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2017.8.19★パブー様にて配信中のブロマガバックナンバーはアマゾン・koboでの取り扱いを8月に止めました。9月に同人本・コレクションなどを登録しようと思っとります。
2017.7.1★創作同人サークル『21世紀お遊戯会』のサイトをこっそりオープンしました。http://qq1q.biz/ErqR
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スイミングスクールウォーズⅡ(5)2012-11-07(Wed)

 女子更衣室でならずもの男子のお仕置きが執行されていた。
 女子たちは少しずつ功の周りに近付いてくる。その中には既に着替え終えた桃と寧々も居た。彼女たちの顔は心なしか和らいでいるように見えた。功がお尻叩きされることで溜飲を下げることができたのだろうか。しかし功はそんなことにも気を回す余裕がなくなっている。身体をうなぎのようにくねらせて安井先生の手から逃れようとした。その間も休む暇なくお尻が弾かれる。
「暴れない! そんな態度だといつまでも終わらないよ!」
 パシィン!
「はっぅ!」
 安井先生の声とともにお尻叩き10発目を超えた。功の白かったお尻は既に赤く腫れがっていた。
 足をバタつかせている内に、足首まで下げられていた水着が片足から抜けてしまい、辛うじて右足に引っかかっているような状態になってしまった。この水着は功のちんちんをもう隠してくれない。彼は服や水着を着ている人達の前で再びほぼ全裸の状態になってしまった。それも歳の近い顔見知りの女子ばかり。さらに痴態を繰り広げるハメになるとは。
 マウントポジジョンを取られたかのように、どう足掻いても脱出できそうにない。両手を使って安井先生の腰を押して抜け出ようと試みるが、大岩に挟まってしまったかのようにビクともしない。
「恥を知りなさい!!」
 バシィィィン!!
 一際強烈な一振りが直撃する。功の上半身がビクンッ!と跳ね上がる。女子たちのクスクスと笑う声が僅かに聞こえる。
「…」
 功は声にならない叫びを上げた。ぽろぽろと涙が溢れてきた。情けなくて恥ずかしくて悔しい。
 自分だけが素っ裸で、周りはみんな歳の近い女子ばかりで、お仕置きを見られている。
 自分以外は身を覆うものを身に着けているのに、功は足首に何か引っかかっているだけ。
 人生で初めて受けるお尻叩きという恥ずかしい仕打ち。
 しかも功は嵌められただけで罪など犯していない。
 歳上や年下の女子も居る中で、大勢の女子が見守る中で、大人の強い女性にお尻を打たれるという屈辱。
 幼い子しかこういうお仕置きは受けないものだと思っていた。功は自分くらい年長の、しかも男がこんな屈辱を味わうことになるとは思いもかけなかった。
 絶え間なく続くお尻叩きは40発を超え、功は次第に動かなくなった。お尻の感覚が麻痺してきた。
 功は堪え切れず恥も外聞もなく泣きじゃくった。顔を赤くし、ボロボロと涙と鼻をこぼす。よだれも垂れてきた。
 パシィィンッ!
 永遠に続くとも思えるほどのお尻叩きが50発目で止んだ。静寂が訪れる。安井先生もさすがに疲れたのか息遣いが荒い。女子たちはくすくすと注目している。
「どう? 反省した?」
 安井先生の問いかけにも功は反応できなかった。張り手が飛んでこなくなると、今度は遅れて痛みがじんじんと沸き上がってきた。お尻は真っ赤に腫れあがり、顔はぐしゃぐしゃだった。
「先生」
 桃が近寄ってくる。功の耳に桃の声が届いて我に返る。可愛い後輩である桃と寧々もこの場に居るのだ。彼女たちは最前面で見学していた。優しい声だ。可哀想だからもうやめてあげてという含みがある声。これでやっと終わる…と功は思った。でも次の授業からどの面下げて出席すればいいんだ…。
 まともに顔が見られそうにない。
「お兄さん、まだ反省してないと思います」
「!?」
 耳を疑った。桃がそんなこと言うなんて!
「だってほら…」
 桃が指摘した。みんなは桃の指し示す証拠を見て大いに納得し、かつ憤慨したようだ。
「ホントだ。駄目じゃん! 全然懲りてない!」
「やだー変態」
「やっぱり警察呼ぼっ」

