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2017.9.24★パブー様にて配信中のブロマガバックナンバーはアマゾン・koboでの取り扱いを8月に止めました。9月に同人本・コレクションなどを登録しようと思っとります。10月始めくらいかも…
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夕暮れの逆襲(3)2012-11-28(Wed)

「やめてっ! なにすんだよぉ! 変態!」
 マウントを取られた希美は暴れて抵抗した。ビリッとブレザーが悲痛な音を立てる。シャツを掴んで引っ張っる。ブチッとボタンが弾け飛んだ。史奈を抱いたときだってこんなにも乱暴はしなかった。希美がいくら格闘技をやっていようと女子が男の力に敵うはずなんてない。拓は支配感に酔った。
「オラッ参ったか! 野球部舐めんな!」
 バコンッ!!
 そのとき、突然拓の頭に衝撃が落ちる。ハンマーで殴られたのかと拓は思った。後頭部に落ちたのは史奈の持っていたスポーツバッグだった。
「ぐっ…」
 拓が怯んだ隙に希美は這い出す。彼は頭を抱え込んで地面に突っ伏した。
「えいっ」
 パンッ
 続いて史奈が蹴りを放った。格闘どころかスポーツもロクに出来ない筈の史奈だ。だから拓はまったく無警戒だった。しかしその史奈の蹴りが今日受けた蹴りの中で最も強烈だった。
「うがぅ!!」
 希美に馬乗りになったときのまま、足を開いた状態で地面に突っ伏していたものだから、ちょうど股間のあたりががら空きだった。そこへ史奈の小さな一撃が入ったのだ。
「…ぅぅ」
 拓は後頭部よりも金玉を蹴り上げられた痛みをカバーすべく、両手で股間を覆った。軽い蹴りだったが致命的な痛みだ。
「史ちゃんナイスッ」
 史奈は大きく頷いた。ピンチを脱した希美はゆっくり服装の乱れを直す。拓は金玉を蹴られて女子たちの前でみっともなく地面に這いつくばっている。恥ずかしい格好だ。こんな屈辱は初めてだ。格好悪くて二度と彼女たちの前では偉そうな顔ができないと思った。どんなに素晴らしいピッチングをしても、彼女たちの中には金玉を抑えて痛がっている情けない拓の姿がついて回るだろう。もしかしたら金玉を蹴ってやったという噂が女子の間で広まるかも知れない。拓はそんな事実に愕然となる。
「じゃ、作戦通りやるよ」
 希美は拓の首根っこを掴んで膝を思い切り突き上げた。ガッと低い音がした。拓の顔面に膝蹴りがきれいに決まった。嘆いている場合ではなかった。
「っあが…」
 ポロリと野球帽が落ちてそのまま拓は仰向けに転がされた。顔面を蹴られたことで両手で顔を覆う。そしてがら空きになった股間に今度は希美の足が素早く入る。
 パンッ!
「うぎっ!」
 拓は激烈な痛みに両手を股間に戻して内股になった。膝を丸めてこれ以上攻撃されないようにガードする。
 希美のスカートがふわりと浮き上がった。拓の顔の前を跨ぐ形で足を開く。白いパンツが見えたのは一瞬だった。素早く希美がマウントポジションを取る。ただそれは胴体に跨るものではなく首に跨るものだった。太ももで首を挟み込む形だ。希美の股間が目と鼻の先にあった。
「う…、くっ」
 拓は先ほど蹴られた衝撃で鼻血が垂れていた。嗜虐的な笑みを浮かべて希美はビンタをお見舞いする。
 ペシッ!
 ペシンッ!
 何度か右、左と拓の頬を張って希美は満足そうにふんっと鼻を鳴らした。続けて三発のビンタが乾いた音を立てて決まった。また希美の腕が振り上げられる。
「いっ… ちくしょぅ」
 拓はビンタの雨を防御しようと両手をばたつかせる。攻撃を阻止しようと躍起だ。その両手首を希美は素早く掴んだ。そしてしっかと握り込んで地面に押し付けた。
「うぅ…」
「へへっ いっちょ上がりっ」
 拓は首と両手首を地面に押さえつけられる格好となった。希美に組み敷かれてしまって拓は全力で藻掻いた。力で跳ね返そうと腕に力を入れる。腹筋を使って希美を跳ね上げる。いずれも希美はバランスを保って拓を押さえつけていた。ロデオのように散々暴れてやるが希美は一向に振り落とされなかった。
「へへんっ無駄無駄」
「ちくしょ…」
 拓は何とか脱出できないか考える。名案など浮かんで来なかった。この体勢では力も上手く入らない。女子と格闘して負けたなんて恥だ。希美がとりわけ強い空手選手というわけでもないのに…。野球部のエース候補が女子に組み敷かれたという屈辱感だけが拓を支配した。これではまるで男が女をレイプするときのようだ。力で女を押さえつけて抵抗できないのを愉しんで、男だけが一方的に快楽を得る罪深い行為。
「うおー!!」
 拓は全力を振り絞って抵抗した。しかし一向に跳ね返せない。ブリッジをしても降り落ちなかった。その光景は女子が大の男を襲っているように見えた。力で男を押さえつけて抵抗できないのを愉しんでいる。余裕たっぷりに希美が嘲笑った。
 このままでは拙い。最悪の事態が脳裏に浮かんだ。

