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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(8)2018-08-18(Sat)

△リュウシン


「ほらもっと足開いて見せなよ!」

 奈々が竜心の足首を抱きかかえて吊り上げる。嵌められたことに相当 怒っているようだ。

「やめろ! こんなことしていいと思ってんのか!」

 竜心はクラスの代表であることを誇りに思っていた。みんなからも一目置かれ、尊敬されていることは知っていた。顔や身長、成績や運動能力はトップクラス。それなのに翼をもがれて地に落ちてしまった。歯車が狂った。

 教室はフルーツバスケットが中断されてパニックとなる。

 もう片方の足も誰かに持ち上げられてパカッとVの字に股が割かれる。


「コラッ。ヤメロ! そんなことして後で先生に怒られるぞっ」

 辛うじて両手でおちんちんを覆っているが、その手も引っ張られて、このままでは大開放するのも時間の問題だ。女子たちが周りを囲み、男子たちは近づけない。女子たちは溜まりに堪ったものをぶつけるかのごとく、竜心の手足の自由を奪った。

「それっ」

「委員長っ 男の癖に往生際悪いわよ!」

 メガネのマリリンや子どもみたいな奈々が他の女子を先導する。マリリンに左手を、靖奈に右手を奪われた。

 再び無毛のおちんちんが顔を出す。


「きゃー! やった!」

「委員長ぉ、わざわざ隠すほどのものじゃないじゃーん」

「あははっ 隠すから無理やり見られるんだよ!」

 取り囲まれて口々に嘲笑われる。仲間の男子たちは誰も助けにこない。


「少し大きくなってない?」

 ラリ子のやつが指摘をする。男子の生態に一際興味のある彼女だ。正常時より興奮状態にあることを周りに吹聴していた。

「エッチなこと考えてたんだ。ちょっと幻滅~」

「あぁあっぅ」

 エッチなことなど想像もしていないのに、こういうときくらい男子にはあるんだ。と、弁解したくても口は回らない。

 今まで築き上げた優等生像は今日で終わりだ。明日からも顔を合わすクラスメイトにお尻の穴まで余すところなくしげしげと見られている。


「皮被ってるけどオシッコの穴だけ見えてるのね。これって普通なの?」

「色が白いわー。肌がきれいね。さすが委員長っ」

「日焼けで水着の跡が残ってるね。なんだかエッチぃねー うふふっ」

「やだー、お尻の穴見ちゃった。こんなふうになってんだ。恥ずかしい~」

 どこを見回しても女子ばかり。味方は一人もいない。勉強や先生のお手伝いをしてきた毎日が明日から無駄になる。明日からはみんなの前ですっぽんぽんにさせられた可哀想な男子だ。チビ太と同じレベルにまで堕ちたということ。


 暴れてもおちんちんがブラブラとするだけでしばらく解放されないだろう。

「堂々と見せない委員長が悪いのよ?」

 マリリンは竜心が悪いのだと言うことで、自分たちはまったく悪くないと主張する。

「ざまーないねー、いいんちょー。エッチなこと考えるのコレっきりにしなっ」

 きゃははっと奈々は勝ち誇った顔をする。心底愉しそうだ。


 耐えられそうにない。竜心は涙を零してリタイアを決意した。


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tag : CFNM 官能小説 フルーツバスケット ブルマ フルチン 男子と女子のケンカ

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(7)2018-08-11(Sat)

 △リュウシン


「トイレに行った後、手を洗う人!」

 鬼の提示したそのお題に女子たち全員が動いた。中には手を洗わなかった人も居るのかも知れないが男子たちの目がある中でカミングアウトすることはできないだろう。反対に男子の一部はなんと思われても構わないという連中も居る。トンタや夏男、冬彦などは動かなかった。


 竜心はブリーフ姿で走る。

 後藤雛子が座ろうとした席にタッチをした。絶望の表情を浮かべる雛子に竜心は容赦なく席を奪うことを決断した。

「動かなきゃよかったのにね?」

「ひーん」

 雛子のような面倒くさがりは手を洗わないのではないかという偏見だ。竜心の小声の呟きは雛子の足を竦ませた。


「このっ」

「!?」

 奈々が低空タックルを仕掛けていた。


「てやー!」靖奈が竜心のシャツを掴んで引き倒す。「ヒナっ。今のうちに座りな」


「くっ…」

 竜心は死角からの攻撃に這いつくばる。奈々はヒットアンドアウェイでスカートをひるがえして逃げていった。竜心が立ち上がる頃には席が埋まってしまう。

「卑劣な…」

 まさか学級委員長の自分に卑劣な行為をされるとは思ってもみなかった。なんだ、この女子たちの連携は…。まるで竜心を籠目システムに嵌めようとしているかのようじゃないか。