 何が起こった? 功の視界から女子が消えた。みんな功の下半身の方へ集まっていく。そして口々に非難の声を上げる。
「功くん、お仕置きの最中におちんちんを勃たせるとはどうゆう了見なの?」
 功は安井先生の言葉に凍り付く。まさか勃起しているというのか? だってこんな状況で勃つ筈ないじゃないか! しかし…股間がいきり勃っているのが自分の感覚で解る。勃起したおちんちんの先が安い先生の太ももに当たっていた。
「い、いえ…違います。これは…」
「もう許しません!!」
 バシィィィン!!!
「ひぎっ」
 バシィィィン!!!
「いぃ…。ご、誤解です。そういうことじゃ…」
 バシィィィン!!!
「あがっ!」
 バシィィィン!!!
「いぎぃ」
 バシィィィン!!!
 嵐のように何発も張り手が飛んでくる。身体が千切れそうな痛みだ。どんなに暴れても抜け出せない。功は「痛いぃ許してぇ」と誰にも届かない声を絞り出すしかなかった。どうしてこんな目に…。
 女子たちは功の股間を指差して笑っていた。勃起したおちんちんを初めて見たのかも知れない。信じられないという表情の娘もいる。まだ許せないと憤る娘もいる。
「うふっ」
 桃と寧々が功の目の前にやって来た。桃は嬉しそうにしている。この間も安井先生の張り手がお尻に直撃している。寧々は蔑んだ表情で見下ろしていた。こちらは許してくれそうもない。桃は膝をついて功の顎を掴み顔を上げさせた。そして功の耳元で囁いた。
「最高にいい顔で泣いてるね、お兄ちゃん」
 彼女は微笑んでいた。
 彼女たちの見ている前でお尻叩きが延々と続いた。

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スイミングスクールウォーズⅡ(4)2012-11-06(Tue)

