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2018.4.21★今回から「肝試しで」を書いていきます。怖くても怖くないと言い張ることが男のプライドであります。ビビってる恰好悪い姿など女子に見せられません。ましてや失禁など! ブロマガのほうでも時系列を同じくした長編を始めます。

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CM

一年戦争で(7)2015-05-29(Fri)

 完全に勃起しきってしまったおちんちんを隠すように、僕は前かがみになる。

 両隣の女子、マスカットは気づいていないようだけど、びわは気づいていて横目でちらちらと僕を伺っているのがわかる。
 僕は赤面してきた。
 小さいおちんちんを見られるのとフル勃起した状態のおちんちんを見られるのではたぶん後者のほうが恥ずかしいと思う。だって相手もいないのに挿入準備完了だと宣言しているようなものだ。バカ丸出しだよ。

「じゃあ、せんせーはここでやすnd…監視員してるからみんなは仲良く水かけあってあそんでなさーい」
 ヒナ先生はやけに荷物をいっぱい持ってきているなと思っていたら、ビーチパラソルとビーチチェアを広げてくつろぎだした。ビーチチェアの缶ジュースを入れられる穴にアルコール的なジュース… を入れ、足を組んでタブレットで本を読み始める。

 そうして準備体操が終わって、僕の準備は収まってないけど、男子と女子はお互いににらみ合いながら、自然と一箇所に固まるように集まっていく。僕はおちんちんを隠すようにして前かがみに男子たちの陣地へ急いだ。
 びわは逃げるように僕から離れていった。マイナーな果物の名前を付けられても何も言えない、引っ込み思案でクラス一大人しい娘だ。あまり喋ったことがない。運動も得意とは見えないから、ぜひあの娘は捕虜に欲しいと思った。

 途中でザクロ、レモン、みかんとすれ違うが僕の股間を見て一様に驚いていた。
「ねえねえ、あいつ今勃起してたよね?」
「いやだー。なんでそんなことになるのー?」
「理由もないのに大きくなるのか?」
 彼女たちは僕を横目で見て、ひそひそと話す。

「脱がして確認してみるか」
「あいつ捕虜だからまだダメだよー」

 僕は急ぎ足でイーグルのところまで戻る。
「おい、お前勃ってるのか?」
「ちょ…ちょっとだよ」
 同じ男子に見られてもやっぱり恥ずかしいものだ。僕はバードやドラゴンにからかわれながらも奥へ引っ込んだ。木を隠すには森の中って言うし。

「まあいい…。今日はみんなヒナ先生の目の届く範囲に居ることだ。適当に遊ぶフリをして、背後に気をつけるんだ。いいな」
「「おう」」
 男子たちはそのまま一箇所に集まって動かなかった。
 対して女子たちは普通にきゃっきゃと川に入っていって遊び始める。戦争をしているとバレないようにヒナ先生の前で無邪気に遊ぶんだ。
 リンゴたちだけは意味ありげにこちらを見てくるけどね。

 見た感じヒナ先生の死角になるポイントは4つある。川上の木陰、川下の岩陰、向こう岸の山林の中、川上の飛び込みができる大岩。
 あまり遠くには行くなって言われてるから、ヒナ先生は戦場の中心にいるし、目の前の開けたところで遊んでいるのがベストなわけだ。だがあいにくそこには既に女子たちが占拠して遊んでいる。

「こら~あんたたちー! めざわりよー! そんなところでパンツ一枚になってつっ立ってるだけって、なにしにきたんだー。川にはいってあそべー!!」
 ヒナ先生が動かない僕らを見て、大声で僕らを注意した。

「…ま、ヒナちゃんが言うのももっともだ。俺らは向こう行って女子捕まえてこようぜ」
「そうだな。大人しそうなのを二三人すぐに捕虜にしてきてやんよ。ヘヘッ」
 はじめに反応したのはツバメ&ハヤブサ派のイケメン二人組。
 ツバメとハヤブサは「俺らは行くぜ」と集団を離れた。彼らを慕う事実上の構成員であるハト派の男子たちも後に続いた。

「おい、待てよお前らっ。固まってないと意味ないだろ! 女子の思う壺だぞっ」
 イーグルが呼び止める。
「だけど、イーグルさー。このままこうしてたって女子に舐められっぱなしじゃん」
「まあ、見てろよ。力の違いを見せつけてやるわっ。ヘヘッ」
 ツバメとハヤブサの黄金コンビは川下に向かった。

「待ってよ〜ツバメ君たち〜」
 ゴムのゆるそうなブリーフを穿いたオカッパ頭のメガネ君、白鳩がツバメとハヤブサを追った。
 ハト派の4人はクラスの副級長を務めるその白鳩を筆頭とする平和主義の派閥だ。実際はどの派閥にも入れない寄せ集め集団である。
 白鳩は副級長のくせに存在感がまるでない。いつもイチジクさんの言いなりだ。お飾りだよね。
 二人目、皇帝ペンギンはとても身体が大きい。ぬぼーっとしていて人と争うのは見たことがないね。真っ先に殺られるよ。力がありそうなだけに残念だ。
 三人目、チキン君はひょろひょろの男子だ。名前の通り風の音にもビビるような奴だ。あれもターゲットにされたらイチコロだろうな。
 最後のツグミちゃんはちょっとなよなよした男子で、非常に大人しい。一番背が低いね。目がくりくりしてて肌のきれいな男子だ。争いごとは絶対にしないタイプだよ。

 この4人はイーグル派やモズ派のような実力派よりもツバメ&ハヤブサ派のカリスマ性を選んだ。直接的な相手を抑える”力”よりもアイドル的な人気のあるツバメとハヤブサの“政治力”に命を預けたわけだ。アイドルといっても二人ともサッカー部だから力もないわけじゃないし。クラスの中であの大物二人を脱がしに来る女子なんて、まずいないだろうというのが大方の予測だった。イケメンの前では女子もおしとやかになるに違いないからね。

「どうする?」
「ヒナちゃんがキレると面倒だ。俺らは女子連中から遠い川上に行って固まっていればいい。あいつらは勝手にすればいいさ。行くか」

 イーグルは諦めて僕らも彼の後に続いて川上へと歩いて行く。

 カラス派、といっても彼一人しかいないのだがカラスも後をついてくる。戦争にあまり興味のない暗い男子だが、ハト派に入るというわけでもないし。ちょっと変わった子だ。
 モズ派の二人が一番最後に続く。モズとフクロウは戦争が激しくなってきても静観を続けていた。女子も不用意に近づかない、不良にカテゴライズされる二人だが今まで特に目立った行動もなかった。
 そういえばいつも、いつ間にかどこかに消えてしまう。戦争にもほとんど興味がないみたいだ。

 川上の岩場は隠れ蓑になる岩が多く、飛び込みのできる大岩と木陰がある。
 岩陰からタカが中央付近を覗き見た。
「あいつらこっちに来る様子はないみたいだよ」
 タカはフレームと口の端と眉を上げながら報告した。

「とりあえず捕虜である僕とバードは何もできないから、女子が来たらすぐ隠れるよ」
「ああ、そうしろ。捕虜は命令を何でも聞かなきゃいけないから、俺らを後ろから羽交い締めにしろとかあいつら言ってくるかもしれねえしな」
「こういう捕虜の扱いって酷いよね。自由なのはいいんだけど」
「逃げるときは上流に行け」
 イーグルは何とも困り果てた様子だ。それはたぶん僕やバードなんかがヘマばかりするからだろうな。それに加えて統率を乱すツバメ&ハヤブサ派もいる。

