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2017.4.30★ブロマガ短編連載の小説「プール開きで」を配信しました。「プール開きで」のプレビュー版は5月5日こどもの日にこのブログで更新します。
2017.4.25★ブロマガ長編連載の小説「男子VS女子」の新章を配信しました。
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Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(5)2013-01-14(Mon)

「じゃ、そろそろ投げる?」
 稲葉が手に取ったのは輪投げだった。
「貸して」
 六実に手渡される。プラスチック製のそれは原色使いの子供のおもちゃである。六実はぐるぐる回る健一のおちんちんに向けて輪を放った。
「入れ!」
 回転するグローブジャングルに磔にされた健一。弧を描いて輪っかは健一のおちんちんにすぽっと嵌った。勃起したおちんちんに見事に引っ掛かる。
「あははっ」
「わはっ! 入った入った!」
「きれいに入ったね」
 周りの小学生たちからも笑いが起こる。
「う、くそ…」
 六実がその後2回連続で投げて2回ともすぽんっと嵌った。拍手が起こる。3つの輪が健一のおちんちんに引っかかっていた。女子たちにおもちゃにされている。悔しかった。このまま遊ばれたくなければ勃起を収めればいいだけの筈だ。それなのに健一のおちんちんは小さくならなかった。
「あたしもやる! ほれっ」
 長田が輪を持って放った。ぐるぐる回る健一のおちんちんに向かって輪っかが放物線を描く。輪っかはおちんちんの先っちょにコツンと当たって落下した。
「惜しいっ」
 もう一回と長田が輪を放る。今度は強めにやり過ぎたのか輪っかがフリスビーのように飛んで金玉に当ってしまった。
「うぎぁ!」
 どんなに痛くて暴れても手足を縛られて身動きが取れない。健一は痛みに耐えた。
「いぃぃっ…」
「くそー、も一回!」
 長田は再び放った。輪っかが急角度で飛んでくる。それは二回目よりフリスビーらしく飛んで下から金玉に当たった。
「アガァァァ!!」
「チッ」
 健一は磔にされたまま暴れた。暴れれば暴れるほどギャラリーから笑いが巻き起こった。
「今度私やる」
 倉見は回転させるのを休んで、落ちた輪を拾った。そしてすぐに放った。遠心力でゆっくり回るおちんちんに向かって飛ぶ。輪っかは勢い余って健一の顔に当たった。
「いっ」
 輪っかはそのまま落下しておちんちんにカラカラカランと嵌った。また笑いが起きる。
「ようし、今度こそちゃんと」
 倉見が輪っかを放る。放物線を描いた。上を向いたおちんちんの先っちょにコツンと当たる。入らないかと思われたが先ほどと同じようにおちんちんでフラフープでもするかのようにカラカラカランと巻き付いて嵌った。これにはギャラリーから笑いと拍手が起こる。
「やったー」
「あはははっ」
 指をさして笑われている。輪投げは続いた。六実は先程よりは満足した表情で腕組みをしながら見つめている。
「ううっ…」
 健一の勃起したおちんちんに輪っかが積み重なっていく。情けない絵面だった。
 どうすることもできなかった。勃起を収めればこの狂態が続くことはない筈なのにいつまでも勃起は収まってくれない。このまま彼女たちに遊ばれて、飽きられるまで待つしかない。いつになれば解放してくれるのだろう。
 ただ笑い声が辺りにこだまするのを聞いていることしかできなかった。

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Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(4)2013-01-13(Sun)

