FC2ブログ
インフォメーション!
★ファンティアに登録してみました。未だわけがわかっていません。https://fantia.jp/fanclubs/17354
☆次回更新 5月25日予定
来客数

ページビュー
ブログ最新記事
パブー ブロマガ最新記事
最新コメント
ツイッター
居ないと思うけどご要望のある人はこちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

CM

【特別篇】幽体離脱で2019-01-19(Sat)

1.1

◇ 心太朗


 この男、オナニーをすると【幽体離脱】してしまうという特殊体質の持ち主だった。


「クソ智慧ちゃあん… むにゃ」

 泉谷 心太朗(いずみや こたろう)はおちんちんを丸出しにして寝ていた。

 くかぁ… と下半身を露わにして気持ちよさそうにベッドに横になっている。丸めたティッシュが亀頭の先っちょに絡みついていた。驚かれるだろうが現在、彼は幽体離脱中である。


 【幽体離脱】とは射精後の5分間 ―賢者タイム― だけ、自由にどこにでも行けるという素敵な能力だ。この体質のおかげで心太朗は女子の着替えを覗きにいくことが日課になっている。


 C学2年生に上ったばかりで試験勉強はそっちのけである。机の上の開きっぱなしのノートや脱ぎっぱなしの服、ボサボサの髪、部屋に散乱した漫画本やお菓子の袋が彼の性格や生き様を物語っていた。


「兄ちゃん? 寝てるの? お風呂空いたよ」

 ドンドンッとドアの外から強めにノックがされるが聞こえはしない。幽体離脱中は自分の肉体がどうなっているかなど解らないのだ。妹の声も届くことはなかった。鍵付きのドアなので不躾に開けられることもないだろうが、本体の無防備さはいささか不安の種ではある。

 しかしそのリスクを撥ね退けてでも見たいものが男にはあるのだ。



 今日はラッキーだと心太朗は思う。

 智慧は真っ最中だったのだ。


 己の分身、【幽体】は今、とある女子の部屋にあった。

 行きたいと願うことで望んだ場所へ一瞬にしてワープすることができる。魂に実距離など関係ないのだ。『実際に行ったことのある場所』に限定されるがどこにだって行ける。身近なところで覗き行為をするだけなので場所を限定されるくらいは不便だと感じることはなかった。

 幽体は水中にいるみたいで泳ぐように空気を手で掻き分けると前に進むことができた。沈むこともないので宇宙遊泳と言ったほうが近い。

 幽体のおちんちん丸出し心太朗はマヌケな平泳ぎでゆっくり女子に近づく。

 もちろん彼女に幽体は見えていない。


 その女子はベッドに座ってスマホの画面を見つめ、パジャマのズボンに片手を突っ込んでいる。

「ん… ん」

 由比ヶ浜 智慧(ゆいがはま ちえ)の家にはよく覗きに来ていた。彼女は同じクラスのお気に入りの女子で、ちょっとお高くとまってはいるが、勢いのある新興企業の令嬢である。羽振りがよくてブランド物の制服を特注するくらい高飛車(セレブ)だ。外見は他の女子と変わらないセーラー服だが素材や機能性が優れているらしい。校則に抵触しない程度だが。香水も自社で生産した質の良いものを使っている。トレードマークの髪留めにしても有名デザイナーが特別に拵えた一点物だ。

 しかも、いつ見ても小奇麗な女子の友だちが最低でも3・4人は周りを取り囲んでいるし、通学は専用の運転手付きだ。この女、苦労をまったく知らねえ。そう言わざるを得ない。

 当然、心太朗のようなダサい男子たちのことは見向きもしない。態度も高慢ちきだし言動も自分以外の人間を見下した感があり、言葉の端々に棘が目立っていた。自由奔放で甘やかされて育った典型である。付き合いたいと思うにはちょっとハードルが高そうな女子だった。


 だが『権威』や『高貴さ』は時に人を魅了するものだ。

 心太朗は智慧に心酔していた。

 彼女は幼い顔立ちだが、つくりものと見紛うほど整っていて可愛らしい。彼女は154センチと小柄で胸はないが、サラサラの長い金髪やつぶらで大きな瞳は存在感の大きさをよく示していた。

「ボンクラ揃いね。うちの男子たちって!」

 それが彼女の口癖だ。八重歯を尖らせ、せせら笑って両手を腰にやるポーズは口癖とセットになっているらしい。恋愛対象にならない男子たちにはハッキリと侮蔑の言葉を投げつけるあたり、相当に性格の悪さと気の強さが伺えた。舌っ足らずで無節操な大声は躾のなってないワガママな子どもそのものだ。

 心太朗も幼友達ではあるのだが、クソミソにバカにされてきた男子の中の一人だ。どれだけ頑張っても彼女の恋人候補にすらなれない。一緒に遊んでいた幼い頃と違って、現在はモブキャラ扱いである。


 その反動もあって彼女の痴態は蜜の味がする。お姫様の秘事を覗いているみたいで背徳的だ。


「んっ、ふう…」

 艶めかしい声で恥じらいながら「マチノくぅん…」と呟いている。頬を赤らめて股間に挟んだ手をイジイジと動かしていた。

 スマホの写真を見て鼻息を荒くしている。ぽけっと口を半開きにして、クラスでは見られない気の抜けたマヌケな顔だ。

 ことんとベッドに横になって股をもじもじとさせている。もう少し待てば湯気でも立ち上ってきそうだ。

「ぁ… ぁんっ」

 ぴくんっと身体が跳ねて智慧は小刻みに震えた。


 これはある種の征服感である。

『うぉお! クソ智慧ちゃん! おれが犯してあげるぜ!』

 心太朗は智慧に覆い被さる。しかし幽体では人体に触れないし声も届かない。触れることができても、感触というものがそもそもないのだ。ただ見るだけ。視姦するだけの毎日。

 智慧がクネクネと快楽に酔っている。

「ん… ぁっ…」

 日々の言動にムッとすることも多い少女だけに、ほっぺたやお尻を引っ叩いてお仕置きしてやりたいと思う。しかし今の心太朗には何もできなかった。

 だが一丁前に勃起だけはできる。

 おちんちんは自室で射精したばかりなのに恥ずかしいくらいギンギンなのだ。幽体なのにしっかりと元気に反り返っている。カッチーンと一角獣のツノのようにそそり勃って立派に真上を向いていた。


 自分で自分の幽体には触れることができる。

 しっか!!! と肉棒を握り込んだ。


『お前でオナってやる! クソ智慧ちゃん! 畜生!! 好きだー! ぺろぺろぺろ!』

 何を言っても聞こえやしない。どんな恰好をしても見えないのだから恥ずかしくもない。

 だから思う存分、心太朗は智慧の顔を舐め回した。舌をレロレロと蠢動させて唾液でベトベトにしてやる。こんなことをしても現実世界には影響はないのだ。智慧にはダメージがない。


「あ?」

 すーっと幽体が薄れていた。自分の身体が透けて向こう側の景色、智慧の身体が見える。時間だ。5分とは短いものだ。賢者タイムが終わってしまった。

「ぁっん ぃやだっ マチノくんっ 変なとこ触らないでっ あぁんっ あっ… 気持ちいぃょぅ」

 夢中になって股間をもぞもぞとさせて、智慧はふんふんっと鼻息を荒げた。激しい呼吸。小さな胸が上下して顔が真っ赤だ。半開きの口の端によだれが溜まっていた。ベッドに乱れる髪。パジャマの裾が捲り上がって可愛らしいおへそが見えている。

「う… あ… んんっ」

 智慧の声が遠くなっていく。

 くそっ。これからがいいところなのに。心太朗は欲求不満が高まった。これじゃあ生殺しだ。寸止めより質が悪い。

 心太朗の幽体はフッ… と消えてしまった。


 心太朗が去った後も智慧は興奮して一人で盛り上がっていた。

「んっ… すぅ…」

 やがて智慧はスマホを枕の脇に落とした。むにゃ… ビクビクッと痙攣しながら幸せそうに寝落ちしてしまう。


◇ 朱鳥


「ここか」

 智慧の家に面した道路上にエメラルドグリーンに光る刀を持った女子高生が立っていた。隈が目立つ鋭い目つきに赤い縁のメガネ。後ろで簡単にまとめた長い黒髪。紺地に白のラインが入った清楚な制服。聖流館十文字女学院のものだ。

 両手に嵌めた手袋には『悪 霊 成 敗』と隷書体で書かれた御札が貼ってあった。


「クズちんぽめ。叩っ斬ってやる」

 目が妖しげに赤く光った。

 少女は長年の仇を見つけたかのように智慧の部屋を見つめていた。


◇ 心太朗


「きぃゃーっ!?」

 ゾッとして股間を抑え、内股気味に跳ね起きる。

 心太朗はブルッと震えた。

 寒気?