 あ、やっと勃起が収まってきたな…。

 ガサッ

「それっ」
 ゲシッ

「いっテェ!?」
 背後の木陰から突然レモンが現れて僕の背中を蹴った。
「えっっ!?」
レモンはよろけた僕のブリーフをひっつかんだ。
「はうっ!?」
 強引に引っ張ってきて、僕は脱がされまいと抑えるが立っていられなくなってバランスを崩した。
 ドボンっ
 そのままドンッと押されて、浅瀬に突き落とされて水を飲んでしまう。ブリーフは膝まで下げられていて半勃起したおちんちんが丸出しになっていた。レモンの方から見たらお尻が丸出しだ。
「もがががっ」
「あははっ。お尻見えたよっ。マヌケー。あんたさっき勃起してただろー。見てやるからこっち向きなよ!」


「奇襲だ!」
「舐めやがって!」
「ホークを守れ!」
 タカとドラゴン、イーグルがレモンに向かっていった。すると逆方向の木陰からイチゴとリンゴが走り出てくる。

「わっ お前らっ ヒナちゃんの近くで遊んでたんじゃっ…うわぁ!?」
 バードはリンゴにドンッと押されて僕と同じようにドボンっと川に突き落とされた。そしてリンゴとイチゴの二人でファルコンを取り囲んだ。


 一方、カラスは一人そそくさと岩陰に身を隠していた。
「…」
「カラスくん見っけ」
 今度はみかんが木陰から現れ、カラスに近づく。
「…くっ」
「待てえっ」
 みかんは逃げるカラスを追いかけた。

「深追いしなくていいわ。みかんっ。レモンのサポートしてっ」
 リンゴがファルコンを正面に捉えたまま指示を出した。
 リンゴは水泳部のユニフォームを着ていた。紺色ベースのハイレグ競泳水着にキャプテンマークである赤いラインが一本デザインされていた。一人だけ水泳帽にゴーグルという完全武装だった。
「覚悟はいい?」
「勘弁してほしいな… もう…」
 ファルコンはリンゴとイチゴに迫られてジリジリと下がった。

「さあどいつから脱がしてやろうか?」
 レモンがにんまりと笑った。
「いきがってんじゃねえぞっ。ホークとバードはさっさと離脱だっ。タカはファルコンを援護」

「わ、わかった!」
 イーグルとドラゴンを背にしてタカはファルコンの方へ戻る。

 タカが急いで戻ることでリンゴたちの歩みが止まった。タカとイチゴ、そしてファルコンとリンゴが睨み合う。


 レモンの元へみかんが走り寄ってきた。イーグルは鼻で笑う。
「よし、ここは俺一人でいい。ドラゴンはツバメたちの方へサポート行ってやれ。あいつらの方もきっと攻撃されてるぞ」
「おう。あっちの方が数が多くて面白そうだ。じゃここはお前に任せたぜ」
 ドラゴンはにやっとして川上の岩場を離れた。

「あんた、自分一人でいいとか調子乗ってんじゃん。私たちは今スカートめくれないんだよ? 見られるパンツもないんだからね。逆にあんたはゴムのゆるいパンツ一丁だってこと忘れてるんじゃないの?」
「はんっ 俺がお前らなんかに遅れを取るかよ。かかってこい」

 僕は水に濡れて穿きにくいパンツをなんとか引き上げながら穿いて、バードと一緒に浅瀬から川の中央付近にまで避難した。

 バシャッ
 イーグルは川の浅瀬に降りた。水の中で勝負するようだ。
 レモンとみかんが追随して川に入る。みかんが「えいっ」と目眩ましのつもりなのか手で水をすくってイーグルにかけた。
 怯まないイーグル。
 レモンがイーグルの背後に回ろうと動くが、イーグルも背後を取らせないように移動した。
 みかんは果敢にもイーグルに突っ込んでいった。パンツを見られる心配がないということは戦死しない無敵状態ということだ。恐れることなくイーグルを倒しにかかろうとするみかん。
 イーグルはすっと身を引いて触れさせない。
 レモンも同じように突進してくる。バシャバシャっと水しぶきをあげて近づきイーグルの腕を掴もうとしていた。
 イーグルはやはり触れさせない。軽く躱している。

「このぉっ」
 みかんがイーグルの背後に回っておもいっきりタックルした。
「おっ」
 イーグルはみかんに背後から抱きつかれた。みかんは腕を回してガッチリロックする。イーグルの両手は塞がれてしまった。

「つ、つかまれた! イーグルーっ!」
 僕は先日、女子につかまれただけで身動きがとれなくなってしまったんだ。意外にも女子の力は強いのだ。思わず叫んでいた。

「レモンちゃんっ。今のうちに!」
「よぅし、みかん、そのまま抑えててっ」
 レモンがイーグルのパンツを取りに行く。

「ふんっ」
「きゃあっ」
 みかんが振り回された。

 イーグルが身体のひねりだけで軽々とみかんの身体を振り回したのだ。
「イヤっ」
 そこへレモンが近づいていたためにレモンとみかんがぶつかってしまう。
 みかんを抱えるように尻餅をつくレモン。

「ふふんっ」
 イーグルが勝ち誇った笑みを見せる。僕とバードは「やった」「いいぞっ」と手を取り合って喜んだ。

 レモンとみかんは悔しそうに立ち上がって、再び挟み撃ちを仕掛けようと、みかんがイーグルの背後へ移動する。きっとそれ以外の作戦を考えてきてないんだろう。女子って浅はかなんだよ。

「今度こそっ」
 レモンがタックルに行く。同時にみかんも動いていた。
 イーグルは動かずにレモンを待ち受けた。余裕が伺える。低めに構えて飛び込んでくるレモンに対して一閃。

 ドスッ!
 重そうなグーパンチをレモンのお腹に突き刺した。
「っえぐぅ!?」

「ぇ? レモンちゃん!?」
 みかんが怯んで足を止める。イーグルが崩れ落ちるレモンを突き放して、みかんの方へ振り向いた。
「ぇ? ぇ…?」
 目の前で禁止されているはずの暴力を振るわれたことで、みかんは完全に怯えていた。逃げることも忘れて「ひっ」と腰が抜けたようにぺっしゃんと浅瀬に座り込んでしまう。口に手を当てて、青ざめている。
「男に刃を向けるってことがどういうことか… 教えてやるぜ」
 イーグルは冷徹な笑みを浮かべてみかんの水着の肩紐をぐいっと掴んだ。
「えっ?」
 みかんも何が起こっているのかわからない様子だった。見ている僕とバードも息を呑んだ。
 みかんの肩紐は無情にもずりずりっと力任せに下ろされた。隠されていた胸の部分が見えそうだった。

「きゃあっ!?」
 我に返ったみかんが自分の乱れた格好に気づく。イーグルは構わずに尚もずりずりと引き下ろしてスクール水着がお腹の辺りまで下がっていた。

 男子にとって、未知の領域が開かれた。スクール水着の下がどうなっているかなんて昨日までの僕では想像もつかない。男子と違う身体の作りになってるってことに、自分の目で見て初めて知ったよ。

 小さな小さなおっぱいが丸見えになった。
 淡い色の乳首だ。

 少しだけぷっくら膨らんでいるように見えるけど、男子とそんなに変わらないよ。水着でわざわざ隠す必要なんてないよね。
 でもはっきりと女子の身体だってわかる。
 なぜだろう、女子の身体って不思議だ。

 僕は初めて見る女子の胸の形を目に焼き付けるのだった。
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tag : CFNM 官能小説 男子と女子のケンカ

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一年戦争で(6)2015-05-23(Sat)

「みんなー みずぎはちゃんともってきたー?」
 ヒナ先生の呼びかけに「はーい」と返事をする2組の生徒たち。もっとも返事をしたのは女子だけで男子は呆気にとられていた。
「プールびらきはまだ先だけど、ことしから田舎の学校ならでわの特別課外授業がはじまりまーす。というわけできょうは天気もいいし さっそくでかけましょー」