 なんとか言い訳を。
 功は嵌められたのだ。この最大のピンチを切り抜ける上手い言い訳をしなければ。
「これは、ちが…」
 パシィン!
 功が言い終わらない内に強烈なビンタが飛んできた。女子たちの悲鳴が急速に収まっていく。功は事情を説明しようと思ったのだが安井先生は既に聞く耳を持たない状態のようだ。
「あのっ…ブッ」
 パァンッ!
 功が口を開けばその刹那にビンタが飛んでくる。頬を手で抑えて後退する。安井先生は部屋へ一歩踏み入った。大柄な女性で肩幅が広く、功より頭二つ分は背が高い。鍛えられた筋肉も功の比ではなかった。それでいて豊満な胸と女性らしい腰つきに功はどぎまぎしている。逆三角形の鋭角に切れ上がった股間にどうしても目が行ってしまう。
 バシィンッ!
 今度は何も言わずとも頬を張られた。抑えていた手を安井先生にグッと下げられ、空いたところにきれいに決まる。それが一発…二発…と続いた。功はじりじりと後退する。五発目に一際強いビンタが飛ぶ。功は足の踏ん張りが効かずに尻餅をついて転んでしまう。決して大きくはない安井先生の手だが、功は顔面全部を持っていかれたと感じるほど強烈で強大だった。功が転んだ先には3・4人の女子が居て、声を上げて逃げ惑った。
 安井先生が功の前に立ちはだかる。相手が女性といえど恐怖が込み上げてくる。
「功くん! なんでこんなことするの!!」
 誤解されている。功は陥れられたのだ。そう説明しようとするが口がうまく回らなかった。
「違うんす!先生…大樹に、大樹があいつが…」
「人のせいにするの? 大樹くんは真面目な生徒です! あの子は悪いことなんてしない! 功くんも真面目で努力家だと思っていたけど先生は失望しました」
 安井先生が功に歩み寄る。功は大人の女性に叱られる恐怖と失態を演じている自分の情けなさで涙声になる。
「信じて…。俺、こんな…」
「言い訳する気?」
 安井先生は右手を振り上げた。功はヒッと首を引っ込める。
「先生、この人いきなり入ってきたんです~」
 女子たちの声が再び大きくなり始めた。
「あなたたち変なことされなかった?」
「裸見られました!」
 安井先生の顔が曇る。功は心の中で見てないと叫ぶ。
「私の下着ガン見してました!」
 お前誰だ?功は聞き覚えのない声の主を呪う。お前なんか見てない!
「変態ですよ!コイツ!」
「違う…」
 ようやく絞り出せた声は誰にも届かなかった。
「すっぽんぽんで入ってきたんですよ!警察呼びましょう!」
「待って」と功は言ったつもりだが経験したことのない恐怖で言葉にならなかった。
「キモいおちんちんを私たちに見せつけてくるんですよ!」
 安井先生の顔が一段と険しくなった。
「功くん、本当なの?」
 安井先生のトーンを落とした冷たい声が功に突き刺さる。
「包茎ちんこ押し付けようとしてきました!」
 言われたい放題だ。何か反論をしなければ…。
「ぁぅ」
「何も言わないってことは本当のようね! もう駄目、お仕置きするしかない」
 安井先生は功の前で膝立ちになって、功の腕を引き寄せた。そして立てた自分の右膝の上に功の腹を乗せる。安井先生は左腕を功の胴に回しロックする。
 この体勢は…。
 功が何をされるか予測がついたところで、おもむろに水着がずり下げられた。
「ぅあっ!」
 女子たちの前で再びお尻が丸出しになる。彼女たちが息を呑むのが伝わってきた。功は暴れて抵抗しようとした。
「動かない!!」
 安井先生の一括で功はビクッと身を縮ませた。その間に功の水着は安井先生の手によって足首まで引き下げられた。女子たちは騒がずに今度は固唾を飲んで見守っている様子だ。これから始まるお仕置きに目を輝かせているのだろう。功のおちんちんはかつてないほどに縮こまっていた。