 でも暑い…? 寝汗をかいている。汗が冷えたのか?

 今、何か、聴こえたような気がする。

 自らのおちんちんがちゃんと付いているかを確認した。

「あ、ある……」

 なんだ、今の斬られるような感覚は…。

 幽体ではない。本体に戻ってきたようだった。壁の時計を見る。きっちり5分だ。いつも通り。…ん ……いや、もうすぐ6分か…? アナログの針は意識が肉体から離れたときより5分を過ぎているような気がした。

 もしかして5分の限界を超えたのか? 能力が成長している…? だとすれば毎日続けてきた甲斐があったというものだ。

 もし記録が伸びているのなら、この賢者タイムを維持できればもっと長く智慧の痴態を観察できるのではないか? フィニッシュまでイケる可能性が高まる。心太朗はフニャフニャの股間を見ながら、先程の悪寒も忘れ、ニヤッと笑うのだった。



1.2


◇ 心太朗


「やだ! こっち見てる!? いやらしーッ キんモーい! ボンクラね! ボンクラ男子たち早く出ていきなさいよっ。ほんっと無能なんだから! 下僕の癖に! 早くっ! ノロマね! あたしたち着替えらんないでしょ! うぅわっ!? まだなんかこっち見てるし! 見ないでよ! エッロ!! エロ猿だよねー、ねーみんな? そう思うでしょ? あんたたちそんなことばっかしか頭にないんでしょ。どーせ! 顔がキモいし。ちびだし、ピザポテトだし。陰険だし。顔がキモいし。猿以下の単細胞だし! 運動神経ゼロだし! エロいし! ニキビばっかで顔はキモいし! ウチの男子ってホント嫌ッ! 揃いも揃ってボンクラ揃いね!!」

 智慧は入口付近でたむろしている心太朗たちに一気に捲し立てた。つばが飛んで汚い。

 だが言い返すことができない草食男子たちはすごすごと尻尾を巻いて教室を出て行くしかできない。心太朗の背後でフンッと鼻を鳴らして勝ち誇った顔をする智慧。憎たらしいがあまりに子どもっぽくて怒る気にもならないくらいアホな表情だ。


「クソ智慧め」

 極小の声で聞こえないように真也がつぶやく。

 クラスの男子の数は5人で、その内の一人、桶屋真也(おけやしんや)だ。心太朗のクラスメイトで良き理解者でもある。確かに智慧の言う通り陰険な顔をしている彼だ。陰口を叩くときの彼はかなり口が悪い。

「くすくす」

 智慧の取り巻きの女子たちもクスクスと言われっぱなしの男子たちを見て笑っていた。情けないが仕方がない。智慧はこんな田舎町にも富をもたらす新興企業の令嬢なのだ。逆らったりすれば親・親類に至るまで冷遇されることになると恐れられている。心太朗にしても父親が研究職をしていて世話になっている。ここは為政者の機嫌をとってうまくやっていくしかないだろう。


「まあいつも通りだろ。いちいち怒ってたらキリがないよ?」

「心太朗はさ、前から思ってたけど、クソ智慧に対してだけ心が広いな…」

「ハハ、誤解だって。勝手で気まぐれな猫に腹を立てる人間がいないようにクソ智慧に腹を立てるだけ無駄って知ってるだけさ」

「あぁ確かお前ら幼稚園からクラス一緒だもんな。付き合い長いとそうなるのか」

「ん。ま、あいつの弱みだって少しは握ってるからな」

 相手の弱みを握っていれば口汚い智慧の罵声も仔犬の無駄吠えに聞えるというものだ。


「畜生……」

 だが頭にきていることには違いがない。

 心太朗たちは体育の着替えのために運動場へと向かっていた。人数の少ない男子は校庭の隅でササッと着替えなくてはならない。心太朗は一計を案じる。罵られた腹いせに女子たちの下着の色でもチェックしてやらないと気が済まない。仔犬であろうと仔猫であろうと小便を引っ掛けられたまま黙ってて堪るかという思いだ。

 実はかなり気にしている心太朗だ。


「あ、おれ… 便所いってくるわ。先に行ってて」

「おお」

 男子5人の集団から心太朗は離れた。

 背後では友人たちが「全国の女子C学生が家出しまくってるらしいぞ」とスマホでネットニュースを見ながら笑いあっている。女と名の付くものにはニュースであろうと、なんにでも反応・欲情してしまうやつらだ。『家出』というワードから、家出少女たちが一宿一飯の礼でおっさんに身体を売ったりしているのだと勝手に妄想を繰り広げるくらいは逞しい。これだから童貞は困る。

 トイレに入った心太朗は「3分で準備しなっ」と自分に言い聞かせ、個室に入る前から学生ズボンのベルトを外してオナニーの体勢をつくる。ガチャンと鍵をかけ、同時におちんちんを引っ張り出すと家出少女を組み伏せてフンフンと乳繰り合うのを想像した。カラカラカラとトイレットペーパーを手に取る。早漏であることもプラスに働き、とっとと射精へと導かれるのだった。

「ゥッッッ!」


【幽体離脱】発動。


 下半身丸出しの心太朗は自分の教室をイメージした。瞬時に下半身丸出しのままワープして自分の席に着地する。

 思った通りだ。

 男子たちは1分あれば着替えを済ませられる。しかし女子たちは違う。5分以上はお喋りに興じてからやっと着替え始めるのだ。ベストタイミングである。

 智慧がスカートに手をかけるところだ。

「お釈迦様よー!」

 心太朗は手を合わせて天に感謝した。その姿勢のままプールに飛び込むようにして平泳ぎをする。智慧の背後についた。細い指で優雅にホックを外し、パサッとスカートが落ちる。

 薄紫色の可愛いデザインで何やらふにゃふにゃした緩いキャラクターが水玉模様のようにプリントされているパンツだ。五角形のお子様用深穿きパンツだが、女の子らしい曲線がわずかながらに見られた。幼いお尻だ。なるほど、バックから見るとこんなところにホクロがあるのかコイツ。昔からの顔馴染みでもまだまだ知らないことは多いのだ。

「そいでねー、ふんでねー、あたしさー。お父さんにねだってー、マチノくんのコンサートチケット取ってもらったんだ~。ふへへっ」

 智慧はアホなのでスカートを降ろしてわざわざパンツを見せつける。わざとゆっくりブルマを穿くのだ。自分のプロポーションがイケてると思い込んでいるのだろう。「庶民はきっと上流階級のブランドものパンツとこのイケてる美ボディ見たいはず」と取り巻きの女子たちに見せてあげているというわけだ。

「頂きまーす」

 心太朗はお尻に抱きついて割れ目に顔を埋めた。ふんすふんすと臭いを嗅ぐ。臭いを感じ取れるわけもなかったが、脳内でいいように変換してさっそく勃起してしまう。盛りのついた駄犬のように。

