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『全裸で締め出される男子』前編2017-06-17(Sat)

 ※これはある海外の有名動画からヒントを得た小話。


 カチャン…。

 それは絶望の音だ。

 小井手K介。
 33歳男子 大手商社営業マン。妻子持ち。
 高身長、高学歴。

 裸族。

 地方に出張の際、泊まったホテルで起こった災難だった。ルームサービスの食器を廊下に出して部屋に戻ろうとしたときだ。
 ドアはオートロックされて、二度と開くことは叶わなくなった。

 出世街道を驀進して重役となり、やがて政界に進出などと考えていた時期もあった。野球選手に憧れたり、好きな娘に告白して振られたり、俳優の真似事をしていたこともあった。いろいろなことが走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
 短くも楽しい人生だった。

 ガチャガチャとドアノブを回すが開くことはない。ドンッと扉を叩いて男は項垂れる。

 廊下は静寂に包まれ、外気はひんやりとして気持ちがいい。廊下の向こうから足音がする。静かな足取りで男が歩いてくる。
 K介はササッと角に張り付くようにして隠れた。尻だけを廊下に向けた状態だ。男はギョッとしながらも何ごともなかったかのように通り過ぎていく。関わり合いになりたくないのだろう。

 胸をなでおろす。
 不審者には思われなかったようだとK介は安心する。

 上の階には後輩の吉川陽菜乃(よしかわ ひなの)くんがいるはず。彼女のところへ行こう。
 K介はフロントに行くかどうか迷ったが、受付は確か女性だった。同じ女性に見られるなら知り合いのほうがいい。
 高学歴でクソ真面目なK介は下心なく真剣にそう思った。

 K介は両手を股間に置いて背を丸め、しゅたたと廊下を歩いて行く。フリチンで公共の場を歩くなど初めてだ。飲んでいた酒の酔いなど冷めてしまった。焦りや羞恥心でいっぱいだ。
 エレベーターホールにやってきた。
 階段を使ったほうが早いだろう。脇の道へ逸れて階段を上がる。幸い誰にも遭わず上の階のエレベーターホールに到着。陽菜乃くんにバスタオルか何か貸してもらい、フロントに連絡してもらおう。
 K介はエレベーターホールに備え付けられた電話機を通り過ぎて後輩の部屋を目指した。
 確か507だったか…。曖昧だ。
 しゅたたと廊下を進んで507のインターホンを押す。中から人が出てきた。
「はーい?」
「あ、吉川くん!」

「キャーッ!?」
「ぁ、違った…」

 見知らぬ30代の女性がボーッとした様子で出てきたが、K介の肉体を見てすぐに扉を閉めた。「何なんですか! 警察呼びますよ! 変態!」と中から聞こえてくる。
 まずいと思ってK介は扉をすぐに離れた。
 506か…。
 インターホンを押す。数秒間の沈黙。隣の部屋の女性が通報していなければいいが…。

「えぇ〜先輩!? どうしたんですかー!?」
 陽菜乃の声だ。
「やだっ ちょっと! 裸んぼじゃないですかっ!?」
「ぁうっ 助けてくれ吉川っ」
「酔ってるんですか! ふざけないでくださいっ」

 扉の向こうで陽菜乃が声を荒げた。覗き窓を覗くと裸の先輩が居るのだから仕方ない。
 しかしカチャとドアが僅かに開く。

「なんですか! からかうのはやめてくださいよ!」
 吉川陽菜乃 23歳。
 マイパジャマ着用中。
 新卒採用でバイトなどの経験もないお嬢様。世間知らずで天然気味だが、ゆるっとした雰囲気で、ふわっとした長い黒髪が可愛い。
 あどけない顔にクリッとした大きな目。頬を染めて、目をぐるぐるに回しながら下を向いたりアワアワと唇を震わせたりしていた。
 警戒しているようだが相手が先輩であることからドアを開けてしまう辺り、いい子だ。初心(ウブ)である。

「ちょ、悪い。俺、服をアレで、ドアが閉めて廊下のっ あのっ」
「おっ? おっ? おやすみなさーい!?」
 陽菜乃はドアを閉めようとした。K介はすかさず右足を扉に挟んだ。
「ぐぎぃ!」
「きゃあ ひゃあっ 先輩。足! 退けてくだひゃーい」
 陽菜乃は言いながらもそのまま扉を閉めようとする。素足がギリリと痛んだ。

 K介は片手をドアの隙間に滑り込ませて開けようとする。
「入れてくれ! 頼む。入れさせてっ」
「せ、先輩っ。その! 私! 心の準備がっ」
「何言ってんだ!? そうじゃなくてっ」
「間に合ってまーす!」
 陽菜乃が強引に扉を閉めようと、両手に力を込める。役に立たない右足と力の入らない片手では、いくら男子でも女子の力には敵わない。
 仕方ないとK介は両手を使う。陰茎は露出するが部屋にさえ入ればこちらのものだ。

 ガッ

 ぽろんっ

「吉川っ! お願いだから入れさせて! 挿れさせて!!」
「ひっ ひぃやあ! 先ぴゃっ。お、お、おちっ おちんちんがっ! ぶらんぶらんって! おちんちんがぁっ!」

 彼のモノを見て陽菜乃は血相を変え全力で閉めにかかる!
 普段は湯呑みさえ重そうに小さな両手で持つ陽菜乃だが、顔を真っ赤にして物凄い力で閉める。パニクってるようで、K介の足などお構いなしだ。
 しかし男の意地を見せてK介は閉まる扉を押しとどめた。
 しょせんは陽菜乃の力だ。

 そうこうしている内に、廊下を知らない女性が歩いてきた。
 どうやらこのフロアは女性用フロアらしい。
 万事休す。
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Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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 特殊な性欲を刺激する文章なので、各自で大人だと自覚できる方のみお読みください。
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