「反省がないようなので、今からお尻叩きをします。反省の色が見られるまで終わりません」
「え!?」
 バシィッ。
「はぐぅ!」
 一発目はいきなり飛んできた。功は目から火花が出るかと思うほど身体中に衝撃が走る。ビンタされたときと同じく、安井先生の右手が功のお尻に炸裂する。
「い…た…」
 お尻がじんじんとしているのが解る。
 バシィッ。
 二発目。尻肉が震えるのが解るほど弾かれた。さらにじんじんと痛みが増幅していく。
「い…た…ぃ」
 続いて三発、四発、五発…と立て続けにお尻を叩かれた。間髪をいれずに張り手が飛んでくる。逃げ出そうと藻掻いてみるも胴は完璧にロックされている。床に手はつくが、だからといって脱出には影響しない。足をバタつかせても意味がなかった。
 功はあまりの痛みに声が出なくなる。痛い。…痛いがどうすることもできない。
 六、七、八…。
 年頃の女子たちが見守る中、尻肉が弾かれる音だけが更衣室内に響き渡る。

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スイミングスクールウォーズⅡ(3)2012-11-05(Mon)

 功は混乱している。こんな屈辱は初めてだ。水着を脱がされて人前で素っ裸になるなんて! みんな水着を履いてるのに自分だけすっぽんぽん…。功は冷静な判断力を失っていた。
 大樹に続いて男子更衣室の扉を抜けると長い廊下が見えた。廊下には授業を終えた女子たちが数人、着替えも終わって廊下で立ち話をしている男子たちが居た。
「キャー! イャー!」
 功と同い年ぐらいの女子だ。当然顔見知りである。男子更衣室からいきなりすっぽんぽんの男子が一人飛び出してきたのを見て大きな悲鳴を上げたのだ。
 功は焦った。早く水着を取り返さないと身を隠す術がないままだ。とりあえずは両手で股間を隠した。大樹の姿は10メートルほど離れたところだ。急いで追わなければ!
「大樹!待て!」
 両手を股間にやったまま走っているので走りにくい。当然お尻は丸出しなので女子たちの悲鳴は鳴り止まなかった。他にも驚いた顔の男子たち、夜の部からの生徒たち、20人は居ただろう、たくさんの人達に恥ずかしいところを見られてしまった。大樹め、どこまで逃げるつもりだ。
 功は大樹を追いかけてロビーの手前まで走ってきた。大樹は水着の格好のままロビーに出るかどうかを迷っているようだ。この更衣室付近からは逃げられないだろう。追い詰めた。功は一気に距離を詰める。
 すると彼は功に向き直りニヤリと笑った。
「まさかそんな格好で追いかけてくるとは思わなかったぜ、お兄さん」
「返せ!後でお前ぶん殴ってやるからな!」
 功はほんの少しでも先輩らしくあろうと振る舞う。大樹はぷっと吹き出した。
 大樹の左隣には男子更衣室とよく似た扉があった。彼はその扉を勢い良く開けて、握りしめた水着を中へ思いっきり放り投げた。「このやろう!」と言いながら功は大樹を突き飛ばす。大樹は体当たりを受けて倒れるが、彼を殴るのは後にして功は自分の水着を優先する。すぐに飛んでいった水着を追って部屋の中に一歩踏み入れた。
 その瞬間、嵐のように悲鳴が響き渡った。
 何が起こった!?
 いや、考えるまでもなく、すぐに理解できた。そこは水着を脱ぎかけの女子や下着姿の女子が屯している秘密の花園だったのだ。足を踏み入れる前か後か覚えていないが、功は「そうだ、ここは女子更衣室だよな」などとどこか冷静に思っていた。しかし勢いは止まらずに水着に向かって走っていたのだった。
「きゃーっ」
「出てけー!」