 周りの女子たちは「いいなー」「さすがねー。由比ヶ浜さん」とヨイショして持ち上げていた。

 マチノというのは女どもに大人気な男性アイドルグループの中心ポジションにいる男だ。同じ学校の一学年上に在籍している生徒でもある。智慧はマチノサポーターズを結成していてリーダーを務めるほどにマチノに入れ込んでいるのだ。

「けしからんっ」

 すりすりとお尻を味わう。感触など何もないが脳内変換で補い、必死に想像した。おちんちんが盛りのついた駄オス犬みたいに赤くなっていた。尻尾を振るみたいにブラブラブラと揺れている。今ならどんなにはしたない恰好でガッついても誰も見ていないのだから欲望のままに餌を貪っても恥ずかしくなどない。

「やーん楽しみー」

「私も行きたーい。マチノくんって影がある感じでカッコいいんだよね」

「でも最近ファンの娘たちが悪い人に連れ去られるとかヤバイ事件多くない?」

「なにそれ?」

 智慧はブルマを穿いて腰まで引き上げる。くいっと顔が退けられた。いや退けられた気がしただけか。

 こちらから物や人体には触れられるが感触はない。意識していればすり抜けることも可能なのだが。

 あちらは触られても触られていると感じることはない。

「ファンクラブの娘を狙い撃ちしてるみたい。行方不明になってるって話よく聞くよ」

「へー、そんなことあるんだ?」

 智慧は他人事の話は上の空でほとんど聞いていないことが多い。

「大勢で行けば大丈夫っしょ。みんなで一緒にいこーよ」

「わーいくー」

「いいのー? 由比ヶ浜さん」

 ドゴッと横合いから誰かに膝蹴りをされた。ような気がしただけだが。智慧の周りに女子が群がってくる。

「うごをっ!?」

 痛くはないが強制的に身体が退けられる。摩擦のない宇宙空間に放り出されたように心太朗はクルクルと転がった。誰かに接触されれば感触はないが強制的に動かされるのだ。意識していればちゃんとすり抜けるのに。

「くそっ」

 心太朗は藻掻いてみんなのほうに向き直った。

 破廉恥にもブルマや下着姿を晒す女子たち。絶景だ。既に着替え終わった者、ブラジャー姿の者、ブルマを穿いている途中の者。智慧のやつはハミパンしてる。指を隙間にいれてぱちんっと直していた。

 心太朗の視界にはパラダイスが広がっていた。

「ふぉーー♡」

 同級生女子たちの、普段隠された恥ずかしい肢体を目に焼き付けろと心太朗の脳が大号令を発していた。

 正直、興奮するほどのエロい身体ではないのだが、生意気なやつらの秘密を握ることは精神的優位に立つことでもある。むしろそちらのほうが心太朗の主目的であった。おっぱいの大きさや下着の色、ほくろの位置や虫刺され箇所まで全員分チェックしていく。

 白い下着率8割。ウチのクラス、意外に真面目だ…。発育の具合は、ふむふむ。あいつはもっと牛乳を飲んだほうがいい。

「っなっ!?」

 グイッと誰かに首に腕を回される。

「ん… うお!?」

 レッカーでもされるように強制的に後ろに下がった。生きている人に蹴られたり退けられる感覚と違ってヤケに生々しい感触があった。腕もしっかりと見える。その腕は頼りないほどに細い。

「ぎえっ」

 心太朗は引き倒されて床に転がった。

「いてて… ん?」

 何という光景だろう。目を開けて見上げてみれば女児用のパンツが燦然と輝いているではないか。真っ白でふわふわなカボチャ感のある正五角形。

「はぁい。新人さん。こんなとこで覗き行為とは、あなた、よっぽど人生に未練がないのね」

 覗き込むのは一重まぶたに眠そうな顔の少女だ。ミニ丈の着物に逆十字ロゴの入った髪飾りを付けている。足元は草履で、腕には髪を縛るゴム。髪はザンバラで跳ねまくっていて、かなりの癖っ毛だ。だいたい小学3年生くらいの身長か。不思議なことに地面から身体が浮いている。見た目はちんちくりんで可愛いが、腰には芝刈り用の小さな鎌を携えていた。

「普通は生前に見ておきたかったところとかやり残したことをしようとするものですけれどね」

「な… んだ? お前」

 突如として現れた生身の人間ではない存在。こいつは霊なのか? 視認できるし触ることもできる存在…。

 明らかに心太朗を見据えている。

「じゃあ三途ノ川へ行きましょうか?」


「え?」

「え??」


「いや、『え?』を『え??』で返すなよ。なんだお前?」

 心太朗は上半身を起こして一応、股間に両手を置いた。年端も行かぬ女児の前で下半身露出はさすがに恥ずい。

「はぁ…… 拒否るとは思いませんでした」

 少女は『コイツ何言ってんだ』の目をして心太朗を睨め回す。

「私はですね、死神みたいな存在とだけ教えておいてあげましょう。こんなところでウロウロしてるあなたさまを導く役目ですよ」

「は?」

 死神だと? 死ぬ間際の人間にしか用がないアレのことだろと心太朗はアタリを付けた。実在しているとは驚きだ。そんなものがどうして生きている人間に話しかけてくるのか。

「長い旅になるけど、その恰好でいいのかしら? 装束、着せてもらえなかった? それともお風呂入ってる間にガス爆発で死んだの?」

「な…、何言ってる? 俺は死んでないし」

「二束三文も持たせてもらえなかったんだね。お家の人に愛されてないのかしら? 可哀想」

「憐れみの目で見ないでくれ? お前さ、なんか勘違いしてるよ」

「はぁ? 地縛霊かしら? 自分が死んだことにも気づいてないパターンかな。ま、どっちにしても連れていきますけど」

「ちょっとちょっと! おれはいつでも自分の身体に戻れるんだから、生きてる人なの! わかる? 死んでないの! 死神に用はねーよ」

「んん?」

 少女は桃色の瞳をせわしなく動かした。眠そうな目は変わらないが、思慮深い感じがする。

「ひょっとしてレアケースです? 幽体離脱してる?」

「ゆーたいりだつ?」

 心太朗は自分の身体に起きている奇跡をラッキーが起こったくらいにしか考えていない。そんな四文字熟語が名付けられる現象とは思っていなかった。

「それは困ったね。じゃ、あなた連れて行くところが別のとこになるんですけど」

「連れてかれるのは困るな」

「言っときますけど、あなた。幽体離脱は生きても死んでもいない特殊な状態ですよ? 私らの業界では犯罪みたいなものだから」

「は? 犯罪?」

 死神にとって死人や生きた人間は善人扱い。幽体離脱をしている人間は罪人となるようだ。生きても死んでもいない状態。正道から外れた外道ということなのだろう。

「なので逮捕します」

「ちょっちょっちょっ! この恰好で連れてかれたら軽犯罪でしょっぴかれたみたいになるじゃねーかっ。やめろ! 触るなっ」

 丸出しのおちんちんを両手で必死に隠す心太朗。少女から身体を背け逃げ腰になる。

「困るのはこっちです。そんな臭いそうなわいせつ物を陳列しておきながら言い逃れをしようとするなんて性根が腐ってます。ある意味犯罪なのでやっぱり逮捕です」

「言い逃れじゃない! 幽体でのちんこ陳列はいいんだろ!? 犯罪じゃないよな!?」

「C学生の癖に毛も生えてないし、おちんちん小さいからやっぱり逮捕ですね」

「ぬあに!? 無茶苦茶じゃねーか! おれは捕まらん!」

 心太朗は逃げ出すことにした。もうすぐ5分だ。逃げ回れば身体に戻れる。戻れば死神とて生きている人間に手は出せないだろう。

 ふわっと犬かきをしながら少女にお尻の穴を向けて教室の窓の外を目指した。智慧が変顔をして友達を笑わせている横を通過して窓ガラスにぶち当たる。すり抜けようと思ったのだ。