 素っ裸にさせられた健一は両手でおちんちんを隠しながら蹲る。目が回って立ち上がることは出来なかった。いつの間にか小学生たちが何人か遠巻きにグローブジャングルを注目していた。比較的女子が多いようだ。
「さ、ギャラリーも増えてきたことだし。早く終わらせよう。コイツ引き摺り出してくれる?」
「OK」
 六実が親指でクイッと後方をさして、稲葉と長田がグローブジャングルの中に入る。そして健一の腕を取り上げて球体の外に出そうとした。無理やり腕を取られた健一はおちんちんを晒した状態で連行された。
「や、やめろっ」
 抵抗するが、健一はもはやされるがままだった。倉見がカバンからゴムひもを取り出して待ち構えていた。
「うふっ」
 彼の腕を持ち上げバンザイさせた格好でゴムひもを使って固定していく。健一は残った足をバタつかせて全力で抵抗した。蹴りを放つが力の入っていない蹴りは長田には利かなかった。やがて両足も広げられた状態で固定されていく。大の字に磔にされた。健一は3人の女子によってグローブジャングルに磔にされたのだ。
「へへへっ」
「あははっ」
 健一は球体に磔にされることによって腰を突き出すような格好となっていた。
「く、くそぅ…」
 健一は情けない自分の格好を恥じた。目が回っているとは言え、女子たちに抵抗できないまま服を脱がされて公園の遊具に磔にされてしまうなんて…。
「いい眺めだね」
「コイツ、クラスでもいつも威張ってて生意気だったからちょうどいいわ」
「写メ撮っといてやらねえとな。忘れるとこだったよ」
 六実はおもしろくなさそうな顔で健一のおちんちんを見つめていた。弟が虐められた恨みを晴らすためにはどうすれば良いのか… 真剣に考える。
「ねえ、これじゃできないよ…」
「ん? あそっか」
 倉見が跳ねるようにすぐに行動に移った。残ったゴムひもを使うようだ。
「回転させてから…勃たせる… 勃たせてから…回す…?」
 どちらにしようかと倉見は迷っているようだ。
「回してからにしよっと」
 そして倉見はゴムひもを健一のおちんちんに括りつける作業を始めた。
「お、オイッ! 何しやがんだ!てめぇ!」
「遊ぶんでしょ?」
 きゅっ
「うっ!」
 陰茎に強めに縛られた。そして倉見はゴムひもの端を掴んで走りだした。ゴムが伸びて引っ張られる。それに伴っておちんちんも伸びる。
「うおあ」
 引っ張られてゆっくりとグローブジャングルが回転を始めた。
「あはははっ」
「いてて」
 おちんちんが引っ張られ、伸びて痛かった。
「いぎいいいいいってぇ」
「あはははっ」
「やめ…やめ…いいいい!」
 引っこ抜けそうな勢いだ。ゆっくり、ゆっくりと球体が回転する。倉見は追いついてこない健一を待つように立ち止まって、そのまま引っ張る。
「勃たせてからの方がいいんじゃない?」
「んんそっか…」
 思ったより回転しないし勃起もしないことに六実はしびれを切らした。倉見は引っ張るのをやめて健一のところまで戻った。
「手こきしかないかな… 触るのやだな…」
 倉見は迷っていたが変化は既に現れていた。
「あれ? 見て見て! 少し大きくなってる」
「お、ホントだ」
「半勃ちになってんな… さっきより大きい」
 これには健一も驚いた。痛みだけしか残っていないのに、こんなに屈辱的な仕打ちを受けているのに勃つなんてあり得ない。
「何だよお前、引っ張られて気持ち良かったの?」
「えーそうなんだ」
 倉見はゴムひもを上下左右に揺らした。それに合わせておちんちんも動く。その動きが滑稽でまたしても倉見たちの笑いを誘った。ギャラリーもクスクス笑っていた。
「おっ、またちょっと勃ってきたんじゃない?」
「ホントだ。さっきより大きくなってきた」
「もっとやってやれ、倉見」
「は~い」
 ゴムひもをギュッギュッと引っ張って左右に揺らして上下に振る。動きに合わせておちんちんが踊る。そんなことを繰り返しているうちに健一のおちんちんは見事に上を向いていった。
「あははっオッキした」
「勃起してもやっぱ小さいなコイツ」
「引っ張られて勃つんだな、男って」
 倉見は健一が勃起したのを見届けて走りだす。先ほどと同じようにおちんちんが引っ張られてゆっくりグローブジャングルが回転し始める。先程よりも回転が少し早い。おちんちんが捩れた。
「イテテッェェェッ!」
 健一の悲鳴は無視されて倉見が球体の周りを一周する。先程より勢いがついている。勃起している分、引っ掛かりがいいのか痛みは軽減されてはいる。ぐるぐると景色が回る。段々と勢いがついてきた。彼は同級生の女子たちの前ですっぽんぽんのまま磔にされた状態でぐるぐると引き回されるなんて情けなくて死にたくなった。健一は涙を流していた。

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Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(3)2013-01-12(Sat)