 数々の怒号と悲鳴が上がる。当たり前だ。素っ裸の男子が突然入ってきたのだ。パニックに陥るに決まっている。功は落ちていた水着を素早く手に取り、何を思ったのかその場で履こうとしてしまった。水着は裏っ返しになっていて手間取った。片足を上げて水着に足を通そうとするが一向に通らない。焦りすぎて足がもつれる。全裸でぴょんぴょん飛び跳ねて女子たちの方へ近づいてしまい、バランスを崩して転んでしまった。女子たちは悲鳴を上げて逃げ惑う。
 床にひれ伏したそのとき、部屋の奥に桃と寧々の姿がちらりと目に映る。
 彼女たちは全裸だった。バスタオルで隠してはいるが桃の可愛らしいお尻と寧々の膨らみ始めたおっぱいが露わになっていた。
 桃と目が合う。
 硬直し、恥じらう桃の顔。功は目を急いで伏せる。顔がまた赤くなってきた。功はすぐに立ち上がって部屋を出なければと思い至る。この部屋で水着を履いてはいけないと強く感じた。廊下で履けばいいんだ。考えなおして開いたままの扉から出ようと功は駈け出した。
 だが扉が閉じ始める。
「なんで!?」
 功は絶望的な気持ちになる。ドアノブに手が届く頃には扉は完全にパタンと閉まった。功は急いでドアノブを掴んで回すがビクともしない。
 きっと犯人は大樹だろう。彼は功がどんな状況か解っていて扉を閉めたのだ。功は全力でドアノブを回す。ガチャガチャと強引に力を込める。だが少しも回らない。何故だ!? ヒョロヒョロとは言え、小さい頃から水泳で鍛えてきた。トレーニングして力がある筈なのにまったく通用しない。それも2コ下の最近水泳をやり始めたようなガキに敵わないなんて!
 功が必死にそうしている間にも後ろからの悲鳴は鳴り止まない。
「変態!!」
「死ね!!!」

 駄目だ…。功は一旦ドアノブから手を離し、持っていた水着を履くことにした。やはりまずはこの恥ずかしい状況をどうにかしなければ。ドアが開かない以上仕方ない。女子たちにお尻を向けた格好で水着に足を通す。今度は冷静に通った。水着を装着して功は一先ずホッとする。これで恥ずかしいところが見られることはなくなった。だがこの騒ぎはそれで収まるわけがない。
 一刻も早く脱出しないと。
 再びドアノブに手を掛けるが先ほどと状況は何ら変わりない。功は焦って混乱しすぎて何故か振り向いてしまう。また裸の桃と目が合った。他の女子たちの健康的な肌色も目に飛び込んでくる。その瞬間、一際声が大きくなる。悲鳴、怒号、非難、罵詈雑言、種類を問わず交錯する。悲鳴と一緒に何冊か硬い本やカバンも飛んできた。頭に硬いものが当たる。
 功はドアノブだけを見て、再び力を振り絞る。
 そして今度はあっさりドアノブが回った。
 奇跡か。続いてドアを開け放つ。光が見えた。よかった、これで出られると功はぬか喜びをしてしまった。
 功がドアを開けたのではなく、外から開けられたのだ。そこに立っていたのは高学年クラスを担当している安井先生だった。彼女は濡れた競泳水着のままだ。プールの方から騒ぎを聞きつけて飛んできたといったところか。目が釣りあがっている。腰に手を当て、あからさまに怒っているという表情だ。
 絶体絶命だと功は悟った。