「ちんちくりんのガキめッ。おととい来やがれっ。へへーん」

「私には小鈴という名前が、あります!」

 分銅が心太朗の顔の横を回り込んで、追随する鎖がそのまま顔に巻き付く。気づいたときには引き寄せられて教室の中央に戻されていた。

「もごっ!?」

「ちんちくりんでもガキでもありません」

 鎖鎌を構えた少女、小鈴。

 幽体の少女は鎌をおちんちんの根本に充てて「聞き分けのない霊は少々痛い目を見てもらうことになりますよ? めっ」と脅すのだ。

「!?」

 立ち上がって心太朗を牽引し始める小鈴。連行されてしまう。だが、もうすぐ5分だ。肉体に戻れば逮捕する理由はないはず。

 しかし5分経過しても身体は肉体に戻らなかった。やはり先日から懸念している幽体時間の延長が関係しているのだろうか。

「もんごー!」

 鎖が口に食い込んで上手く喋れない。下半身丸出しの情けない恰好で風船のように引っ張られていく。二人は教室を後にした。

「もごーん!」

「連行された後はどうなるかですって? すぐに裁判して判決がでますよ。幽体離脱の現行犯はだいたい地獄行きですから、そのようになると思います」

「もごもんごーん」

「『死刑はんたーい』って言われましても日本の法律とウチの裁判制度はまったく関係ありませんから、そういうのは総理官邸前で言ってください」

 このままではまずいと思ったそのとき、身体が発光しているのが解った。幽体が肉体に強制的に戻る兆候だ。

「?」

 小鈴が異変に振り向いた。

 5分30秒経過で心太朗は流れ星のようにその場を離脱する。光の尾が打ち上げ花火のごとく天井へと突き抜けたのだ。

「?? 消えた?」

 小鈴の鎖が宙に浮いたまま漂う。


 心太朗はトイレの個室でおちんちんを丸出しにしたまま目を覚ます。

「むはっ!」

 おちんちんの先っちょがペーパーまみれで、そこだけミイラ男のようだ。

「た、助かった…?」

 肉体の感触を確認する。問題はない。ホッとする心太朗だった。

 程なくして予鈴が聞こえてくる。体育が始まる時間だ。急いで残滓を処理してパンツを穿いて着替えを済ませた。

「なんだったんだ、あいつ…」

 幽体離脱した誰にも認識されない世界で、初めて同じ幽体に出会ってしまった。幽体の世界にも秩序を保とうという連中が居るのだと知る。心太朗のプライベートワールドではなかったのだ。

 同時に予測できる。またあいつは現れるに違いない。

 だが幽体離脱しなければ今の肉体を持つ心太朗に手は出せないはずだ。幽体離脱をしなければいいだけ…。

「ん…? じゃあオナニーライフが送れないじゃないか…」

 できるだけ我慢するしかないのか? それは不可能だ。バレずに行ければいいのだが。どちらにしろ我慢できずに幽体離脱するのだから何か考えておかないと危険だ。智慧のオナニー観察のためにも死神をなんとかしなければ…。

 トイレのドアを開けて急いでグランドに向かおうとした。

「ふぅん、確かに生きてますね」

「キャー!?」

 心太朗は個室のドアに背中を付けて驚いた。「お、おま、お前! ここは男子トイレだぞ!」犯される寸前の女子のように引き攣った表情になってしまった。

「だから神仏や幽霊に学校の校則とかは関係ありませんって」

 地味で眠そうな目の陰気な少女は獲物を睨め回すように心太朗を見つめる。

 振り切ったはずの小鈴が、にまっと笑うのだった。

スポンサーサイト
[PR]

[PR]

続きを読む

tag : 特別篇 官能小説 自慰 視姦

web拍手 by FC2

閉ざされた村で 第一話 アマゾネス帝国への潜入者(3)2018-02-24(Sat)

 男児が生まれて来ない。そんなことが本当にあるのだろうか。

 ―だとしたら、呪われている。

 天都水織(あまみや みおり)の横顔を見ながら裕子は思った。
 恐ろしく澄んだ瞳だ。しかし純粋さと狂気が同居しているような気がする。この少女は、いや、天都家こそは伝説に謳われた“姫鬼”の子孫なのではないだろうか。天都家の血は鬼の血なのだ。

 16・7の若い男子が部屋に入ってきた。
「な、なんだい? これは。僕に何か用かな?」
 裕子の聞いた話では、彼は他県から連れてこられたばかりの『婿候補』である。木隠(こがくし)では彼のように定期的に男を外から招くというのが通例なのだ。
 女ばかりの天都家なのだから夫となる男は常に婿として迎えることになる。N市全体で昔から『婿取婚』が多いのは天都家の影響なのだろう。
 男の子は大きな眼鏡にサラサラとした黒髪。いかにもインテリっぽい。青いパジャマ姿で育ちの良さが窺える。プライドが高そうで、鍛えているのか服の上からでも胸や腕の筋肉がしっかりしているのがよく解る。

「オナニーしてみて」
 水織はさらりと言ってのけた。

「は?」
 男の子は明らかに動揺していた。額に汗を浮かべて余裕が失われていくのがありありと解った。彼の中で大きな葛藤があるようだ。
 水織はロッキングチェアに深く腰掛け足を組んでいる。浴衣姿だ。右手は頬杖をついて、いつものようにとろりとした目つきで「命令よ」と言った。

 離れにある花楼(かろう)という建物で、裕子は非現実的な光景を見ることになる。
 花楼とは、簡単に言えば夜の営み専用の部屋といったところだろうか。天都の子どもたちは母屋にちゃんと自分の部屋があるので、花楼は行為のための別宅とも言える。
 木隠の女は13歳になると成人と見做され、この花楼を持つことができるのだ。

「く…」
 男の子は「なんで君の前で」とか「ふざけてる!」など抵抗していたが、天都家の命令は絶対だ。結局は従うしかない。男の子は天都の“婿”としてこの地にやってきたのだ。その立場を充分に理解しているからこそ、現実を受け入れた。
 しゅるるとシャツを脱いで、ズボンも脱ぎ捨てる。

「これでいいか?」
「………」
 水織はつまらないものを見る目だ。ブリーフを穿いたままやるつもりなの? バカなの? と問うているかのよう。
「ちょ、ちょっと勘弁してくれない? 僕だって羞恥心ってものがあるんだ。心の準備というか…」
「そこのベッドでやって」
 水織の指定するベッドは天蓋付きのお姫様ベッドだ。薄いピンクでコーティングされた愛の巣である。男が一人で入るには勇気が必要に違いない。

「嫌なら帰って」
「や、やらないとは言ってないよ?」
 ここで帰るのは選択肢としてありえない。男の子はタジタジとしながらベッドに上がる。そして顔を真っ赤にし、戸惑いながら始める。ブリーフの上からおちんちんを擦り始めた。

「うぅ」
 顔を真っ赤にして腰を引いている。人前でこんなことをするのは初めてなのだ。下着姿になるのも恥ずかしくて仕方がない年頃である。
 反対に水織のほうは落ち着いて眺めていた。花楼は『女性』が絶対のルールだ。水織の言うことがすべて。
 花楼には好きなときに好きな男を呼び出して性処理をしていい。そのための部屋なのだから。しかし水織はまだ生娘らしい。男に一度も手出しをしていない。裕子が家の者に聞いた話では男に興味がないらしい。
 だから男にオナニーをさせるのは遊びであり、天都の人間としての義務でもある。