「次は何して遊ぶー?」
 倉見が愉しそうにグローブジャングルに寄り掛かった。健一はポールを掴んで何とか立ち上がる。
「まだ生ぬるい…」
 六実は腕組みして考え始める。これをチャンスと見た健一は真上の隙間を狙う。ポールを足場にしてよじ登った。
「あっ上から出ようとしてる!」
 倉見は慌てた。これでは回転させても意味が無い。倉見もグローブジャングルによじ登っていった。健一が抜けだそうとしている隙間に素早く到着した倉見は躊躇することなく彼にヒップドロップを喰らわした。
「うぶっ!」
 呆気無く健一は落下した。足を滑らして球体の中に再び転がる。
「やった!」
「上から出ようってところまでは良かったんだけどねぇ」
「間抜けだな」
 稲葉と長田が嘲笑う。
「痛めつけるだけじゃ駄目なんだ…」
 六実は呟く。自分で言って頷いて納得する。そしておもむろにグローブジャングルの中に入ろうとする。
「六実ぃ、どうすんの?」
「何するつもり?」
 六実は答えずにグローブジャングルの中で健一と対峙する。
「回していいよ」
 六実は倉見に向かって言った。
「は~い」
 倉見は言われた通りに球体をまた回転させ始める。ふらふらとポールを支えにしながら立ち上がろうとする健一は球体の中に入ってきた六実を不思議そうな目で見た。
「な、何のつもりだ?」
「これで対等でしょ?」
 六実は回転する球体の中でフットスタンプを放った。ポー文字色ルを両手で掴んで巧くバランスをとっている。六実の踵は油断していた健一の横っ腹に決まった。
「うぇぇっ」
 健一は膝を抱える。回転は止まらない。吐き気が強くなってきた。六実はそんな健一を見下すように再度フットスタンプを見舞う。それを何発も落としていく。
「うっ! くっ!」
 健一は何とか腕でガードしながら耐えた。これのどこが対等なのか。健一は憤慨した。サシの喧嘩なら絶対に負けない自信があるのに!
 狭い球体の中で六実はポールを巧く支えに使って縦横無尽に蹴りを繰り出していった。顔面と腹や胸を攻撃されて健一は防戦一方だ。ただただ一方的に蹴られるだけだった。健一はぐったりと倒れこんだ。
「もう終わり?」
 回転するグローブジャングルの中で六実はつまらなそうに言い放った。そして掴んでいたポールを離して健一の上に落下する。右足がちょうど健一のおちんちんの辺りに直撃する。
「うぎぇっ!」
 股間を押さえ跳ね上がって暴れる健一。六実は馬乗りになって健一の学生服に手を掛けた。引きちぎる勢いでボタンを外し上着を脱がせていく。健一は何をされているのかを瞬時に把握した。
「な、何しやがっ…」
 シャツも同じく強引に引っ張られて破ける音が響いた。健一は抵抗しているつもりだった。しかし目が回っているのか身体の自由が利かなかった。
 いくつかボタンが弾け飛んで上着とシャツが強引に脱がされた。アンダーシャツは一瞬ですぽんと脱がされる。あっさり上半身が露わになった。
「お、おい!」
 健一は抗議するが六実は聞いちゃいない。
「返せっ」
「脱がせっ脱がせーっ」
「脱がされてるのに全然抵抗しないなコイツ?」
「六実に脱がしてもらって喜んでんじゃねーの?」
 健一はもちろん抵抗しているつもりだ。だが右手を動かそうにも右手に力が入らない。足は自分の足じゃないような感覚だ。六実は健一のベルトに手をかけてシュルルッと外した。ズボンのジッパーを下げて強引に脱がそうとする。
「やめっ…」
 健一は必死に脱がされまいとズボンを掴んで抵抗した。子供たちや犬の散歩をする老人のいる公園の中で服を脱がされるなんて屈辱なんて言葉では済まない…。
「あっ…」
 だがズボンと一緒にパンツも引き下げられてしまった。六実の目の前に健一のおちんちんが晒された。それにも六実は無関心でズボンを脱がすことに躍起になっていた。靴が邪魔だったがそれも片手間に一緒に脱がしてしまう。靴は球体の外に放り投げられた。健一はズボンを尚も掴んで離さない。靴下以外ほぼ全裸なのにおちんちんを隠すこともせずにズボンに執着した。それが奪われれば身を隠すものが無くなってしまう。
 全裸の健一と制服を着た六実の二人の間で綱引きが始まる。だがそれは2秒で決着がついた。ズボンとパンツは健一の手からすっぽ抜けてしまったのだ。ズボンもパンツも奪われた健一はグローブジャングルの中で転がった。
「ぎゃははっ女子に脱がされて素っ裸じゃん!」
 長田が腹を抱えて嘲笑った。
「あははっ」
 倉見はずっと回転させて遊びながら笑った。
「ぷっ。ちっさいよなコイツ」
 稲葉は腕組みして余裕たっぷりの笑みを浮かべる。
「ふんっ」
 六実はおもしろくなさそうに健一から奪った学生服を丸めて球体の外に出した。それを見て倉見は回転をゆっくり止めていく。
「おもしろかったね」
「まだよ…」
 六実はグローブジャングルの外に出る。少しふらつくぐらいで目が回って倒れることはなかった。
「輪投げ持ってきたでしょ? 最後にあれで遊んだら帰るよ」
 輪投げだと? 何を言っているんだ? 回転が止められても健一から見える世界は縦横無尽に回転が続いていた。立ち上がれそうにない。ぐるんぐるんと回る世界で健一は恐怖を感じるのだった。

