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肝試しで(7) 〜イケメンなのにビビってお漏らししちゃった〜2018-06-02(Sat)

「お家… って… どういうことだよ?」

 愛流(える)は若干引いていた。


 神社跡には生き物の気配というものはまったくない。

 蒸し暑い夜だ。それなのに冷や汗が滲んでいる。

 懐中電灯の光以外は真っ暗闇だが、俺はまったく怖くもなんともないね。女だったらすぐに悲鳴を上げてビビるんだろうが、男はビビるわけにはいかないのだ。ただ、ゴクリ… と生唾を飲み込んでしまう…。お湯でほぐされた身体がまた冷えて硬くなってきた。


「ここにねー、前ねー、住んでたー」

 希空はてってってっと走って神社跡に近づいていく。

 変わったやつだ。

「あっ 行っちゃった」

 結と愛流は懐中電灯の光を希空に向ける。


 子ども会で設定された折返し地点はこの神社跡のはず。

 この場所に置いてある鈴だかスタンプだか知らないが、訪れた証明になるものを持って帰れば肝試しは完遂だ。しかしそれらしきものは見当たらない。

 俺は「下ろしてっ」と美由紀に頼んだ。

「どうしたのかしら? ぼくぅ?」

 美由紀の温かくてふくよかな背中から降りると途端に冷蔵庫の中みたいに凍えだした。いやまあ怖くないけどな。

 サンダルと腰に巻いた小さなタオルだけでは心許ない。怖くはないけど、寒さでガタガタと震えが来てしまった。

「まぁ。震えちゃってっ。怖いんだね」

 結は四谷怪談のメイクのまま笑った。暗闇にぼぅっと浮かびあがる。俺はライトで照らされてビクッと肩を竦めた。決して結のメイクが怖かったわけじゃないし、雰囲気で震えてるわけじゃないのだ。


「玉キンついてるんだろ。これくらいでビビるなよー」

 愛流は俺の背中をパシンパシンッと叩いてケケケと笑う。男の癖にビビってんじゃないぞとバカにする態度は頂けないな。

 女子の癖にこいつら… 怖くないのか?

 俺は訪れた証明になるものを探していることを説明した。まったく臆しない女子たちは一緒に探してくれるらしい。


「そんなことより希空ちゃん、追いかけないと」

「そうだな。こんな暗闇に野放しにしたら遭難するわ」

 結と愛流が先頭に立って歩いた。俺と美由紀が後から付いていく。


 湿気った臭いが充満していた。希空はこんなところに家があると本気で言ってるのか? 生活感などまったくないぞ。

 そこに突然ぬりゅんっと何かが風を切って飛んでくる。

 ぬちゃっ!

「はぅああ!?」

 俺の顔に何かがぬちゃっと張り付いた。

 この世のものとは思えない軟体生物のような気持ちの悪さだ。

 俺は喚きながら腰砕けになって尻もちを着いていた。うにょにょと動く生き物を払い除けようと暴れる。

「ひぎっひぎっふぎいっっ!?」

 股を開いておちんちんを振り乱しながら猫が顔を洗うかのように踊り狂う俺。涙と鼻水を盛大に吹き出しながら一暴れした。

「きゃっ!? なに?」

「ちょっと大丈夫? ぼくぅ?」

「おい、どうした!?」


結と愛流の光が俺の股間に降り注いだ。スポットライトでおちんちん周りだけぺっかーと明るくなる。足をジタバタさせてお尻の穴とおちんちんを丸出しにした恥ずかしい俺は心配そうに女子たちに覗き込まれる。


「あ、なんだよっ。これ!?」

 愛流が逃げていく謎の怖ろしい軟体生物を捉えた。頭のほうを掴もうとするが空振りだ。鈍い女どもなんかに俺でも敵わなかった未確認生物が捕まるはずもない。


「捕まえた」

「ぇ」

 俺はガタガタと震えを抑えるために自分の両腕を抱きながら愛流を見上げる。


「なんだよ、こんにゃくかっ」

肝試しに使うやつだね。近くにオバケ役の誰か居るんじゃない?」

「は?」

 俺は拍子抜けする。

 いや、こんにゃくだということは始めから解っていたさ。女どもをビビらせてやろうと演技をしたまでだ。


「ぷははっ こーいつ。ちんこ丸出しでひぎーっとか喚いてやんの!」

 愛流に嘲笑われた。


「…くっ… う、うるせー! バカにすんじゃねー!」

「早く仕舞えよっ。その包茎短小ちんこ!」

「はうっ」

 俺は大股開きで差し向けていた股間を隠すべく大急ぎで内股になる。傍から見れば情けない絵面だ。

「小さい子なんだから笑っちゃだめよ? 可愛そうでしょ」

 美由紀は優しい。だが俺は小さい子じゃない。C3年生であってS3年生なんかじゃないっ。バカにしやがって。後輩の癖にっ。顔を真っ赤にして俺は怒りに震えた。女なんていう下等生物が、男様を笑っていいわけがないんだぞ!


「うふ…」

 結が俯いて笑いを堪えている。


「くっそくっそくっそ! 何がそんなにおもしろいんだっ」

「あら? 宮永くんたちだわ」

 俺はあっさりと無視されて女子どもは草むらに隠れていた連中を見る。


「おう昇竜(のぼる)じゃねーか。それに結たちまでっ」

 現れたのはジャージの集団。いかついリーゼントの男子に細身のロン毛男子、それからショートカットの目つきの悪い女子だ。

「お前らオバケ役だろ? 何サボってんだ??」

 リーゼントは釣り竿を持っている。そこにこんにゃくがぶら下がっていた。

「おらっ ノボルのアホが! なんでおまー素っ裸なんだ!?」

 リーゼントとロン毛が絡んでくる。俺はロン毛にベシッと足蹴にされてしまう。


「風呂上がりなのー?」

 ショートカットの女子は「何隠してんのよ~」とタオルを剥いでしまう。

「ぁっ」

「きゃははっ」

 ぽろーんっと未発達な陰茎が曝け出される。暗がりとはいえ眼の前で女子に見られて恥ずかしい。俺は両手で股間をガードした。


 解ったぞ。こいつらは不良の軍団だ。そして俺を誰かと間違えてやがるんだ。

「いっ!?」

 俺はリーゼントたちに素っ裸にされた状態で蹴り回された。

「ぎゃははっ」

 ボールに見立ててパス回しをしているかのように俺はくるくる回転しながら踊るように舞った。

「ノボルにさー、また猿のまねさせて遊ぼうよー」

 とんでもないことを言い出したな。

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tag : CFNM 官能小説 男性羞恥 肝試し お漏らし いじめ

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Chuboo

Author:Chuboo
 特殊な性癖であるCFNM。その中でもさらに特殊なストライクゾーンを持った人向けに小説を公開しています。
 CFNMとはいろいろなところで検索すれば出てくると思いますが、一応…→男が裸で女の子はちゃんと服を着ているみたいなこと。このブログでは「恥辱」や「屈辱感」、「プライドを否定する」とかに焦点を絞っています。中でも重要なのは「決してM男ではない」ということ。なかなか理解されにくい世界ですが、徹底して屈折した快楽を希求していきます。

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