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スイミングスクールウォーズⅡ(2)2012-11-04(Sun)

 功は歳下の男子たちに競泳水着を脱がされてしまった。屈辱だった。怒りがこみ上げる。更衣室内に一際大きな笑いが起こる。
「ぎゃははっ」
「ちんこちっせー」
 功は腕を掴まれているので手で隠すことはできない。ちんちんが見られないように功は膝を折って丸まった。一太が脱がせた水着を功の目の前にチラつかせた。バカにしやがってと功は頭にきたのだが顔が真っ赤になるだけでどうすることもできなかった。
「ホレホレ返して欲しいか~」
 2コ下の後輩にこうも簡単に脱がされて屈辱を味わうことになるとは…。みんなの前で… 大恥だ。周りは水着姿で功だけ素っ裸という状況。身動きが取れない。このままじゃ…いつまでもこの格好のままだ!
 功が自由の奪われた腕を力いっぱい振り回すと、目標を達成した大樹たちは油断していたのか腕を離してしまう。おかげで解放された。
「いい加減にしろよコノやろ!」
 功は逆襲に出る。目の前に吊るされた水着を奪おうと腕を伸ばした。だが一太はすばやく後退して奪い取れなかった。功は立ち上がって両手で股間を隠す。周りは同情と嘲笑が混じった顔が並んでいた。奪い獲った水着を掲げた一太が「へんっ」と笑って、ここまで来いという顔をしている。
「返せ!」
 もう一度片手を伸ばす。一太は腕を引いて上手く躱した。腰が引けた功はそれでも一太に向かっていった。それもまた逃げられ、一太に背を向けられて躱される。その様子が滑稽なのかまた笑いが起こる。恥ずかしくて情けないが早く奪い返さないといつまでもこの悪夢は終わらない。
「隆史ー」
 功が自分より背の低い筈の一太から水着を奪いとろうと右腕を伸ばしたそのとき、一太はジャンプして水着を隆史に向かって投げた。放物線を描いて水着が飛んでいく。功はとっさに空中で掴もうとジャンプして両手を伸ばす。だがタイミングがまったく合わず、無様に空を掴んだ。
 功が振り向くと隆史が水着を拾い上げるところだった。
「なにしてんのーお兄ちゃん! こっちこっち」
「顔、真っ赤っ赤だぞお前ー」
 功はちんちんを隠すのも忘れて隆史に向かってタックルした。しかしひらりと簡単に避けられロッカーに激突してしまった。またも無様に転んで情けない格好を晒してしまう。
「バカじゃないの?」
「なにやってんだコイツ」
 功は痛みを我慢して一刻も早く水着を取り返そうと立ち上がる。両手を水着に向かって伸ばした。
「ちくしょー」
「ほれっ大樹ー」
 水着は後ろへ放られて大樹の手に渡る。功は隆史にぶつかって二人一緒に倒れ込む。
「んだよ!どけ!」
 もはや先輩に対する言葉遣いなど微塵もない。功は頭に来てコイツも自分と同じ目に合わせてやる!と隆史の水着に手を掛けた。
「おっなんだ!なにすんだ!!」
 隆史は当然自分の水着を防衛した。功に手を貸す者は居ない。隆史の力は強くて功の力では脱がすことができなかった。結果、素っ裸の自分を晒している時間が長くなるだけだ。
パシィィンッ!
「あぐぅ!」
 どうすることもできずにいた功に突然蹴りが飛んできた。それも後ろから股間を狙った強烈なものだった。功は飛び上がって倒れる。一太がカンフーアクションのものまねをしながら後ろに立っていた。手を叩いて喜ぶ観衆。笑いが耐えない。
 功はちんちんを手で庇い、身体を丸めた。しばらくみっともない格好で晒される。
「うくぅ…」
 功の姿に先輩の威厳などどこにもなかった。功はいつまでもこうしてはいられないと脂汗をかきながらも顔を上げる。
「あっ水着落としちゃったー」
 功の視界に入るように大樹がわざとらしく水着をひらひらと床に落とす。
「くっ、返せー!」
 功は痛みを堪えて立ち上がり自分の水着に飛びかかる。一刻も早く水着を取り返さなければ! 大樹は足元の水着を拾い上げようと手を伸ばす。ビーチフラッグさながら功と大樹の手が交差する。それを掴んだのは同時だった。
「このっ離せ!」
「はんっ力弱いくせに粋がりやがって」
 水着を掴み合い綱引きとなった。お互いに引っ張って水着がビキビキッと音を立てる。踏ん張りが効かずに功は床にずるずると倒れ込む格好となった。大樹はチャンスとばかりにかかとを功の顔に落とす。後輩である大樹のかかとが、先輩の功の顔面を直撃した。
 功は思わず水着から手を離してしまった。大樹は水着を持って更衣室の出口へ向かう。功は焦った。外に出られたらまずい! 鼻血が出ていたがそんなこと気にも掛けずにすぐさま立ち上がり大樹の元へ走る。
 案の定、大樹は更衣室を出ていった。功もその後に続く。
「はっはっ!ちんこ丸出しだったなーあいつ」
「馬鹿なやつだな。すっぽんぽんで出ていったぜ。あれでホントに歳上か?」
 隆史も一太も「行こうぜ」と笑いながら後を追った。
「せめて自分の服、ロッカーにあるんだから着ていけばいいのにな!」
 隆史の一言で更衣室は温かい笑いに包まれた。