「ちょっと待ってくれよ。それは知ってるけど、なんで”今日”いきなりなんだよ!?」
 イーグルが声を上げた。
「「き い て な い よ ー!」」
 ツバメやハヤブサ、他の男子勢が口々にそんなリアクション芸を披露した。
 かくいう僕も一緒になって「連絡ミスだー」「謝罪会見しろー」などと言うのだった。

「え?」

 ヒナ先生の反応は以上である。
 男子たちは前々から”プール開き”があることは知っていたし”課外授業”があることも知っていたが、それが同時に今日あるなんて初耳なのである。男子たちのきいてないよー!の大合唱が始まった。
 女子たちはそれを冷めた目で見ている。

「はいはーい。なんかわかんないけど、どっかで連絡ミスでもあったのかなー?」
「水着持って来いなんて誰も言ってなかったぞー」
 バードが声を上げる。
「私はちゃんと緊急連絡網で回しましたー」
 イチジクさんが手を上げて発言する。
「はーい、たしかにせんせーは級長さんにつたえましたよー、緊急連絡網でつたえてねーって」
「私のところには連絡きたよ」
「私もー」
 女子たちが次々に連絡をもらったと証言し始めた。
 あれ、雲行きが怪しいな。
「連絡網はあいうえお順だから、女子のさいごはー…」
 ヒナ先生がクラスを見回す。
「はい」とイチゴが手を上げた。続いて自分はちゃんと男子に伝えたと言い放った。
 うん、男子の最初は僕になるのか。
 イチゴが男子の最初である僕に連絡したという。

「ちょっと待てっ連絡なんてもらって……あ」
 僕は昨日襲われる直前になんだかイチゴがそんなことを言っていたような…と思い出していた。
「…」
「…」
「…」
「…」
 僕が あ と詰まったことで連絡ミスの犯人が発覚してしまう。
 お前かよと。

「いやいやいやっ。ちょっと! あんな! あんなわかりにくい連絡じゃわかんねーって! 水着持ってこいとか!」
「ふーん水着もってこいっていわれたのねー? それのなにがわかりにくいのかなー?」
「いゃ、あの… 理由! そうだ、水着持ってくる理由言ってねーよ!」
「きけばよかったんじゃないのー? わからないなら。まあでもみずぎをがっこうに持ってくるってことはたいてーは水泳の授業だとおもうけどねー」
「いゃ、その… 言い方がわかりにくかったんだ!」

「先生ー、私もその場に一緒に居ましたけどー、ちゃんと伝えてたの見てましたー」
「私もー」
 みかんとレモンが補完する。

「ちょくせつ会って、つたえてもらったのに、緊急連絡網まわすのわすれてたのねー?」
「いぇいゃあの… えぇ〜…」
 僕は何も言い返せなくなってしまう。助けてくれよリーダー…。イーグルを見るとなんとも言えない顔をしていた。こいつ本当使えねーなーという顔だ。

「はいはーい。今日はいい天気そうだから今日にしようってきめたのが遅かったからそれはゴメンナサイだけど、緊急連絡網でまわして女子のみんなにはちゃんとつたわってるわけだからー、男子はほっといて女子のみんなであそびにい…課外授業にいきましょうー」
 ヒナ先生は忘れっぽい性格だ。
 今までも伝えるのを忘れてて緊急連絡網で明日の図工にはこれがいるからとか、雑巾を持ってこいとか、中には小テストがあるのを伝え忘れたとかもあったな。
 加えて気分屋だし、独善的なところもある。
 男子はそれもわかっているからこれ以上なにも言えなくなってしまった。

「男子はここでおとなしく自習ねー。あとでノートちぇっくするぞー。ちゃんとやれよー」
「先生、せっかくの課外授業なのに、男子も参加できないんじゃ可哀想だと思います」
 イチジクさんがきれいにピンっと手を上げて発言する。
「あらー? じゃあ級長さんはどうしたらいいとおもうのー? 男子はみずぎがないのよー?」

「パンツ一枚でも泳げると思いまーす」

「あははっ確かにっ」
「それなら男子も一緒に行けるねー」
「良かった良かった」
「水着忘れたバツよね」
「濡れても暑いからすぐに乾くしー」
 女子たちが示し合わせたように、口々に笑い合って発言した。レモンなどはにた〜と僕を見ていた。
 しまった、はめられたんだっ。くそっ。

「ちょっと女子のみんな!!」

 ヒナ先生が珍しく声を張り上げた。ヒナ先生はときどきヒステリックに怒る。とても怖い一面があるんだ。水着を忘れたからってからかうような女子の悪ノリにさすがのヒナ先生も怒ったようだ。静まり返る教室。
 女子は怒られるぞ。

「それ名案ねー!!」

「「なにー!?」」
 ざまあとか思ってるとヒナ先生は笑顔で級長の意見を採用するのだった。当然男子たちからは「いやだー」とか「セクハラだー」とか避難の声が上がる。

「だまりなさーい。いまからいくのは自然にかこまれたやまのなか! だれも見てないからだいじょうぶにきまってるでしょ! 自意識過剰!」
 ヒナ先生の方針には誰も逆らえないのだ。

 というわけで、今年から採用された課外授業の制度、一回目は地元の山の清流で川遊びだ。

「なにがというわけでだ!」
 イーグルに怒られた。男子全員から非難轟々だよ。

「どうするんだ?」
 バードが不安そうだ。
「いっそみんなで見学しようぜ」
 ドラゴンが肩をすくめる。
「ヒナちゃんはそういう仮病は絶対許さないタイプだよ」
 タカがメガネのフレームをくいくい上げていた。
「まんまと女子の作戦にはまったね…」
 ファルコンがまるで他人ごとのようにつぶやく。

 確かにもしこれが「男子はパンツを見られたら戦死」などというルールにしていたなら僕らは一網打尽である。もしもイチジクさんが「男子なんかすっぽんぽんで泳げばいいと思いまーす」なんて言ったら、ヒナ先生もすぐにそれ採用!って流れになって、なんと男子は開戦初日でさっそく全滅させられることになる。
 話の流れではヒナ先生の気まぐれでいつそうなってもおかしくなかった。
 女子は労せずに男子全員のパンツを脱がすことに成功するってわけだ。
「危ないところだったねー…」
「お前は他人ごとみたいに言うんじゃねーぞっ。とにかく男子は常に固まっていろ。最低でも二人一組で行動だ。基本背中合わせで警戒だぞ。背後から脱がされないように気をつけるんだ。飛び込みなんかするなよ」
 イーグルが道中みんなにそう伝えるのだった。



 僕たちの学校から歩いて15分ぐらいだろうか。気持ちいい風の中を進むと、山々に囲まれたこの町の北西に、底が透けて見えるほどきれいな清流があった。
 都会の学校にはない利点だ。

 まだ水は冷たいが異常気象なのか真夏のように照りつける陽射しは川遊びに持ってこいである。
 授業じゃなくても毎年遊んでいるわけだが、都会からやってきたヒナ先生はこういうのをとても楽しみにしている。

「あら、あなたたち。水着にお着替えになりませんの?」
 ピーチが一人だけスクール水着ではないオシャレで派手なピンクをあしらった水着を着て登場した。可愛いデザインだと言わざるをえない。
「うるせー向こう行ってろ」
 イーグルが追い払う。


 女子たちはこれまた示し合わせていたのか、大胆にも男子に見せつけるように服を脱ぎだした。恥じらう様子もなく、堂々とほいほい脱いでいって男子は目線を、あうあうっとさまよわせることになった。
 私服の下にはちゃんとスクール水着を着込んでいて、あっという間に泳ぐ準備完了だ。
 それに比べて僕らは誰も服を脱ごうとしなかった。水着と下着ではやはり違う。
 戸惑っているところへ勝ち誇ったようにピーチが現れたというわけだ。