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夕暮れの逆襲(2)2012-11-25(Sun)

 拓たちは河川敷に降りて橋脚へ向かった。希美は薄いカバンだけ、史奈はカバンとスポーツバッグを持っている。自転車のかごに乗せてあったヤツだ。史奈はいつにも増して物静かに後ろから付いてくる。拓は自分の顔がまともに見られないのだろうと納得していた。
 前を歩いて案内する希美は「ココッ」と薄汚いダンボール箱を指さす。この距離だと中の仔猫はまだ見えなかった。橋脚の影に隠れて薄暗い。拓は女子高生二人と一緒にダンボール箱に近づく。
「ん?」
「ほら」
 史奈がスポーツバッグを両手で持って拓の真後ろに立つ。
「…え? 何も…」
 近付いていって希美と一緒にダンボール箱を覗き込む。しかし中は空っぽ…だった。
 これは…、罠だと気付くのにはそう時間はかからなかった。
 そのとき史奈がスポーツバッグを拓に目掛けて後ろから思い切り振り下ろす。
 バンッ
「いっ!?」
 強烈な音が響く。拓は背後から気配を感じ取っていながらも咄嗟には動けなかった。バッグで殴られたのか!? 拓は意外にも重い衝撃に驚いていた。中に何が入っているのか解らないがバットで殴られたかと思うほどの衝撃だ。
「どう?」
 希美はしてやったり顔だ。
「あ…」
 史奈はスポーツバッグを足元に落とした。自分がしたことに驚いているようだ。
「うう…」
 拓は後ろでドサッといういかにも重そうなスポーツバッグを落とす音を聞いて戦慄した。中に何が… ダンベルでも入ってるんじゃないだろうな…? 頭がガンガンする。
「ざまぁないねー。今からたっぷり仕返ししてあげるから」
 希美の表情が険しく豹変する。
「し…? なんだって?」
 希美は言うやいなや左足を繰り出していた。拓は素早い蹴りに反応できなかった。希美の足が横っ面にヒットして張り倒される。
「うっ!」
 希美が拓の前で右拳をつくって構える。そのまま瓦でも割るデモンストレーションのように突きを落としてきた。それは拓の腹にメリッと食い込む。
「うぐぉっ」
「ふんっ」
 強烈な痛みだった。何が起こっているんだ? 拓は希美や史奈が暴力を振るうのを初めて目の当たりにした。女の子が暴力を振るうなんて…。拓の理解の範疇を超えた事態だ。
「く… くそ。何しやがる?」
 拓はよろめきながらもバランスをとって立ち上がる。希美は先程までの笑顔が嘘のように目を釣り上げていた。
「史ちゃんのこと、よくもやってくれたよね?」
「…やっぱ… そういうことか」
 拓は納得した。彼がやらかしたことに対する仕返しらしい。先週末のことだ。拓は史奈の家に遊びに行った。そして無理やり史奈の唇を奪ってそのまま最後までいってしまった。成り行きに身を任せた結果なのだ。多少強引な部分もあったと思う。史奈は行為の後、涙を流していたし。それでほんの少し罪悪感に襲われた。拓はまともに顔も見られないまま史奈の部屋を後にしたのだった。
 その後史奈は学校を休んでいた。それを拓はずっと気にしていた。連絡を取ろうと思ったが何といって声をかければいいか解らなかった。気にはしていたがそれよりも自分の童貞を捨てられたことの方が拓の中では大きかった。
「痛い目見てもらうからね」
 希美は腰に手を当てて居丈高に振る舞う。希美は史奈の代わりに制裁を加えに来たというわけか。静かに拓に歩み寄って構えた。彼女は確か空手をやっているとかなんとか言っていたような気がする。
「ちっ。やれるもんならやってみろ!」
 しかし拓は余裕だった。不意打ちとは言え相手は女子二人だ。まさかやられることはないと思っていた。
「やぁ!」
 希美は蹴りを放つ。拓は身構えてそれをガード。すぐさま希美は連続で掛け声とともに足技を繰り出した。拓はまたそれを腕でガードする。一発一発は威力は大したことないがとにかくスピードが速かった。
「やっ! やっ!」
 前蹴りが放たれる。これも上手くガードしたが拓はバランスを崩して後ろに倒れた。
「うっくそ!」
 尻餅をついたが拓はまたすぐに起き上がって臨戦態勢を整える。追い打ちを掛けるように希美の攻撃は絶え間なく降り注がれる。次第に拓の着ていたユニフォームは泥に塗れていく。史奈はそんな二人の周りをオロオロと動きまわっていた。
「くそっいい加減にしろ!」
「ふんっ。何をいい加減にするのぉ?」
 希美は汗を滲ませがらも余裕たっぷりに返す。
「男の子ならちょっとは反撃してみなよっ」
 拓はその言葉にカチンときた。負い目があると思っておとなしく耐えてやっていたのに。やってやろうじゃないか。
「コノー!!」
 拓は腰を落として突っ込んでいった。希美は真正面からそれを受け止める。彼女は小さく悲鳴をあげて押し込まれた。拓は希美を押し倒そうと前に出る。
「きゃっ」
 寄り倒す形で希美の背中を地面につけてやった。拓は希美の上に馬乗りになって制服のブレザーを引っ張った。ビリッと音が響く。何故そんなことをしようとしたのか理路整然とした説明などつかない。ただ服を脱がせて辱めれば女なんて大人しくなるだろうと拓は制服を脱がしながら思った。