 竜心はハッと気づく。


「狙われていたのか」

「委員長。残念だけどルールだよ」

 マリリンが哀しそうな顔で告げると他のバカ男子たちはヤンヤヤンヤと「脱げ脱げ」コールだ。連続して鬼になった者はシャツも脱がなければならない。

 竜心はごねても仕方ないとシャツを脱いだ。パンツ一丁になる。

「クスッ。委員長がこんな恰好になるの初めてじゃない?」

 奈々が足をブラブラとさせながら周りの友だちに大声で話し、羞恥を煽る。

「やだよ。まともに見れないっ」

 雛子などは恥ずかしがって顔を背け、これもまた羞恥を煽られた。


 竜心は狙われるようなキャラじゃない。イジメられる側になったことはないし、弄られて笑いを提供するようなキャラではないのだ。それなのに、この女子の結束はなんだ?

 このままではまずい。

「今日、体育の授業受けた人!」

 ノーマルなお題だ。これなら男子も大半が動く。竜心は狙う席を女子と争わないように心がけた。男同士なら嵌められるような真似はされないだろう。

 しかし、誰かの足が引っかかる。


「うあっ!?」

 片足でバランスを取りながら転けるのを避けた。ブリーフ一枚で千両役者のようにコート内を立ち回る。

 竜心は見た。

 足を引っ掛けたのは下平瑠璃香(しもひら るりか)、通称ラリ子だ。

 偶然のバッティングを装い近づいてきたようで彼女も転けている。だが空いている席が目の前にあったのでラリ子は席を奪取していた。計算されていたということか?

 竜心はまたしても鬼となってしまう。

「おぉい、委員長! まさかの3連続鬼かよ! しゃーねーな。とっとと脱げよ」

「いや… ちょっと待ってくれ。今のは足を引っ掛けられてだね…」


 マリリンが興奮したように充と竜心の間に入ってくる。

「イイワケは委員長らしくないよ! 前田さんだって脱いだんだからね!」

「そうよそうよ」

「男なら潔く脱ぎなさいっ」

 女子たちから総攻撃に遭い、竜心の言い逃れの道は塞がれた。

「だけどフェアじゃない。足を引っ掛けられて。さっきだって…」

 だが、なおも竜心は粘る。だって、みんなの前でパンツを脱ぎたくない!


「まだイイワケしてるのね。見損なった、委員長。時間がないんだから、みんなで協力して脱がしてあげましょうっ」

「よしきた!」

 マリリンと奈々が先導をきって竜心に駆け寄った。パンツを脱がそうという気がマンマンの目だ。

 他の女子たちもルールに従わない竜心に襲いかかる。

 竜心はラリ子の二マァという表情を見逃さない。彼女は確実に狙っていた。充のパンツを盗んだのもきっとアイツだ。


「手離しなさいっ」

「往生際の悪い委員長ね!」

「男子の癖に何を恥ずかしがってんのっ?」

「おちんちんなんて見せたって減るもんじゃないでしょ!」


「ちょ、ちょっとやめてっ」

 ずりっぶりんっ


 必死の両手のガードも虚しく、女子たちにパンツを引き下ろされてしまう。縮こまった陰茎がぶららりーん! と女子たちの目の前で踊った。

「うわっ」

 竜心はパンツを膝まで下ろされて立っていられなくなり転んでしまった。

 おちんちんがぴょこ! と跳ね上がる。

 両手を後ろに付き、尻もちをついた竜心。女子たちがキャー! と歓喜の悲鳴を上げた。ブリーフはしゅるしゅるっと足首から抜けて、完全に奪われてしまった。

「はっ!? 見るなっ」


「へえ委員長でも半分被ってんだ?」

 奈々は逆襲するようにみんなに聞こえる声で話す。


「うふふ」

「くすくす」


 身包みを剥がされたクラスの代表たる優秀な竜心が女子に囲まれて素っ裸を晒す。竜心は両手で股間を覆って女の子座りとなり、背を丸めて赤面した。

tag : CFNM 官能小説 男性羞恥 男子と女子のケンカ いじめ フルーツバスケット フルチン

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(6)2018-08-04(Sat)

