止まった。
「まだ掃除してるんですけど」
「何だよ。まだかよ。ちっ、早く終わらせろよな…」
 言葉尻は小さく、けんじの身体はもう佳苗の方を向いていなかった。用がないならこっち来んなとでも言いたげだ。
「なんで私たちがあんたたちの分までやらなきゃいけないの?」
「…」
 けんじは心底鬱陶しそうな顔をしていた。振り向いてその顔を佳苗に見せてやる。
「いつもいつも。自分の掃除区域くらい自分でやりなよ!」
「うっぜーな。小姑かよ」
 小姑がそんなこと言うかどうか佳苗は知らないが、恐らく鬱陶しい奴と言いたいのだろう。
「何回でも先生に言いつけるからね!」
「ぷっ! 言えばいいじゃん。どうぞどうぞ」
 けんじはおどけて佳苗を馬鹿にする。
「クラス会議でも議題にあげるし!」
「はっ。好きにすればぁ? 怖かねぇんだよ。な?」
 けんじはクーちゃんとテリオに同意を求める。2人ともそうそうという顔をしていた。
「もう! ムカつく! 絶対言ってやる」
「言えばぁっつってんだろ」
 ニヤニヤとけんじは佳苗に一歩近づいた。近づいたかと思うと一気に距離を詰めてきた。そして横を通り過ぎる。佳苗の履いていたスカートが思い切りめくり上げられていた。
「いやっ…」
 佳苗は一瞬遅れて気づいて急いでスカートを手で抑える。箒がからんと音を立てて倒れた。次の瞬間には一気に笑いが起こる。「ヒャハハッ」と佳苗を馬鹿にする笑い声だ。
「薄ピンクのパンツだったな?」
「!?」
 けんじにスカートをめくられた。その事実に佳苗は顔を赤くしてうずくまった。3人の男子の笑い声が響く。佳苗の頬に涙が伝った。



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tag : CFNM 官能小説 男性羞恥 男子と女子のケンカ スカートめくり

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Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

Readme!
◇18歳以上推奨
 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
◇表現について
 作中にいじめ・暴力的な表現があります。嫌悪感を抱かれる方はお読みになられないほうがよいでしょう。
◇著作権
 一応著作権は主張します。
◇フィクション
 作中の人物・団体などは実在するのもあるかもしれませんが関連はありません。
◇リンクフリー
 リンクはフリーです。言ってみたかっただけです。相互リンクもよろしくお願いします。
活動の紹介
◇男子厨房に入ってCFNM(本ブログ)
 ★無料ブログ:不定期更新。近況報告とリリース情報。試し読みをときどき掲載予定
◇男子厨房に入ってCFNM+(ファンティア)
 ★無料プラン:毎週土曜18時に近況報告と試し読みリリース
 ★250円プラン:毎週土曜18時に連載もの短編小説リリース
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◇男子厨房に入ってCFNM Novels(KDP)
 ★3・4ヶ月に1冊のペースで刊行予定
 ブログ・ブロマガのお話を再編集して電子書籍にしていきます!
 40000字目安。挿絵付きでリリース。
 ★男子厨房に入ってCFNM Collection
 ブロマガの読み切り短編小説を一年分まとめて単行本にしました。
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