「うふふふっ。ここであなたたちが泣いて降参宣言するならヒナちゃん先生に見学で許してもらうよう頼んであげますわよ?」
「んだと!? 言いたいことはそれだけか」
 イーグルが前に出る。
「確か…ルールでは戦う時間や場所の指定はしなかったですものね。授業中も有効。学校外でも有効。ふふっ。みなさんせいぜいおちんちんが丸出しにさせられないようお気をつけになってねー」
「くっ…」

 女子たちは明らかに僕たちに対していつでも裸にひん剥いてやることができるんだという余裕を持っていた。完全に男子を舐めている。
 ピーチが踵を返して女子たちの元へ帰っていく。縦ロールの髪を揺らし、形の良いお尻をぷりっぷりっとふって、丸みが強調されたそのかわいい水着は僕らの股間を刺激した。
 猫じゃらしに飛びつく猫のように目で追って、僕らはそんなお尻に生唾を飲み込む。


「どうしたんだー お前らー 早く着替えろよー! ハッハッハッ」
 大きな声で向こうからやじるように叫んだのはパインだ。
 すらりと背の高い快活な女子。凡庸なスクール水着も彼女が着ると洗練されたデザインに見える。
 周りの女子たちが同調して笑ったり、パインと同じように挑発する声を上げる。


 パインはこの春からの転校生でクールな見た目の女子だ。男まさりな粗雑な言動。常に自信に満ちた表情。こういうイベントごとや体育の授業ではクールさが一転して熱い掛け声や応援なんかもするんだ。運動が得意で普段はスカートにスパッツ姿が定番。ふわっとした髪質に茶髪がかったベリーショート。日本人離れした顔立ちだ。
 パインは実際どの派閥なのかというとわからないんだ。どこの派閥の女子とも仲良くやっているようだし、かといって必要以上にいつも誰かと一緒に居るというわけでもない。
 まだ夏前だからこれからどこの派閥に入るのかを決めるのかもしれないな。


「よし、いつまでも脱がないとヒナちゃんが切れるからな。さっさと脱ぐぜ」
 イーグルが意を決してTシャツをがばっと脱ぐ。
 女子たちが注目しているぞ。
 でも仕方ない。躊躇していても終わらないのだ。僕らもイーグルに続けとばかりに服を脱ぎ始めた。
 一瞬ズボンを脱ぐのをためらったが今日はみんなも一緒だ。大勢に紛れれば恥ずかしさも半減だ。
 河原で男子たちはあっという間にパンツ一枚になる。
 なんとほとんどの男子が白いブリーフだった。
 
 トランクスなのはイーグルとドラゴン、それにカラスという髪がぼさぼさの普段まったく目立たない奴くらい。

 ボクサーブリーフが数人、ツバメとハヤブサ。ファルコンとあとはモズというごつい奴と他数名。
 後はだいたいお母さんに買ってもらった白いブリーフである。
 男子の下着事情が一方的に女子に公開されて恥ずかしい限りだ。

 これだけパンツ一枚の男子が並ぶと身体検査でも始まるのかみたいな雰囲気だ。だが実際はいい年してパンツ一枚で川遊びである。情けないやら恥ずかしいやら。

 ヒナ先生もジャージに麦わら帽子という変な格好だったが、下は水着を着込んでいて、みんなに披露する。パーカーを着てはいるが下の水着は刺激の強いセパレートタイプ。おっぱいの大きさも他のガキどもとは一線を画す大きさでしっかり大人であった。まるでビーチバレーの選手のようなスキがない体。
 ちょっと多感な男子には刺激が強すぎるんじゃないかと思う。

「よーしならべー! じゅんびたいそーやるぞー」
 ヒナ先生の号令でしぶしぶ男子と女子が一箇所に集まる。
「男子 女子 男子 女子で交互にならべー」
「えっ」
 僕が驚いていると女子は素直に抵抗なくパンツ一枚の男子の間に割って入っていく。
 僕たちを見てクスクスと笑いを堪えている様子だ。

 体操ができるぐらい広がっていく。
 メロンのふくよかすぎるお尻が目の前に、両隣には大人しいマスカット、びわ、真後ろにはスイカが並ぶ。
 スクール水着越しの女子の体が近くにあってどぎまぎしてしまった。
 偶然の並びなのだろうがマスカットや、びわ、スイカは特に派閥があるわけでもなく影でモブ子ちゃんたち派という悲惨なまとめられ方をしている女子たちだ。
 体も小さいし、基本暗い性格であまり発言のない娘たち。戦争にも興味がない。
 ちなみにスイカだけはメロンより体が大きいよ。というかクラスで一番だろう。

 実は男子側の作戦参謀役であるタカは手始めにこのモブ子ちゃんたちをターゲットにしようと言い出したのだ。ピーチ派の一部でもあるこの一派を速攻で捕虜として確保し、この娘たちを盾にして捕虜交換とピーチ襲撃の材料と考えていた。

 男子がこのパンツ一丁水泳の危機を乗り越えれば、すぐに作戦に移行してくれると思う。モブ子ちゃんたちを捕らえれば、僕が助かる光明も見えてくるだろう。


「ん…」
 体操を続けているとおちんちんの辺りが熱くなる感じがした。ゆっさゆっさと目の前でメロンが弾んで、大きなお尻がぷるんぷるんと揺れるんだ。

 今まではあまり意識してこなかったが、僕はレモンのパンツを見て以来、おちんちんが存在しない女子の股間のつるんとした感じが、最も身近にある大きな謎として僕を悩ませた。
 パンツを脱がせたらどうなっているんだろう。
 どこからオシッコするんだろうなどと次々と疑問が沸いて出てきた。
 神秘を感じる。

 そしていつの間にかおちんちんが勃起し始めるのだ。

 レモンは一番右側にいて、意外にもちゃんと体操しているようだ。レモンのお尻を横目でちら見する。まぶしく輝いた白い太ももからのスクール水着で覆われたお尻。キラキラとして吸い付きたくなる衝動に駆られた。
 おちんちんがみるみる大きくなってしまう。
 下着越しに形がはっきりとわかるぐらいに目立ってきた。どうしよう…。僕は腰を引いてバレないように努めるが、到底ムリだよ。

 隣でびわがドン引きしたようにじりっと少し僕から離れた。
 彼女からしたらブリーフの男たちに囲まれてしまっているのだ。その上に隣でおちんちんを勃起させている奴なんていたらホラー映画でしかないよね。
 僕が女子のお尻をちら見するのと同じようにびわも僕のおちんちんをちら見するんだ。

 目の前でメロンがぴょんぴょん跳んでお尻が激しく揺れだした。僕も同じ体操をしておちんちんが上下に揺さぶれられる。
 永遠に続くと思われた羞恥体操は最後におちんちんを勃起させたまま深呼吸するという矛盾にも似た行為で終局を迎えるのだった。
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一年戦争で(5)2015-05-17(Sun)

 ルールが制定されてその翌日。
 つまり僕がリンゴたちに襲われた次の日だ。朝にはグループチャットでルールの詳細が交付された。

 ルールをもう一度読みなおしておこうっと。
 女子の戦死条件がただ“パンツを見られる”だけに対して、男子の戦死条件が”パンツを脱がされる”というのは事前に聞いた通りであった。
 新しい情報としては戦死の際にデジカメや写メで戦死している姿を記録するってことが義務付けられていること。これをグループチャットにアップして誰と誰が戦死しているのかを把握する。要は相手を屈服させた証拠として残す必要があるということだ。