 こすこすこすこす…
 長い間、躊躇していた。単調に股間を擦っているだけ…。
 やがて意を決した男の子はブリーフを下げていった。片手でおちんちんを抑えてしゅるる… と足首から取り去る。じぃ〜と水織に見守られながら男の子は全裸になった。
 見ないで… と彼は表情で語っていた。見ていられないくらい全身が火照って真っ赤だ。おちんちんを大事そうに隠して上下にゆっくりと擦る。
 膝立ちになって「はぁはぁ」と息を荒くし始めていた。
 水織は退屈な映画でも鑑賞しているみたいに小さくあくびをする。眠たくなってしまったようだ。男の子は理解しているはずだ。婿候補は家長の言うことに逆らってはいけないと事前にレクチャーを受けている。
 水織を満足させないと婿として失格なのだ。
 他の娘たちなら満足させる手段としてセックスを強要されるのだろうが、水織が望んでいるのは命令を実行できる力。忠誠心があるかどうかを試しているみたいだった。

 男の子は手を離しておちんちんを見せた。
 異性の前で自分だけ全裸を見せるという屈辱を受け入れたようだ。へにゃと縮こまった2センチ程度の陰茎はすっぽりと皮を被っている。金玉も緊張で収縮していた。陰毛は薄めでやっと生えそろったばかりのような印象だ。
 同じ年頃の女子に見つめられて、彼の身体に変化が起こる。
 ムクムクともたげてきた。見られていると意識したのか急速に勃起が始まったのだ。申し訳程度に自分で擦っていても勃たなかったものが、女の子に観察されていると意識しただけで興奮してしまったのか。下を向いていたおちんちんは立派に天上を見上げた。
 かっちーんと硬くなりその雄姿を水織に見せつける。水織はまだ映画の前半といった様子でうつらうつらとし始めている。
 王女様を退屈させたら男の子は婿候補を外される。家に帰されるのは一家の恥。彼はクライマックスのような表情で陰茎をしっかと握った。目をつぶって顔を背けつつ、右手で上下に擦る。
 しこしこしこしこぉ…
 いやらしい息遣いが聞こえてきた。
 完全に閉じていた皮が開いて尿道口だけ見えるようになった。左手を金玉に添えてコロコロと撫でて転がす。女性にされていると想像しながらオナニーをしているのだ。オカズがないので水織に見られていることに加えて想像するしかない。

 しこしこしこしこぉ…
 しこしこしこしこぉ…

 水織は男の子のがんばりをまだ認めていないようだ。頬杖で支えていないと完全に寝落ちしてしまう体勢である。退屈そうだ。
 いかに腹を決めたところで男の子はまだ恥じらいを残している。異性に見られながら自慰をするなど屈辱でしかない。だから擦り方も単調になる。形ばかりのオナニーでは水織を満足させられないだろう。
「まだ?」
 水織はいつ始まるのかと訊いた。
 一生懸命にしこしこ擦っているが、見世物としては確かに何もおもしろくない。男の子のがんばりは認めてもらえなかったみたいだ。
関連記事

tag : CFNM 官能小説 男性羞恥 女性社会 母系社会 女尊男卑 伝奇もの 自慰 オナ見せ

web拍手 by FC2

『全裸でかくれんぼしたい』2017-05-20(Sat)

 僕の背丈の半分ほどしかない少女たちが神社に集まっていた。
 …5、6、7…、8人か。
 チビで幼いのから色黒でちょっと大人なのもいる。
 ちょうどいい。

 グループのリーダー格であるノッコが数を数え始めた。シマシマの白黒スカートに水色のシャツ、ショートカットの活発そうなお嬢さんだ。
「もーいーかーい」
 少女たちは方々に散って神社の裏手に回ったり草むらに隠れたりしていた。
「もーいーよー」

 潜んでいた僕も「もーいーよー」の声に合わせて「もーいーよー」と裏声を出した。普段から高めの声なのでバレないだろう。歳も近いんだから大丈夫さ(35さい)。

 服を脱いで全裸になってみる。
 外で裸になるなんて、この上ない開放感だ。

 Tシャツに赤いスカートの娘が元気いっぱいに横を走り抜けていった。まだ隠れる場所を探しているようだった。
 僕の隣にくればいいのに!

 赤いスカートの娘の妹だろうか。ショートパンツの小さな娘が後をついてきた。お姉ちゃんの後ろに隠れる。二人ともツインテールにしていて仲の良さそうな姉妹だ。

 神社の裏手には小さなお堂のようなものがあって、そのすぐ横に大きな木がある。彼女たちは木の陰に隠れて「シーッ」と人差し指を口に当てていた。

 僕はさっそく勃起しはじめた。
 全裸で少女たちの前にいると思うと胸のドキドキが止まらない。見つからないか心配だ。
 変態と笑わば笑え!

 色黒の活発なノッコが現れた。
 訝しんで大きな木の周りをぐるりと回っている。その挙動に合わせて姉妹も息を潜めながら周囲を回った。しかしノッコのほうがお姉さんなので、頭を使って逆に回り始める。誰かいると踏んだのだろう。
「みーっけ!」
「きゃー」
 姉妹はタッチされてしまう。

 シコシコシコ…
「ん?」
 異音に気づいたノッコが振り返った。僕は手を止めて息を潜める。じーっとこちらを見ていた。純粋な少女の目だ。未来に夢を抱き、好奇心に満ちた輝かしい瞳である。

 反り返ったおちんちんを見ているのだろうか。いや、見えていないはずだが…。僕のようなドス黒いものを見ていては駄目だ。

「ノッコちゃんどうしたの?」
「なんかいるような…」

「にゃ〜ん…」

「なーんだ猫か〜」
「誰か神社の軒下に隠れてると思ったんだけどなぁ」
 尚も納得の行かない様子のノッコ。まだ見続けている。暗闇に目を慣らされたらまずいよ。

 おちんちんをスローにシコシコしながら腰を突き出してみた。
「ハァハァ…」

 シコシコシコ

「なにかたべてるのかなー?」
 3人の少女たちが暗闇をじーっと覗き込んだ。

「どうしたのー?」
 他の少女たちも集まってくる。
 ワイワイガヤガヤとかくれんぼを中止して軒下に興味津々だ。
「今ここに7人いるから、居ないのはジュンちゃんだけだね」
「ジュンちゃーん出ておいでー」

 じーっと少女は暗闇を見続ける。
 ジュンちゃんは確か一番小さな娘だ。白いワンピースのオカッパで可愛らしい娘だったな。

 シコシコシコ
 見つかるかも知れない恐怖に汗が噴き出してきた。いや激しく運動をしているせいかも知れないが…。

「よーし」
 行動力のある一人の少女が「あたし見てくるね」と宣言する。軒下を這って進んでいく。

「ハァハァ」
 反り返った勃起おちんちんをシコシコ…
 少女が進んでいく。
「ぁ!?」

 シコシコシコ…

「なに?」
「どうしたのー?」

「見てぇ〜 ほら可愛い〜」
 少女が猫を抱いて軒下から現れた。
「にゃー…」

「ハァハァ」
 シコシコ…

「誰かいると思ったんだけどな」
「ジュンちゃん捜さなきゃだね」

「ハァハァ」
 シコシコ…

 少女たちは裏手から立ち去っていった。

 僕は追いかけるようにして小さなお堂から出る。

 小さいと言っても陽の当たらないところだから、中に入ってしまえば奥は影になって見えにくいのだ。うまく隠れんぼできてよかった。
 全裸かくれんぼ成功だ。

「!?」
 お堂から出ると少女と目が合った。
 小さなオカッパ頭のお人形さんのような可愛らしい娘だよ。

「はぅっ!?」
 ぎゅっ
 おちんちんを隠そうと握りしめてしまった。

 ドピュッ

 少女の前に白いものが放物線を描いて落ちていく。
 白いワンピースにぴちょっとかかった。
 あどけない顔でぽけーッと変なものを見る目で見ていた。上目遣いで、おちんちんの先から飛んでいくモノをじーっと見つめている。

 ジュンちゃんはお堂の横か裏にでも隠れていたようだ。見つかってしまった僕はおちんちんを隠そうとして隠しきれなかった。
 最後まで隠れていたのは亀頭だけだった。

tag : CFNM 変態 全裸 かくれんぼ 自慰

web拍手 by FC2

透明人間で(11)2016-09-03(Sat)