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スイミングスクールウォーズⅡ(1)2012-11-03(Sat)

 功は以前の授業で赤っ恥を掻いた。もうあんな恥ずかしい思いはしたくないと思っていたが、授業はサボるわけにもいかず、みんなが早く忘れてくれることを願った。しかしアイツちんこ勃起していたぞという噂は功の耳にも聞こえてきていた。影で噂されているかと思うとみんなの視線が怖かった。そしてとうとう功のギリギリ保っていたプライドが完膚なきまでにズタズタにされる出来事が起こってしまった。

 授業が終わって更衣室に帰ってきたときだった。心なしかニヤニヤとみんな笑っているみたいだ。あれ以来ずっとそうだ。放っておくしかない。さて着替えるかとバスタオルを取る。
「お前こないだちんこ勃ってただろ!」
 いきなり大樹が功に声をかけてきた。今年の4月に入校してきた男の子だ。大声で周りに丸聞こえだ。
「な、なんだよ? いきなり」
「この間の平泳ぎの練習んとき、コイツちんこびんびんだったんだぜっ」
 大樹はニヤつきながら仲間に言いふらした。大樹は功の2コ下で身長も水泳の実力も功より下だ。それなのになんて生意気な奴なんだ!
「お前コラ! なに言ってんだ!? へんな噂振りまくな!」
 普段は大人しい功だが、ここは歳上らしく後輩を指導してやろうと思った。確かにちんちんが勃起してしまったのは本当のことだが、ガキが下ネタで盛り上がりやがって、鉄拳制裁を加えて後悔させてやる。功は拳を握った。
「あー知ってる知ってる。てか同じクラスのみんなもう知ってるって」
「おぉ平泳ぎの練習のとき思いっきり勃ってたな、この人」
「なんであの場面で勃起するんだよ? ひゃははっ」
「女子にも思いっきり見られてたなぁ」
 大樹の周りにいた同期生の男の子たちが口々に笑い合う。隆史と一太、特に大樹と仲良くしている奴らだ。大樹の一言をきっかけに、今まで歳上だから大きな声では言えないでいた、といったところだろうか。せきを切ったかのようにクスクス笑いが大きくなってきた。
「うるさい。お前ら! 生意気だぞ! 歳上に向かって!」
「関係ねーよ。ちんこ勃たせてた癖に!」
「バカ! そんなわけねぇだろう! てめーらの見間違いだ!」
 これ以上他のクラスの連中には噂を広めたくない。
「なにコイツ、必死だな」
 大樹が周りに同意を求める。更衣室にいた男子たちが注目し始める。
「お前歳上に向かってその口の聞き方は何だ!」
「歳上とか強調すんなよ」
「生意気だよな。ヒョロヒョロのくせに」
 隆史と一太も大樹に加勢する。
「ちっバカが!」
 功は大樹の肩を強めに押した。
「いてーっ。コイツ暴力振るいやがった!」
 それがきっかけとなって周りが「やり返せ」だの「先生にチクッてやる」だのと火が着いてしまった。
「コイツとか言うな!ガキが!」
「うるせー。ちんこ勃起させてた癖に生意気!おいコイツ脱がせちまおうぜっ」
 大樹はにやりと余裕の態度で功に迫った。大樹の提案に隆史と一太が賛同する。
「なっヤメろ! このっ」
 大樹が素早く功の競泳水着に手を伸ばしてきた。功は腰を引かせて防御した。すぐ後ろがロッカーで逃げ場がない。正面の大樹を避けるために左右どちらかに逃げ出すか。
 しかし隆史と一太が功の両側から回り込んだ。功は逃げ場を失い大樹に捕まる。
「くそっ!」
「脱がせっ!脱がせっ!」
 大樹は功の水着に手をかけて力を込める。こんなガキにやられる筈がないと功は思っていた。大樹が功の水着を下にずり下げようとする。だが紐を結んであるから簡単には脱がせられない。さらに功は大樹の両手首を掴んで脱がされるのを防いだ。
「はんっバカが!」
 功は前蹴りをして距離を取ろうと試みるが大樹は食い下がった。隆史が横から割り込んで脱がすのを手伝う。功はとっさに隆史の腕を掴むがこれでは戦力が分散してしまう。そこへ一太も参戦して水着を乱暴に引っ張った。
 結んであった紐がビッと音を立てる。引きちぎれそうだ。
「この!ヤメろ!!」
 紐が緩んだ。脱ぎやすいようにチョウチョ結びだったからこのままではまずいかも知れない。功は自分の水着を掴む。脱がされないように防衛しなければ!
 しかし3対1では勝負は見えていた。がんばって筋力トレーニングして鍛えた腕も三人がかりのガキには叶わなかった。更衣室内のみんなが見ている。どよめきか歓声か野次か知らないが投げかける。誰も功を助けないし、仲裁にも入らなかった。
 大樹がシュッと紐を素早く緩めた。ここからはワンサイドゲームだった。水着がビッ!ビリッ!と嫌な音を立てる。功は徐々に力負けした。守りの手薄なお尻が露出する。大樹たちの攻撃の手は緩まず、水着を強引にグイッグイッと引っ張った。一気にずり下がる。
「よしっ!」
 ついに水着は膝まで下げられてしまった。
 そこで大きな笑いが起こる。功のちんちんが丸出しになってしまったからだ。功はバランスを崩して転ぶ。こうなったらもう功の防御は意味を成さなくなった。辛うじて自分の水着を掴んではいるが6本の腕が巧みに功の手を力尽くで引き剥がす。とうとう功の握力が失われ水着から手をスルッと離される。大樹と隆史に片腕ずつ拘束された格好になった。守り手が居なくなった功の水着は一気に足首から引きぬかれてしまったのだった。

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◇18歳以上推奨
 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
◇表現について
 作中にいじめ・暴力的な表現があります。嫌悪感を抱かれる方はお読みになられないほうがよいでしょう。
◇著作権
 一応著作権は主張します。
◇フィクション
 作中の人物・団体などは実在するのもあるかもしれませんが関連はありません。
◇リンクフリー
 リンクはフリーです。言ってみたかっただけです。相互リンクもよろしくお願いします。
サイトポリシー
男子厨房に入ってCFNM(このブログです)
★基本的に毎週土曜日 18時 更新!
 短編小説を少しずつ書き下ろしで載せていきます。
 1更新で2000〜2500字くらい。
★不定期でプレビュー小説 更新!
 パブーブロマガ小説のショートバージョンを掲載します。
 1更新で1000〜2000字くらい。
★不定期でコラム記事を更新!
 何か思いついたら書きます。
男子厨房に入ってCFNM+(パブーのブロマガです)
※アダルト有料ブロマガ 400円で月5・6回発行
★基本的に毎週日曜日 20時 更新!
 短編小説をねちねちと少しずつ載せていきます。
 1更新で4000〜4500字くらい。
★毎月25日に長編小説を更新!
 長編小説でおちんちんをイジメます。
 1更新で10000字くらい。
★毎月1日にコラム記事か短編小説を更新!
 一話読み切り形式。5000〜5500字くらい。
Last Update 17.9.10
プロフィール

Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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