 ということは女子のスカートをめくった瞬間にシャッターを切らなければならないってことか…。けっこう難しそうだな。
 男子の場合は昨日の僕のように手足を押さえつけられてズボンとパンツを脱がしておちんちんを写真に撮られるわけだ。
 ふむ。
 基本方針の通り男子が単独行動をとらなければ大丈夫そうだな。そんな手間のかかる作業を機動力のある男子たちが見過ごすはずないし。 基本は二人一組、スカートをめくる役・写真を撮る役に分担し、手足を押さえつけられてももう一方がすぐに助けに行けるだろう。

 僕は今日から単独行動を絶対にとらないようにしなければと強く思った。
 捕虜だけどね。

 ちなみに誤って女子のパンツを脱がしてしまった場合、逆に男子の方が戦死ということになる。女子の裸は男子の裸なんかとは価値が違うんだからねという理論に基いているらしい。
 僕ら男子からしたらトンデモ理論なのだが女子はその一線をどうしても守りたいようだ。確かにそうでもしなければ冷静になった多くの女子連中は戦争に協力しないだろう。「戦争なんてバカバカしい」となる。貞操を失ってまでやることじゃないと。

 戦死になった場合、戦争への参加は不可となり静観だけが許されるとある。戦死者がもしバトルに加担するようなことがあれば、その時点で自軍の敗北となる。
 これはまあ戦死したのにズルはするなよということだ。
 連絡を取り合えないようにグループチャットからも外される。

 そして僕の気になる捕虜の定義だが、捕虜は人質と同義だ。
 女子軍に男子捕虜がいる場合、男子軍がむやみに女子軍を攻撃すれば報復で捕虜は処刑される。つまり今は僕とバードが女子軍に捕まった状態だから、男子軍が女子軍に何か仕掛けたらそれだけで僕とバードを処刑しても構わないということになる。
 マジか。
 戦ってもないうちから戦死するなんて嫌だな。
 男子軍は一回目の攻撃でなんとしても女子軍から二人を捕虜にしてイーブンの状態を作らなければならないわけだ。それも相手のリーダー、ピーチに伝わる前に手早く済ませる必要がある。
 そうなればめでたく捕虜同士を交換して僕は助かることができる。
 失敗すれば公開処刑の動画をアップされるんだろうね。

 まったくどっかで聞いたような嫌な大人の世界の縮図だよ。

 捕虜になる条件としては相手を戦死直前に追い込むことだ。戦死させられる前に「捕虜にしてください」と相手に頼むか、相手から「お前は捕虜だ」と宣言する。
 いたいけな女子を囲んでスカートをめくられるか捕虜になるかを選べと言うわけだ。戦死は免れることができるが自軍には不利ということになる。これは忠誠度が試されるのではないか。
 僕だったら迷わず捕虜を選ぶな。もう捕虜だけど。


 そして誰と誰が捕虜なのかを管理する役として捕虜管理官なる役職が作られた。

 捕虜を人質交換なしに解放するにはこの捕虜管理官を攻撃することだ。つまり捕虜管理官が収容所そのものであり、戦争のキーマンだ。
 捕虜管理官を戦死させればその時点で逃げ出すことが可能で、捕虜は全員解放という運びにになる。

 なぜ捕虜管理官なんて作られたかというと、戦死者もそうだが捕虜は基本的に自由に動き回れる。普通に学校生活を送れるのだ。それもそうだ。捕虜になったからといって本当にどこかに監禁するわけにもいかないし、戦死したから一歩も動いちゃだめとはならない。
 先生や親の目があるのだから表面上は平和でなければならないのだ。
 最初の管理官は男子軍からはファルコン、女子軍はメロンが選ばれた。


 それから捕虜は呼び出されたら、いつでも相手軍の元へ飛んでいかなければならないというのはルール制定前と同じだ。
 人質でもあり奴隷でもあるらしい。捕虜がその場で戦死させられることはないがジュースを買いに行かされたりパンツ一枚で正座させられるくらいは覚悟しておかなければならないな。


 それと暴力について。
 ズボンやスカートを脱がしあい、パンツを見る・脱がす行為には取っ組み合いになることが予想される。それで基本的には痕が残るような暴力は絶対に禁止だ。顔へのグーパンチやビンタはダメで、病院送りになるような”酷い”攻撃なんか特にダメだね。そんなの男子が圧勝だからね。
 柔道技、関節技などが主体になるだろう。

 だけど結局は大人にバレなければ何でもありという暗黙の了解はある。交付されたルールにはそんなことは書いてないが各自の良識に任せるという感じだろう。
 服の下の隠れた部位に対する攻撃、正当防衛での攻撃、威嚇など戦術として必要なときは使うってことだ。
 ルールとして厳然と決まっていることでも信号を守ってる大人なんて見たことないから、きっと大人の世界でもルールを守らなくてもバレなきゃいいって常識なんだよ。


 そして最後に敗北した軍がどうなるか。

 相手の占領下に置かれ、学校を卒業するまで奴隷だそうだ。


「奴隷…」
 僕がスマホでルールの中身を確認しながら教室に入ると、中は殺伐とした空気になっていた。男子と女子がまったく口を利かない状態はいつも通りだが、今日はあからさまに目を合わせないし距離を置いている。
 一見平和だが、ホームルームが始まる前で既に両軍が睨み合っている状況と言い換えてもいいだろう。

 ちらりとリンゴグループの集まりに目がいった。イチゴとまったく目が合わない。昨日もそうだけど、女子連中はまったく僕らをバカにしている。ほぼ全員が示し合わせたようにスカートなのだ。ズボンなのはザクロと大人しいマスカットさんだけだ。


 キーン…コーン…カーン…コーン…

 予鈴が鳴って、
 戦争が始まった。

 静かな立ち上がり。
 みんなの表情に緊張が走る。

 僕は自然と男子の固まる方へ歩いて行った。
「おはよう」
「おう、いよいよだな。俺らの強さを見せつけるときが来たぜ」
「を…、おう…」
 これはプライドをかけた戦いである。イーグルの自信に満ちた表情が頼もしかった。

 昨日、散々な目にあった僕はみんなの目を見られない。
 「ごめんなさい昨日こっぴどくやられました」と言おうかどうか迷う。恥ずかしさから言えないでいるとやがてホームルームが始まってしまった。

 せっかくファルコンの言うようにスパイして女子軍の情報もいくつか握っているというのに、それを言えば芋づる式にすべて白状することになるからな。
 まあ、こんな情報なくてもイーグルとドラゴンがいれば勝てるから問題ないし。

 今は5月、進級前の冬に始まったこの戦いも泥沼化を避けてルールが決まり早期の終結が望まれた。どちらの軍もプライドを掛けて挑むことになる。
 初めのうちは口喧嘩が主体だったな。
 いくつかの鉢植えを割るような犯人の特定できない陰湿な攻撃もあった。
 昔とった杵柄とばかりに僕はたまにスカートめくりの素振りを見せたこともある。威嚇のつもりだよ。本当にはやらない。バードはバカだから本当に女子の胸をタッチしにいったっけ。
 報復で凶暴な女子は金玉潰し攻撃を仕掛けてきた。実際の被害者はバードぐらいなものだけど。
 そしていつしか解剖が流行りだした。みんなの居る場所でしか勃発しなかったから、すぐに仲間の助けが入って誰も全裸に剥かれることはなかったけど。
 決定的な軋轢は「リンゴレイプ未遂事件」だ。戦火にあっても好きだ嫌いだのお盛んな連中は居るからな。僕はそいつに頼まれて犯人役を買って出たけど、おかげで裏クラス裁判で「はりつけの刑」にされた。
 振り返ってみると口喧嘩も含めて女子からの攻撃が多かったと思う。ピーチ財閥の権力もあるから男子の方から大きな攻撃はなかったんだ。
 そして「リンゴレイプ未遂事件」で女子たちは男子をマジで敵視するようになった。
 僕ら男子が負けるわけがないけど、このままプライドがぶつかり合ったらどうなるだろう。