「学級… 裁判?」

 間の抜けた顔で反芻する僕。


「そう。鷹橋は未知の力を使って、千菜を襲った件、改めて話し合いましょう」

「ほぇ…」

「初めはテニスをしていたときだわ。運動場の足跡に、砂の幽霊。遥にケガをさせた何者かが居ると思った。後で男子たちに聞いてみたわ。そしたら鷹橋だけがいつも体育の授業を欠席してるって」

「…ぅげ」

「休みでも見学でもなく、居ないのよ、ずっとあんただけ。保健室だって言ってるみたいね鷹橋? でも保健の先生にも聞いているわ。鷹橋は来てないって」

「げぇ…」

 バレとるがな、全部。


「様子のおかしい千菜さんにも聞いてみた。そしたら何かの気配を感じるって言っていた」

「ぅ」

 僕は気のせいだと思い込もうとしていたが、やはり千菜にはバレていたらしい。


「それからセーラー服が盗まれた事件、みここがゴミ袋に入った私たちのセーラー服を見つけてくれたわ。千菜さんはゴミ捨て場で何者かに襲われた。ハッキリと鷹橋に襲われたと千菜さんは泣きながら教えてくれたの」

「ぅぅ」

 千菜の姿は見えない。みんなの後ろに隠れているのだろう。


「私たちの制服の中に鷹橋の制服もあった。もうあからさまに怪しいと女子のみんなで情報を共有したわ。それで風邪で寝込んでいるあんたの家に行ったの」

「そしたら千菜のこのブルマでいやらしいことしてたわっ」

 遥ちゃんが説明を加える。


「だから証拠も押収して写真も撮ったったわ」

「でも学級会ではつい仏心で過激すぎる証拠を提出できなかった。状況証拠だけで千菜を襲ったことを証明できると思ったのに…」

 友理子が不満そうに唇を噛む。

「ここまでで申し開きはあるのかしら?」

「ぅぅないです…」

 勃起したおちんちんをブラブラさせて下を向く僕。反論したところで、もう助からないだろうと思ったのだ。


「もうすぐ体育の授業が始まるから、その恰好のままついてきなさいよ」

「こ、この恰好でぇ…?」

「姿を隠せるんでしょ? 知ってるわ。先生にはバレないように隠れてなさいよ。でも私たちは鷹橋を囲むので逃げられませんよ」


 僕はワケも解らず連れていかれる。

 実体を晒すのは嫌なので再度、透明化を発動する。何だよコレ…? 遥ちゃんにしっかり左手首を握られて、僕の周りを女子たちが囲む。

 透明人間になって姿は見えないはずなのに、僕の姿は彼女たちには見えているようだった。

 それもそうか。遠くからは判別しにくいが、スプレーでの彩色とチョークの粉による型取りで薄っすらと僕の裸体シルエットが浮き上がっているのだ。

 見ようによっては本当に幽霊っぽい。

 僕は女子たちが集団で廊下を歩いて行く中、全裸で追随していく。


 セーラー服姿の他クラス女子二人組が対面からやってきた。もうすぐ授業が始まるので教室に戻るところだろう。僕の姿を見てギョッとする。

「え… なにアレ……?」

「男子? おち… ん… ちん…??」


 勃起したおちんちんにも粉が薄っすらかかって輪郭がハッキリと解る。ヒソヒソと二人組が僕を注目して振り返る。いやんっ 恥ずかしい! 見るなぁ!

「これはね…」

 友理子が立ち止まって説明をしていた。二人組は頷いている。どんな説明したらこの惨状を納得するんだ…。


 尚も廊下を練り歩いて、玄関を通り、上履きから運動靴に替え、女子たちは和気あいあいと運動場に出た。もうみんな普段のテンションに戻っている。僕は裸足のままだ。


「鷹橋、いい? あなたはこれから透明人間よ」

「な… んですと…?」

「これから私たちはあなたを無視します」

「へ?」


「存在をスルーするの。オバケ扱いよ。先生やさっきの二人組のようにバレても私たち女子のみんなはシラを切るわ」

「そういうこと。先生に何を聞かれても見えてないことにするから」

 遥ちゃんが笑顔で言葉を加える。


「これが鷹橋に対する罰よ。学級裁判の結論はもう出てるの」

「話し合いは!?」

「まだ何かある? 何か反論があれば聞くわ。弁明することがあればしてみて。でも女子のみんなで話し合って先に結論だけは出てるの」

「そんなぁ」

「必死に弁明することね。もしかしたら慈悲で許してもらえるかも」

 友理子は歩きながら告げる。

 千菜の汚されたブルマを掲げる。

「これを穿いてもらうわ。いつまでもそんなもの晒して恥ずかしいのでしょ? せめてものの情けよ。足を上げて」

「な…? へ…?」

 僕はもう言われるままに従っていた。ビニール袋から取り出された臭いのキツイ汚れたブルマに足を通す。何でもいいからそれを穿かせてもらっておちんちんを隠せるなら良いことじゃないか。ブルマが太ももを通って装着完了だ。

 あれ?

 ぞんざいに穿かされたらしい。

 亀頭の先端だけが顔を出していた。


 友理子に右手首を握られてしまい、自分で直すこともできない。

「ちょ… あの… ちょっとこれ… 恥ずかしいので…」

「何のこと?」

「え…」

 僕はそのまま歩かされる。

 女子に囲まれて僕はこんなに卑猥な恰好だ。恥ずかしいのと妙な快感…。ブルマを穿いた興奮でおちんちんが中でびくんっびくんっと反応していた。

 小さなブルマがぱつんぱつんに広がって、歩く度にずり下がっていく。半ケツ状態になり、亀頭が完全に露出したところで止まった。

 傍から見るとブルマだけが空中を移動しているように見えるだろう。近づいてよく見ると男子の裸体がブルマを穿いて歩いている変態オバケである。

 周りからクスクスと笑い声が聞こえてきた。

 僕が振り返ると女子たちは素知らぬ顔で明後日のほうを向いていた。他の女子も見てみるが一瞬で目をそらして談笑するフリをしている。


 もう既に始まっているのだ。

 透明人間の罰が。


 運動場に整列する女子たち。向かいに体育の先生が立つ。

 年配の女性教諭は形だけの体育指導だった。積極的な指導はなくて放任主義らしい。ニコニコとゲームをさせて監視員のような人だ。

 先生は僕の姿を見て「ま」と驚いた。

「どうしたんですか? 先生」

 遥ちゃんが元気に問う。

「いえ、そこに何かいるような気が…」

「何がいるのかしら…??」

 ざわざわと女子たちは知らんぷりしていた。

「疲れてるのかしらねぇ… 昔から霊感は強いほうだけどまた見るなんて…」


 先生は僕の存在を幽霊と認定したようだ。千菜と同じようにである。これで大人たちの前に突き出されることはなくなった。同年の女子に裁かれるのみだ。


 そして難なく体育の授業が始まる。

「今日はミニバスケをやりますよ」


 僕は遥ちゃんと友理子に手首を握られたまま女子の集団に紛れ込んでいた。ゲームをしている連中以外はコート外で練習か待機だ。


「ふぁーあ! 今日も暑いなー」

 遥ちゃんはいつも通りの明るさで伸びをした。両手を上げたので、握られた僕の片手も吊り上げられる。


 みここが千菜を連れて前からやってくる。千菜はみここの背中に隠れながらだった。

「座ろうか」

 遥ちゃんに釣られて僕も運動場に座る。友理子とみここも座って千菜はモジモジと立ち尽くした。

 僕のブルマの股間がこんもりと盛り上がって勃起していることを如実に知らせている。みんなそれを見ているはずなのにガン無視だ。


「千菜さんも座りなよー」

「…」

 彼女はガチガチと震えてみここの後ろに腰を下ろした。相変わらず幽霊でも見るようにして僕のことを怖がっていた。


「昨日のテレビでさー、ニュース見ててぇ、お笑いコンビの人が女子校に侵入して制服盗んで捕まったってー。怖いねー」

 ぺちゃぺちゃと喋り始める遥ちゃん。やがて手首から手が離される。僕は二人から解放されて自由だ。逃げようと思えばいつでも逃げられる。

 しかし不思議と快感なのだ。

 日常的に会話する女の子の輪に異物であるブルマを穿いた僕が混じっていることが。


 一人興奮してブルマの前を膨らませて、先端からはガマン汁を垂らしている。見えているはずなのに彼女たちは僕をスルーしてくれている。

 僕はこれから透明人間として生きようと思う。


 あははうふふとみんな僕を無視して楽しそうに会話を続けた。

 彼女たちの輪の中心に移動して、ブルマを太ももまでずらして寝そべった。

 あぁ、変態の僕のおちんちんを見て、みんな!