 △リュウシン


 『誤算』

 としか言いようがない。


 マリリンや靖奈たち女子の協力を得ながら、その彼女たちを窮地に追い込む結果になったことは如何ともし難い事態だ。竜心の描いた策『籠目システム』は充にも提案したわけで、ほとんど全員の意思でもあったはずだ。チビ太を嵌めて自分たちは安全圏に回避できるという提案に、チビ太以外、反対する者はいないと思われていた。だが実際にはマリリンや靖奈もパンツ丸出しという憂き目に遭っている。靖奈などはパンツも脱がなければならない状況にまで追い込まれたのだ。ここまでくれば、もはや誰が餌食になってもおかしくない。


「朝食がパンの人!」

 鬼になった中目 奈々(なかめ なな)はスカートを脱いだ状態、パンツ丸出しの恰好で叫んだ。モジモジッと腰をくねらせて恥ずかしそうにシャツを伸ばしできるだけパンツを隠している。

 だが三角形のスポーティな下着は男子たちの目を釘付けにしていた。

 鬼が出した条件に半数近くの人が席を立ってバラバラにコートの中を走る。奈々は手で人垣をかき分けるようにして、プリプリのお尻を振りながらパンツやおヘソがかなりオープンになるのを厭わずに全力で駆け抜けた。

「どいてよ! もうっ」

 人前でパンツを丸出しにするのは男子ならまだしも、女子はキツイだろう。学級委員としてこうならないように配慮し協定を結んだつもりだったのに。

 それならば彼女を新たな『生け贄』にするしかない。

 これ以上の被害者を出さないためにも奈々を籠目システムで鬼にし続けるのだ。


「取った!」

 竜心は奈々が座れないように奈々の妨害をした。肘鉄が奈々の胸の辺りに当たったような気がする。竜心とバッティングした奈々は裾にメロン色のラインの入ったパンツを丸見えにしながら「きゃあんっ」と弾き飛ばされる。

「ちょっとそこアタシの席!」

「僕のほうが早かったよ」

 竜心の思惑を何人の生徒が理解しているだろうか。奈々を新たな生け贄として嵌めるつもりだと気づいてくれるのは充くらいではないか。

「こっちはパンツいっちょなんだよ!?」

「関係ないね。これはゲームなんだからルールが絶対だ」

「もうっ」

 顔を真っ赤にして怒る奈々。普段のおちゃらけたキャラはどこにいったのか。この地獄ルールは人を狂わせる作用があるらしい。



 竜心は奈々に恨まれていた。

 次のターンで奈々は「学級委員の人」とかなり限定した条件で攻めてきたのだ。動く人数が少なければ奈々が鬼を回避できるチャンスは少ないはず。だがそんなことはお構いなしに奈々は竜心を狙い撃ちした。竜心が座ろうと思った席に、奈々はパンツやおヘソが丸出しになるのを恐れずに突っ込んできたのだ。

「うあああ!」

「わっ」

 竜心は勢いに気圧されてしまった。イスに接触しながらも無理やり奈々に席を奪い取られてしまう。奈々はイスごとびたーんと大開脚しながら倒れて、なおイスを離さない。パンツを男子に見せつけるような恰好でイスをカニバサミしている。あられもない恰好だ。

「どうだっ! 意地悪学級委員長めっ」

「くっ」

 他のイスを探そうにも動いた人数は元々少ないので既に空いている席はない。

 竜心が鬼となってしまった。

「ぎゃははっ リュウシンばっかでー! 鬼になってやんの」

「女子なんかに席取られてんじゃねーよ」

 男子たちから野次が飛ばされる。

「次のターンで回避するさ」

 クールに竜心はセンターサークルへ赴く。

 そして恥ずかしいという感情を捨てて鬼の証であるパンツ一枚の姿へ。ズボンを脱いで真っ白なブリーフを公開した。


「やだ、委員長が鬼になっちゃった」

 マリリンが心配そうに竜心の股間を見つめた。もっこり具合をうっとりと目に焼き付ける。


「やん。恥ずかしいよぅ」

「森谷くんが… え、マジ?」

 女子たちは竜心が汚れ役を担うことに戸惑いを感じているようだ。普段からハズレくじを引かない彼がこの地獄ルールにハマること自体、おかしな状況なのだ。


「ざまぁ! へへーん」

 空気を読まない奈々はスカートを穿いて鬼を回避できたことに安堵しているようだった。普段の笑顔が似合うキャラにもう戻っていた。

「次も鬼になったらおちんちん丸出しなんだよね!?」

 根に持っているのか奈々は次のターンも竜心を狙い撃ちするようだ。というより、女子たち全員に暗示をかけたと言ってもいいだろう。

『委員長のおちんちん…』

 ゴクリと女子たちの喉が唸る。

 クールでイケメンで文武両道の竜心を丸裸に。竜心が画策しても充くらいしか意図を理解しなかった作戦を、あろうことか逆に食らうことになろうとは。


 みんなで協力して竜心を籠目システムに嵌めよう。女子たちは目だけでお互いにそう会話しているようだった。


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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(5)2018-07-28(Sat)