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夕暮れの逆襲(1)2012-11-24(Sat)

 拓が河川敷沿いの道を走っていると、橋の手前で同じクラスの二人の女子が手を振っているのが見えた。拓は意外に思った。小さく手を振るのは史奈だ。彼女はしばらく学校を休んでいた。その原因は自分にあるのだが、こんなにも早く彼女が拓の前に現れるとは夢にも思っていなかった。一週間ほど顔を見ていなかったから心配だった。それが今朝、いつもと変わらぬ様子で登校してきたものだから拓は朝からずっと戸惑っていた。できれば史奈に謝りたいと思う。
 もう一人は快活そうな笑顔で手を振っていて、拓がやってくるのを心待ちにしている様子だ。クラスでも明るく、存在感のある希美。史奈とは普段からとても仲が良かった。
 二人はたまたま通りかかったというふうではなかった。どうやらずっと橋の手前で拓を待っていたらしい。
「おーい! おーい!」
 彼女たちは拓の出場する試合をよく見に来てくれるのだ。特に史奈は野球が好きで、野球部の次期エースとして期待されている拓はお気に入りの選手なのだ。拓はそんな彼女に少なからず好意を抱いていた。ただ、この思いがあの一夜の過ちを起こさせてしまったのだが…。
「お疲れ様~。ロードワーク?」
 白々しいなと思いながらも拓は「おぅ」と応える。この時間帯にロードワークをするのは史奈ならよく知っているだろう。拓はアンダーシャツの袖で汗を拭って走るペースを落とした。
 二人とも制服姿のままだった。史奈は自分の自転車を脇に停めている。学校が終わってからだいぶ時間が経つのに、部活もしていない二人がこんなところで何をやっているのだろうか? 拓は言いようの知れない不安に襲われた。何せあんなことがあったばかりだ。警戒心は自然と強くなる。
「忙しいとこ悪いけど、ちょっといい?」
 拓が近づいていくと希美が道を塞ぐように前に出る。ふわりとライトブラウンのショートボブが揺れた。人懐っこい笑顔だ。その隣の史奈は所在なさげにしている。彼女は長い黒髪が印象的だ。細い黒フチメガネを指で押し上げて拓から目線を逸らした。
「見て欲しいもんがあるんだけどさ」
「何だよ…」
 拓は一応立ち止まったが、いかにも面倒そうに言った。取るに足らない用事ならさっさと立ち去ったほうが賢明だと本能が告げている。
「仔猫がね、橋の下にいてさ。どうしようかと思ってぇ」
「はぁ?」
 希美は拓を橋の下へ誘おうと、拓の袖を軽く掴む。橋の下を指さして「来て来て」とせがむ。
「なんで俺がそんなん見なきゃいけねぇんだ。関係ねーし」
「部の人で誰か飼ってくれる人居ないか探して欲しいなと思って。とにかく一回見てよ」
「はぁん? メンドッ。他に頼めよ」
 拓は話の下らなさに呆れてロードワークを続けようと思った。だが希美は食い下がる。
「あたしたちの家じゃ飼えないんだ。困ってるの。お願い。かわいいんだよ? こんなちっちゃいの。見たら気持ち動くって。猫と人助けだと思ってさ」
「んん…」
 拓はこのところ株を落としていた。彼の不甲斐ない投球のせいで試合に負けて周りの視線が冷たいのだ。責任を感じて頭をボーズにしたことでファンが減った。ついでに練習を見に来てくれるチームのファン(女子)も減っていた。練習にも身が入らない日々だ。エースにとって女子のファンは最重要ステータスだと位置付けている。ここは一つ協力してやって「あの人、優しい人~」の逸話をここで作って口コミで広げてもらうのもいいなと目算する。幸い史奈は“あの事”をそんなに気にしていないみたいだし…。拓は思い直す。史奈は自分の熱烈なファンなのだ。むしろ“あの事”は嫌がりながらも喜んでいたのかも知れない。
「ちょっとだけだぞ」
「ふふ」
 希美は拓に背を向けてほくそ笑んだ。

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 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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