 普通に体育の授業を受けている女子たちの前で僕はこんなに勃起しているんだ。

 突然の僕の行為にぎょっとする女子たち。しかし一度無視すると決め込んだので何も言われなかった。

 彼女たちは僕が恥ずかしい思いをすることが罰になると思っているのだ。言わば仕返しではある。今まで覗かれて下着姿を見られたことに対しての罰として、僕の痴態を見てやることが僕にとっての不利益になると思っているわけだ。


 確かに恥ずかしかった。

 思春期のおちんちんは皮を被って見られたくないものだった。

 だけど、僕はあらぬ方向に開眼してしまったのだ。

 今まで一方的に見る側だったことの反動だろうか。ジロジロと情けない身体を見られることへの快感に酔い痴れてしまっていた。


 僕は竿を握ってシコシコと擦りだした。ティーン男子のオナニー姿は見られてはいけないものだ。沽券に関わるのだから。だけど僕は透明人間。スプレーでマーキングされようと、粉が降りかかろうと見えてないことにしてくれているのだ。

 こんなに恥ずかしい行為を悲鳴もあげず受け入れてくれたのだ。


 しこしこっ

 しこしこっ


 千菜は背を向けて顔だけでチラチラとこちらを警戒しながら後ずさって離れていく。

 みここは昨日何を食べただとか話に夢中だ。僕のほうをチラチラ見下しながらだけど、さすがにどっしり構えているね。


 しこしこっ

 しこしこっ


 友理子は眉根を寄せながらも話を合わせている。思いの外、与えた罰が効果的でないことに気づいただろう。見られる恥ずかしさを味わえという罰は、意に反して見られることを歓びだした僕に引いているのかも知れない。


 しこしこっ

 しこしこっ


「もういや… 何コイツ…」

 遥ちゃんは堪らず立ち上がる。嫌悪感を顕にして運動靴で僕の金玉を踏みつけた。

 ぐりぐりっ

「やめなさいよっ 汚らわしい」

「うぅっあぁっ♡」

「このっ このぉっ」

 運動靴が金玉を押し潰して様々な形に変形させる。

 ぐにぃぐにゅう…

 ぐりぐりっ

 金玉を痛めつければ僕がやめると思ったのか。

 その痛みは快感に変わっていた。


「ウッ!」

 ドピュッ!

 お腹の上に白濁液が飛び散った。金玉をムギュッとされたことでそれがスイッチになってしまったようだ。射精するところをみんなの前で見られちゃった…。みっともない恰好で恥ずかしいオナニーを見られて、挙句に射精する瞬間まで見られて…。

 ビクビクッ

 ビクンッ

 僕は背を反らして幸福を感じていた。


「キャッ」

 まさか射精するとは思わなかったのだろう。大好きな遥ちゃんの可愛い悲鳴が響いた。


「遥、どうしたの? は、は、反応したら負けよ…」

 動揺する友理子。


「べ、別に… 私たちもミニバスケしよ。もう放っとこうよっ」

「そうね。もうずっと無視すればいいのよ…」


 4人共ゲームを始めるらしい。

 当然、僕は後をついていった。もう逃げる気なんてない。そうだ、現実から逃げちゃいけないんだ。辛いことがあっても目をそらしちゃいけないのさ。一緒にゲームを愉しめばいいんだ。わざとボールにぶつかってパスカットしたり、わざとコートに転がって踏まれたりするんだ。

 そうして、みんなが僕を無視するんだ。

 変態の僕を受け入れてくれるんだ。

 透明人間として受け入れてくれたんだ。


 こんなに恥ずかしいブルマ姿の僕をもっと見ておくれっ。

 僕は絶頂の余韻に浸りながら、みんなの輪に向かって走っていくのだった。


関連記事

tag : CFNM 官能小説 透明人間 男性羞恥 自慰 ブルマ

web拍手 by FC2

透明人間で(9)2016-08-20(Sat)

 セーラー服を脱いで薄紫のブラジャー姿を見せる遥ちゃん。

 やっと目的の遥ちゃんの元へ辿り着いた。


 おちんちんを他の女子に踏まれてしまい、興奮状態にあった僕は、いつもの定位置に座っていることができなくなっていた。女体をより近くで見たいと思わず遥ちゃんに近づいたのだ。


 僕は彼女の至近距離で突っ立ったままじぃっと見つめる。

 大丈夫だ。バレていない。注意散漫な遥ちゃんなら気づくこともないだろう。

 目を細めて亀頭を隠しながら、僕はいやらしく勃起した竿をスコスコ… と擦りあげていた。


「ふんふん~♪」

 音程の外れた下手くそな鼻歌で、セーラー服を畳んでいる。遥ちゃんの柔らかそうな髪が揺れてシャンプーの香りが漂ってきた。ご機嫌の様子だ。

 すんすんっ

 鼻から吸い込んで胸いっぱいに彼女の匂いを取り込む。


 スコスコスコ…

 オナニーが捗るよ。

 遥ちゃんの胸の谷間、控えめな乳房。余計な脂肪のないくびれ、ぷにっとしたお腹に可愛いおヘソ…。

 舐めるように近くでジロジロと眺めてやった。

 うぶ毛が見える。きめ細かいピチピチの肌。ああ、こんなところにホクロが。

 可愛いよぉ、そのもちもちの二の腕のたるみ…。

 ほんのり赤いほっぺたに思わずキスをしたくなる。


 スコスコスコ…


 僕はしゃがみ込んでスカートの中を覗いた。

 暗いけど薄紫色のパンティがよく見える。くいっと上がったお尻が可愛い。

 すんかすんかっ

 臭いも最高だっ。


 遥ちゃんは覗かれて臭いを嗅がれていることにも気づかずに、上半身に制汗スプレーかなんかを身体に振りまいていた。

 暑い季節だからね。

 僕に気づかず、バカだねぇ~。

 スコスコスコ…


「うふふっ」

 遥ちゃんはお尻をフリフリして僕を誘っているぞ…。何を楽しそうにしているんだか。


 それにしても変な臭いっ。

 臭いにもほどがあるよっ。

 むせ返る教室で僕は計画を反芻する。

 今日こそみんなのセーラー服を強奪しようと思う。前回のリベンジだ。ゴミ袋も再度仕込んできたし、下校までの間に隠しておく場所も見つけてきたし…。

 遥ちゃんの股間のあたりを重点的に見ながら僕は舌舐めずりしていた。


 ぱさっ

 ん?