▽中川鞠鈴(マリリン)


「いやーんっ」

 後藤 雛子(ごとう ひなこ)、通称ヒヨコとマリリンが席を取り合った。


 チビ太の提示したお題、「昨日、お風呂に入ってない人」の枠に入ったわけではない。それに嘘を吐いても構わないはずだ。「入浴した」ことにすればいい。

 だが身体は動いていた。

 理由は後藤 雛子(ごとう ひなこ)、通称ヒヨコが動いてしまったから。バカ正直にも程がある。ヒヨコは根暗なところがあるし、お絵かきや読書に集中すると風呂に入らないということがよくあると日頃から友だちにも話していた。少しトロい子だから、周りからも「風呂くらい入りな」と注意されることが多かった。

 彼女のことなど放っておけばよかったという話だが、しかし持ち前の正義感がそれを許さない。


 ヒヨコの風呂嫌いは男子たちには漏れたことのない秘密だ。バカ正直に自分から動いてバラすこともないだろうに。今度から「醜い鶏の子」などと男子たちに揶揄されるに違いない。

 席を取り合うのはヒヨコと全裸のチビ太、そして丸太トンタのやつと奥平 玄樹(おくひら げんき)。普通に考えれば誰も動かないだろうお題なのに、バカ正直な3人はチビ太の戦略に乗ったわけだ。

 チビ太は目ざとくヒヨコが動いたのを見つけた。おちんちんとお尻を手で隠しながら内股でヒヨコの座っていたイスに向かってくる。男子たちと席を取り合うより楽なのは間違いないだろう。ヒヨコはトンタの座っていたイスに向かう。しかし先に玄樹に取られてしまった。

 チビ太、玄樹は席をゲットできた。

 この時点で『籠目籠目』が崩れたことになる。マリリンは話が違うじゃないかと激高して席を立ったのだ。


 だがタイミングが遅かった。

 マリリンの役目はトンタの妨害だ。残るイスは玄樹の座っていたイス。

 マリリンはそのイスに座って、ヒヨコは自分が座っていたイスに座らせようと思ったのだ。


 だが、抜けているヒヨコはマリリンと同じ方向に走った。

「ああっ、やんっ」

 取り合う形になってマリリンは席をゲットしてしまう。振り向いたときには涙目のヒヨコがコケているではないか。

 トンタはその惨状を見て引き返し、悠々とマリリンのイスをゲットしてしまった。


 マリリンは完全に着席するのを途中で止めた。


「ヒヨコさん、立って。席に座って」

「ふぇ?」

 バカな子だ。バカ正直に席を立たなければいいものを。ヒヨコのことだからブルマなんて穿いていないだろう。マリリンは準備してきたから大丈夫だ。席を譲るしかないじゃないか。

 ヒヨコを救う、そのために席を飛び出したのだ。


「うははっ こりゃいいや。マリリン副委員長、脱げ脱げ!」

 充が有頂天になって嘲笑っていた。


 マリリンはブルマを穿いているからと、躊躇なくストレッチパンツを脱ぐ。学校指定の黒色ブルマが晒された。

 意外に恥ずかしい。

 体育のときに見せているものなのに、どうしてこんなにも顔が赤くなるのだろう?