 考えたくはないが奴隷になったら何をされるだろうか…。
 開戦前から既に戦死寸前に追い込まれている僕は、ビ…ビビってなんか…いるわけがない…。

 あのとき、イチゴにおちんちんを見られてしまっただろうか? 後ろからはリンゴたちに生尻を見られたのは確実だろう。
 あの時点で戦死と言えなくもないがルール制定直前なのだし、パンツが脱がされきってないのだからセーフだろう。

 一瞬のトラブルとはいえ同じクラスの女子の前でおちんちんを丸出しにさせられるなんて悔しい。絶対に仕返ししてやる。僕はルール制定前にレモンを戦死に追い込んだんだ。自信はある。
 イーグルたちが解放してくれるのを待って一気に相手に攻め入ろう。



 男子軍はまず相手の様子を見ることする。相手がどう出てくるのかをうかがう。開戦の時点で既に僕とバードが捕虜になっているんだ。いきなり奇襲はかけられない。水面下での作戦は一応動いているけど。
 でもそれはイーグル一派の方針だ。


 一方、僕らのことなんて気にしないツバメとハヤブサのコンビは戦争に積極的だった。
 彼らは戦争の初期の頃から口汚く女子を罵ることで有名だ。女子のことは基本「まな板〜」と呼び、おっぱいの大きな娘に対しては「乳牛」と呼び慣わす。
 スリムに見える娘にでも体重が増減に関係なく「チャーシュー食いてー」「デブったんじゃね!?」と連呼したり、意味もなく「赤飯炊こうか」などとわざわざ女子の近くで騒いだりする奴らだ。

 2組の派閥の中では2番めの勢力である。二人ともサッカー部でガタイもいい。彼らの周りには比較的スポーツも勉強もがんばるような平均的な男子が慕っている。それにサッカー部というバックもあるから、それらを合わせると実は最大の勢力と言える。

 そうそう、このルールも付け加えて置かなければね。
 この戦争は2組にだけ適用されたルールではあるが、援軍の参加は許可されていた。その場合、戦死の証拠である写真の公開範囲が広がるわけだ。援軍は敵軍の恥ずかしい写真を見ることができるが、同時に自分も恥ずかしい写真を撮られる対象にもなる。
 参加の制限は同じ学校の生徒に限られるとのことだ。
 最高学年は僕らしかいない。自分たちより上の年齢の人が参加したらさすがに規模がでかくなりすぎて問題になりそうだしね。


 で、このツバメとハヤブサ、憎まれ口を叩いてる割に人脈もあるし人望もある。先生たちからも模範的な生徒だって思われてる。実は一部の女子からは人気だってあるんだ。顔もジャニーズ系だって言われてるし。
 サッカー部の後輩たちが参加する可能性があるってことを、頭の弱い女子たちは考えもしないでこのルールを飲んだんだろうな。

 彼らはお笑いコンビみたいに下ネタも言うし毒も吐くけど息のあった笑いに変えて、本当に楽しい奴ら。いわゆる”悪い奴”ではない奴らだ。
 戦争もおもしろがって積極的に下敷きうちわでスカートを扇いだり、大人しい娘を泣かすまでちょっかい出したり。

 運動神経もいい、成績だって上位なこのカリスマ二人が、まさかの最初のターゲットに選ばれるなんて男子の誰も予想すらできなかった。

 それは悪夢のプール開きin課外授業での惨劇だった。
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一年戦争で(4)2015-05-08(Fri)

 男子と女子とでは男子のほうが生徒数が多い。
 僕らのクラスも総勢30人で、男子は16人に対して女子は14人である。
 数の優位もあって、今日中にでも戦争ルールが調印されれば僕ら男子が戦争を圧倒して終わらせることになるだろう。

 イーグルは男子の他の派閥にも話しして総意をまとめ、女子のリーダー ピーチの元へタカと共に乗り込んでいった。

「ルール的に”捕虜”って兵隊として参加できなさそうな気がする」
「え、そうなのか?」
「そりゃ普通に考えて捕虜が自由に動けるわけないでしょ」
 僕の親友であるファルコンが隣でつぶやく。
「なんだ、そっか。せっかくスカートめくりまくってやろって思ったのによ…」
「そんなむしのいい話ないよ」

「ひゃははっ。まあ観戦してろよお前らは。俺が女子全部のパンツ脱がしてやっからよ」
 ドラゴンがそんなことを平然と言ってのける。だからそれだと反則負けなんだって…。
 僕らは三人肩を並べて帰路を共にしていた。先ほど話しあったことで単独行動はしないようにするってこともあるが、ドラゴンは護衛というより僕を餌に女子を釣ろうとしているんじゃないか?
 バトルが好きなんだろう。

「参加できなくてもいいじゃん。ずっとどっかに監禁されるわけじゃないんだ。となるとスパイとして女子側の情報を持って帰れる。優位に立てるよ」
「ま、どっかのタイミングで捕虜解放作戦でもやって助けてやんよ」
 ドラゴンとファルコンはそう言って僕と別れた。

 一緒に帰るって言っても、家の中まで一緒に帰ってくれるわけじゃないからな。当然、途中で別れることになる。

 僕は安心しきっていた。
 よく僕らの年代だと女子のほうが成長早くて背も高いし力もあるし運動能力も男子に引けをとらないなんて言われるけど、そんなわけないじゃん。そんなの一部の発育のいい女子だけだ。
 脱がし脱がされの力勝負なら相対的に見て男子は絶対優位だし、女子のほうが成長早いからとか言って都市伝説を信じてるであろうピーチやイチジクさんは余裕を見せているみたいだけど、今に泣きベソかいてパンツ一枚にされて土下座することになるよ。

 僕はレモンの五角形のお子様パンツを思い出していた。
 不可抗力のアクシデントとはいえ僕は実戦で女子に勝っているという実績もあるし、ルールがあの時点で制定されていたなら女子の一人を葬っているということになる。
 女子を葬れば葬るほどクラス中の女子の股間を拝めるというわけだ。
 そうだアクシデントついでにパンツも脱がしてやれ。パンツの向こう側がどうなってるのかにとても興味が湧いた。女子のアソコの構造がどうなってるのかじっくり見てやるんだ。そのときは反則負けになってもいいや。捕虜解放作戦で自由になれる日が待ち遠しい。

 ひっひっひっ
 早くルールが決まらないかな。
 僕ら男子に逆らったらどうなるか教えてやる。

「なんかホークくん、ニヤついてるよー。キモい」
 誰かが僕のすぐ近くでつぶやいた。

 自宅のあるマンションまであと5メートルといったところか。
 周りを確認すると僕の背後に人影が躍り出た。

 みかんだ。
 クラスで一番背が低くて丸顔の娘だ。オレンジの髪留めをしていたことからみかんだって。ほっぺが赤くてアホ毛を揺らしてて子供っぽい奴だ。

「ホーク…、ちょっと話があるんだ」
 もう一人の声が聞こえる。
 涼やかな声、潤った瞳、背中まで届くさらさらの長い髪、凛とした立ち居振る舞い。
 僕の自宅のあるマンションの入り口から現れたのはイチゴだった。