 あ、僕の頭にスカートが落ちてきたのか。目の前が真っ暗だ。

 覗き込んでいたら遥ちゃんに近づき過ぎていた。


「あれ? スカートが浮いてる?」

 遥ちゃんがスカートを拾い上げる。


「ん?」

「へ?」

 僕の目を見つめている遥ちゃん。なんて大きな瞳なんだ。そんな目で見つめられると気恥ずかしいなぁ。


「うわっ 気持ち悪っ」

 遥ちゃんが飛び退く。

 あ、しまった。目ん玉を見られたんだ。僕は目を細めてすごすごと下がる。大丈夫さ、ちょっとくらいならまだ完全に僕の姿を見られたわけじゃないんだから。


「どうしたの?」

「何か居た。目玉のオバケ」

 遥ちゃんは友理子に説明していた。そう言えば今日は友理子の奴、遥ちゃんの近くで着替えていなかった。どこに居たんだ?


「どこに行ったのかしら? 見えないけど…」

「印は付けといたから」

「どんな?」

「バカって書いておいた」


 何を話してる?

 印だと?

 僕は教室の隅に潜んで聞き耳を立てた。


「千菜さんに聞いてみよ」

「うんっ」

 遥ちゃんは下着姿のまま移動していく。友理子は既にブルマに着替えていた。遥ちゃんの前を歩いて千菜のところへ。

 千菜も着替え終わっている。新品のブルマかな。流石に僕の使用済みは穿かないか。


「ぼそぼそ…」

「うんうん」

 遥ちゃんと千菜が話していた。

 僕は何となく不安を感じ始めた。

 いや、大丈夫さ。透明なんだ。バカな女子が気づくはずが… でも印ってなんだ?

 まさか…。


 千菜がゆっくりと指をさす。


 怯えながらまっすぐに僕を指していた。


「あそこに千菜さんの見た幽霊が居るのね!!」

「はい」

 千菜はこっくりと頷いていた。


 え??

 僕は混乱した。

 幽霊だって!? やっぱり千菜は僕の存在に気づいていたらしい。気づくわけないよなと高をくくっていた僕はバカだった。


 しかし透明人間である僕が慌てる必要は…。いや千菜には見えるのか? どうやって逃げれば…。

「てやっ」

 遥ちゃんはスプレー缶を持って千菜の指定した場所をプシューッと攻撃した。

「うわっ くっせー!」

 僕は思わず声を出していた。この臭いは遥ちゃんの制汗スプレー?? 違うっ。ただのシンナーじゃないか!

 水色のスプレーが僕の胸に吹きかけられる。


「やっぱり何か居る!」

「くっ…」

 僕は逃げ出す。

 しかし透明なはずの僕を遥ちゃんは追ってくる。

「待てっ! バカオバケ!」

「はうっ!?」

 スプレーでマーキングされて位置が特定されるよ~。

 やばいよやばいよ。


「私の足を引っ掛けてたのはコイツね!」

 みここがドアの前に立ち塞がった。

 僕は勢い余ってそのままぶつかってしまう。ぽよおおおんと胸に顔を埋める形で、みここのおっぱいの感触を味わう。そして怒りのみここに突き倒されてしまう。

「ぁ いってぇ!」


「粉を振りかけましょうっ」

 友理子が黒板消しクリーナーを持ってきて中身をカパッと開ける。ぱさぱさっと粉が僕の頭から振りかかってきた。


「ごえっほっ! ごえっほっっぉ!」

 僕は涙目になって、自分の身体を見てみると、粉とスプレーで透明な肌が彩られていた。


「えぇ? なになに??」

「何か居るよっ」

 教室中の女子たちが騒ぎ始めた。変な物体を見に集まって来るみんな。


「きもっっ!」

 遥ちゃんは侮蔑の目を向ける。

「やっぱりすり抜けたりはしないみたいね。思った通りだわ」

 友理子が何だか分析していた。


 見つかった! どうなってしまうんだ…?

 僕はガタガタと震えて勃起したおちんちんを握りしめた。

 すうっ……… と透明化が解けていく。


 上半身は落描きスプレーでまだらに汚れ、チョークの粉で汚されている。

 下半身は剥き出しのまま。粉がふりかかって多少汚れてはいるが、しっかりと肌色が露出する。ぬぼーっとおちんちんを握りしめた男子が出現していた。


「きゃー!」

「いやーー!」

 教室中がパニックになっていた。

 僕もかつてないほどに慌ててしまう。

 まともな思考ができないよ。

 逃げることもままならない。


「ハゲよ!!」

「男子だわ!」

「変態!!」

「コイツ、鷹橋じゃね!?」


 わーきゃーと騒ぐ割に逃げ惑うなんてこともなくて、紛れ込んだウーパールーパーでも見ているみたいだ。生態はよく解らないが、凶暴ではなさそうだと判断されているっぽい。


「鷹橋だっ」

「エロよ!」


 取り囲まれた僕は膝立ちになって、握りしめたおちんちんをスコスコと動かしていた。


「ナニしてんのっ!」

「キモッ! シコってるコイツ!」


 嗚呼! 違うんだっ。手が震えてオナニーしているように見えるだけだよっ。僕は混乱して握りしめた手を離せないでいた。

 スコスコスコ…


「何でここにいるんだっ オマエ」

「先生呼ばなきゃ」

「死刑よ こんなやつっ」

「何で勃起してんだテメー!」


 スコスコスコ…


 全方向からいろいろ言われて何が何だか解らない。下着姿の遥ちゃんや体操着ブルマの女子たちに侮蔑の言葉を浴びせられて、僕はビクビクッと言い知れぬ快感を味わっていた。

 脳内に何か分泌されているみたいだ。


 下着姿の遥ちゃんが前に出て、片足を上げる。すべすべでムチムチで美味しそうな太ももが、ぷるぷると上がっていく。細い足首だ。可愛い靴下と汚い上履きが僕の目の前に。


「まずはソレをやめてよ!」

 遥ちゃんは僕の顔面に足の裏を勢い良くぶつけてきた。


 ぐしゃっ


 鼻が押し潰されて、上履きのかかとが口に入ってくる。

「おぶっ…」

 僕は大の字になって床に倒れ込んだ。

 勃起させたおちんちんをみんなに晒して。


関連記事

tag : CFNM 官能小説 透明人間 男性羞恥 自慰

web拍手 by FC2

QRコード

QR

検索フォーム

RSSリンクの表示

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

カテゴリ
プロフィール

Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

Readme!
◇18歳以上推奨
 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
◇表現について
 作中にいじめ・暴力的な表現があります。嫌悪感を抱かれる方はお読みになられないほうがよいでしょう。
◇著作権
 一応著作権は主張します。
◇フィクション
 作中の人物・団体などは実在するのもあるかもしれませんが関連はありません。
◇リンクフリー
 リンクはフリーです。言ってみたかっただけです。相互リンクもよろしくお願いします。
サイトポリシー
◇男子厨房に入ってCFNM(このブログです)
★毎月最終週の土曜日 18時に更新!
 短編小説を連載形式で載せていきます。
 1記事 2500字〜4000字くらい。
★プレビュー小説!
 ときどきパブーブロマガ小説の試し読みを掲載します。
 1記事 2000字くらい。
★不定期でコラム記事を更新!
 CFNMについて何か思いついたら書きます。
◇男子厨房に入ってCFNM+(パブーのブロマガです)※2019年の9月で閉店、新規読者登録はできません。
※アダルト有料ブロマガ 月額400円で月1回くらい更新。
★毎月25日に短編小説を更新!
 だいたいおちんちん丸出しになる男子羞恥の短編小説。
 1記事 8000字くらい。
◇男子厨房に入ってCFNM Novels ★同人活動。3・4ヶ月に1冊のペースで刊行予定
 ブログ・ブロマガのお話を再編集して電子書籍にしていきます!
 40000字目安。挿絵付きでリリース。
★男子厨房に入ってCFNM Collection
 ブロマガの読み切り短編小説を12話分まとめて単行本にしました。
Last Update 19.5.12
タグクラウドとサーチ

月別アーカイブ
リンク
宣伝用です
ランキング
同人作品CM
CM
投げ銭乞食はじめてみました
お布施で
https://ofuse.me/#users/3698

電子通貨で