 一人だけブルマ姿なのは羞恥の極みなのではないか。同性であっても恥ずかしい。ましてや大勢の男子の前で脱衣する行為も気持ちのいいものではなかった。

 彼らの目が見開かれている。モジモジするマリリンのモリマンをチラチラと見ているようだった。


「ふんっ、席を譲るとはな」

 充がニヤニヤとマリリンのお尻を眺めている。マリリンはサマーセーターで腰回りを深々と隠した。

 充のニヤつきは、次の籠目システムのターゲットがマリリンであることを示している。


「よし、ここからチビ太に適用した特別ルールを全員に適用すっぞ!」

「いいねー」

「ぎゃははっ 鬼畜の極みやんっ」


 マリリンは死刑宣告を受けた気分だ。

 協定が結ばれたはずのフルーツバスケットがぐちゃぐちゃになっていくのを充のやつは愉しんでいるようだった。

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お楽しみ会で 〜地獄のフルチンフルーツバスケット〜(4)2018-07-21(Sat)

 △ミツル


 荒れるな。

 充は異変を感じ取っていた。このフルーツバスケットは何かおかしい。

 富澤秀吾(とみさわ しゅうご)という男子が『鼻血を出して保健室に運ばれる』役だったはずだ。彼を血糊で流血沙汰にし、担任の先生を保健室へと付き添わす(教室から追い出す)という重要な役目。

 先生が居てはパンツ丸出しフルーツバスケットができない。だから最初の鬼、アンコに「青い服」と言わせるように指定したのだ。秀吾は青いラインの入ったシャツを着ていたので、充は遅れて動くフリをして秀吾の足を引っ掛けようとした。

 しかしその初動で誰かに妨害されたような気がした。青い服を着ている誰かが秀吾と充の間に入って、その隙きに秀吾は席に着いてしまった。


 しかたなく狙いを里見富美加に変えたのだ。


 結果として富美加が転び、スカートが捲れてガチの鼻血を出すことになる。さすがに焦ったが充は悪役を演じきるしかなかった。一流のサッカー選手を尊敬する充は、彼らを真似してあからさまなファールでも「触れてないデスヨ!」と潔白をアピールした。

「引っ掛けてねーよ? コイツが勝手に転んだだけだし!」


 鬼になったチビ太は連続してイスに座れない『籠目システム』に嵌っていた。

 充が急遽、ノリで追加した彼だけの特別ルール、『イスに座れなかったらズボンだけでなく上着やパンツも脱げ』。これによってチビ太はおちんちん丸出しという憂き目に遭っている。


 ぶりゅりゅーん

 未発達で完全皮被りのおちんちんが女子たちの前で振り回された。

 クラスメイトの前で完全脱衣に追い込まれた後、さらにイスに座れなかったチビ太はトカゲダンスを披露する。

 ぺたぺたっ

 ぺたぺたっ

 股間を隠すことなく両手を窓拭きでもするみたいに上下させ、足をガニ股にしてカエルスタイルで飛び跳ねる卑猥なダンスだ。股にぶら下がった金玉袋や小さな肉棒がぺちんぱちん、ぶらぶらと滑稽な動きを見せた。充の仕込んだ恥ずかしいイジメの全裸ダンスはクラスメイトたちを恐怖させた。

「やだ、なんか可哀想」

「充の言うことなんて聞く必要ないよっ」

 女子たちから憐れみの言葉をかけられるチビ太。しかし長年『手下』として充に従ってきたチビ太は充が「いい」と言うまで止めないのだ。

 嘲笑っているのは充を始めとした仲間の男子だけ。


 ぴょこぴょこ!

 ぺたっぺたっ

 ぶらんぶらん!

 ぺちんっ!

 ぶりゅん!


 いつもの光景とは言え、着衣したクラスメイトに囲まれているという特殊な状況でフリチンチビ太の全裸トカゲダンスは地獄の映像に見えた。ゴクリと生唾を呑む一般の生徒たち。要するに笑えないわけだ。


「もういいでしょ? 早く次のお題言いなよ」

「チッ…。チビ太、次のお題」

 女子は男子の全裸ダンスなんかに興味がないらしい。アンコが似非の正義感を出してきたので充はチビ太のダンスを静止させた。


 チビ太は背を丸めて「ハァハァ」と息切れしながら股間に右手を当てる。左手はお尻を隠した。悲壮感が漂っている。


「時間もったいない。早くしろっ」

 もたもたしているチビ太に命令した。

 充は支配者だ。ゲームマスターでなければならない。


 実際問題、女子をパンツ丸出しにさせて恥晒しをさせるのは実現しないだろう。充にしてもノーパンなので鬼になるのは避けたい。

 落とし所としては籠目システムでいつものヤラれ役、チビ太に犠牲になってもらうのが正解なのだろう。

 どんなお題を出されても全員で協力してチビ太の足を引っ掛けるだけだ。自分が鬼になりたくなければそうするしかない。


「き、き、昨日…」チビ太は内股で下を向きながら叫んだ。「お風呂に入ってない人!」


「!?」

 一瞬にして全員が視線を交錯させていた。

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プロフィール

Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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