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Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(2)2013-01-06(Sun)

 それは名前も知らないような遊具だ。ジャングルジムのようでもある。地球儀のような球体のジャングルジムと言えなくもない。正式名称をグローブジャングルという。
「中に入れて」
 六実の指示で健一はグローブジャングルの中に押し込められた。牢獄のようだ。健一は息を整えて周りを見渡す。4人の女子が檻に入った健一を見て勝ち誇った笑みを浮かべていた。健一の中で怒りのボルテージが上がっていく。
「バカにしやがって…」
 健一は彼女たちの反対側の小さな隙間を狙った。肩さえ抜ければ何とか抜け出せそうだ。しかし素早く健一の意図を察した倉見は反対側に回る。そして隙間から頭を出した健一に向かって足蹴にする。
「ぐっ」
 健一は頭を引っ込めてすぐに方向転換する。守りの手薄なところから脱出するつもりだ。しかし倉見がグローブジャングルを掴んで回転させる。すると中華料理店のターンテーブルのように健一の身体は六実の前に差し出された。
「うあ」
 パシィン!
 身構える前に健一の頬に六実のビンタが飛んできた。健一は慌てて頭を引っ込めた。めげずに他の隙間に向かう。しかし移動している間に倉見に回転されて、やはり六実の正面に回ってしまった。
 パシィン!
「くそっ」
 また他の隙間を探す。だがグローブジャングルの内部はポールが邪魔して動きにくい。何度やってモタモタしている間にぐるりと回転して六実の正面に回ってしまう。その滑稽な姿に六実以外は笑っていた。しかし檻に入れられたまま動物園の動物のように見られているのは屈辱だ。健一は再度挑戦する。今度はフェイントをかけてやった。そうすることで倉見を出し抜こうと考えたのだ。
「おっ?」
 しかし倉見は勘が良いのか健一の陽動をあっさり見抜いた。逆回転させてだんだんと勢いをつける。もう少しで抜け出せそうなところまで来ていたのに健一はまた六実の正面に回ってしまった。
 パシィン!
 またしても六実の小さな手にビンタされてしまう。しかし今度は回転の勢いが止まらなかった。倉見がグローブジャングルを走ってぐるぐると回し始めたのだ。
「あはははっ」
 六実たちが退いて倉見が一人ぐるぐる回す。
「またビンタしてやろうぜ」
 今度は長田が回ってくる健一の頬に向けて張り手を振るう。
 バシィン!!
「うおっ」
 尚も回転は続いて稲葉も手を差し出した。健一が回ってくるタイミングで腕を振り下ろす。バレーボール部だったかバスケ部の彼女の腕はしなやかで勢いがあった。
 パァァァン!
「あがぁっ」
 同級生の女子たちにビンタされて健一は頭を引っ込めようとする。しかし回転しているグローブジャングルの中で身動きが思うように取れない。目まぐるしく景色が回って六実、長田、稲葉の順にビンタが飛んでくる。
 パシィン!
 バシィン!!
 パァァァン!
 健一の左頬が赤く腫れ上がっていく。段々と目が回っていく。健一はやっとの思いで頭だけ引っ込めてビンタ地獄を回避した。
「うう…」
 回転がやっとゆっくり収まってきた。球体の中で健一はバランスを崩して尻餅をつく。そのとき軸となっているポールに頭をぶつけてしまった。目が回って立てそうにない。彼女たちの笑い声が響きわたっていた。ここまで遊ばれてバカにされるなんて…。

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Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(1)2013-01-05(Sat)