「え? なんで…?」
 僕の家の前にこの二人が居るなんて思ってもみないことだ。二人ともランドセルを背負ったままだった。

「ちょっとこっち来てくれる?」
「え、なんだよ。待てよ、なんの用だ?」
「…戦争が激しくなる前に聞いておきたいんだ、私。幼なじみとして話しておきたくて」
「話? いや…話って、ここでもできるじゃん…」
 僕はそこはかとない不安がよぎる。
 ずっと口を利くことのなかった女子連中が、向こうから接触してくるなんて… いや大丈夫だとは思うんだ。イチゴは人を騙すような奴じゃないし、万が一騙されても逃げ切って見せるし。相手は二人だけだし。だけどなぜか不穏な空気は払拭できない。

「戦死の問題は女子にとってデリケートな問題なんだよ? ここじゃちょっと…」
「一人で来るのが怖いんでしょ? 意気地なしだねっ」
 みかんがバカにしたようににかっと笑う。
「ちがっ…。話なんかここでもできるって思っただけだっ」
 みかんはアホ毛を揺らしながら「じゃあついてきなよー」と小馬鹿にしてくる。
「どっちにしても捕虜なんだから、あんたに拒否権ないんだけどねっ」

「くっ…」
 確かに捕虜は言うことを聞かなければならないんだ。僕はイチゴとみかんの後についていくことにした。罠であることはわかっているが。くそっこんなときのためのドラゴンだってのに。


 呼び出された先は僕が「はりつけの刑」にされた例の建設中のマンションだ。ピーチ財閥の所有物でみんな勝手に忍び込んでいるわけだが、一人っ子の娘に甘いらしい両親らしいからバレてもどうってことないのだ。周りを見回して人気がないのを確認してすっと三人で侵入する。
 1階のエントランスを抜ける。4階まで階段で上がった。まだ梁がむき出しの2階や3階と違って、4階は端の部屋だけは先行して施工が進んでいるらしい。
 中に入ってみるとファミリー向けっぽい間取りで完璧ではないが部屋として完成が近づいている感じだ。木くずの残ったフローリングの床、中途半端に貼られた壁紙。
「入りなよー。靴は脱いでね」
 みかんに促されて、奥の部屋に行くと誰かいる… あれは…水泳部のエースだ。腕組みして窓際に立っていた。
 赤い彗星のリンゴである。
「よくきたわね」
 カチューシャでまとめられたふんわりした長い髪に、切れ長の目。意識してなのかタイトな赤いミニスカート。薄手のカーディガンに発育のいいおっぱいの形。
 リンゴはゆっくり振り返って僕を見据えた。
「あんたがレモンをレイプしようとしたって聞いたわ」
「あ? それがなんだってんだ?」
 僕はどきりとした。リンゴは本当にレイプ未遂の被害に遭ってる。そのリンゴの友達であるレモンが同じ目に遭ったと聞いたわけだ。
 リンゴの静かだが怒りに満ちた目が怖かった。
「あんたレイプが好きなんでしょう? それなら被害者の気持ちも知っておいたほうがいいわ」
 リンゴは僕が凄んでも臆せずに前に進み出た。反対に僕はじりっと一歩下がる。

 振り返るとイチゴとみかんが僕を取り囲むように背後に立っている。
「な…、なんのつもりだお前ら! ひ、卑怯だぞ! ルール制定前なんだぞ! 何しようってんだ!?」
「話があるって言ったでしょ。ビビりすぎよ」
 イチゴが答える。

「…な、なんだよ、早く言えよ…」
「ホークくんは捕虜なんだから偉そうにしないでよー」
 みかんが腰に手を当てて、ない胸を張って牽制してきた。
 捕虜捕虜うるせーな…。

「まず連絡事項だけ言っておくけど明日は水着持ってきたほうがいいよ。みんなにも伝えといて」
「あ?」
 何だ、急に? 水着だって? プール開きは一週間後のはずだよな…。
「何言ってんだ?」
「伝えたから」
「イチゴちゃん優しすぎだねっ。放っとけばいいんだよ男子なんか」
「そんなのフェアじゃないでしょ」
 イチゴとみかんのやりとりの意味がわからない。

「なにー? やっときたの? もう待ちくたびれた」
 突然の声。隣の部屋から敷居をまたいでこちらの部屋に入ってきたのはレモンだ。

 僕と目が合う。キッと僕を睨んでいた。
「この間はよくもやってくれたな!」
「あ、あれは事故だろ! お前が人のもん盗るから」
「盗撮しといてよく言う! 捕虜はなにされても文句言えないんだろ。こんなやつ早くやってやろうよ」
 レモンはTシャツにデニム地のスカートというシンプルな出で立ちだ。手には何やら棒状のものを持っていた。

「待てよっ話しだけって言っただろ?」
 僕は焦った。話だけなんて嘘じゃないか…。
「話があるのはイチゴちゃんだけ。私は別にあんたと話すことなんてないし」
 レモンの手にあったのは竹刀だ。
 刀身を肩にぽんぽんと当てている。凶器を持ち出すなんて卑怯だ。
 やっぱり騙されたんだ。

「とりあえずさ、あんたが私にしたこと覚えてるよね?」
 レモンが竹刀の先を僕の鼻先にすっと向ける。
「あぁ…」
「イチゴちゃん、コイツの持ってたデジカメ、何が映ってたか見たでしょ?」
「…うん」
 イチゴは観念したように頷いた。
「じゃあ、話し聞く必要なんてなくない?」
「直接ホークの口から聞いてみたい。こんな卑劣なことするような子じゃないって信じてたのに」
 イチゴはランドセルの中からデジカメを取り出す。あれは確かに僕のものだ。やはりレモンレイプ未遂事件以降に没収されていたデジカメの中身を女子連中は確認されていたようだ。
 僕が女子の着替えを盗撮しようとしていたことも女子連中に伝わっているんだ。
 イチゴはどこか悲しそうな目だった。
「なんか言いワケあるなら聞くけど?」
 レモンが竹刀で僕の鼻をコンッと小突く。
「くっ…。そんなの偶然デジカメのスイッチが入っただけろ。お前らの着替えなんか見たって目が腐るだけだわっ。そんなことより話があるって騙して連れてくる方が悪質だろ!」
 僕は心にもないことを言っていた。だって騙されたって思って頭にきてたんだ。

「これでわかったでしょっ。コイツ本当のクズだ!」
「ひどい目に遭わせてやるからねっ!」
 レモンとみかんが声を荒らげた。

「もうかばいきれないし信用できない」
 イチゴが僕を見限ったようにそっぽを向いた。

「よし、決まりね」
 目をつぶって話の流れを見ていたリンゴが発言する。
「暗くならないうちに終わらせましょう」
 リンゴの合図で女子たちが動いた。

 まずみかんが僕の右手を掴む。僕はすぐに振り払おうと腕を振り回した。すぐには振り払えずに左手を動員して自分の右手を助けようとした。
「あっくそっ」
 だけど既に左手も取り押さえられて、両手が使えなくなる。
 みかんは背後から僕の自由を奪う役だった。
 次にイチゴが僕の背負っていたランドセルを横から入ってきて掴んで、後ろへ引っ張った。
「うおっっ」
 僕は後ろに倒されてしまう。

 続いてリンゴとレモンが僕の足を取り押さえにきた。
 右手をみかん、左手をイチゴ、右足をリンゴ、左足をレモンが制圧した。
 あっという間に自由を奪われる。
 恐ろしく手際が良い。

「ほら抵抗してもいいんだぞ?」
 レモンが僕を挑発する。
「なっやっやめろっ」
 レモンの手が僕のズボンに向かっていった。
「捕虜はおもちゃなんだから何されても文句言えないんだよ! でもせいぜい抵抗しな。男子がどんなにがんばっても女子に勝てないって教えてやる」
「くっそっ。ルール制定前だぞっ。ここで僕を脱がしたって戦死にならないんだぞっ」
「そんなのわかってるに決まってるでしょ」
 レモンが言いながら僕のチャックを下ろしてズボンを脱がしにかかった。ランドセルを背負ったまま倒れているから比較的、腰が浮いた状態で脱がしやすい。
 するするっと簡単に膝までズボンが下げられて真っ白いブリーフが彼女たちの目の前に露出した。

 僕はそれだけで顔が真っ赤になっていく。
「やめろっ」
 女子に力ずくで服を脱がされる屈辱は男として絶対に受け入れられない。全力を尽くして手足を抜けださせようとあがいた。

「みかんっ。シャツのボタンを外してっ」
 リンゴが次の指示を出す。
「ちょっと待ってっ。意外に力強くて、暴れてー…」
 みかんが焦っている。四人の中では一番チビだし力なんかなさそうなみかんだ。なるhど…みかんを利き腕である右腕の制圧に行かせたのは失敗だったようだな。ここを脱出の糸口にするしかない。
 右手に力を入れる。

「よし」
 強引に右手を抜き出した。そのまま右手でみかんを突き飛ばす。みかんは「きゃっ」と押されて尻もちをついた。
 僕は上半身を起こす。
 左手側のイチゴを見て、自由になった右腕を左手解放に向かわせた。
 するとイチゴはあっさり左手を放棄して離れた。

 えっ?と思っているとイチゴはすかさず背後に回りこんで再度、左手を取る。同時に右手まで取った。そのまま引っ張られてチキンウィングにされた。
「うあっ…いてて」

「よおし。今度こそー」
 みかんが僕の正面に回ってシャツのボタンを外しにかかる。もちろん全力で抵抗して体を捻ったりするが本気になった女子の力が侮れないものだと初めて知った。

 
 ボタンが一つひとつ外されてシャツの前が開いた。シャツの下はランニングシャツでそれだけでも見られて恥ずかしくなる。
「肩の部分から、そう。そうやって引き抜いて」

 みかんは器用に僕のランドセルの間を縫ってシャツを引き抜いてしまう。
 上半身の攻防をしている間に疎かになっていた下半身はいつの間にかズボンが足首から引きぬかれていた。
 僕は白いランニングシャツと白いブリーフと白い靴下という情けない下着だけの格好にさせられた。
 おまけにそんな格好でランドセルを背負ったままなんて、素っ裸にネクタイをしているような間抜けさだ。
 女子の前で無理やりに屈辱的な格好をさせられて堪らなく悔しい。
 顔がタコみたいに真っ赤っ赤になっていた。

「それっ」
「うわっぷ」
 自由に動けるみかんが僕のランニングシャツをたくしあげた。ランドセルの肩紐が邪魔して脱がせることはできないが、そのまま裏返しに頭に被せられてしまった。

「あははっ」
 みかんは間抜けな僕の格好を見て笑った。

 僕はあっという間に女子に負けてしまった。僕が女子だったらこの時点で戦死だ。僕は男子だからこのまま抵抗できずにブリーフも脱がされておちんちんを女子たちに見られてしまうんだ。そして開戦前にあっさり戦死したという事実が残ってしまう。

「みかん変わってっ」
「おーよー」
 レモンとみかんがポジションを入れ替えた。レモンは竹刀を持ち直して僕の正面に立つ。
 ランニングシャツ越しに見える、おぼろげな影。
 僕の少し開いた股の間からレモンが前に進み出る。

「こんなに抵抗したのに女子に脱がされるんだから、あんたたち男子なんて大したことないってことね」
 レモンは手にした竹刀のきっさきを伸ばしてなんと僕のおちんちんに押し当てる。
「ウッ」
 敏感なおちんちんをつんつーんっと刺激されて、さらに恥ずかしさが倍増した。

「今日中に戦争のルールは決まるでしょうね。明日からそのルールに基づいて私達はこうやって戦うことになるのよ」
 リンゴがニッコリと笑いかけた。
「あなたは男子たちと戦うために今日は実験体になってもらったのよ」

「そうそう、今日はあたしたちがみんなスカートだってこと気づいてたー?」
 みかんがクスクスと笑う。
 そういえば確かにみんなスカートだ。

「実戦を想定しての訓練ってわけ。だからあんたに対する死刑は別でちゃんとやってやるから覚悟しときな」
 レモンが竹刀をグリグリと押し付ける。
「うぐぐぐぅ…やめ…」
 おちんちんがぐにゅっと押し潰されて僕は足を内股気味にさせて暴れる。
 ビクンっとおちんちんが反応する。
 半勃ちになったおちんちんが徐々にブリーフを突き上げていく。それは女子たちの目の前に容赦なくさらされている。

「ハハッ ちんこちょっと硬くなってきたね。このまま脱がしてどうなってるか見てやろうよ」
「それはまた次よ。公開処刑の日は決まってるんだから。今日はあくまで男子の制圧シミュレーションよ」
 リンゴがたしなめる。レモンは「仕方ないなぁ」と諦めた。

「ま、男子なんてこれでいつでもパンツひん剥いてやることができるってわかったし」

 くそっ、次なんてあると思うなよ。

「リーダーのとこ戻って今日のこと報告でもしたら? 伝えといてよ。あんたらのパンツ全員私が脱がしてやるって」
 そう言ってレモンは竹刀のきっさきを、あろうことか僕のアナルにグリグリとしだした。
「えっ? あっ アッ アーッ」
 体を捻らせて妙な感覚を我慢した。女子たちがそんな僕を見て笑っている。

「もうこれくらいでいいよね」
 イチゴがやっと僕の両腕を解放した。

 その途端に僕は竹刀を退けてやる。みかんとリンゴも同時に両足から離れて僕は本当に解放された。無様に頭に被せられたランニングを元に戻して、この場から逃げようと振り返る。
 そこにはイチゴがいて、イチゴは僕のことを蔑むような同情するような目で僕を見ていたけど、僕はそんなことどうでもよくて、とにかく女子たちから距離を取りたかったからイチゴの横を通り抜けて行こうと思った。

 ぐいっ

 出来心なのかみかんが僕のブリーフを後ろから掴んでいた。
「あっ」
 ずるるっと下がる感覚。
 脱がされてはいけないと瞬時に僕はブリーフを手で抑えるがバランスを崩してしまって、そのままイチゴに覆いかぶさるように倒れてしまった。
 手はフローリングについた。

「きゃっ」

 僕はイチゴを押し倒すように倒れて結局ブリーフは太もものあたりまでズルリと下がってしまった。

 お尻が丸出しになって女子たちの前にさらされた。


 ちゅっ

 目の前にイチゴの顔があった。柔らかい感触。
 僕の唇に残った湿った唾液。

 丸出しになったお尻を見て女子たちが盛大に笑う。

 何が起こったのかパニクった僕は体を起こしてイチゴから離れる。
「あっうあっあうっ」
 僕は急いでブリーフを引き上げながら部屋を出て行く。

「忘れもんだよっ」
 レモンが僕のズボンとシャツを拾い上げる。
 言われて取りに戻ろうと思ったが怖くて恥ずかしくて足がすくんだ。
 幸いなことにレモンは僕の服を窓から外へ投げ捨てた。
 それを見て階下に急ぐのだった。
 こんな恥ずかしい格好で外へ出ることになるけど、女子の輪の中に戻るよりはマシだ。
 足がガタガタ震えているのを悟られなくて良かった。
 女子に対して泣きそうになっている顔を見られなくて良かった。
 くそっ 何とかして見返してやる。どんな汚い手を使っても僕たちが勝つんだ。女子にパン一土下座させてやるんだ。

 僕は最後まで唇に手を当てて頬を赤らめるイチゴに気づくことはなかった。
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Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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◇18歳以上推奨
 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
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