 これが罪の代償なのか? 健一は事ここに至っても罪の認識はなかった。いじめなんてみんなやってることじゃないか。何で俺だけがという気持ちばかりが大きくなる。
 学校の帰り道で健一は彼女たちに襲われた。後ろからいきなりハイキックを喰らわされたのだ。たまたま一人で居るところだった。相手は女子ばかりだが分が悪いと判断した健一は情けなくも逃げ出した。走って息を切らせてかなりの距離を逃げてきた。
 気がつけばそこは公園だった。
「もう逃げるの終わりー?」
 全力で走った筈なのにいつの間にか前方に回り込んだ女子が一人。愉しそうに笑みを浮かべ、腰に手を当て仁王立ちをしている彼女。同じクラスの倉見だ。陸上部で鍛えられた足には敵わないらしい。健一は舌打ちして踵を返す。
「いい加減諦めたら?」
 背後から音もなくヒタヒタと迫っていた。六実だ。彼女は健一がいじめた七太という後輩の姉である。弟がいじめられたということに六実は相当怒っていた。
 健一は左右を確認する。そちらも既に退路は断たれていた。長身の稲葉と肉厚の長田。いずれも六実以外はクラスメイトだ。彼女たちは威圧感たっぷりに健一を取り囲み迫ってきた。
 健一は女子に取り囲まれたこの状況に違和感を覚えた。以前にも一度こんなことがあったように思う。いや、女子に追い詰められるなんてことは初めての筈…。
 今はここから脱出することが先決だ。体勢を立て直して仲間と集めてやり返してやればいい。さしあたって脱出口となり得るのは一番弱そうな倉見…。健一は振り返って走りだした。
「おっ?」
 健一は体当りする勢いで倉見に向かっていく。そして距離を詰めたところで方向転換をした。ドリブルで相手を抜いていくイメージだった。
「ほっ」
 健一の動きを冷静に見ていた倉見は軽く足を差し出した。
「うがっ」
 倉見の足にものの見事に引っ掛かった健一が地面に転がった。
「あははっ」
 倉見は情けなく転んだ男子を見て笑った。地面に這いつくばる健一の腕を駆けつけてきた稲葉と長田が抑える。そして無理やり立たせて六実の正面に引き摺っていく。
「くっ! 離せっ!」
「弟をいじめたお礼… 倍にして返すから」
 六実は呟く。健一に言っているというより自分に言い聞かせているようでもある。彼女の目は据わっていて狂気すら感じる。健一は悪寒を感じた。稲葉と長田が掴んでいる腕を振り払おうと健一は暴れだす。一刻も早くここから逃げ出さなければ何か取り返しのつかない事態になるような気がする。
「離せっ」
「暴れんな!」
 ゆっくりと六実が構える。次の瞬間、六実の膝が健一の腹に突き刺さった。
「うぐぉっ」
 健一は瞬間的に呼吸ができなくなり、吐きそうになった。強烈な蹴りだ。意識も瞬間的に飛んでいたかも知れない。
「さ、今日は何で遊ぼうか?」
「ジャングルジムは?」
 倉見は目を輝かせて遊具を指さす。幼い子供のような無邪気さがあった。
「そうだね…。あのぐるぐる回るやつがいいな」
「え? あの回るやつ?」
 倉見は少し残念そうだったが、見ている内に六実の示した遊具に再び目を輝かせる。何か新しい遊びを思いついたようだ。
「おもしろそう!」
「よし、あれにしよう」
 健一は苦しみの中でそんな会話を聞いていた。遊ぶだと? 回るやつ? 何を言っているんだこいつらは…。健一は稲葉と長田に引き摺られていった。

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◇18歳以上推奨
 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
◇表現について
 作中にいじめ・暴力的な表現があります。嫌悪感を抱かれる方はお読みになられないほうがよいでしょう。
◇著作権
 一応著作権は主張します。
◇フィクション
 作中の人物・団体などは実在するのもあるかもしれませんが関連はありません。
◇リンクフリー
 リンクはフリーです。言ってみたかっただけです。相互リンクもよろしくお願いします。
サイトポリシー
★基本的に毎週土曜日更新!
 小説というよりCFNMシーンだけを切り出したストーリーを掲載しています。
 1更新で1000〜1500字くらい。
★隔週金曜日にプレビュー小説更新!
 パブーブロマガ小説のショートバージョンを掲載します。
 1更新で1000〜2000字くらい。
★不定期更新でコラム記事を掲載!
 何か思いついたら書きます。目安は月一くらい。
Last Update 17.5.2
プロフィール

Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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